「すっご〜い!!豪華な部屋ね〜!」王城の一室にエリの甲高い声が響く。
季節は春…。エリが初めてこの世界に召喚されてから一年が過ぎていた。
ギオラム達から国を取返し、街を再生させるのにそれほど時間は掛からなかった。王城もすっかり元通り
で、後は戴冠式を待つばかりだ。
「そうだろう。元は父と母の寝室だったんだ。」
ちょっと、周りくどかったか?と俺は一人考える。
「へぇ。……で?その部屋に何で私を??」
…本気で解ってないのか…??
「えっとな…だから…。この部屋、お前が使ってもいいのだぞ?」
言った!!流石にこれは解るだろう。
「へっ!?何この部屋私にくれるの!!ラッキー♪」
ラッキーって……。
「おい!!お前意味分かってんのか!?」
「はぁ?だからこの部屋私にくれるんでしょ??」
………こ、この女…。
「あのなぁ!!ここは王と王妃の寝室なんだぞ!!」
「うん。だから…?」
……だから…。
「だから…その…ほら、何だ…」
い…言えない…。『王妃にならないか?』なんて…。
「もう、なんなの?くれるの!?くれないの!!」
エリの声が頭に響く。
…く…くそっ!!
「だからぁ!!この部屋使うってこういう事なんだよ!?」
俺は咄嗟にエリの両腕を掴み押し倒した。
「ク…クルーガー?」
まるで何が起こったか分からない。と言うようなエリの表情に背筋がゾクゾクする。
「……エリ…」
名前を呼び瞳を見据える。
「な…何?冗談でしょ??ねぇ、ちょっと?」
ジタバタと腕の下で暴れるが、そんな細い腕、一捻りだ。『暴れるなよ』小さく耳元でつぶやいて唇を
重ねた。
…チュク…んっ…ふはっ!…んぅ…!!
必死に息継ぎをしようとする唇を無理やり塞いで舌を吸わせる。苦しそうに、涙目になって悶えている
姿がやたら扇情的だ。
抑えていた両腕を片手に持ち替え背中に手を回す。
背筋をなぞろうとしてふと、手が止まった。
こちらの世界にはブラジャーと言うものが存在しないのだ。
どうしようかと一瞬悩んだその隙にエリが口を離した。
「それ以上やったら、人呼ぶから!!」
…俺はこの城の主人だぞ……呼んだ処で、誰も来させやしない…。
エリの上着やら、ブラジャーやらを全て上にたくし上げ手首の所にグルグルに巻きつける。
「や…やだ、ちょっと…やめてよ」
……半泣きで哀願するエリを見て、身体の奥が熱くなる。
「もっと…俺だけの顔…見せてくれ…」
そう言うと、俺はもう一度エリにキスをした。
キスをしながらエリの服を全て脱がす。
これで人は呼べなくなった訳だ。心なしか、エリも少しおとなしくなったような気がする。
改めて、エリから離れ身体を良く見る。
キズ一つ無い象牙のような肌に、ふっくらとしていて軟らかそうな身体。思わずキツク抱きしめる。そ
のまま、手を胸へと運び先端の突起を優しく擦る。
「……んっ…」
必死で唇をかみ締め声を我慢しているエリを見て、どこまで絶えられるのか試したくなる。
少し下に降りて、今度は突起を口に含む。手は太ももを撫で、付け根を触るか触らないかの所で焦らし、
茂みをそっと辿る。
「…ふぁっ……やぁ…だぁ…ぁぅ…」
誘っているのか抵抗しているのか分からないような声が漏れる。
「何?ちゃんと言わなきゃわからないぞ。下の口はこんなに素直なのに…」
そういって足の間に無理やり割って入り、既に粘液でヌラヌラとしているそこに触れる。
……くちゅ…ちゅぷ…。
いやらしい音が部屋に響いた。
充分に濡らした指をほら、とエリに見せ付けると再び肉芽にあて、人差し指と中指で挟むようにして擦る。
「んゃっ!!ひあぁ…あぁん!だ…だめぇ!!ぇぁああぁう!!」
ビクビクンッ!と身体を逸らせ一際大きな声で喘いだ。
イったのか?
はぁはぁ…と肩で息をしている。
「ちゃんと言わなきゃわからないって」
意地悪くそう言うと、官能的な瞳で睨んできた。
そう…その目でもっと見てくれ…。
「だ…だから…ぁあぅ!!…やっ…やぁぁ!!」
何かを言おうとしたその時を狙って、再び指を彼女の小さな肉芽に走らせた。
「ん〜………っ!!」
自分の出した声が恥かしかったのか必死に口を閉じている。
「お前だけ、イクのはズルイだろ?」
そう言って、エリの顔をまたごすように覆い被さる。
内心、噛み千切られるのではないかとヒヤヒヤしたが、大人しく俺のモノを口に含んだ。
ゆっくりと腰を沈めるとエリの熱い舌がネットリと絡んでくる。
「そう…上手だ…」
俺もエリの肉芽に吸い付き、指をエリの中へと潜り込ませる。
…ぐちゅ…ジュ…ジュプ…
「ん…ふぁ…んっ…んっ…はぁ…」
俺の腰の動きに合わせて漏れる声が堪らなくいやらしい。
「エリ……いいか?」
こくん…と小さく頷いたのを見て、俺は縛っていた両腕を解いてやった。足をM字に開かせ、軽く腰を
沈める。
キュっ…と目を閉じてエリが痛みを訴える。初めて…なのか?
「クルー…ガー…」
小さく呼ばれた名前に答えるように一気に腰を沈めた。
「ん……うぁ…はぁっ…痛い…よぉ…」
喘ぐエリを強く抱きしめ、より強く腰を打ちつける。
「うぁ…ぁんぅ!ふぁ、あっ、んきゃぁぁあっ」
「エリ…エリっ…うぁ!!」
俺と、暮らそう!!
そう言って、俺はエリの中に思いのたけを放った。
ちなみに、肝心な所が声になっておらずこの後しばらくこんな関係が続くのはまた、先の話し。