それはある夜の出来事でした。  
「僕が執事としてこの屋敷に来てから、もう一年になりますねお嬢様」  
「そうだな…色々あったものだな」  
あの日…クリスマスの晩に、自動販売機前でお嬢様と出会ったのだっけ、  
もうあの時の唯一腹を満たしていたパンの耳を燃やされた事は何とも思ってませんよ、  
そしてこの髪ながお嬢様のお陰で、この屋敷で働く事になったんだった…  
でも雇われる時の条件だった漫画の感想…一度しかしてないけどいいのかな〜  
それにしてももうあれから一年か…でも思えば、  
一年経過してるのにここからまともに外に出た事ないような気がする。  
「ん?僕…囲われてる?」  
「何を人聞きの悪い事を言ってるのだ」  
「あっ…じ、冗談ですよ〜!でも…たまにはこの広い世界の何処かに行くのもいいかな〜って思って」  
「疲れるだけだぞ、特に衣食住に困らぬなら、一日中部屋内でネットとゲームして過ごす方が楽なのに…」  
「それは…HIKIKOMORI!」  
その時でした…何処からともなく、あの可愛いく凛々しい少女の声が聞こえてきたのは。  
「だったら私にまかせて!」  
「えっ!誰??」  
「うふふ…ここよ」  
空に舞う一筋の光が僕の肩に止まります…これは?  
「虫?」  
「誰が虫よ!」  
そこに見たのは背中に透明な羽を付けたフリフリ姿の女の子…  
「…何を似合わない格好をしてるのですかヒナギクさん?」  
「違う!私はヒナギクに非ず、名はティンカーヒナ!あなたを夢と冒険の世界に導く妖精よ」  
そう、そこに現れたのは妖精の女の子なんです。  
「まったく…妖精とは現実離れもいいとこだよな」  
「お前が突っ込むな、喋るトラ」  
「では、さっそく私といきましょうか、夢と冒険の世界に…」  
そしてヒナギ…もとい、ティンカーヒナさんが手をかざすと…  
頭上から鉄骨が落ちてきたのでした!  
「って、うぇぇぇぇ──────!!!」  
 
気が付いた時…僕らは見知らぬ世界に飛ばされていたのです。  
「さぁ、冒険の開始よ!」  
「ふははは、その何でも望みが叶う魔宝は私が頂くわよ!」  
そして出会う冒険のライバル、酒代の為にいつの間にか僕らの冒険の旅の目的になった宝の横取りを狙う女教師!  
「なんだ、バ桂か」  
「誰がバカツラよ!教師を舐めるな!!」  
他にも関西弁喋る女の子や、黒髪の和風少女とも出会い仲間にして、  
この連れてこられた世界での冒険は始まります…  
 
そして終わりました。  
「早っ!!」  
「あの〜省略しちゃって良かったのですかハヤテくん?」  
「まぁ、エ○メロネタなんてわかる人は少ないと思いますからね」  
何はともあれ、その世界での冒険は終わります…手にした何でも望みが叶う宝を残して。  
「さぁ…それがご褒美よハヤテくん」  
「ティンカーヒナさん…」  
「そしてお別れね…夢の終焉よ」  
その時の僕の望みは…  
 
