別に壊れる前の世界が特別恋しいわけじゃない。お世辞にも社交的とは言え  
ない性格で体格も太めな僕はいつも皆のからかいの対象になっていたし。  
不満が無いわけない。…でも既にクラスの中での僕の役割は決まっていた。  
誰だってそうだろう?いつの間にか自分のキャラが決まって、それにあった  
行動をする。そうやって僕達は社会に出るんだ。  
 
勿論、それは壊れる前の……普通の世界での話だったけど…  
 
「表のシャッターを下げて裏口にも鍵をかけておいたが、不用意に物音をた  
てない方がいいね、平野君。」  
「はい…そ、そうですねぇ……」  
 
今の状況を簡単に説明すると、僕はバテテいた。もともと運動なんかやって  
ないしこの先もするつもりなんかなかったから当然の結果だ。  
反面、そんな僕を(僕の自意識過剰じゃなければ)心配そうに見ている毒島  
先輩は若干の汗こそかいてはいるけど疲労の色は全く感じさせない。  
やっぱり、鍛え方が違うんだなぁ…  
 
そもそも、何故ヘタレなオタク系男子の僕と才色兼備な剣道部主将の毒島先  
輩とが一緒にいるかというと、ほんの10時間くらい前に遡る…  
 
白昼にも関わらず鳴り続けるサイレンの音。今思えば、これが世界崩壊の音  
だったのかもしれない。  
自意識過剰かもしれないけど、僕は他人からからかわれる内に「空気」を読  
むのが巧くなった。これが今までの僕の唯一の武器で、おかげで嘲笑われた  
りはしても殴られたりすることはなかったんだ。  
今回も…今回は特にその武器が役立った。  
僕はこっそりと、みんなに気づかれないように教室を出た。その時確か一人  
の男子に見られたけど、その男子(名前は小室…永だっけ?)も僕と同じみ  
たいだったから何の問題もなかった。  
それからすぐにスピーカー越しに先生の悲鳴が聞こえて皆がパニックになっ  
て、とりあえず何とか巻き込まれないようにしていたところを何故か一人で  
動いていた毒島先輩と鉢合わせしたんだ  
 
「とりあえず、状況を整理してみよう。あと、『奴ら』についてもだが…平野君は何か気付  
 いたかい?」  
「え?!…あ、あああはい!。え…ええっとですねぇ」  
 
…今まで格好つけて中二房チックな気分で努めていたけど、ゴメン、無理でした。  
でもいきなりこんな綺麗な人に話しかけられたら誰だって緊張するよね?  
その後、僕はできるだけ落ち着きながら(結局舌噛んだけど)『奴ら』について気付いた事     
を挙げた。  
 
「ふむ、やはり視覚はほぼ完全に失っていると見ていいか」  
「はい…あ、でもその代わりに聴覚がすごく発達しているんじゃないですか」  
「かもしれん。それに握力が信じられないくらい強い」  
 
毒島先輩をして「強い」んだから、僕にとってはきっと馬鹿力なんだろうなぁ…  
 
「そして、今の私達の状況だが…」  
 
……今の状況?僕と先輩はとりあえず空港を目指すことにしたんだけど、途中の商店街で  
『奴ら』に出くわして慌てて裏路地へ逃げ込んで走って…  
 
「私達は今この民家に籠城中ということだ。」  
 
そうなんですカワシマさん…もとい毒島先輩  
 
「でも…いつライフラインが切れるか分かりませんし、ここも安全だとは限りません。出  
 来る内に、必要な荷物を拝借したほうが良いいと思います。」  
「うむ。…家主には悪いが、今はそういう事を言っている場合ではないね」  
 
僕たちは数日分の保存食と適当な医薬品をリュックに詰め終えた。  
その後、毒島先輩が夕食(時間帯的に夜食だけど)を作ってくれる事になって、僕は先輩の  
言葉に甘えて先にお風呂に入らせてもらった。  
 
「先輩、お風呂上がりましたので……ぇえええええええええええええ?!」  
「ん、どうした?」  
 
どうしたもこうしたも…なんで裸エプロンなんですか?!  
 
「あと少しで夜食が出来る。明日の弁当もね。」  
「え…いや、…その…えっと…その」  
「?…ああ、これか。合うサイズの服が無くてな、洗濯が終るまで誤魔化しているのだが  
 はしたな過ぎたかな?」  
 
「しまった、君の服も一緒に洗濯しておけばよかった」って…先輩、それじゃ僕はパンツ  
一丁で過ごす羽目になりますよ…  
その後の夜食も先輩の裸エプロンが気になって(失礼だけど)味なんか分からなかった。  
 
「今更だが、平野君。君がいてくれて助かった、ありがとう」  
「そ…そんな!僕なんかちっとも先輩の助けになんて…」  
「ふふふ、謙遜するな。私が『奴ら』に臆することなく剣を振るえたのも、君が釘打ち機    
 で援護してくれたからだよ。」  
「そ……そんな//、ぼくは男子として…ただ当然のことをしただけですよ///」  
「その当然のことを当たり前に出来る君は、立派な男子(おのこ)だよ」  
 
先輩にそう言われて僕は自分でも分かるくらい真っ赤になった。鼻血も出そうだし身体が  
熱い。  
 
「それでだ…はしたない事ですまないが…この猛りを醒ますのを手伝わせてくれないかな」  
「はい……ええええええええええええええ?!」  
 
綺麗な指で股間に触れられて、僕はようやく自分がテントを張っていた事に気づいて間抜  
けな声を上げた。てか先輩なんて事をっ!  
 
