どうにか中洲まで泳ぎきった。  
見渡せば、河岸には かなりの数の〈奴ら〉がうろついているが、やはり 〈奴ら〉は河を渡ることは出来ない様子。  
「何とか逃げ切れましたね、冴子さん」  
僕は後ろを振り返り、  
「…わっ、ごめんなさい!」  
真っ赤になって 顔を背けた。  
濡れ鼠になった毒島先輩が、そこに居た。  
 
濡れたセーラー服が 透けている。  
ぴったりと肌に貼り付いた 白い布地越しの、悩ましい黒下着。  
薔薇のレース刺繍がほどこされたハーフカップのブラジャーが、先輩の美巨乳を誇らしげに持ち上げている。濡れたセーラー服が その上にぴったりと貼りつき、 乳房の形そのままに美しい隆起を見せている。  
スカートも濡れて太腿に巻きつき、腰まで入った(先輩が自分で破いた)スリットから、同じく黒い 紐タイプのハイレグショーツが覗いていた。  
(先輩…すごく綺麗だ…)  
女性としての先輩を、僕は強く意識し始めていた−。  
 
 
ほどなく 日は傾く。  
今夜は中洲で〈奴ら〉をやり過ごす。  
沙耶の家を出た後にも中州に渡ったが、ここは5m四方ほど。前の中洲より だいぶ小さい。  
水しぶきが掛からない場所はさらに小さく、僕らは身を寄せ合うようにして 疲れた身体を休めている。  
濡れた上着を脱ぎ、僕はバックパックから着換えとタオルを取り出した。  
「冴子さん、僕は あっちを向いてますから」  
「ああ、すまない」  
しゅる…しゅるるしゅる…。  
濡れた衣服の擦れる音がした。  
(今…脱いでるんだ…)  
さっき見た濡れ姿がよみがえる。  
あまりに美しく妖艶なその姿を、僕はあの一瞬に 脳裏に焼き付けていた。決して後ろを振り返らず、だが 彼女の下着姿を 裸身を、頭の中で再現していく。  
衣擦れの音が止んだ。  
「ふふ、本当に少しも振り返らないんだな、君は」  
「え…?」  
「もう済んだ。いいよ」  
先輩の言葉の意味を考えつつ、僕がゆっくり向き直ると、  
「な…っ!!」  
濡れた下着だけを身に着けた先輩が、そこに居た。  
慌てて首をねじり、目を背けようとする。が、彼女は 僕の裸の背中に胸を押し当て、  
「君が紳士なのは分かっているが…。私とて少し不安になるよ……自分に 女子としての魅力が足りないのではないか、と」  
小さな声が、耳元で聴こえた。  
身体中の全ての神経が背中に集中していた。  
濡れた下着を通して、先輩の胸の質感と体温とが伝わってくる。その柔らかさと弾力・重量感を感じながら、ぼくは懸命に衝動と闘っていた。  
どっ どっ どっ どっ。  
心臓が早鐘を打っている。  
先輩の腕がぼくの身体をふわりと抱きしめ、  
「その…私ではダメだろうか…?」  
そう つぶやいた。  
その一言で、僕は沸騰していた。  
「冴子さんっ!」  
僕は振り返り、  
(冴子さん 冴子さんっ 冴子っ!)  
気がつくと、僕は先輩を押し倒していた−。  
 
