女同士の風呂から上がると、静香センセイが皆にお酒を勧めてきた。毒島センパイは、「これから炊事をするので」と台所にいってしまったが、
麗のヤツは「いっただっきまぁ〜す」と、未成年にもかかわらずガンガン呑み始めた。沙耶も付き合いで少しだけ呑んだが、疲れていたのですぐ眠くなってしまい、
ソファに横になった。すぐに睡魔がやってきた。
そうやって、しばらく仮眠をとっていたのだが、足音がして、ふと目が覚めると、静香センセイをおぶった孝が階段を降りてくるところだった。
孝はセンセイをじゅうたんの上に寝かせると、バスタオルからのぞくセンセイの肌をじっと見ていた。
沙耶はそのまま寝たふりをしていた。
孝は、沙耶が寝ているとでも思ったのか、センセイからそっとバスタオルを剥ぎ取ると、一糸まとわぬ裸体にしてしまった。
そのまま両手をついてセンセイの上に覆いかぶさると、デッカいおっぱいにキスの雨を降らせた。
ドキドキしながら必死に寝ているふりを続ける沙耶だったが、センセイが「あんっ… はぁん… うっ…」とあえぎ声を上げ始めると、自分でもヘンな気持ちになってきて、
アソコがじっとりと濡れてきた。
孝はかちゃかちゃとベルトを緩め、ズボンをひざまで下げると、センセイにかぶさって激しく腰を動かし始めた。
ぶるぶると震えるセンセイの胸に孝の汗がポトポトと落ちるのが見えた。
沙耶のほうも、目の前でそんな行為に及ばれたら、もう寝た振りをしているどころではない。腰の奥が疼いて疼いて、矢も盾もたまらなくなってしまう。
情欲の固まりと化した孝は、熱烈さの限りをつくして、野獣のように腰を使っていた。
彼の動きに合わせ、静香センセイのほうも、押し寄せる快感を更に深めようとするかのように、妖しく腰をうごめかせていた。
部屋の中に、くちゅくちゅという卑猥な音が響いていた。
(…なによなによ、孝ったら… あたしの気も知らないで…)
幼い頃から孝のことを想いながら、告白すら出来ずにいた沙耶にとって、自分が置かれた立場は、マンションの外の状況以上に
耐えられないものだった。
あれほど想い焦がれていた相手に、自分が寝ているすぐ隣で他のオンナといきなりセックスおっぱじめられて、可哀想な沙耶は
身動きひとつ出来ず、声すら出せなかった。
(孝の変態ッ… 男なんてみんな変態よっ!)
と、眉間にしわを寄せて、こみ上げる快感に必死で耐えていた静香センセイが、「はぁあっ…」という吐息とも声ともつかない声をあげ、
ぐっと背中をのけぞらせた。
孝がいそいでイチモツを引っこ抜くと、どぴゅっ! どぴゅっ! と凄い勢いで精液が噴射して、静香センセイの身体に飛び散った。
(孝… あたしにもして…)
癒すことのできない渇望感が、沙耶の心を満たす。
さきほどのアルコールが彼女の本能に火をつけ、縛りつけていた鎖を解き放とうとしていた。
孝は射精したあと、息を弾ませながらしばらくぼんやりしていたが、傍らのバスタオルを拾い上げると、センセイの身体を拭き始めた。
するとセンセイはその手を押しとどめ、「あたしのことはいいから、高城さんの相手をしてあげて」と言った。
センセイは立ち上がり、沙耶に向かってウィンクをすると、満足しきったようすで風呂場のほうへ歩いていった。
沙耶は、自分の顔が真っ赤に火照っていくのがわかった。
孝は、沙耶のいるソファの横でしゃがみ込むと、熱い息を吐きながら、彼女の身体にのしかかってきた。
これから始まることへの期待に、沙耶の胸は高鳴った。
孝は沙耶のパンツをそっと脱がすと、下半身をむき出しにしてきた。沙耶はもうガクブル状態で、心臓が胸から飛び出しそうだった。
沙耶の足首から太ももにかけて、孝は焦らすようにゆっくりと舌を這わせた。寝たふりを続ける沙耶のほうも、アソコが熱く潤ってくる。
ずっと好きだった相手に、首筋やおへその周りなどを優しく舐め回され、思わず喜悦の声をあげそうになる。
ぐっしょりと濡れた沙耶のアソコに彼の指が入ると、自分でも恥かしいくらいにいやらしい水音がした。
そんなこと自分でしたこともなく、されるのも初めてだった。沙耶はどうしたらいいかわからず、恥ずかしくて声をあげることも出来なかった。
でも指を出したり入れたりされると、すっごく気持ちよくて、狂ったように悶えながら、ついに「あぁ〜っ!あぁっ!あぁっ!あ〜っ!」と声をあげてしまう。
何の恥じらいもなく、沙耶は思いっ切り快感の海に身を投げ出していた。
彼が入ってきたとき、沙耶の身体は飛び跳ねるようにのけぞった。男の人のモノが、あんなに硬くて熱くなるのだということを彼女は知らなかった。