ビリヤード勝負を終えて、その約定に従った僕と彼女は―――  
 
「じゃ・・・じゃあ本当に僕の言う事を一つなんでもお願いしていいんですね!?」  
 
思わず顔を紅潮させて確かめる僕に、彼女は涙ぐんでこう応えた。  
 
「ええ・・・しかたありませんわ・・・」  
 
彼女・・・マリアさんみたいな美人のメイドさんに、一つとはいえ、なんでも言うことを聞いて貰える。  
それは、日ごろの鬱屈した僕の欲求を開放する為の機会を神様が与えてくれたかのような、ステキな権利。  
 
(さて、どんなお願いを聞いてもらおうかな〜♪)  
 
ここは(一応)健全な青少年として・・・否、男として、むらむらと湧きあがるものはあります・・・が、  
僕はお嬢様に命を救われて、仕事まで与えられた身、待遇について言いたいことも多々あれど、  
やはりお嬢様にも彼女の慕うマリアさんにも失礼なことは出来ません。  
ここは大人しく、コートの件を・・・  
等と、いい人っぷりを発揮しようとした刹那―――  
 
「キャー!」  
 
ということで略しに略しますが、まあご存知の通り、叩きのめされてしまいました。  
ですが・・・神様の思し召しにせよ、マリアさんの仏心(なんか不思議な響きですね)にせよ、  
僕は間違いなく勝負に勝って、正当な手順を踏んでこの権利を手にしていたことには変わりありません。  
それなのに背後から攻撃を受けて叩き伏せられるという、あまりに理不尽な仕打ち・・・  
これまでの執事生活で溜め込んだストレスもあいまって、僕の心に黒い影が射してきます。  
幸い、僕にとどめを刺せたと思ったのか、お嬢様は既に寝室へ戻られており、  
ここにいるのは僕と、目の前で僕を心配そうに見ている、聖母の名を持つ美しきメイドさんだけ。  
・・・僕の恩人は、あくまでお嬢様。  
お嬢様はマリアさんを慕ってるけど流石に一心同体って訳ではありません。  
ですから・・・言ってしまえば、お嬢様にバレなければいい訳です。  
その為の条件は、まずお嬢様に直接気取られないこと、そして、マリアさんがお嬢様に伝えないこと。  
ならば、話は単純です・・・策、というには単純ですが、僕の中で筋書きがまとまりました。  
さあ、マリアさん・・・本当のゲームはこれからですよ?  
 
「いたたたた・・・」  
「災難でしたねぇ・・・で? 結局私に何をして欲しかったんですか?」  
「そ、そうですね・・・まだ一応、僕に勝者の権利はあるわけですよね?」  
「え、ええ、まあ・・・一応・・・」  
「じゃあマリアさん、改めて僕とゲームを・・・いや、勝負をして下さい」  
「もう一度?」  
「はい・・・それで負けた方が、勝った方のいうことを何でも一つ聞く、ってことで・・・」  
「いいですけど、さっきの勝負の感触だと、ハヤテ君に勝算があるとは思えませんけど・・・」  
「ふふふ、今度の勝負もビリヤードだとは言ってませんよ?」  
「・・・?」  
「まあ、要するにさっきの勝者の権利ということで、僕の指定する勝負に乗って頂く、ってことでいいですかね?」  
「ええ・・・いいですけど、ではどんな勝負をするんです?」  
「そうですね・・・では、とりあえず僕の部屋でってことで、ついてきてください」  
 
こうして部屋を出る僕に、マリアさんは不思議そうな顔をしながらも、ついてきます。  
勝負がついたとき、マリアさんはどんな顔をして僕の部屋を出て行くのでしょう・・・  
そう思うと、もう今から笑いを抑えるのが大変です・・・ふふふふふ・・・  
 
こうして、僕とマリアさんは僕の部屋に入りました。  
そのまま、なんとなくという風にベッドの傍まで来て、振り返ります。  
 
「ではマリアさん、改めて勝負しましょう」  
「え〜と・・・ですから、どんな勝負を・・・?」  
 
なんとなく不安そうな顔のマリアさん。  
やっぱり有能な方だけあって、雰囲気で危険を察知されてるのでしょうか。  
もっとも、この部屋に入ってしまった時点で護身は未完成のようですが。  
 
「それでは説明しますね・・・まず、負けた方が勝った方の言うことを一つ、何でも聞くのはさっきと同じ。  
 それで、勝負の内容というか、勝敗の条件ですが・・・ぶっちゃけて簡単に言いますと、要は―――  
 今晩中に、僕がマリアさんを10回イかせたら僕の勝ち、一度もイかなければマリアさんの勝ち、ってことで」  
「イ・・・え・・・は、ハヤテくん・・・? ちょっと、意味がわからないんですけど・・・ええと・・・」  
 
とか言いながらも、マリアさんの顔は真っ赤になっています。  
どうやら意味はちゃんとご理解頂けている様で、面倒な説明の手間が省けて助かります。  
 
「で、でも、それは・・・少年誌的にちょっと・・・」  
「大丈夫ですよ、深夜過ぎてから誘われて男の部屋にひょいひょいついて来ちゃう時点で、  
 そんな制限からは見放されてますから――――――ね!」  
「え・・・きゃ!! ちょ、ちょっと、は、ハヤテく・・・んんん―――――!?」  
 
不意をついてマリアさんに抱きついて、そのまま唇を奪いました。  
そろそろ逃げ出しそうな気配がありましたし、いきなり大声を出されても困りますしね。  
マリアさんが驚いているうちに、舌を入れて口の中を存分に味わわせて貰います。  
もしかすると舌を噛まれるかも―――という恐れもありましたが、  
お風呂で遭遇したときもあんな感じでしたから、まあ、平気でしょう。  
 
「んっ・・・んむ! むぅ、んむ〜!」  
 
予想通り、あまりに唐突な出来事に混乱してしまって、対応ができないようです。  
マリアさんの舌に僕の舌を絡ませようとすると、ただただ逃げようとするばかり。  
でも、そこは何せ限られた空間ですから、呆気なく捕まえます。  
捕まえたら、それはもうそれはねっとりと、じっくりと・・・舌を絡めて、弄って、吸ってあげます。  
そうしているうちに、徐々にマリアさんの抵抗が弱まってきました。  
強張っていた身体も、徐々に弛緩して、唇の裏や歯茎まで舐めて・・・というより愛撫ですね、してあげると、  
びくびくと身体を震わせています。  
どうやら、これで唇を離した途端に大声をあげられることは無さそうですし、次の段階に進みましょうか。  
とりあえずは唇を塞いだまま、マリアさんをお姫様抱っこで抱え上げるとすぐそばのベッドへ寝かせます。  
唇はそのままなので、当然僕も覆い被さるようにうつぶせになって、そこでやっと唇を解放してあげます。  
 
「んむ・・・ぷぁ・・・ハヤテくん・・・こんなことして・・・ナギが、許しませんよ・・・」  
「大丈夫ですよ、マリアさんがお嬢様に言わなければ、バレることはありませんから」  
「わ・・・私がこんなことされて・・・言わないと、本気で思ってるんですか・・・?」  
「そこはほら、僕が勝てばマリアさんにはもう一度言うことを聞いてもらえるルールですからね」  
「・・・私が勝ったら・・・覚悟してくださいね・・・?」  
「わかってますよ、マリアさんが勝ったらクビになるのも、パイプカットされてメイドにされるのも、  
 ちゃーんと覚悟してますから!(もちろん勘弁して欲しいですが・・・)」  
「・・・いいですね、ソレ・・・ナギも、ハヤテくんの為なら花婿になっても良いって言ってましたし・・・」  
「(そんな会話があったんですか・・・)・・・ま、まあ、一度でもマリアさんがイってくれたら、  
 とりあえずは引き分けは確定ですし、あは、あはは・・・」  
「・・・まぁ、引き分けでも、ナギにはちゃーんと、伝えますからね・・・今の発言も含めて・・・」  
「は、ははは・・・まあ、とにかく! ・・・・・・今は勝負です!」  
 
我ながら余裕を見せるつもりで地雷発言してしまった気もしますが・・・  
まあ、いいんです!  
勝負に引き込みさえすれば、この先大声で助けを呼ばれたり、逃げられたりはしませんからね。  
ではこの勝負、存分に楽しませて頂くとしましょうか・・・。  
 
 
「ひゃ・・・!」  
 
それでは本格的に勝負ということで、まずはマリアさんの首筋にキスを浴びせつつ、  
エプロンドレスの上から程よいサイズの胸を存分に揉ませて貰います。  
さすがマリアさん・・・服の上からでも、揉み心地は最高です・・・初心な声と併せて、  
男を奮い立たせずに居られないですね・・・  
 
「マリアさんのおっぱい・・・柔らかいけど弾力があって・・・最高ですよ・・・  
 服の上からでもこの揉み心地・・・ナマで触ったら、さぞかし気持ち良いのでしょうね・・・」  
「ひぁ、そんな、んん、ダメよ、ハヤテくん・・・やっぱり・・・こんな・・・っ」  
 