「孝、今だけでいい…、私を…」  
先輩の瞳が潤んでいる。  
しっとりと濡れた肌から、ほのかに いい匂いがした。  
僕は先輩の唇をキスで塞ぎ、ちゅっ ちゅっ、ついばむように何度もキスをした。  
先輩が 優しくキスを返してくれる。  
僕は 先輩を組み敷いたまま、真っ白なうなじへ 胸元へキスの雨を降らせていく。黒絹のブラジャーを引き下げ、ぷるんっ! 露わになった乳房に、僕は無心で吸い付いた。  
「あ…、んぅ…っ」  
少女のような愛らしい声で 先輩があえぐ。  
(冴子さん…感じてる…?)  
乳房を吸ったまま 顔を上げると、目を閉じ 指を噛んで声を殺している先輩が見えた。  
そのいじらしい仕草に 僕はますます奮い立ち、  
ぺちゃ、ちゅぱ、ぴちゅ…。  
乳房を強く揉みしだき、その先端にむしゃぶりつく。  
薄桃色の乳首を舌先で転がすと、  
「ああ…っ、やっ…んふぅ!」  
先輩の身体がビクッと震え、切ないような声が漏れた。  
(ここ…弱いんだ…)  
僕は 両の乳首に交互に吸いつき、指腹で摘み 強く引っぱり、軽く歯を立てる。  
「あはぁ…そんなっ、孝…そこ…っ!」  
もう堪えきれない、そんな表情の冴子さん。  
哀切な声を次々とこぼし、僕の頭にぎゅっとしがみついてくる。  
僕も、もう我慢できなくなっていた。  
「冴子さん…欲しい…」  
「私も、君が…」  
恥ずかしそうに頬を染め、先輩が僕を見つめている。  
 
身体を起こし、慌しくズボンを下ろす。  
濡れたトランクスが貼り付いて脱ぎにくく、ひどくもどかしい。  
しゅ…。  
パンティの紐をほどき、先輩が少しだけ 脚を開く。  
透けるように白い内腿の奥に つややかな黒の茂みが見えた。  
「冴子さんっ、僕 もうっ」  
「いいよ、孝。来て…」  
その言葉に、僕は 先輩にのしかかると、  
「行きます!」  
しゃにむに腰を動かした。  
(……あれ? あれ?)  
何故だろうか、うまく入らない。  
焦れば焦れほど、僕のモノは空振りをする。  
恥ずかしさと申し訳なさとで、僕は半ばパニックを起こしかけていた。  
「落ち着いて」  
そんな僕を、おだやかな微笑みが引き戻した。  
「孝も初めてなのだな。嬉しいよ」  
自分をよく見せようとする必要は無い。ありのままで良い。  
先輩の微笑みが、そんな風に語りかけてくる。  
僕は自分を取り戻し、  
(こう…かな…?)  
慎重に狙いを定めると、ゆっくりと腰を押し込んでいった−。  
 
「はぅ! んん…んあぅぅっ」  
柳眉を折り、先輩が痛みを堪えている。  
「大丈夫ですか…?」  
「構わない、そのままっ、……私の中に 孝を刻み込んで…っ」  
目尻に涙を浮かべつつも 先輩は気丈に答え、  
(よし、それなら…っ)  
僕はさらに深く、彼女の中に入っていく。  
ゆっくりと だが確実に、先輩の中へ侵入する。その内部は あまりにキツく狭く、  
(凄い…、すごく気持ちいい…!)  
ただ先輩の中に居るだけで、僕は発射してしまいそうだった。  
唇を強く噛み、ばしっ! 自分で頬を打つ。  
暴発の不安に耐えて、僕は腰を動かし始める。少しづつ肉茎を引き抜き、全部出てしまう寸前で 再び中へ打ち込んでいく。先輩が僕を強く締め付け、負けじと 僕も奥深くに突き入れる。  
「あっ…んふぅ…はあぁぁ!」  
「いいっ、いいよ、孝っ」  
切迫した声が次々にこぼれ、それに励まされ 僕は夢中で腰を打ちつけた。三度 五度 十度。抽送が重ねられ、そして……先輩の中で 僕は果てた−。  
 
