「めぐみの方がずっとつきあい長いのに、京介と同じくらいなんてひどい!!!」
今日めぐみと京介の二人が、どういうわけか俺に
二人のうちどちらがより大事か聞いてきたので、
俺は「同じくらいだよ。」と答えた
その答えに京介は納得したみたいだけど、めぐみはぷんぷん怒って
「嵐士のバカ!!」と言い捨てて教室を出て行ってしまった
腹いせに3年の松本先輩のところへでも抱かれにいったんだろうか
学校が終わって 家に帰って ベッドに寝転んで
今めぐみはハダカで 俺の腕の中
「めぐみの方がずっとつきあい長いのに、京介と同じくらいなんてひどい…」
教室で言ったのと同じ恨み言を口を尖らせてつぶやいている
「それに、『めぐみはもう一人の弟みたいなもん』で、『対象外』で、『しいていえば飼育員の心境』って?」
「あはは、京介に聞いた?」
「聞いたよ!なに、飼育員って!ひとをどーぶつみたいに!!!」
「どーぶつみたいに、犯されるの好きだろ?」
尖がっためぐみの唇にキスをして
くびれたウエストに手を回し 柔らかい肢体を裏返す
めぐみは顔を紅くして眉を顰める
「ほら、どーぶつみたいに四つん這いになって」
「や……」
いつも猫のように気まぐれなめぐみは、
突っ込んでやると、とたんに従順な犬になる
突き出させたお尻を掴んで、ぶちこみながら思い切り揺すってやる
乱暴にされるのが好きなのか
胎内をえぐるように激しく動くと
めぐみは体をよじらせて甘い嬌声をあげて悦ぶ
犬のようなめぐみを犯すときには、俺も獣になる
ハァ ハァ ハァ ハァ
白い乳房を掴んで
細いうなじに噛み付いて
腰を勢いよく打ち付ける
あっ あっ あっ ……
あの凶悪な顔をした美形の先輩は、どんな風にめぐみを抱いているのか
「意外と優しい」とめぐみは言う
それなら、これからも俺は「意外と荒っぽく」めぐみを抱くよ
「やっ! また…、ナカで出した……!!!」
出すもの出して、いい気持ちの俺に
なにすんの!という顔でめぐみが振り向く
汗で額に張り付いた前髪が、艶っぽい
「…妊娠したら、先輩の子ってことにしてね。俺レイちゃんと争いたくないし」
「ひどっ!!嵐士のバカ!!!」
ぶーっと頬を膨らませて、めぐみがベッドにへたりこむ
紅潮した背中に、汗が光って
思わず撫でてやりたくなる
「いいじゃん、どーせ俺とめぐみがこういうことしてるの誰も知らないでしょ」
わざと笑顔で言うと、めぐみは複雑な顔をして頭を枕に伏せた
初めは、
無理矢理足をひらかせて犯した
めぐみが「初めて男に抱かれた」報告をわざわざ俺にしてきたときに、
何故か無性に頭にきて
それから、そのことをネタに、
何度か関係を持つうちに、めぐみは押し倒しても泣かなくなった
今は、俺と寝るカモフラージュみたいに不特定多数の男とつきあい
俺と、特定の彼氏にだけ体をひらく
「…ナカだしまでするくせに、京介と同じなんてひどい!!なにが『対象外』だよ!めぐみヤられ損じゃん!!!」
まだ言ってる
そんなに不満だった?
自分が俺にとって「特別」じゃないことが
「うるさいよ。めぐみは黙って俺に抱かれてればいいんだよ」
突き放すようなことを言うと、じわっと涙を浮かべて俺の腕にすがりついてくる
めぐみはSなふりして、実はドMだ
さすがはレイちゃんの娘だよ
めぐみは俺の、
「SEXのできる可愛い従妹」
「ペット」
「秘密の恋人」
「泉水の方が大事」って言うと
悔しそうな寂しそうな怒ったような顔するだろ、その顔好きなんだ
めぐみ めぐみ、
一生 俺の一番にはしてあげない
終