やはりマリアさんは一度受身に回るとなかなか反撃に転じることが苦手なようで、  
今も声ばかりで抵抗はできないようです。  
ですが、その隙にエプロンを肩から外してタイを解いて、胸を肌蹴させてしまうと、流石に羞恥が勝るようで、  
ブラに手をかけようとした僕の手から、慌てて胸を隠します。  
 
「だ、ダメ! ハヤテくん、こ、ここまでにしましょ? ね? ナギには今なら何も言わないから・・・!」  
「おやおや、負けそうな勝負じゃ乗れませんか? ま、僕から押し付けたようなものですけどね、あははっ  
 でも、まだまだこれからなんですから、当然ですが答えはノー、ですよ」  
 
マリアさんの首筋から一旦唇を離すと、彼女の美しい顔が微妙に引き攣っているのがわかります。  
ああ・・・そんな顔されちゃったら、もうやるしかないじゃないですか・・・  
健気に胸を隠すマリアさんの腕は僕の力なら呆気なく除けることが出来ますが、  
いちいち邪魔されるのも面倒なので・・・  
 
「や! ちょ、ちょっとハヤテくん!? や、いや!」  
 
マリアさんの身体を起こして両手を背中に回して、さっき脱がせた彼女のタイで縛ってあげました。  
ますます怯えの度合いが増す彼女の表情に、僕は嗜虐欲求を掻き立てられずにいられません。  
 
「ふふ、悪あがきするからですよ・・・じゃあ、マリアさんのおっぱい、拝見させて貰いますね」  
「や、やだ! お願い、ハヤテくんやめて!」  
「そんな声でお願いされると、ますます止められなくなっちゃいますよ、では♪  
 ・・・うわぁ・・・・・・」  
 
涙目のマリアさんの懇願を無視してブラを外し、母性の象徴たる双丘が露わになったわけですが・・・  
 
「・・・マリアさんのおっぱい・・・すごい・・・キレイ、です・・・」  
「いや・・・恥ずかしい・・・言わないで・・・きゃ! ま、まってハヤテく・・・ひぁあ!?」  
 
それはもう形といいサイズといい、美しいマリアさんにぴったりのもので・・・  
思わず、むしゃぶりついてしまいました。  
母親から母親らしい愛情を注がれることなく育った僕だからでしょうか、  
お恥ずかしいことに、赤ん坊が母親のおっぱいを吸うかの如く、マリアさんの乳房を貪るように吸います。  
まあ、赤ん坊ではないので、もう片方の乳房はしっかり手で愛撫してあげますが。  
 
「ひゃああ!? ちょ、ちょっとハヤテくん!? やめ、ひ、うぁあ!?」  
 
おっぱいを強く吸って乳首を舌先で転がして時々甘く噛んであげたり、  
吸い付くような肌の感触を堪能しながら強く弱く揉みしだき、乳首をきゅっと摘んであげたりすると、  
すぐにマリアさんの乳首はぴん、と勃ち上がりました。  
僕の愛撫で感じてくれたのか、単に敏感なのか、どっちにしても嬉しいことなので、  
更に執拗に乳首を舐めたり噛んだり撫でたりつねったり、いいように弄んであげます。  
 
「ふぁ! や、だめ、もう、やめましょ!? や、ダメっ! イヤ、やああっ!」  
 
そんなマリアさんの切羽詰った、それでいて微妙にうわずってきた声を聞きながら、  
しばらくの間、おっぱいの感触を存分に味わわせていただきました。  
 
「っはぁ・・・ね、ハヤテ・・・くん・・・ぅぁ・・・もう、やめてぇ・・・」  
 
僕に延々と胸を責められ続けて、マリアさんの声はだんだん弱々しくなり、  
その分だけ色っぽい響きが増してきました。  
ではそろそろ次に、ということで口を離して、  
 
「ふふ・・・マリアさん知ってます? 今、すごくエッチな顔してますよ」  
「そんな・・・! ね、ハヤテくん、もう、もうやめましょう? お願いだから・・・ね・・・?」  
「それで、今やめたらお嬢様にも今夜のことは秘密にしておいてくれる、ですか?」  
「え・・・そ、そう! 約束するから・・・!」  
「う〜ん・・・聡明なマリアさんともあろう人が・・・やっぱり、切羽詰って冷静じゃないですねぇ」  
「・・・え?」  
「だってほら、そんな条件なら、僕が勝てば同じじゃないですか」  
「え・・・で、でも・・・い、いくらなんでも10回なんて・・・!? や、ちょ、ハヤテく・・・うぁああ!?」  
「胸を弄られただけでこんなに感じちゃうマリアさんですよ?  
 もっと本格的になったら、どうなるでしょうねぇ・・・?」  
 
そんな会話を交わしながら、こっそりと下に伸ばした手をスカートに潜らせておいて、  
不意をついてマリアさんのショーツの上から“そこ”を指で撫でまわしてあげました。  
 
「や! ハヤテくんやめ、やめてぇ! そこは、そこダメっ、いやああ!」  
「そうは言いますけど、気付いてます? 結構しっかり湿ってますよ?  
 おっぱいで感じちゃったんですね・・・有能だけど、実はえっちなメイドさんでもあったんですね♪」  
「そ、そんな・・・こと・・・っ、ひぅ・・・あ、やあぁ! い、いけないわ、ダメ、だめぇ!」  
「ふふ、早くも本格的に切羽詰ってきた感じですね・・・そんな声聞いちゃうと、  
 もっと苛めてあげたくなっちゃいますよ・・・」  
 
そう言いながら一度身体を起こすと、マリアさんのエプロンドレスのスカートを思い切り捲り上げます。  
 
「きゃ・・・きゃあああ!?」  
「う〜ん、ブラもでしたが、やっぱりマリアさんは白い下着がよく似合いますよね。  
 濡れてスケスケになっちゃったここをじっくり鑑賞したい気もしますが、夜も限られてますから・・・  
 今日はさっさと剥かせていただきますね♪」  
「ひゃ・・・だめ、そこダメ、脱がせちゃ・・・や、お願いハヤテくんだめ! 本当に・・・いやああああ!」  
 
膝を立てたり捩ったりして抵抗されますが、足を閉じてる限りは大した障害にもなりません。  
マリアさんの大事なところを覆う最後の布切れは僕の手で呆気なく抜き取られ、  
足を強引に割り開くと、彼女の生まれたままのところ―――今までの反応からして恐らく処女地―――が、  
僕の目の前に露わになりました。  
 
「みないで・・・みちゃだめ・・・ハヤテくん・・・お願いだから・・・」  
 
後ろ手に縛られて、胸もココも露わになってしまった美しいメイドさんは、  
ついに涙を流しながら僕に懇願します。  
・・・そんな態度を取れば取るほど、僕の嗜虐欲が膨張するとも知らずに・・・。  
 
「や・・・やだっ! そんな・・・だめ! 顔近づけちゃ・・・イヤ!」  
「そんな怖がらなくていいですよマリアさん・・・すぐに、気持ちよくして差し上げますから」  
「そんな! 恥ずかしいの! だめ、汚っ・・・や、だめぇ!」  
「大丈夫ですよ、マリアさんの身体に汚いところなんてないですから・・・」  
「ひぁあ!? や、やだ、いやです!」  
 
剥き出しになったマリアさんのそこは、蜜を垂らしながらひくひくと震えています。  
早く刺激が欲しくて堪らない・・・マリアさんの内心を代弁しているかのようなそんな秘唇に、  
僕も期待に応えるべく、唇を重ねます。  
マリアさんの身体がびくびくっと震えて、感じてることを教えてくれます。  
口ではどれだけ嫌がろうとも、身体は正直、ってところでしょうか。  
それでは、とばかりに、僕は舌を使い始めました。  
 
「っふぁああ!? や、だめ、舐めちゃダメぇ!」  
 
マリアさんの艶っぽい悲鳴をBGMに、僕の舌はそこを徹底的に弄ります。  
まずは秘裂に沿って舌を上下させてそこを割り開いてあげてから、左右の秘唇をじっくりと舐めまわします。  
まだ包皮に包まれたままの肉芽も痛くないように軽く突付いてあげると、  
 
「や、だめよ、そんなとこ・・・っ・・・っひぁああ!?」  
 
マリアさんはその度にびくんと震えて一際高い声で鳴いてくれるのが可愛いです。  
蜜の量もどんどん増えて、シーツに垂れて出来た染みが徐々に広がっています。  
一旦舌を休めて秘裂に口を当てて、マリアさんにも聞こえるようにわざとらしく大きな音を立てて、  
じゅる、じゅるるるっ、じゅるるっ、と、その溢れる蜜を啜ってあげると・・・  
 
「ひゃ、ひゃああああ! ダメ、吸っちゃダメ、そんな音立てないでぇ!」  
「じゅ・・・っ、でも、こうしないとどんどん垂れて僕のシーツに染みが広がっちゃいますからね。  
 それにしても、マリアさんってえっちな蜜の量、多いんですねぇ・・・  
 ほら、こうして口を離すとすぐにまた溢れてきますよ?」  
「そんな! それはハヤテくんがそんなに舐めるから・・・ふわ!? や、ひああ!」  
 