はあ、はぁ。  
夕闇の中に、二人の荒い呼吸音だけが響いている。  
ぴったりと身体を重ねたまま、初めての情交の余韻に浸る僕。  
(あ…!)  
うかつにも、ここでようやく 僕は気づき、  
「すみません、僕…」  
慌てて先輩の上から 身体をどかす。  
冴子さんは くすりと笑い、  
「気にしないでいい。愛する男子の重さというのは、女にとって心地よいものだ」  
「……ちがうんです。その、僕…冴子さんの中に…」  
「それも気にせずともよいよ。云ったろう、私に君を刻み込んでほしい、と」  
そう云って 彼女も上体を起こし、僕に頬を寄せ 目を閉じた。  
(先輩、可愛い…!)  
今日何度目かのキス。だがそれは 今までのキスとは違った。  
先輩が おずおずと舌を差しだしてくる。  
僕もそれに応え、二人の舌先がぺちゅぺちゃと絡み合った。  
「はぁぁ」  
甘い吐息を漏らした冴子さんが、  
「…ん! もう元気になっているのか?!」  
ムクムクと回復してきた僕のモノに視線を落とす。  
「まだ満足していない様子だな」  
再び、あおむけになる先輩。  
しかし 僕は すぐに彼女を抱き起こし、  
「あの…騎乗位って、ご存知ですか…?」  
「……形だけは知っているが」  
「次は冴子さんが上で。…ダメ、でしょうか」  
子犬のような目で、僕は彼女に頼んでみる。  
 
少し困ったような、あきれたような顔で冴子さんは首を振り、  
「君の願いとあれば 仕方あるまい…」  
寝そべる僕と、その上にまたがる冴子さん。  
しなやかで細い指が僕のモノを優しく握り、彼女自身へと導いていく。  
切っ先があてがわれ、  
「あぁぅ…!」  
先輩の中へ押し入った。  
両手を僕の胸に置いて身体を支え、ゆっくりと動いていく。  
遠慮がちに動く先輩に、  
「冴子さん、好きに動いていいんですよ」  
僕は 大胆な動きを催促した。  
戸惑い、なおも控えめに振舞う彼女に、  
「冴子さんの恥ずかしいところ、僕だけに見せてほしいんです」  
腰を突き上げつつ、そう云った。  
「ふふ、困った男子だな、君は」  
「よかろう、毒島冴子の あさましく昇りつめるさま……見てもらおう」  
そう云って、彼女は妖しく微笑んだ−。  
 
「はっ、んっ…はぁぁ…はぅっ」  
目をうっすらと閉じ、小さく開いた口からピンクの舌先を覗かせて、僕の上で 先輩があえいでいる。前かがみになって腰を振るたび、形のよい乳房がふるふると揺れ、真っ白な内腿が軽く引きつる。  
先輩が少し腰を浮かせ、円を描くようにお尻を動かした。  
「ああ…ん、いいっ」  
自ら乳首を弄び、爪を立てて ぎゅっと摘む。  
「ふぅぅ、来る…!」  
その美貌を苦悶に歪め、甘く淫らな声をあげる。  
先輩の動きが徐々に速まり、  
「はぅ…はぁん……くふっ…あ はぁぁっ」  
お尻を大きく上下させ、僕のモノを奥まで咥えこんだ。  
先輩の花肉は 既に恥蜜をあふれさせ、接合部からは小さな粘着音が聞こえていた。先輩は 僕をキツく締め付けて離さず、ねっとりと包み込んで 奥へ奥へと迎え入れる。  
あまりの気持ちよさに 僕は懸命に歯を食いしばり、負けじと腰を打ちつけた。  
「冴子さんの…、くぅ……凄い、凄くいいっ」  
「私もっ、孝が とても良いよ…っ」  
下唇をちろりと舐め、眉根を寄せて先輩があえぐ。  
長い黒髪を振り乱し、乳房がゆさゆさ揺れ弾む。  
僕が お尻や脇腹を撫でてやると、  
「お願いだ…孝っ、胸を…胸を触ってほしい…!」  
切羽詰った様子で おねだりをした。  
手を伸ばし、目の前で揺れる乳房をわし掴む。  
静脈が透けるほどに白いその乳肌を、掌の跡が付くぐらいに荒々しくまさぐり、揉みしだくと、  
「そこ…っ」  
ひときわ大きな声で、先輩が鳴いた。  
(こんなに綺麗な人が、僕の手で淫らに乱れて…っ)  
学園一の美女の痴態に、さらに激しく 僕は腰を突き上げた。  
先輩の表情の変化を目で追いつつ、肉茎を深く浅く 打ち分ける。乳搾りのように 柔らかな乳肉をしごきぬき、  
「恥をさらして、冴子っ……行け!」  
最後に乳首を捻り潰すと、  
「…っ!! ああ…ッ」  
「いくッ、君の前で、あはぁ…いってしまうッ!」  
「見ないで……あ ひゃぁぅーー!!」  
凄絶な声を吹きこぼして、先輩は 背中を弓のように反り返らせた。  
同時に、僕も獣のような声をあげ、先輩の胎内に精をぶちまける。  
彼女の裸身が 痙攣でも起こしたかのように激しく震え、数瞬の後、がくりと崩れ落ちた−。  
 
