ある春の日の帰り道〜  
 
「んもぉ〜昨日の政宗先輩すっごく激しかったぁ〜!まだ腰がガクガクしてる」  
「ちょっとメグミ!妹の前でそんなこと言わないでよ気持ち悪い!!」  
「なにさ!友達のノロケ話も聞いてくれないの!?でもえみかって可哀想かも…  
あんなセクシーでエロい人を恋愛対象で見れないんだもんねぇ」  
「…多分兄妹じゃなくてもそんな対象で見ないからやめて」  
「ちょっとそれ京介の方がいいってこと!?あっりえなぁ〜い!!絶対先輩の方が上手いから!!」  
「そんなんじゃないし、京介とはまだそんな破廉恥なことしてないから!だいたい高校生がそんなことするなんて  
はしたない!!分をわきまえなさいよあんた達。ねぇ香織もそう思うでしょ?」  
「えぇ!!私!?う…うん。思う…」  
「ほらね、あんた達カップルが異常なの。い・じょ・う!なんで泉水君達とイトコ同士なのに  
こうも違うのかしらねあんたは。」  
「フン。何とでも言いなさいよ、嵐士とか泉水ちゃんみたいな性欲無い高校生なんて  
ゴメンよ!!」  
「ちょっとメグミ!!なんで泉水ちゃんのこと悪く言うの!!」  
「はぁ?香織なんで泉水ちゃんかばってんのよ。嵐士じゃないの?」  
「…あ。」  
「香織ぃ〜wもしかしてあんたレズに目覚めちゃったとかぁ?」  
「ちょっと待って!仮に香織が泉水君を好きでもレズではないから!!」  
「レズみたいなもんじゃない、あんな攻めより受けが得意そうな顔しちゃってさ」  
(あんたも同じ顔でバリバリ攻めですって顔してるじゃないの…)  
「そ、そんなことないもん!すごく男らしいんだから!!この前だって  
痛くないかーとか辛かったら言えよーとかすごく気遣ってくれたもん!!」  
「「………。」」  
 
 
「あ…。言っちゃった…」  
 
 
 

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