今度は秘裂の中まで舌を潜り込ませて、蜜を啜りながら中までしっかり舐め回してあげます。  
身体の内側から愛撫されて、いよいよマリアさんも本格的に上り詰めてきつつあるようで、  
身体の震えは一層激しく、鳴き声もどんどん高く大きくなってきています。  
このまま舌使いをもう少し激しくしてあげれば、すぐにでもイってくれそうな気配です。  
マリアさんが未通であることを思えばこのままクンニだけで弄り通す方が手っ取り早いのですが、  
さすがにマリアさんの身体を前にしては、僕の方が我慢できません。  
それに実のところ、10回イかすのが目的って訳でも無いですからね・・・ふふふ・・・  
 
「あ、ああああ! だめ、舌、いれないでぇ! かき回しちゃ、だ、だめですっ!」  
 
まあでも、折角盛り上がったところだし、一度このままイってもらっちゃいますかね。  
その方が、よーくほぐれてくれそうですし。  
そんなわけで、マリアさんの秘裂に思いっきり口を押し付けると、より深く舌を挿入して、  
膣壁を抉るようにぐりぐりと舌を暴れさせます。  
更に秘唇ごと恥丘を、痛くならないように気をつけて甘〜く歯を立てて咀嚼してあげると、  
マリアさんは切なげに腰を揺らしながらも、シーツをぎゅっと掴んで必死で耐えているようです。  
が、もう声の感じからして限界は間近のよう。  
 
「あ!? ひぁ! だめ! ハヤ・・・っテくん・・・っ、もう、ダメ! やめてぇえ!」  
 
ああ・・・マリアさんのこんな声を聞けるなんて・・・僕が上げさせてるなんて・・・  
本当に・・・早く僕のモノにしてしまいたい・・・では、まずはその第一歩ということで―――  
すっかり膨張した肉の芽を指で、“きゅっ”とつねりあげちゃいました。  
それから一瞬遅れて、マリアさんの身体は大きく揺れて・・・  
 
「っふぁ、イ、イあ、や、らめ、ハヤてく・・・・・・っぅぁあああああ!」  
 
身体を大きく反らしながら今までで一番高い声で叫んで、おそらく生涯初の絶頂に達したようです。  
そのまま身体を弛緩させてふるふると震えつづけるマリアさんから口を離すと、  
再び彼女の上に覆い被さって、絶頂の余韻に浸る紅潮した顔を覗き込みます。  
 
「ふふ、早速イっちゃいましたね・・・どうでしたか、初めてイった気分は?」  
「っは・・・はぁ・・・ぁ・・・ね、ハヤテくん・・・おねがい、もう・・・もう、やめましょう・・・」  
「いくらマリアさんの頼みでも、それはできませんね・・・身の安全が懸かってますので」  
「・・・もう、いいから、私の負けでいいですから・・・ね・・・だから・・・」  
「そうですか、それなら話は変わりますけど、本当にいいんですか?  
 僕が勝ったら、僕がマリアさんに望むこと、まだ言ってませんよね?」  
「今夜のことなら・・・ナギには、絶対に言わないから・・・」  
「そんなことは望んでないんですよね・・・僕がマリアさんに望むのは、ずばりマリアさん自身です。  
 あなたの全て・・・身も心も、まるごと全部・・・要するに、僕の奴隷になってください♪」  
 
マリアさんの紅潮した顔が、明らかに引き攣りました。  
そりゃ引きますよね・・・まあ、わかってて言ってますけど。  
 
「は・・・ハヤテくん・・・あ、あ・・・あなたって人は・・・」  
「誤解しないでくださいよ?  
 僕は別にマリアさんが嫌いだとか、虐げたいとか、そんなことは全くありません。  
 むしろ仕事の腕には憧れてますし、尊敬もしてます、僕の失敗もカバーしてくれて感謝だってしてますよ」  
「じゃあ、なんで、こんな・・・酷いことを言うの!?」  
「魅力的すぎるんですよ・・・マリアさんは、すごく美人で、優しくて、面倒見もよくて・・・  
 同じ屋根の下で何事もなくただただ平和に暮らすには、あなたは魅力的過ぎるんです。  
 男なら誰だって思うはずですよ・・・あなたを自分のモノにしたいって。  
 抱き締めてキスして犯したいって・・・そのキレイな顔を、身体を、存分に陵辱して汚したいって・・・!  
・・・だから、そうすることにしたんです」  
 
僕の告白を聞いて、マリアさんは震えていました・・・絶頂の余韻とは違う、きっと純粋な恐怖から。  
何か喋ろうとしていますが、言葉にできないようです。  
まあ、無理はないでしょうね。  
ずっとここでメイドをしていたマリアさんは、こんなことを聞かされるのは初めてでしょうから・・・  
―――自分の身体を性欲の対象としてしか見ない、男の生々しい欲望丸出しの言葉なんて。  
 
「さ、では続きと行きましょうか。  
 既に一度イっちゃったマリアさんには勝ちこそありませんが、  
 ここまでぶっちゃけてしまった以上、僕にも後がありません。  
 引き分けではお嬢様に報告されちゃうでしょうからね。  
 夜が明けるまでに僕がマリアさんをあと9回イかせるか、マリアさんが耐え切るか・・・勝負です」  
「いや・・・やめて・・・ハヤテくん、おねがい・・・やだ、助けて、ナギ・・・いや!いやあああああ!」  
 
僕は風邪で寝てたときのままの格好ですから、パジャマを少し下ろすだけで、“それ”は簡単に取り出せます。  
さっきまでのマリアさんの痴態と今の怯える様を見て、僕のモノは自分でも驚くくらいにそそり立っていました。  
それを見てしまったマリアさんが、普段からは想像もできない取り乱しようで泣き喚きますが、  
相変わらず両手は後ろ手に縛ったままなので、暴れることもできません。  
広いお屋敷が幸いしてお嬢様の部屋に声が届く心配もないので、安心して事を進めることが出来ます。  
固く反り返った僕の凶器を躊躇うことなくマリアさんの濡れそぼった秘裂にあてがって・・・  
 
「ひ! いや・・・だめ! 本当にだめ! ハヤテくんお願い、他のことなら何でも言うこと聞くから!」  
「残念ですが、僕ももう、我慢できないんですよ・・・最初は痛いかもですが、  
 ちゃんとイけるように気持ちよくさせてあげますから・・・よ〜く味わってください――――――ね!」  
「っい、痛っ、い、いや、いやああああああああ!!」  
 
悲痛な叫び声を聞きながら、僕は自分をマリアさんの中に沈めていきます。  
途中でちょこっと引っかかった処女膜を躊躇なく破り、  
僕の肉茎にぎゅっと絡みつく狭い肉穴を抉る感触に酔い痴れながら、  
ゆっくりと最後まで、埋め込んでしまいました。  
 
「っあ・・・ぁ・・・ひ・・・どい・・・ハヤ・・・テ・・・くん・・・酷すぎ・・・ます・・・」  
 
ショックと破瓜の痛みで、叫び声すら上げられなくなったようで、  
ぼろぼろと涙を流しながら途切れ途切れの声で僕を非難します。  
でも、今更罪悪感を感じたりする僕ではありません・・・  
むしろ、この悲痛な顔が、どう快楽に囚われていくかが、今から楽しみで・・・  
 
「大丈夫ですよ・・・後ろ手に縛られながら愛撫されてイっちゃう、Mっ気たっぷりのマリアさんですから・・・  
 痛いのもすぐに気持ちよくなりますから、安心してください」  
「っ・・・そんな・・・っあ! だめ、い、いた、痛いぃっ!!」  
 
僕も我慢し続けてきましたからね、流石に動かずにいられません。  
とりあえずは、ゆっくりと、ゆっくりと・・・  
 
「っひぃ! いたい、いたいの・・・ゆるして・・・お願い・・・っ」  
 
こんなふうに泣きながら懇願されると、本当にレイプしているみたいだなぁ、とか考えながら、  
当然のように躊躇うことなく陵辱を続けます。  
(あ、どっちもあまり意味は変わりませんね、あはは)  
ただ、広がりきらないうちから激しくしすぎて傷つけてしまっては悪いので、  
僕ぼしても逸る気持ちを抑えに抑えて、我慢しながらゆっくりと、ではありますが。  
 
「もうしばらく我慢してください、すぐにさっき舌でやってあげた時みたいに、  
 感じられるようになりますから・・・だってほら、マリアさんのここ、さっきより濡れてるんですよ?」  
 
マリアさんの狭い肉穴を僕のモノが出入りするたびに、  
ぢゅぷぢゅぷっと卑猥に湿った音を立てて泡立った蜜が垂れてきます。  
お陰でキツキツなのにスムーズに抽送できて、もう気持ちよくってたまりません。  
 