 
この夜、僕たちは何度 愛し合ったのだろうか。  
思いつく限りの形で繋がり、聞きかじった あらゆる性技におぼれていく。  
むさぼるように、僕たちは互いを求め続けた。  
そして 朝の陽光が二人を包む頃−。  
 
さざ波寄せる水際に、僕は横になっていた。  
「それじゃ 次の…いいかな?」  
「まったく…困ったヤツだな、君は…」  
あきれたような口調で彼女は答え、それから 僕の前にひざまづき、三つ指を付いた。  
「…冴子のおっぱいで…精一杯、お体を洗わせていただきます」  
教えた通りの口上をきちんと述べた。  
 
僕が彼女に求めたのは、『泡踊り』。  
最初は嫌がった先輩だが、これは恋人の義務だと どうにか説得できたのだ。  
火照った身体に水を浴び、  
(うおぅ…っ!)  
その豊艶な乳房を、先輩は いきなり僕の顔に被せてきた。  
瑞々しく柔らかな触感に せり出した乳首の固さも加わって……それは天国にも昇れそうな気持ち良さだった。  
あん、あふ…。冴子さん自身も甘い吐息を漏らしている。  
「どうだ…、私の…気持ちいい?」  
「ええ…凄くっ」  
「嬉しい…!」  
僕の身体にぬったりと乳房を密着させながら、首から肩へ、そして胸板へと、ゆっくりと滑り降りて行く。  
ぷりぷりと弾力に富む乳肉と固くシコった乳首とが、僕の胸を擦り、腹をなぞる。上がっては下がり、下へ行っては また戻る。  
極上の美女の プロの泡姫顔負けの性奉仕に、僕のモノはもう ぴんぴんに反り返っていた。  
「冴子…っ」  
彼女の耳元で 次の奉仕を命じると、  
先輩は嫣然と微笑えみ、  
「はい、孝…さま…」  
双乳を密着させたまま、僕の上でその肢体をくねらせた。胸を支点として180度回転し、69の体位になる。  
「パイずりで…ご奉仕いたします」  
先輩の美巨乳が僕のモノをひたひたと包み込む。包み込んでぷりぷりとしごき、擦り上げる。擦りながら 彼女は僕の上を滑り、先端から根元まで 天国のマッサージを続けていく。  
憧れの美女の泡踊りに、僕のモノは痛いほどに膨れ上がり、  
(もう…我慢できないっ)  
目の前の秘芯に指を捻じ込み、真っ白な美尻を跡が付くほど わし掴むと、  
「吸って! 冴子っ…強く吸うんだっ」  
先輩が僕のモノを咥え、強烈に吸い上げた。上下に頭を振って唇で強くしごきつつ、舌を巻きつけ、さらに吸い上げる。  
ぴちゃぬちゃと 互いの秘部を舐める淫らな音が川辺に響いている。  
「飲めっ、こぼさずに飲むのが女の務めだぞ、冴子…!」  
今日何度目かの精を、僕が 彼女の口にぶちまけると、  
「……! …ん、んふぅ」  
一滴もこぼさず 全てを口腔で受け止め、先輩は 少しづつ、それを飲み込んでいく。  
「美味しかったかい、冴子」  
「はい、孝さま…」  
なまめかしい微笑を浮かべ、先輩は 僕のモノにキスをした−−。   (終わり)  
 
 

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