純潔を奪われてから どれだけの時間が過ぎただろうか。
高山は 一旦 部屋を出て行き、戻ってきたときには 手にバケツを提げていた。バケツの中には 透明な液体のペットボトル。他に 医療器具のようなものも見えた。
（あれは点滴の…？ 一体 何を…）
怪訝な表情で作業を見守る冴子。
手際よく器具を継ぎ、点滴（？）の容器に液を満たして 天井からのロープに引っ掛ける。容器の高さは 冴子の顔と同じくらいか。容器の底から細いゴムチューブが伸び、床へと垂れて輪を描く。
かすかに日本酒の匂いがした。
高山がチューブの端を手に 彼女の真下に潜り込み、
「あ…ッ」
冴子はようやく 器具の用途に気づいた。
彼女のアヌスを指で拡げ、男がゴムチューブを挿し込んだ。
「……くっ、ふぅぅッ」
冷たい液体がお尻に流れ込んでくる。
口も咽喉も通らずに 冷たいままで直腸に注水される。それは異様な感覚だった。
「安酒で口に合わないかもしれんがナ」
にやけ顔で、不良教師が云う。
日本酒を水で５倍に割ったもの。それを1000cc、彼女のお尻に注入するという。
「腸壁からの直接吸収だ。楽しくなるぜぇ」
すぐに酔いが回るのだと、高山は自慢げに言葉を続ける。
彼はさらに 酒水の残りで手指を濡らし、少女の秘唇を弄び始めた。二本指をキツく食いしめる膣ヒダに、マッサージするが如く 中から刺激を加えていく。酒水に濡らしては指を入れ、抜いては浸す。その繰り返しに、
（何だ、これは…。膣内が熱い…火照るような…）
冴子は驚き、戸惑いを隠せない。
予期せぬ辱めに 奥歯を噛みしめて耐える冴子。だがその間にも お尻に注入される酒水は着々と量を増し、その重みと冷たさとで 彼女を苦しめるのだ。
懸命にお尻に力をこめ、排泄の恐怖と闘う少女に、
「そろそろだな。本番…行くか！」
男は恐ろしい宣告をした。
カメラの位置を変え、今度は真正面からも彼女を狙う。そして高山はコンドームを付け 後ろに回った。
ゴムチューブが引き抜かれる。代わりに
「ん…ううッ」
背後から肉棒が捻じ込まれた。
少女の秘唇が貫かれ 肉棒の出入りする様子を、カメラは真正面から捉えている。だが 今の彼女に、カメラを意識する余裕は無かった。
ずん、ずんっ、ずんっ。
酒水で十分に潤った膣肉を、男はリズミカルに突いて来る。その抽送は 痛いだけだった先刻までとは、明らかに違っていた。
下腹全体が熱くしびれ、むずむずする。宙に浮くような錯覚さえ、感じてしまう。それは 摂取されたアルコールのせいか、それとも 注入された1000ccを漏らすまいと お尻を締めているせいなのか…。
玉のような汗を額に浮かべ、彼女はただじっと この暴虐の嵐が去るのを待っている。
中年教師は饒舌だった。
「どうだぁ、つらいだろう、気持ちいいだろう。それがマゾの悦びだ。…これからじっくり お前を仕込んでやるからな」
そう云いながら、れろれろり、彼女のうなじを舐め回す。
肉棒が少女を突き上げる。
一定のリズムで腰を打ちつけながら、膣を突く角度と強弱を変え、その反応から女の急所を探っていく。乳房も やわやわと揉んだり、乱暴にしごいたりする。繊細な指遣いで乳首を愛撫したかと思うと、一転、強い力で揉み潰す。
「ここか…、こういじると感じるのか？」
男の愛撫は徐々に少女を追い詰め、
「うッ、くふぅ…っ」
鼻にかかったあえぎ声が 可憐な唇からこぼれていった−。
突然、最後の瞬間が訪れた。
「頼む…！」
切羽詰った少女の叫びが、密室に響いた。
「トイレに…トイレに行かせてほしい…っ」
我慢の限界を超え、ついに冴子は不良教師に懇願をした。
だが、帰って来た答えは、
「そのままやれよ。カメラの前で派手にぶちまけろ」。
絶望が少女を襲う。
（嫌だ…。こんな恥辱を受けるくらいなら…！）
いっそ 死を選ぼうか、とも思う。
顔を真っ赤にし 脂汗を浮かべて 懸命に肛門を締め続ける。
その地獄は 無限に続くかと思われた。が、
「ちっ、仕方ねぇな」
高山は不意に 肉棒を抜き、二つのカメラを壁に向けた。
そしてバケツを彼女のお尻の下に当てがい、