「ちが・・・っ、それ、痛いから・・・身体が・・・勝手に・・・滑らかになるようにって・・・」  
「ふふ、さすがマリアさん、こんなことまで博識ですね・・・でも、誰だってこうなる訳じゃないですし・・・  
 初めてでこんなになっちゃうなんて、素質があるってことですよ」  
「っく・・・ひ・・・っ・・・そし・・・つ?」  
「ええ、処女なのに犯されてもちゃんと感じられる素質、ですね♪」  
「そんな! っ・・・うそ・・・嘘です・・・っ」  
 
そんなやり取りをしている最中も、腰は決して休めず、でも強くもせず、根気よくスローペースで抽送を続けます。  
さらに、首筋や鎖骨のあたりに執拗にキスを繰り返すと  
 
「っく・・・ふぅ・・・ん・・・やぁ・・・」  
「あれ? ちょっと声が変わりました?」  
「ふっ・・・し、知りませんっ・・・っく・・・」  
「そうですか、じゃあ今度はこうです」  
 
さっき散々に可愛がってあげた乳房に、もう一度吸い付きます。  
あれだけ痛がっても相変わらずぴん、と勃ったままの乳首を強く吸い上げて、舌先で飴玉のように転がして、  
不規則なリズムで歯で軽く触れてみたり、ちょっと噛んでみたりすると、  
少しずつ、マリアさんの声に艶が戻ってきます。  
 
「っあ、あは・・・っ・・・だめ、やめて・・・ぇ・・・っうあ、い、痛っ!」  
 
ちょっとこなれて来たところで腰使いのギアを上げてみましたが、さすがにまだ痛かったようです。  
でも、胸だけじゃなくて、二人の結合部の傍で同じように尖り勃っているもう一つの突起、  
そこを指でつまんだり、撫でたり、軽く爪を立ててあげると・・・  
 
「いっ、いはっ! あぁ! そこっ、や、だめえ!」  
 
抽送による痛みがいきなり消えることもないでしょうけど、  
感度の良い所を同時に、執拗に愛撫してあげると、痛みとは別に快感もちゃんと感じてくれているようで、  
辛そうな喘ぎの合間に甘い息遣いが再び混ざってきます。  
 
「どうですかマリアさん、もうさっきみたいに痛くなくなってきたでしょう?」  
「そんな・・・! 知らない、知りませんっ!」  
「認めたくないかもしれませんけど、さっきまで痛くて死にそうな顔だったのに、  
 今はまた赤らんで・・・だんだん物欲しげな顔になってますよ?」  
「う、うそですっ! そんなことありませ―――んむっ!?」  
 
言い切られる前に唇を塞いで、今度は舌でマリアさんの口の中を余すとこなく愛撫します。  
僕の涎を流し込んで、彼女の口の中で混ぜ捏ねて、喉まで送って強引に呑み込ませます。  
その度にマリアさんはむせ込んで唇と唇が離れますが、すぐに塞いで、それを何度も繰り返します。  
そうやって、僕に上の口も下の口も犯されながら、少しずつ、少しずつ、彼女は昂ぶっていくのがわかります。  
 
「ぷは・・・っ、はーっ、はぁっ、あ、ふぁ・・・あはぁ・・・」  
 
僕がしつこいくらいのキスからマリアさんを解放したとき、彼女の美しい顔は淫らに赤く染まり、  
弱々しい息遣いには痛々しさは感じられなくなっていました。  
 
「どうやらすっかり気持ちよくなってきたんじゃないですか? ね、言った通りでしょう?」  
「・・・! そ、そんなこと・・・っく・・・ない・・・ないですっ」  
「でも、少なくとも痛くはなくなったみたいですね、ほら、さっきからこんなに激しくしてるのに」  
「え・・・ぇ・・・あ! そんな・・・っ」  
 
全力とは行かないまでも、僕の腰は軽快なペースでマリアさんの腰に打ち付けられています。  
多少スムーズさが増したとはいえ、相変わらずキツキツで僕のをねっとりと包み込むマリアさんの肉壷は、  
ちょっと気を抜いたらすぐに射精してしまいそうなくらいの極上の感触です。  
ぢゅぷぢゅぷという卑猥な水音はさっきとは比べ物にならないほどで、  
間違いなくマリアさんにも届いていることでしょう。  
 
「うそ、こんな・・・でも、でも気持ちよくなんて・・・!」  
「そんなえっちな顔して、強情ですね・・・じゃあ、こうです!」  
「な、え・・・っひああ! や、あ、ふぁあ!」  
 
痛みが引いたなら、もう容赦しません。  
勿論、マリアさんをイかせるためでもありますが、それ以上にマリアさんをもっともっと貪りたい一心で、  
一気に腰の動きを激しくします。  
 
「ふぁ、あ、あぁぁ!? や、だめ、ハヤテくん! はげしすぎっ!」  
「っはぁ、マリアさんの中、凄く気持ちよくて・・・っ、絡み付いてきますっ!」  
「そんな、やぁ・・・っ、いわないでぇ・・・ふぁ、あ、あああっ!」  
 
僕のがマリアさんの中を出入りする動きに合わせて、マリアさんの身体がびくびくと揺れ、  
同じペースでうわずった声で甘い喘ぎを上げています。  
あとはもう時間の問題、小細工などしないでただただマリアさんの中の感触を堪能することにします。  
 
「ぁああ! や、だめ、ハヤテくんっ、だめ、もう、や、ひゃあ!」  
「マリアさんっ、無理しないで・・・イってください、まだ先は長いですから・・・っ」  
「い、イや、だめ、らめ・・・ふぁあ! イき・・・イかない、イっちゃだめ、あ、やぁあ!」  
 
健気に絶えるマリアさんもまた可愛いです・・・が、僕が腰を止めない限り、  
いつかは耐え切れなくなるだけ・・・先延ばしするだけ、絶頂がより激しくなるだけ、なんですけどね。  
まあ、今のペースを緩めず、強めず、じわじわと達して貰うことにします。  
 
「ぁ、うぁあ! やぁ、ハヤ・・・っくんっ! らめ、も、イぁ、イかない、イかないから、あ、あ!」  
「ふふふ、頑張りますね・・・っ、でも・・・、その我慢して耐えてる顔・・・凄い可愛いですよ」  
「ぇ・・・や、そんな、言わないで! だめ、きちゃう、あ、イき、ちがう、ちがうのっ!」  
 
必死に拒絶しながらも、身体はびくびく震えて、腰は勝手にくねるように動いてしまっています。  
身体は早くイきたがってるのに、一生懸命に理性で抑えてるんですね・・・でも、流石に限界のようです。  
 
「イや、こないでっ! だめ、まだだめなのっ! イ、イっちゃ、ちがう、だめ、あ!あ!うああああああ!!」  
 
長く尾を引く鳴き声と共に、身体を仰け反らせて膣をきゅうっと締め付けて、  
マリアさんは今晩二度目の絶頂に達しました。  
絶頂の余韻に浸る紅潮した顔を涙や涎、乱れた髪が彩って、  
普段の清楚なイメージからは全然違う色気に溢れています。  
 
「これで2回目ですね・・・もっと頑張らないと、10回なんてすぐですよ?」  
「・・・ちがうの・・・まだ・・・」  
「なんです?」  
「イってない・・・イってない、から・・・っ」  
 
なるほど、そう来ましたか、なかなか強情ですね。  
まあ、正直なところ・・・その抵抗は無意味なんですけど、ね。  
 
「あら、そうでしたか・・・あんなに高い声で叫んでたのに。  
 まあ、いいです、でしたらこうしましょう、“イく”って宣言した時だけカウントでいいですよ」  
「え・・・い、いい、の・・・? 私、いくらなんでも、そこまで・・・」  
「ええ、構いませんよ? その代わり、夜は限られてますからね、早速次にいかせてもらいますよ!」  
「つ、次・・・んくっ!? ・・・きゃ、え、なに!?」  
 
まだ固いままのモノをマリアさんの肉壷から引き抜くと、  
マリアさんの身体をごろっと転がしてうつ伏せにします。  
そして腰を持ち上げて無理やり四つん這いっぽく膝立ちにさせると、改めてスカートを捲り上げて・・・  
 
「や、やだ! こんな・・・は、恥ずかしい格好、やめ・・・ひああ!」  
 
ベッドの上で四つん這いになったマリアさんの秘所を、背後から肉槍で串刺しにします。  
手元にある白くてすべすべした、キレイなお尻をゆっくり愛でたくもありますが、  
今はマリアさんの身体が燻っているうちにってことで、  
抽送のギアをトップまで一気に上げます。  
 
「っあ、ああ! うぁ、や、やあああ! だめ、こんな、やだ、あ、ひあああ!?」  
「メイド服のままで後ろからだと・・・あはっ、ほんとうに、マリアさんを犯してるみたいですっ!」  
「や、だめ、激しくしないでぇ! イったばかりなのに、これじゃあ、だめ! またっ、すぐ、いやああ!」  
「え・・・? イったばかり?」  
「え、あ! ちがう、ちがうのっ! っくひ! あ、ちがう、ちがうからぁ! あ、ふぁああ!」  
「そうですよね、まさかマリアさんが嘘つくわけ・・・っ、じゃあ、今度はちゃんとイくように、  
 もっと激しくしてあげますっ!」  
 