「八百屋なだけあって食材が豊富でね、うっかり山芋を使ってしまった私のミスだ。すま  
 ない」  
「い、いやいやいや//せ…先輩はちっとも悪くなんて//」  
「私は男の身体はよく知らんのだが…こういったのは放っておくと情緒に悪いのだろ?な  
 らば早く処理した方がいい。昼間のお礼と夜食の謝罪も兼て、私に施させてくれないか?」  
「…あ…う」  
 
真剣な目で見つめられて、そのまま僕はつい「お願いします」って言ってしまった…  
 
「では、失礼するよ」  
 
「(はうぅぅっ!)」  
 
ズボンを膝まで脱いでちゃぶ台に座った僕の股間のテントに毒島先輩の綺麗な指が触れた  
だけで僕は悲鳴が出そうになった。あの毒島先輩が僕のを触っているんだよ!?  
もう先っちょから先走りが出てきてテントの頂に染みができてるし…  
 
「失礼する」  
 
先輩が僕のパンツを丁寧に脱がしていって、……ついに僕は先輩の前にムスコを晒す事に  
なった  
 
「〜〜〜〜〜〜〜っ!!」  
「………これは、…失礼かもしれないが、君のは教科書に載っていた物といささか異なる  
形状な のだな」  
 
解放感と羞恥心のあまり目をつぶって絶句していた矢先にこの言葉  
僕のムスコ?九割方皮を被って先端だけ尿道が申し訳なさそうに顔を出していて竿は左曲  
がりで……皮オナと床オナの二大禁忌を犯した愚者のなれの果てでした…  
 
「す、すすすすすいませんっ!!」  
「なぜ謝る?形は想像していた物と若干違うが、とても立派な陰茎だと思うよ」  
 
…先輩にそう言ってもらうのえるのは凄くうれしいんだけど、我ながら自分の愚息が腹立  
たしいや…  
 
「えっと…確か掌で陰茎を上下に扱けばいいのだね」  
「は…はい!」  
「では、始めさせてもらうね」  
 
 シュコ シュコ シュコ   
 
「(ひぃっ!)」  
 
…先輩の細い指が僕の竿を握って上下に動き始めたと同時に、僕の愚息の皮がむけて、思  
わず声がでそうになった  
 
「あ……あぅ、……うぁ…」  
「…私は男ではないからよくは分からないのだが、どうだろう?」  
 
クチュッ――クシュッ!―― クチュッ――シュクッ!  
 
自分でも分かるくらいに先走った汁が扱いてくれる先輩の手と僕の竿に垂れて卑猥な音を  
出して……どうもこうも無いですよ。それだけでイキそうです  
 
「すご…く…気持ち…いい、で…す」  
「ふふ、良かった。…くちゅ、くちゅ…れろぉ」  
「あひぃ?!」  
 
先輩は唾液を溜めると舌を突き出して愚息に唾液を垂らしてくれた。そのまま熱い肉棒に  
程よく冷たい唾液がかかって僕の意識も限界に近付いてきた  
そのまま先走りと唾液が混ざってまるでローションを使ったみたいに愚息と先輩の手がい  
やらしく滑りけのある液体に包まれていく…  
 
 
「あああっ先輩!僕…僕…もうっ!」  
「構わない。君の…平野君の好きな時に出していいから」  
 
少し紅潮した顔で先輩はやさしく囁いてくれた。それが起爆剤だった  
 
「せ…先輩!もっ…もう出ちゃ…出ちゃうぅぅぅ!!」  
 
ドクッ!―――ドピュッ!!――ドピュゥッ!!!!  
 
我ながら情けな悲鳴を上げながら、僕は今までと比べモノにならないほどの精液を吐き出  
した。  
 
「・・・・・・・・」  
 
僕が大量に射精するのを先輩はじっと見つめていた……  
 
「はぁッ…はぁッ、はぁッ…はぁッ」  
 
射精し終えた僕はその後一気に脱力してちゃぶ台の上に大の字を書いた。  
身体からは嫌〜な脂汗が流れて上着がベトベト…(こりゃ洗濯だな…)  
先輩に扱いてもらって10分足らずで射精……早漏ってレベルじゃないよね…  
 
