「せ、先輩・・・先輩ぃ・・・っ!!」
「ふっ、どうしたブリトニーちゃん、して欲しいことがあったらちゃんと口で言いなよ」
「っ・・・そんな、あっし・・・恥ずかしい・・・!」
「ふん・・・ならこれで終いだな」
「あ、そんな・・・待って!」
「言いたい事があるならさっさと言え! でなければ帰れ!」
「い、言う、言うから!」
「・・・ならとっとと言うんだね」
「お、お願い! 先輩の手だか足だかよくわからないその先っぽで、私にマジカルエネルギーを注ぎ込んでぇ!」
「ふふ、やっと素直になったね、ブリトニーちゃん・・・素直な君の方が可愛いよ・・・」
「うぁ、入ってくる! あっしの中に先輩の先っぽが入ってくるううう!!」
「ブリトニーちゃんの中、異様に熱くて気持ちいいよ・・・溶けちゃいそうだ・・・」
「そ、そんな恥ずかしいこと、いわないでえぇ!」
「だけど本当のことだよ? ああ・・・じゃあそろそろ・・・
ブリトニーちゃんの中に、マジカルエネルギーをたっぷり、注ぎ込んであげるよ!」
「あ、まって、そんな急に! あっし、まだ心の準備が・・・!」
「悪いけど、こっちの方が我慢できないんだ・・・さあ、受け取ってブリトニーちゃん!」
「ひ! や、うぁあああ!? 先輩のマジカルエネルギーが、中に、中にでてるうう!?
あ、だめ、抑えられない、出ちゃう! マジカル全滅ビーム出ちゃうう!!」
「出していいよっ! 思い切りマジカル全滅ビーム出していいからっ!」
「はいっ! 出します、マジカル全滅ビーム出しますうううぅ!!」
―――カッ!!
そうして、今夜また一つの街が救われたのだ・・・。
To Be Continued...
―――世紀末伝説 マジカルデストロイ 第273話 完―――
「どうだハヤテ! わ、わたしのお前に対してほとばしる想いを漫画で表現してみたのだが、
少しは私の気持ち、わかってくれたか!?」
「こ、これがお嬢様の僕に対する想い・・・」
「そ、そうだ、こんなこと描くなんて、本当に恥ずかしいんだからな!
それでも敢えて見せたこの想い・・・ちゃんと受け取らないと怒るぞ!」
ええと・・・デストロイされるわけですかね・・・?
「つ、伝わりました、なんていうかもの凄い情熱的なものが!」
「ほ、本当か! 嬉しい・・・私は今猛烈に感動しているぞ!」
「え、ええ、それはもう・・・! なんて前衛的なこの絵本!」
「え・・・ほん?」
「え、あ、いや、ちょっと他の表現が思い浮かばなぶふっ!?」
「は、は、ハヤテのおたんこなす――――っ!!!」
や・・・やはり・・・デストロイされる運命だったようです・・・
だ、だが、これで・・・お嬢様の作品とはおさらばできる・・・はず・・・っ、ぐふっ!
その頃。
「くそうハヤテめ! 今度こそ、今度こそ私の魂を注ぎ込んだ作品で、ズッキューンと言わせてやる!」
執事の苦難はまだ続く。