今は膝立ちでマリアさんのお尻に僕の腰を打ち付けているわけですが、  
さっきよりもかなり自由度の高い体位なので、存分に腰を振るえます。  
ぱん!ぱん! と小気味のいい音を立てて僕とマリアさんがぶつかる度に、  
僕の肉槍はマリアさんの膣を奥までずぶずぶと刺し貫き、  
彼女は悲鳴の変わりに嬌声を、血の変わりに愛液を垂れ流しながら、必死に首を振り乱して悶えます。  
 
「え、や、やああ! だめ、らめ! ひあ、あ、ああ!」  
「っく、さっきより締め付けが凄いですよ、マリアさんって獣みたいに後ろからされるの好きなんですね!」  
「や、ちがう、ちがうのっ! そんなの、あ、ひ、やあああっ!」  
「嘘突いてもだめですよ、うなじまで真っ赤に染めちゃって、気持ちいいのバレバレですからねっ」  
「そんな、あ!? うぁ、や、やあああ! だめ、また、またきちゃう、あ、ちが、や、うああ!」  
 
さっきイったばかりの膣内をずぶずぶと突き回されてるわけですから、  
それはもう敏感になってますよねぇ・・・まあ、本人がイってないという以上は気にしませんけど、ね♪  
 
「や、も、あ! だめ、イ、あ、ちが、イっちゃ、だめ、やあああああ!!」  
 
びくびくっ! と身体を震わせて・・・どうやら再びイったようですが、  
さっきの約束で “宣言”がない以上はイったとみなしませんので・・・  
 
「あ、だめ、いま、いまイって、あ、ちが、けど、あ、ああ! うああああ!」  
 
また、みたいです。  
まあ、気にしませんが。  
 
「また・・・っ、ダメ、もう、ハヤテくんっ、だめ、休ませてぇ! もう、また、あ、ふぁああ!」  
「っはぁ、ダメですよっ、僕も後がありませんから、なにせあと9回マリアさんをイかせなきゃなのに、  
 全然イってくれませんからね・・・、もっともっと突いてあげますっ!」  
「そんな・・・! だめ、わたし、あ、また・・・だめ、こわれちゃうう!」  
 
そんなイきっぱなしのマリアさんを犯しつづけながら、僕もそろそろ、最初の限界が来たようです。  
 
「うぁ・・・だめ・・・ぇ・・・また、イ・・・やあああ!」  
「マリアさん・・・すごい、さっきからもの凄く締め付けてます・・・僕も、もう・・・そろそろっ!」  
「え、やああ! っ・・・ふぁ・・・そろ、そろ・・・? あ、イやぁ・・・」  
 
イかされ続けて流石に消耗したようで、声も徐々に弱々しくなってきました。  
僕の言ってることも、多分理解できないでしょう・・・から、わかりやすく、  
 
「僕もイきそう・・・射精しそうですっ・・・マリアさんの中に、思いっきり!」  
「ぇ・・・う、うそ・・・あ、ふぁあ! や、だめ、ハヤテくん、それは、それだけはぁああっ!?」  
「だって、マリアさん・・・全然イってくれないから・・・もう、これくらいしか・・・っ!」  
「だめだめだめぇ! 中はやめて! お願い、ちゃんとっ、イくって、イ、あ、ひぁあああ!」  
「もうだめですっ! 出る! 出します! マリアさんの中に全部っ!」  
「ダメ、やめて! イくから、イっちゃうから、イ、イく、また、イっちゃうの、イっちゃ、うあああああ!」  
「僕も、もうイきます! 出します、マリアさんの中に出しますっ!! ――――っくう!!」  
 
もう何度目かもわからないけど、自称2回目のマリアさんの絶頂に合わせて、  
僕も最後に大きく腰を打ち付けると、溜まりに溜まったモノを彼女の膣奥深くに思いっきりぶちまけました。  
 
びゅく! びゅるっ! びゅるるっ! びゅくんっ! どぷぷっ・・・!  
 
「あ、あああ! あああああ!? イったのに、イったって言ったのに! 出てる! ハヤテくんのが、  
 中に、中に出されちゃって・・・あ、だめ! こんな、激しく出されたら、また、あ、うああああ!?」  
 
ついに、と言うのも変ですが、マリアさんの中に思いっきり射精しました。  
最近はなれない環境でずーっと溜め込んでいたせいもあって、もの凄い量が出た気がします。  
勢いも相当なものだったようで、僕の白濁粘液がマリアさんの膣壁や子宮口に叩き付けられる衝撃で、  
またもやイってしまったようですが・・・イくって言わなかったから、ノーカウントです。  
 
「・・・熱いのが・・・なかに・・・いっぱい・・・だされちゃった・・・イったのに、ちゃんと・・・」  
「イったら出さない、なんて言ってないですから、ね♪  
 それに・・・中に出されて、すごく気持ちよかったでしょう?」  
「そんな・・・しりません・・・っ」  
「本当に強情ですねぇマリアさんは・・・。  
 でも、まだ2回ですからね・・・マリアさんの中、気持ちよすぎて・・・ほら、これだけ出しても、  
 僕のはまだ全然衰えませんから・・・あと8回イってもらうまで、もっともっと犯してあげますからね♪」  
「う・・・うそ・・・だめ、そんな、おねがい・・・もう、わたし・・・っひぅ・・・っ!」  
 
イかされすぎて、マリアさんはもうよれよれです。  
カウントはまだ2ですが、実際は10近いハズですからね・・・でも、ま、その方が都合がいいです。  
充分に射精の余韻を味わったところでマリアさんの肉壷から僕のモノを引き抜くと、  
栓が外れた勢いでマリアさんの愛液と僕の精液のミックスがぼたぼたとシーツに垂れ落ちます。  
僕のが引き抜かれた感触と、中身が垂れ落ちる感触でマリアさんがまたもやぶるっと震えました。  
もう、敏感になりすぎて如何しようもない感じです・・・まあ、責めるにはいいコンディションですね。  
 
「さ、マリアさん、また体位を変えますよ・・・起きてください、そう、僕に抱きついて・・・」  
「もう・・・ハヤテくん・・・おねがい・・・やめてぇ・・・」  
「ダメですよ、あと8回イってもらわないと、僕の命にかかわりますからね〜」  
 
マリアさんを抱き起こすと、お互いに座ったまま正面を向き合います。  
やや朦朧としているマリアさんを僕の身体に抱きつかせて、  
対面座位って言うんでしょうかね・・・その体位で僕は手で腰を浮かせて動かしやすくすると、  
正面にあるマリアさんの、僕の精液と自分の愛液でドロドロになった穴へ肉茎を突き立てます。  
 
「っあああ! やだ、もうヤあぁ! おねがい、もう、すぐ、イっちゃう、イっちゃ―――んむう!?」  
 
片手で腰を浮かせたまま、もう片方の手でマリアさんの頭を抱きかかえて、唇を塞ぎます。  
そのまま、さっきほどは動かせないけど、腰をつかってマリアさんへの責めを再開します。  
 
「んん!? んむ! んむ―――!! んん! んんんんん!!」  
 
突き立てた肉茎を抽送し始めて間もなく、マリアさんは身体中をガクガクと震わせて、  
切羽詰った感じで呻き声を上げ始めました。  
何か言いたいことがあるのかもしれませんが、残念ながら僕の唇が彼女の口を塞いでいるので、  
マリアさんは何も喋れません。  
ただただ、びくびくと身体を震わせながら、必死で呻き声をあげるばかりです。  
そんなマリアさんの頭を腕と唇で押さえ込んで逃げられないようにしておいて、  
彼女の唇を味わいながら、僕は再び腰使いの回転数を上げていきます。  
 
「んんん!! ん゛―――!! んぷぁっ、イ、イって、んん゛!? んんん〜〜〜!!」  
 
あんまり激しく首を振ろうとするものだから、時々唇が外れちゃいますが、すぐに塞いであげます。  
びくんっ、びくびくっ、と激しく揺れる身体からも、鼻から漏れる呻き声からも、  
マリアさんが懸命に何かを訴えようとしている気はしますが、  
口の中が気持ちいいのでしばらくは唇で塞いだまま、ドロドロに蕩けそうな肉壷をずぶずぶと責め立てます。  
絶え間なく湧き出る蜜に僕が出した白濁液まで混ざり合って、  
締まりはキツいままなのに嘘みたいにスムーズに抽送できます。  
お陰で、不自由な体位でもマリアさんを存分に悦ばせて上げることができているようで、  
彼女の身体と声が示す反応に満足しながら、僕たちは言葉もなく延々と交わりつづけます。  
 
・・・まあ、勿論わかってるんですけどね、さっきからずーっとマリアさんがイきっぱなしなのは。  
今、口を自由にしてあげたら、残り8回なんて、それこそ8回抜き差ししたら終わってしまうでしょう。  
それで約束どおりにマリアさんを僕のモノにしたら、ちゃんと約束は守ってくれるでしょうけど、  
それじゃあ、ちょっと物足りないというか・・・  
なにせ僕の人生にも関わるかもしれない部分なんで、念には念を入れようかな、なんて。  
っと、その前に、そろそろマリアさんの反応が薄くなってきました。  
僕もそろそろ催してきましたので、それでは本日二発目といきましょうか。  
腰を更に激しく動かして、マリアさんに新たな呻き声を上げさせながら射精感を一挙に高めて・・・!  
 