「おらっ、優しいご主人様に感謝しな！」
ぶっきらぼうに云った。
凄まじい排泄音が、密室に響いた−。
「はっ、ううッ、あぁ…っ」
切迫した声を発して、毒島冴子は犯されていた。
屈辱の排泄から まだ十分と経っていない。バケツこそ片付けられていたが、部屋の隅には浣腸器具が転がり、冴子の出したものの匂いも残っている。
あの後、冴子はロープ吊りから解放され、床に降ろされた。手錠も外されたが、長時間 吊るされていた手脚は 縄跡が深く刻まれ、鬱血し 痺れて感覚も無い。体育教師の力に抗うこともできず、少女は 男の成すがままにされていた。
床に四つ這いになり 牝犬のように犯される冴子。
「へへ…、いい格好だぞ、毒島ぁ」
ぴしゃり！ 男は彼女の尻を打った。
真っ白な尻を 二度三度と平手で打ち、紅くなった尻肌を今度は優しく撫で回す。
「こんな綺麗な尻をして、あんなモノをひり出すとはナ」
「うう…っ、言うな！」
言葉嬲りと同時に、今度はアヌスに指を入れて中をこねくる。
不良教師は執拗に尻を責め、冴子の身体にあの屈辱を刻み込んでいった−−。
高山はさらに小道具で責め立てる。
彼が用意したのは アナルビーズ。
直径２ｃｍほどのプラスチック球の連なったそれが、ひとつづつ アヌスに押し込まれていく。異物が肛門を通過するときの奇妙な感覚。むずかゆいような 気持ちいいような不思議な気分に、
「くっ…くふ……ふぅっ」
冴子は甘いあえぎを漏らし始める。
「ケツで感じてるのか」
「私が…？ バカにするな！ …あぅッ」
「強がる顔も可愛いぞ、毒島」
最後まで入ったビーズを、今度はゆっくりと引き抜いていく。
「あぅ…やっ…嫌っ、はぁぅ…！」
隠し切れない甘い声。尻穴という恥ずかしい部分で生まれる愉悦に、秘唇は蜜液を滴らせ きゅうっきゅうっと肉棒を締め付ける。
（気の強い女ほど 辱めに弱いもんだが…。あの毒島が ここまで尻でよがるとは、な）
再び プラスチック球が押し込まれる。
冴子の美尻が打ち据えられ、そして引き抜かれていく。哀切な悲鳴が部屋に満ち、冴子はいつしか その美尻をくねらせ始めていた。
度重なるスパンキングですっかり紅くなったヒップを、彼女は右に左に 悩ましくくねらせている。おねだりをするようなその仕草が 不良教師を激しく興奮させ、
「おらっ、どうだ、おらっ！」
激しく腰を打ちつけて、男は冴子を貫いていく。
「どうだ、気持ちいいだろ…そらっ、そらそらっ」
肉棹を最奥までぶちこみつつ、乳房を揉みしだき 脇腹をさする。耳の下を舐め、アヌスビーズを出し入れする。
「んっ…駄目だ、そこっ…ふあぁっ…！」
今までと違い、高山は本気で 少女を堕としにかかる。
探り当てた急所を集中的に狙い撃ち、冴子の性感を刺激する。彼女は既に 身体の敏感な部分を全て、この男に把握されていた。性的に丸裸にされた冴子を、男は 明確な意志を持って 絶頂へと導いていく。
「気持ちいいのかっ」
「あぁ、許し…て…」
「どんな具合だ、云えっ、毒島っ」
「私…、はぅっ……ひぃぃ…ッ」
冴子が悲鳴をあげ、しなやかな背中を猫のように反らす。その瞬間、根元まで埋められていたアナルビーズを、男は一気に引き抜いた。
「あはぁぁ！」
少女の背中に痙攣が走り、
「はぁん、ひゃあぅぅ…っ！！」
魂の消え入るような声で高く泣いて−−冴子は床に崩れ折れた。
はあ…ぁはぁ…はぁぁ…。
顔も腕も 胸までも 冷たい床にぺたりと押し付け、お尻だけを持ち上げた格好で、少女は荒い息遣いを続けている。精も根も尽き果てた、そんな状態の美少女に、
「おらっ、起きろ！ 寝てんじゃねえっ！」
凌辱者の怒声が飛んだ。
バシッ、ピシャッッ バシッ…！
何発も尻を打ち、ずいっとアヌスに中指を突き立て えぐり回す。
「……あ、ううッ」
放心状態だった少女がのろのろと身を起こし、後ろに顔を向けた。
「もう、私は……身体が…」
「甘えんじゃねぇ！ ご主人様がイッてねぇのに 自分だけヘバってんじゃねえっ」
そう云うと、再び 肉棒を打ち込み始める。
「あくっ、あふぅ…先生、もう…ッ」
目に涙を溜め、左右に頭を振ってイヤイヤをする少女に、