「…スッキリできたかね?」  
 
はい先輩。そりゃもうグゥの音も出ないくらいに…  
 
「しかし、凄い量だ。…これはさぞ辛かっただろう」  
 
「つくづく辛い思いをさせたね」、そう言って僕の半起ちの愚息を労わろうと手を当ててく  
れた瞬間…  
 
    ――――ドピュッッ―――――――――   ―――――ピチャッ―――  
 
……半起ちの愚息から残りの一滴が飛び出して先輩の頬を汚した…  
 
「・・・・・・・・・・・」  
「どわぁぁっぁ!!すすすスイマセンっ!!い、いい今拭くものをッ!!…」  
 
さっきの疲労感なんかどこかに吹っ飛んだ僕は慌てて拭くものを探すために飛び起きた…  
けど反脱ぎのズボンに足をとられて思いっきり床に顔面ダイブした…  
 
「ふふふ。はい、ウェットティッシュ。先に君の陰茎を綺麗にするといい。」  
「せ、…先輩が先にッ!」  
「私は後で構わない。もとはと言えば私が不用意に君の陰茎を刺激したのが原因なのだろ?」  
 
そう言う先輩の頬にさっき飛び散った精液は顎の方にまでゆっくりと垂れて、そのまま滴  
になって何滴かは胸元に垂れ落ちっていった…  
 
また股間が熱くなりそうになるのを感じた僕は慌てて自分の愚息を拭くと先輩にティッュ  
を手渡した…。  
 
その後がある意味僕にとって最大の試練だった。  
顔にこびり付いた精液を拭きとった先輩が布団を敷いてくれた…のはいいんだけど…  
 
「(な……何も一緒の布団で寝なくたってぇッ!)」  
 
結論から言うと、今の僕は先輩と同じ布団で寝ている。  
誤解のないように言っておくけど、お互い下着は着ているからね。  
勿論、最初は反論したよ?だっていくら非常時とはいえ男と女が同じ布団で寝るのはマズ  
イでしょ?でも…  
 
「夏と言え夜は冷えるし、明日の行動に差し支えが無いよう、互いに休んだ方がいい」  
「確かに年も行かない男女が褥を共にするのは問題かも知れんが、君は分別があるだろう?」  
「私は評価すべき男には絶対の信頼をおくようにしている」  
 
ここまで言われちゃ断れないよ…断って先輩との間に不穏な空気を作るのも嫌だったし。  
 
そういうわけで今の僕のすぐ隣では先輩が規則正しい寝息をたてながら寝ている。  
こうして見ると、全国大会優勝者とは思えないくらい綺麗な人だと改めて実感出来る。  
偏見だけど、スポーツや武道に精通している人間はどこか我儘で自分中心的な奴らが多い  
けど、先輩は全く違う。  
確かに先輩は近寄り難い孤高な雰囲気こそあったけど、本当はおしとやかで、どこか天然  
で、親切で、そして…  
 
「…んぅ……平野………くん…」  
 
…………え、寝言?  
 
「わたしなら……んぅ…だい…じょう、ぶ…だから…」  
 
………そして、やっぱり先輩だって女の人なんだ。昼間は『奴ら』に無双していたけど、  
その背中はどこか虚無的で危うさや脆さを感じる気がする…  
 
…先輩、男の僕が言うのは可笑しいかもしれませんけど、先輩の背中は僕が守ります。  
僕には『奴ら』を薙ぎ払う力はありませんけど、先輩を助ける事くらいなら出来る筈です  
から…  
 
翌朝になって僕と先輩は民家を出た。  
最初は空港に向かうはずだったんだけど…状況が変わった。  
朝起きて情報収集の為にラジオを点けてみると、空港でも『奴ら』が発生したらしい。  
これじゃ今更空港へ向かっても、多分着いたころにはこの町と大差はないだろうな…。  
 
そういうわけで、今の僕達の目的はいたってシンプル、「生き残る」ことだ。  
これまでの様に『奴ら』から逃げたり隠れたり、…ただ、一つだけ変わった事と言えば僕  
と先輩の関係かな。  
 
「あの…先輩、…えと…今日も…その」  
「ん?ああ、承知した」  
 
挙動不審な僕の声に先輩は微笑んで答えると、制服のスカーフを解いていく  
 
 ―――シュリュシュリュ ―――スル――  
 
解かれたスカーフが床に落ちると、先輩はそのまま制服の上着を脱いでブラのホックに手  
を掛けるのを僕は股間が熱くなるのを感じながら凝視していく…  
 
――――プチッ ――――スッ――  
 
「さて…今日はどうするかね?一昨日は手だったから…胸にするかね?」  
 
ブラを外して床に投げ捨てると、先輩はやっぱり少し恥ずかしいのか紅潮しながら僕の前  
に来て膝を折る。  
 
「あの…先輩……僕、やっぱりぃ…」  
「気に病む事はない。君は男子(おのこ)として、十分に私を支えてくれている。故にそ  
れに応えることは、女たる私の矜持(スタイル)なのだからね。」  
 
そう微笑んでくれる先輩に僕の股間は今にもはち切れそうなくらい膨張してきた…  
 
「ぅ………むぅ、胸でお願いしますっ!」  
 
そう半ば自棄になってお願いすると、僕はチャックを開けて先輩の前にムスコをさらけ出  
した  
「ふふ、承知したよ………ちゅ」  
 
完全に皮がむけたムスコの先端に優しくキスをすると、先輩はその綺麗な胸で竿を包み  
込んでくれた…  
 

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