「ん・・・っ、んん・・・んむ・・・・・・っ・・・!? んんん!? ん゛ん゛ん゛〜〜〜〜〜〜!!!」  
 
びゅぷぅっ! びゅるっ! びゅく、びゅくくっ! びゅくんっ・・・  
喘ぎ声も悲鳴もあげられないマリアさんの中に、さっきと変わらないくらいの精液を思い切りぶちまけてあげました。  
きゅうきゅうと締め付けるマリアさんのそこが、僕の肉茎の中に残った精液まで全部吸い出してくれそうです。  
そんな余韻にしばらく浸りながら、マリアさんのガクガクと揺れるような絶頂が落ち着いたのを見計らって、  
やっと僕は彼女の唇を解放します。  
 
「はぁ・・・はぁ・・・ごめんなさいマリアさん、あんまり気持ちよくて、気がついたら出ちゃいました」  
 
我ながらぬけぬけと言います。  
 
「ひど・・・い・・・っ、イってたのにぃ・・・ずっと、イかされてたのに・・・出されて、またイったのに・・・っ」  
「あら・・・それは残念、マリアさんはイったように見えてイってくれない方なので、  
 判断が難しくて・・・残り8回、なかなか進みませんねぇ・・・」  
 
本当に我ながらぬけぬけと。  
 
「あと8回・・・だめ、そんな・・・わたし、壊れちゃうう・・・ね、お願い、ハヤテくん・・・  
 もう、いいから・・・私の負けでいいから・・・今日はもう許して・・・ね・・・」  
 
ちょっと意外な申し出ですが、マリアさんのことです、僕が簡単に8回で終わらせる気が無いこと、  
勘付かれたのかもしれません・・・これだけ乱れても、やっぱり賢い人です。  
そんな方が負けを認めてくれるって言うのは有難いのですが、  
違和感に気付かれているなら尚更、マリアさんの思い通りには、させてあげられません。  
 
「そこまで言ってくれるのですから、その意見も尊重してあげたいのは山々なんですが・・・  
 これはあくまで勝負事、けじめはきっちりつけなくちゃいけませんからね。  
 そういうわけで、もし今マリアさんが負けを認めるのでしたら、その時点から僕の奴隷ということで、  
 早速、このまま朝まで可愛がってあげるだけですが、いいんですか、本当に?」  
 
マリアさんの淫らに乱れた顔が引き攣ります。  
どっちを選んでも “こわれちゃう”まで犯され続けることに変わりない、と思ったことでしょう。  
 
「じゃあ、僕は少しだけ楽させてもらいますよ、ずーっと動いてましたからね」  
「え・・・あ・・・っ」  
 
マリアさんの中にモノを納めたままで、僕は仰向けに寝そべって一息つきます。  
流石に二発目を出して少し柔らかくなってしまったので、マリアさんの腰を抱えて微妙に位置を調整して、  
モノが抜けないようにしながら、彼女を僕の腰に跨らせて、いわゆる騎乗位の体勢になると、  
そのまましばらく休ませてもらいます。  
相変わらずマリアさんの締め付けは絶妙で、動かなくても中の細かい襞が僕のものを愛撫してくれるようで、  
すぐにまた固くなりますが、それでもあえて動かずにいると・・・  
 
「は・・・ハヤテ・・・くん・・・?」  
「どうしました?」  
「このまま・・・また、する・・・の?」  
「ええ、今度はマリアさんに上になって貰おうかなって・・・それが何か?」  
「べ、別に・・・」  
 
僕のが中に入ったままとはいえ、動かすわけでもなくそれなりに休みましたから、  
マリアさんもだいぶ、連続絶頂による疲弊からは回復してきているハズです。  
でも、その拷問のような快楽責めから開放されてだんだん落ち着いてくるにつれて・・・  
そう、今頃、気付いているはずです。  
快楽を与えられ続けた肉体が、もうそれを忘れられなくなっていることに。  
心が、理性が拒んでも、身体が求めてしまうのです・・・今のマリアさんのように。  
 
「どうしました、マリアさん? なんだか腰がもどかしそうですが?」  
「そ、そんな! そんなこと・・・ないです・・・」  
「そうですか? なんだか微妙にくねくねと動いてる気がするんですが・・・」  
「う、うそ・・・そんな・・・あっ・・・ちがう、ちがうの・・・」  
 
顔を真っ赤に染めて、必死で否定していますが・・・  
僕のモノを咥え込んだそこを中心にして、もぞもぞと動いているのは明らかです。  
どうやら、マリアさんの身体は・・・堕ちました。  
 
「ねぇ、マリアさん・・・そんなあからさまなことを必死で隠すのも恥ずかしいと思いませんか?」  
「そんな・・・だから、あ・・・ふぁ・・・ち、ちがいますっ!」  
「本当に強情ですね・・・この際、もっと大きく動いたらいいじゃないですか」  
「え・・・そ、そんな、わたしが・・・や、やだ・・・っくぁああ!?」  
 
ぐぃ、と一度だけ、下から腰を突き上げてみます。  
 
「ね・・・もぞもそするよりも、ちゃんと上下に出し入れする方が気持ちいいですよ・・・?」  
「でも・・・でも・・・そんな、恥ずかしい・・・」  
「いいじゃないですか、どうせ、僕が勝てばマリアさんは僕の奴隷だし、  
 勝てなければ、お嬢様に葬られるのは決まったようなものですから、僕の前で遠慮することないですよ」  
「でも・・・そんな・・・やっぱり・・・っくぁ、ふぁあ!? あ、やあっ!」  
 
二度、三度と下から突き上げてあげます。  
 
「ね・・・気持ちいいでしょう・・・?」  
「そんなぁ・・・だめ、恥ずかしいのに・・・恥ずかしいのにっ!」  
 
そう言いながら、ついに膝を使って、少しだけ腰を浮かせては戻す動作を、小さく始めます。  
 
「っふ・・・あ・・・はぅ・・・ぅぁ・・・ゃ、こんなぁ・・・ひぁ・・・」  
 
その動作が小さかったのはほんの最初だけ、  
すぐに腰の振り幅は大きさを、勢いは激しさを増していきます。  
 
「っは、あ、ふぁあ! やぁ、だめ! こんなの、恥ずかしいのにっ! なんで・・・とまらないのっ!」  
「ふふ・・・どんどん激しくなってきますね、僕も気持ちいいですよ♪」  
「ふぁあ!? そんな、ちがうのぉ! だめ、あ、あはぁ!」  
 
スカートで結合部こそ見えませんが、そこからはぢゅぷぢゅぷといやらしい音が聞こえてきますし、  
何よりマリアさんの中に咥え込まれてる僕のモノが、キツくて暖かくて具合のいい肉壷の感触を、  
存分に味わっています・・・しかも、寝そべっているだけで。  
なんだか既にマリアさんの奴隷化完了な気分になっちゃいそうな気持ちの良さですが、  
残念なことにこれから詰めの手を打たなきゃならないんですよね・・・ああ、残念です。  
まあ、今は切なげに乱れて、それでも尚キレイなマリアさんの顔を眺めながら、  
もうしばらく楽しませて貰いますけどね。  
 
そうこう考えている間に、マリアさんの腰使いはいよいよダイナミックになってきます。  
後ろ手に縛られたままなのに全然バランスを崩すことなく、  
僕のモノの長さギリギリいっぱい分の上下動を正確に繰り返せてしまうのですから、  
やはりマリアさんは流石としか言いようがありません。  
僕も合いの手を打つかのように、マリアさんの腰が沈むタイミングに合わせて、  
軽く腰を突き上げて上げるようにしたので、  
 
「ふぁ! あ! や、あ、うぁああ! イいのっ! こんな、恥ずかしいのにっ!でも、あ、うああ!」  
「すごい・・・普段のマリアさんから想像できないくらい乱れてます・・・」  
「ひぁ・・・っ、やあ! そんな、言っちゃいやぁ! だめ、あ、ああんっ!でも、止まらないのっ!」  
「魅力的ですよ・・・本当に・・・それに、マリアさんの中・・・動いてくれて、ものすごい気持ちいいです・・・」  
「あんっ! くぁ、ふぁあ! あ、そんな、そんなぁ! でも、あ、もう、また、わたしっ! あ、ふぁあ!」  
 