「いいか、毒島。女は一度イッてからが本当に気持ちいいんだ。たっぷり可愛がって、もっともっとイカせてやる」
「…痛っ、お願いだ、許し……はぁぁんっ！」
高山は一段と激しく、肉棹を送り込んで行く。
「う はあぁ…っ、そこ…凄いぃ！ んはぁうぅッ」
少女の口から漏れるのは、歓喜のあえぎか、痛苦のうめきか。
悪徳教師に身を委ね、冴子は絶頂地獄をさまよっている。
美しい黒髪を振り乱し 真っ白な乳房を揺らしながら、彼女は叫び もだえ 泣きつづけた−−。
初めての絶頂から数時間。
男は今も 冴子を犯しつづけている。
一度 女の弱みを見せてしまった彼女に それに抗う術は無く、男の獣欲のままに責め抜かれていた。様々な体位で繰り返し繰り返し凌辱され、散々に泣き狂い、何時間も忘我の淵をさまよって、冴子はついに 男の軍門に降った。
やがて 少女の思考は停止し、男の求めるままに その身体を捧げ始めた−。
「あぅっ、…うん…くふぅ…ッ」
帆掛け船の体位で貫かれながら、冴子はくぐもった呻きを漏らす。
高山は彼女の右脚を抱え込み、ふくらはぎをいやらしく舐め回しながら 肉棒を打ちつけている。
「俺に可愛がってもらえて、幸せだろ？」
「はい、先生。……あうッ、来る…また来るっ！」
白い喉を反り返らせ、何十度目かの絶頂に身体を震わせる冴子。高く持ち上げられたふくらはぎが引きつり、とろけきった身体には力も入らない。悦楽は既に 彼女の心まで侵食していた。
それでも 冴子は真に屈服したわけでは無かった。
（たとえ一時 膝を折ろうとも…！）
心のどこかに、気高い精神が残っていた。
どんな男であれ、休息も取らず情交を続けることは出来ない。いづれ この色責めが中断するときが、必ず来る。それまでは堕ちたように振る舞い、この男の油断を誘えば…。
機を見て 必ずや自由を取り戻す。
鋼のように堅く、彼女はそう決意していた。
だが 色事に関しては、この凌辱師に一日の長があった。
（まだ完堕ちじゃねぇな。もう一押しか…）
そう見て取った高山は、彼女の 精神の砦を突き崩すべく、
「……襲ってきた男に竹刀を打ちつけたとき、気分はどうだった？」
そう問いかけた。
冴子は激しく動揺した。
この深く繋がった状態では、偽りなど容易に見抜かれてしまう。彼女は答えに窮した。肉柱が膣奥を突き、切迫した喘ぎを漏らしながら、その答えを探しつづけた。
「男を叩きのめして、気分が高揚したんだろ？」
「さぞ嬉しかったろう、そいつが襲って来てくれて」
「楽しかったか？ 興奮したか？ んん…毒島ぁ」
悪徳教師は、あまりに的確に冴子の心理を言い当てる。
認めたくない。信じたくない。耳を塞いでしまいたい。が、膣奥まで肉棒を打ち込まれていては、それを否定する言葉を紡ぐ余裕など 有る筈も無く…。
思考の迷路に沈む少女に、
「自分を血に汚れた女だと思うか、毒島…？」
男の口調が 急に優しくなった。
「それは違う。手に入れた力を使いたいのは、人間 誰でも同じだ」
ぐりぐりと腰を擦り付けながら、高山は言葉を続ける。
男は云う。それは、幼児が積み木を投げて襖を破り、飼い犬が吠え、人を噛むのと同じなのだ、と。生き物は皆、手にした力を振るいたくなるものだ、と。
では、幼児がやがて暴れなくなり、犬が人を噛まなくなるのは何故か？
それは より力の強い者から叱られ、学んでいくから。強者による『しつけ』こそが、弱者を成長させるのだ、と。
「分かるか、毒島」
白くしなやかな肢体を男に委ね、甘く鼻にかかった喘ぎを連続させる冴子に、暗示をかけるように 高山は語りかける。
性交による快楽と供に 言葉を脳に刷り込んでいく。それが、この男の手口なのだ。
「お前は 人を噛む犬だ。狂犬だ」
「狂犬は鎖に繋がれ、調教されねばならん」
「お前には強者が必要だ…。その前にひれ伏し すべてを委ねられる、絶対の支配者が必要なんだ」
「だから−−俺に従え。俺がお前を躾けてやる。従順な牝犬になり、肉奴隷として調教されて、一生を俺に捧げろ…！」
視界に もやがかかっていた。