ついに・・・うーん、残念すぎる・・・けど、タイミング的に今しか・・・  
 
「あ、もう、またきちゃう、イく、イっちゃう、わたしっ、ハヤテくんのでっ、また、イっちゃ・・・あ・・・え?」  
 
ぐい。  
もう恥も外聞もなく、という感じで絶頂に上り詰めようとしているマリアさんの躍動する腰を、  
僕は両手で力任せに押さえつけます。  
 
「は・・・ハヤテ・・・くん・・・? え、な、なに・・・」  
 
上り詰める寸前で動きを止められてしまって、行き場のない昂ぶりに戸惑うマリアさんを無視して、  
僕は身体を起こすと、ゆっくり・・・間違ってもその刺激でマリアさんがイかないように、  
細心の注意を払って、ゆっくりと、僕のモノをマリアさんの秘所から抜き出します。  
 
「え・・・あ、え・・・は、ハヤテくん・・・わ、わたし、その、え・・・え、な、なんで・・・?」  
「ごめんなさい、マリアさん・・・」  
 
何が起きたか理解できないマリアさんの腕を戒めていたタイを解くと、  
絶頂寸前の昂ぶりに苛まれて紅潮したまま眉をひそめる彼女に、僕は答えます。  
 
「すみません・・・もう、僕の方が限界になっちゃいました・・・勝負は残念ですが・・・もう、無理です」  
「だ、だって、まだそんな、その、ハヤテくんのそれ・・・まだ、か、固かったのに・・・」  
「本当にすみません、何度もしすぎたからか・・・痛くて・・・もう、限界なんです」  
「そんな・・・! だって、わたし・・・まだ・・・だってハヤテくん、今諦めたら、あなたは・・・」  
「・・・覚悟の上です・・・このお屋敷での最後の夜か、男性としての最後の夜かはわかりませんが、  
 せめて今夜くらい、ゆっくり眠ろうと思います・・・本当に、ご迷惑をおかけして・・・すみません」  
「・・・そんな・・・わたし・・・そんなぁ・・・」  
 
二人の性器から垂れ流された体液で出来た染みを避けて、僕はマリアさんに背を向けると、  
毛布に包まりました・・・僕としてもちょっと・・・いや、かなり辛いんですが・・・まあ、我慢です。  
策にはめられたマリアさんはそれどころじゃないでしょうし、ね。  
絶頂の直前まで押し上げられて突然放り出されて、その燻りをどう沈めていいか見当もつかない、  
といったところでしょうか・・・まるで泣き出しそうなくらいに切なげな顔・・・  
それが僕が今夜最後に見た、そして、きっとこの部屋を出て行ったときの、マリアさんの顔だったと思います。  
 
 
そして、翌朝。  
 
僕は普段より一時間ほど早く目を覚ますと、  
マリアさんの愛液と破瓜の血、それに僕の精液で穢れたシーツを剥ぎ取りながら、  
昨晩のことを思い返しました。  
一応はすべて計画通りに・・・勝ちを放棄してマリアさんを突き放すところまで含めて、  
すべて計画通りに進捗したわけですが・・・  
やはり、失敗に終わったときに失うものを思うと、正直なところ、不安です。  
追い出されるのとパイプカットと、どっちが不幸だろう・・・いや、両方って可能性も・・・  
 
考えると怖くなるので、頭を振って朝の支度に入ります。  
といっても、何せ昨晩はやるだけやってそのまま眠ってしまったので、  
このままじゃ着替えたくもありません。  
というわけで、着替えを持って朝風呂と洒落込みます。  
パジャマで出歩いても見咎められないように早起きしたわけですし、  
あまり音を立てないように扉を開いて・・・  
 
ですが、その計画は変更を余儀なくされてしまいました。  
・・・うれしい誤算、ですが。  
 
「マリアさん・・・?」  
「あ・・・ハヤテくん・・・」  
 
僕の部屋の前には、マリアさんが立っていました。  
昨晩、最後に見た顔のまま・・・そして、多分昨日と同じ服のままで・・・  
 
「もしかして・・・ずっとここに?」  
「いえ・・・部屋には、戻りましたけど・・・だめです・・・」  
「え? どうしたんです?」  
 
なんとなくわかりますけど・・・というか、そう仕向けたわけですけど。  
 
「静まらないの・・・治まらないの・・・からだが・・・もう・・・ほしいの・・・」  
「うーん・・・もう少し具体的に言ってくれないと・・・」  
「・・・おねがい・・・もう、もう我慢できないの・・・ハヤテくん・・・ください・・・  
 夜の、続き・・・おねがい、もう、疼いてたまらないの!」  
 
どうやら、僕の勝ち、のようです。  
では、最後の仕上げに。  
 
「そうでしたか・・・じゃあ、とりあえず部屋に・・・」  
「はい・・・!」  
 
ほとんど泣き顔に近かったマリアさんの乱れた顔が、一気に喜びに溢れます。  
好きが高じ過ぎてこんな行動に出た僕としては、やっぱり喜ぶ顔も好きです。  
ともかく、部屋に入るとベッドには向かわず、  
マリアさんが扉を閉めたところで振り返って向かい合います。  
彼女は、もう一刻も辛抱できないといった感じの、切なさで満ち満ちた感じの表情。  
 
「マリアさん、あなたの希望を叶えること、身体を満たしてあげるのは簡単ですが・・・  
 ひとつ、その前に言ってもらわないといけない事があります。  
 賢明なマリアさんなら、わかりますよね・・・?」  
「はい・・・ハヤテくん・・・」  
 
切なさではちきれそうな表情で、覚悟を決めるように間をおいて、マリアさんは口を開きます。  
 
「私は・・・あなたに・・・ハヤテくんに・・・身も心も、捧げます・・・」  
 
「私は今日から・・・ハヤテくんの、奴隷です・・・だから・・・私の身体・・・使ってください・・・  
めちゃくちゃに・・・してください・・・っ」  
 
言い切ってしまって、受け入れてしまって・・・堰が切れたのでしょうか・・・  
涙をぼろぼろと流します・・・が、決して辛そうな顔ではありませんでした。  
泣きながら、切なげに、物欲しげに僕を見る顔には、たまらないものがありました。  
 
「わかりました・・・マリアさんの口からそんな風に言ってもらえて、僕は心底嬉しいです・・・  
 安心してください、僕は昨晩言ったように、あなたのことが大好きですから・・・傷つけたりしません。  
 仕事を押し付けたりも・・・これまでと同じくらいにしかしません・・・したくてやってませんし・・・  
 ただ、僕が欲しい時に、あなたの身体を思うように貪らせて貰う・・・それだけです。」  
「はい・・・」  
「そして勿論・・・マリアさんが僕を欲しいときには、ちゃんとしてあげますから、ね」  
「・・・はい!」  
 
どうやら、無事にマリアさんの心も、堕とすことができたようです。  
では、ちゃんとさっきの言葉に嘘がないことを証明しなきゃいけませんね。  
 
「じゃあマリアさん・・・あなたの望み、叶えてあげますから・・・  
 自分でスカートをめくって、口で咥えてください」  
「は、はい・・・ハヤ・・・あ、その・・・ご主人様・・・」  
「ふふ、素敵な呼び名ですけど、いいですよ、ハヤテくん、で  
 もし間違ってお嬢様の前で出ちゃったら、大変なことになりますから、ね」  
「は、はい、じゃあ、ハヤテくん・・・ほうへふは・・・」  
 
もともと赤い顔のマリアさんがさらに頬を羞恥に染めながら、  
僕にスカートの中身を晒します。  
 
「そうです、可愛いですよ・・・じゃあ、そのままショーツを脱いでください」  
「は・・・はひ・・・」  
 
言われたままに、素直に命令を実行します・・・羞恥以上に、  
僕に犯されたくてたまらない、という欲求が強すぎるのか、躊躇う素振がありません。  
そして露になったそこ・・・昨晩、僕が何度も貫いて、でもまだ貫き足りないそこは、  
相変わらず、しとどに濡れていました。  
前戯の必要はありませんね・・・それにそんなのを待つ余裕もないでしょう。  
マリアさんにも、そして、正直、僕にも。  
マリアさんの痴態を眺めているうちに僕のものもすっかり準備が整っていました。  
それを取り出してから、マリアさんの片足のひざの辺りを抱え上げて立ったまま足を開かせると、  
そのまま彼女の背中を扉に押し付けて、秘所に僕の肉槍をあてがいます。  
入り口に少し触れただけで、マリアさんの秘肉は物欲しげにひくひくと震えます。  
 
「じゃあ、マリアさん・・・お待ちかねでしたね・・・犯してあげます・・・めちゃくちゃに!」  
「はひ! ふははひ! おはひへふははい!!」  
 
スカートのすそを咥えたままなので滑稽なしゃべり方ですが・・・それもまた、可愛いです。  
そう思ってからすぐに、僕の肉槍はマリアさんの秘所に、数時間ぶりに突き立てられました。  
 
「ふわ、あ、あひぁああああああああっ!!」  
 
濡れそぼり、相変わらずキツい締め付けの膣の感触を味わうと同時に、  
マリアさんは早くもイってしまいました。  
もちろん、それで終わったりはしませんが。  
 
「ダメじゃないですか、いきなりスカート離しちゃって」  
「ご、ごめんなさいっ! だって、ハヤテくんの、すごくてぇ、あ、ひゃ、ふぁあああああ!!」  
 
別に怒る気もありません。  
僕も今は、マリアさんを満足行くまで犯したいだけなので、  
ひたすらに、がむしゃらに、マリアさんの腰に腰を打ち付けて、秘所に肉槍を突き込むだけです。  
 
ぎちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ぐちゅっ・・・・・・  
我慢していたのはマリアさんだけではありません。  
僕も、ついに ”僕のモノ” になってくれたこの美しい人を思う存分、獣のように犯します。  
もう、イかせるとかイかせないとか口をふさぐとか体位がどうとか関係ありません。  
ただただ、肉欲の赴くままに腰を動かし続け、  
聖母の名を与えられた彼女を、はちきれそうな僕の肉槍で扉に磔にします。  
 
「あ、うああっ!! もうだめ、イっちゃう、すぐイっちゃうのっ! あ、ふぁああ!」  
「イっていいですよっ、イってください、いくらでも、何度でもイかせてあげますからっ!」  
「はぅ、あ、イっちゃう、イっちゃいますっ! 何度もイくから、イっちゃいますからあ!」  
 
そう言ってマリアさんが身体を仰け反らせて、びくびくと痙攣しながら絶頂の高みに押し上げられている間も、  
僕は容赦なく彼女の秘所に肉槍を突き続けます。  
マリアさんの秘所からとめどなく滴る愛液が部屋の絨毯を汚すのも厭わずに、  
ただただ僕のモノを絶妙に締め上げて絡め取ってねっとりとまとわりつく感触を貪るように、  
突いて突いて突き続けます。  
 
「ぁあ、ふぁあっ! ハヤテくんっ、ハヤテくん! ハヤテくんっ! すごいぃ、すごいのぉっ!」  
「マリアさんも、気持ちよすぎてっ、溶けちゃいそうです、マリアさあんっ!」  
 
お互いに求める相手の名前を呼び合って、そのまま唇を寄せると、  
今度はマリアさんも自分から舌を絡めてくれました。  
そのまま、下半身で性器と性器で結びついたまま、舌と舌とを貪って吸い合います。  
口からは涎を、秘所からは愛液を垂れ流して、僕とマリアさんはお互いの体液で身体をどろどろに穢し合いながら、  
深く深く官能の濁流に溺れていきました。  
 
「っぷぁ、あ、あああっ! また、もう、イっちゃいます、ふぁああ!!」  
 
もう何度目かも知れない絶頂にマリアさんが上り詰めた頃、僕にも限界が来ました。  
 
「僕もっ、マリアさん、僕もそろそろイきます、すぐっ、もうすぐっ!」  
「きて、きてくださいっ! 私も、またっ、わたしもハヤテくんと一緒にイくからぁ!」  
「っく、出る、出ますっ、マリアさんの中に、全部だします―――――っくぁああああっ!!」  
「あ、あ、うあああっ! 出てる、中に、ハヤテくんのが出てる、あ、また、あ、ひゃあああああ!!」  
 
びゅぷっ! びゅく! どぷぷっ! びゅるっ! びゅくっ! ・・・・・・  
 
僕のモノがマリアさんの中で脈打つ度に、彼女の中に勢いよく射精しました。  
その度にマリアさんはびくびくっと震えながら、  
恍惚とした表情で絶頂の余韻と射精される感触に酔い痴れているようでした。  
 
このまま余韻に浸って、それが覚めたらもう一度・・・いや、何度でもといきたいところですが、  
お嬢様が起き出す時間までにしなくてはならないことも多いので、仕方なくマリアさんの秘所から、  
僕のモノを引き抜きます。  
 
「ぁ・・・ハヤテくんの・・・流れて出ちゃう・・・あは・・・あつぅい・・・」  
 
とろんとした、なんとも言えない淫靡な、陶然とした表情のマリアさんは・・・  
あまりにも刺激的過ぎました。  
 
「ね、マリアさん・・・僕のこれ、マリアさんのと僕のとで汚れちゃったんだ・・・  
 キレイにしてくれないかな・・・口で・・・」  
「く・・・口、ですか・・・はい、わかりました・・・ご主・・・ハヤテくん・・・」  
 
少しだけ照れたような顔をしましたが、すぐにまたうっとりとした顔つきになって僕の足元に跪くと、  
僕のそれを両手で丁寧に持って外側にべっとりとついた蜜と白濁を丁寧に舐め取って、  
最後に僕のモノを口に含んで中に残った精液を吸いだすと、上目遣いに僕を見上げながら・・・  
ごきゅんっ、とそれを飲み下してくれました。  
 
・・・やっぱり、何をしてもらっても、本当に有能な方です・・・  
 
 
しばらく時間を進めて、場面も変わって―――ここは三千院家の大浴場。  
 
僕もマリアさんもお互いにお嬢様の前に出られる状態ではありませんでしたので、  
結局二人で朝風呂と洒落込むことになりました。  
時間に余裕があればここでもいろいろやってみたいところですが、それはまた後日のお楽しみ。  
 
なんだか湯船に浸かってマリアさんと向かい合ってると、ちょっとしたデジャヴに襲われるのですが、  
マリアさん曰く「それは夢です」と言い切られてしまいました。  
僕に絶対服従のマリアさんが言うのですから、間違いはないでしょう。  
 
「それにしても・・・」  
 
独り言でも呟くかのような口調で、マリアさんが喋りだしました。  
 
「ナギの一人では寝られない癖、あれが治ってくれたら・・・わたしも毎晩、ハヤテくんと・・・その・・・」  
「そうですねぇ、夜はまず無理、ってのは結構厄介ですね・・・その分、台所とか・・・ですかねぇ」  
 
そういうのもとっても興奮するわけですけど、ベッドで出来ないというのはちょっと辛いかもしれませんね・・・。  
 
「あの、ハヤテくん・・・この際、というのはおかしな言い方ですが・・・ナギも、巻き込んでしまいませんか?」  
「え・・・お、お嬢様、も?」  
「はい・・・そうすれば、三人にはなってしまいますが・・・毎晩、いえ、好きなときに好きな部屋で・・・  
 誰の目も気にせず、いくらでもできるかもしれません・・・」  
「お嬢様・・・ですか・・・でも、まだちょっと、年齢が・・・」  
「あら、あれで結構可愛いんですよ? 胸はまだですが・・・腰のラインなんか、年の割には・・・」  
「は、はぁ、でも・・・その、マリアさんにこういう手段を使った手前、ちょっと言いにくいのですが、  
 お嬢様は・・・やはり恩人ですから・・・マリアさん以上に堕としやすいとは思うんですけど、ちょっと・・・」  
「じゃあ、ナギがあなたのことを慕っている、と言ったらどうですか?」  
「へ?」  
 
へ? お嬢様が僕を? そんな、まさか・・・、ねぇ?  
 
「読者に同意を求めても、突っ込まれるのはあなたですよってくらいに、ナギの心はあなたのものですよ?」  
「そ、それは・・・そうなんですか・・・はぁ・・・」  
「ですから、ナギに恩を感じているなら、あの子の気持ちに応えてあげるのも、  
 恩返しのひとつの形じゃないかと思うんですけど・・・いかがでしょうか、ご主人様♪」  
「そ、それはまあ・・・」  
「ハヤテくんがナギを想ってくれれば、わたしたちは三人で相思相愛も同然ですよ?」  
「そ・・・そうですか・・・いや、余りにも衝撃の事実だったもので・・・ちょっと、考えてみようかな・・・」  
「はい、もし実現したら、わたしもハヤテくんに・・・もっとたくさん・・・愛して貰えますから・・・  
 期待させて貰って・・・いいですか?」  
 
そんなふうに言われて、その上裸でぎゅっと抱き着かれたら・・・断れるはずもありませんよね。  
やっぱり服従しても流石はマリアさんです・・・  
それに、あのお嬢様が僕のことを・・・まだ子供ですが、あの性格のキツい子を僕が服従させると思うと・・・  
ちょっと、悪くないかもです・・・。  
 
「マリアさん、だんだん気が乗ってきましたよ・・・お嬢様を服従させるのも、悪くないかもです・・・!」  
「そ、そうですか! 服従はちょっとどうかと思いますが・・・でしたら、あとで早速段取りを考えましょうか」  
「はい!」  
 
 
――――――そして、彼女は思う。  
 
(う〜ん、最初の予定とは随分違っちゃったというか、  
 ちょっと奴隷になったりしちゃいましたけど・・・まあ、気持ちいいからそれはいいとして・・  
 当初の予定通り、ナギとハヤテくんをくっつける段取りはつけられそうですね。  
 この勝負、当初の企みを実現させるという意味では、どうやら勝つのは私になりそうですよ?  
 ね♪ 私の可愛い、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま♪)  
 
 

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