熱にうかされたように 頭がぼぅ−と痺れている。冴子はもう 何も考えられなくなっていた。
心も身体も 極限まで疲労し麻痺しきった中、男の言葉は 渇いた砂が雨水を吸い取るように、静かに彼女の内に染み入っていった。
「お前は 俺のものになるんだ…」
「…俺専属の牝奴隷に、…俺専用に肉穴に」
少女は数瞬の間 うつむき、そして顔を上げると、
「高山先生…私を縛る鎖に、私を躾ける鞭に なってくださいますか…？」
熱い眼差しで男を見つめ、云った−。
「はぅ、あん…あはぁぁッ」
窓の無い密室に 美しいアルトの声が響いていた。
毒島冴子は高山の上に跨り、その胸板に手を添えて上体を支えつつ、豊艶なヒップを前後にくねらせている。腰を振るたびに 彼女の美巨乳はふるふると波打ち、恥蜜で濡れそぼる牝芯が ぬちゃねちゃと音を立てた。
「はぁん…先生、もっと…っ」
堕ちた少女に目を細めつつ、不良教師は自慢の肉棹を突き上げる。
「どうだ、毒島ぁ。よがるってのは気持ちいいだろ？」
「あはぁ…いいっ、先生が…凄く良いよっ」
そう云っては 円を描くように細腰をくねらせる。
それは、かつての冴子からは想像もできない痴態だった。
「頼むっ、…胸っ、…胸を触ってほしいッ」
「ここか、この辺か？」
わざと性感から離れた場所を触り、少女を焦らすと、
「ここ…！ そう…あはッ、凄いぃ…っ」
彼女は男の腕を取り、最も感じる箇所へと導いた。
ぬちゃ…ぐちゅちゅ…ぷちゃ…。
彼女の牝芯は熱くうずき、淫蜜をたっぷりと吐き出していた。膣ヒダは肉棹にぬるぬるヒタヒタと絡み付き、男を咥え込んで離そうとしない。
高山が繋がったまま 身体を起こした。
今日３度目の対面座位。二人はキツく抱きしめ合い、
「舌を出せ」
「はい、先生…」
半開きになった唇から ピンクの可憐な舌が覗く。
なめくじのような男の舌が少女のそれに重ねられ、ぬめぬめと絡み付いて口中へと引きずり込む。少女の舌が強く吸われ、それから今度は彼女の口腔に男の舌が滑り込んだ。
「あむ…むふ、うはぁぁ…」
唇を舐め 歯列までなぞってから、男は唾液を送り込んだ。
コクコクリ。冴子はそれを従順に飲みこみ、
「先生…、先生に出会えて、冴子は 本当に幸せです」
甘く 隷従の誓いをした。
再びのディープキス。舌と舌とが ねっとりと絡め合い、
「あぁん、ください…もっと奥まで…冴子を犯して…ッ！」
哀切な瞳で 少女はおねだりをする。
（こいつはもう、完全に堕ちたナ）
高山が自慢の肉棒を突きあげた。
とろけきった膣肉が 肉棒に熱く絡みつき、ざわざわと蠢動しては根元から切っ先までをしごいていく。うなじや乳首の急所をいじると、
「う はぁぁ！ 駄目っ…来るよ、また…っ！」
膣全体がキツく締まり、さざなみのように振動をする。
「いいぞ、お前は最高だ、最高の性奴だっ」
「嬉しい…っ、先生に喜んで頂けて…嬉しい…！」
そう云って、冴子は教師に強くしがみついた。
極上の肉つぼの中で 男の肉棹は限界まで膨れており、
（気持ち良すぎるぜ…もう出る…っ）
ぴったりと身体を密着させると、
「出すぞ、…さあ、どこで飲みたいっ？」
「あんっ…子宮に、子宮に出して…！ 私に 先生のモノになった証をください…ッ！」
苦悶に美貌を歪めつつ、少女は絶叫をした。
「よし、出すぞっ、おらっ…おぅらっ！」
男は有りったけの力を肉棒に乗せ、最後のストロークを打ち込んだ。
「あ はぁぅぅッ、…イクっ、イキますっ、先生ぇ…」
凄絶な声をあげ、冴子は美しい裸身をのけ反らせた。
同時に 男の肉柱が爆ぜ、今日何度目かの精をぶちまける。
びく…びくびく。少女の身体に痙攣が走り、やがて、冴子はぐたりと男にもたれかかった。
意識を失ったような少女を、高山は優しく抱きしめる。
「先生…」
気だるそうに顔をあげ、
「…こんな気持ち、初めてです…」
冴子は とろけたような微笑を浮かべている。
この日、毒島冴子は卑劣な罠に陥ち、凌辱者の責めに屈した。牝奴隷として調教され、不良教師に永遠の隷従を誓わされたのだ。
だが 冴子の心は 穏やかに澄み渡り、幸せに満ちていた。
それは、涅槃（ねはん）の安らぎだった−−。