光が辺りを覆います…それはその宝が放った光でした。  
「きゃっ!何…えっ?」  
その中で戸惑う少女の声が聞こえる…そして光が収まると、また戸惑いと驚きの声が聞こえました。  
「こ、これって…どういう事なの??」  
僕の傍に少女が立っている…それはさっきまで小さなサイズだった女の子、  
「ティンカーヒナさん…これが僕の今の望みなんですよ」  
「ハヤテくん…」  
彼女を人間サイズにする事…そして、  
「共に愛を育む事…それが僕の望んだ事です」  
「あっ…」  
僕はそのまともに抱けるくらいになった少女を力強く抱きます、さっきまでの姿なら潰れてしまう程に…  
そして唇を重ねました…この世界に来て、これまでの間に…僕の心は彼女の虜になっていたのです。  
「あっ…するの?」  
「はい…せっかくできるようになったわけですし、もう…辛抱できませんから」  
たとえ大きくなっても、やっぱり女の子ですから、その乱暴にしたら壊れてしまいそうな体に、  
優しく触れ合います…その敏感な綺麗で可愛らしい肌を摩るのです。  
「はぅ…あぁ…そこは駄目よ…あんっ!」  
「そうですか?でも…いい声を出してますよ…ヒナ」  
親しみを込めて略した呼び方をする僕、そして一枚一枚と彼女の服を脱がしていきます…  
「この状態で横になると羽が邪魔ですね…仕方ないから四つん這いの格好になってください」  
「やだ…あぁ…これ余計に…恥ずかしいじゃないの…あぁ!」  
そのピンクの衣装を脱がせて恥ずかしいとこを晒させました…  
すると小さく膨らむ胸の先に可愛らしい乳首が起ってるのが見えます、  
僕はその乳房を揉むと同時に、そのピンクの突起を摘み転がすように弄りました。  
「ひゃぁぅ…あぁ…そこ…感じ過ぎちゃう!」  
「その真っ赤になって感じる仕草…可愛いですよヒナ…んっ」  
コリコリと優しく強くと微妙に力加減を変えて、彼女を感じさせ続けていきます…すると僕も、  
興奮してきて、股間のがすっかり元気になり起たせてました。  
「はあぁ…あぁ…お尻に…硬いのが当たってるわよ…これって…」  
「はい、僕のおちんちんですよ…早くヒナの中に入りたいって…言ってるみたいで…」  
「あんっ…んっ…言っとくけど私…初めてだから…だから」  
 
彼女はモゾモゾと小声で呟やきながらに…凄く真っ赤になって恥じらっている…可愛い。  
「だから…優しくしてよね…お願い…」  
それはコレを迎え入れてくれるという、了承の言葉でした。  
 
「いきますよ…力を抜いてくださいね…」  
「わ、わかったわ…んあぁ!?」  
グチュゥ…  
まだ一度も男を銜えた事のない少女の膣内に、僕はその起たせた一物を挿れようとしていました、  
もう先が入り口に少し埋没してる…ここまでなら平気のようだけども、この先の未開の中はどうだろうか?  
恥ずかしいとこを見せてエッチな仕草の少女にすっかり興奮してるけども、  
残された僅かな理性で考えてしまう…こんなのを挿れて激しい痛みで苦しませないだろうかと…  
初めては痛いのは常識だが、挿れる男側はその苦しみを味わう事は無い…気持ちいいだけだ、  
このまま快感のままに突き入れてしまったら彼女を…  
「いいから…せっかくの機会を逃さないで…私なら平気だから…」  
なかなか次に動かないからか、まるで僕の心を見通すように、彼女は僕に語ります…  
そうですよね、このまま止まっても何も出来ない…彼女を辱めるだけですし。  
グチュ…グチィ…  
「あんっ…入ってきた…あぁ…」  
僕は意を決して腰を動かして、その一物を彼女の奥へと進めていく…  
優しくゆっくりと負担をかけないようにしながらに。  
それが今…僕が出来る事だから、敏感な他の箇所も弄って快感をまた与えていき、  
痛みを和らげようとします…そしていよいよ。  
「あぁ…くっ…あぁ…」  
とうとう処女膜に触れたようだった…ここから先が抵抗具合が増してるみたいだし…  
「もっと力を抜いて下さい…破りますから…」  
「んっ…優しくしてね…ハヤテくん…あぁっ」  
「はい、任せて下さい…んっ!」  
力を込めるとビリィっと鈍い破裂させた感触が伝わってきました…いよいよ彼女の膜を破ったようです、  
なんだか熱い…そこへ僕は挿入させていくのでした。  
「んくっ…あぁ…んあぁ…くぅ…」  
必死に痛みを耐える少女のうめきを聞きながらに…  
「んっ…我慢して下さいね…もう少し…  
絡んでくる…その彼女のドロッと熱い膣内で僕のを絡みついてくるのがある…そんな感触、  
とっても気持ち良かった…激しい痛いほどの締めつけだけども凄くいい…  
「気持ちいいですよ…ヒナの中…とっても」  
「んあぁ…そう…良かった…んっ…」  
でも彼女自身は痛みで苦しいようだった…汗も滲ませて細かく震えているし。  
「言って置くけど…気にしちゃ駄目よ、確かに激しい痛みだけど…ハヤテ君と繋がってると実感できて嬉しいのだからね」  
「ヒナ…」  
その必死に痛みに耐えながらに微笑む彼女を僕は愛しくなって…また後ろから抱きます。  
 
「…出していいですか?」  
「んあっ…ハヤテ君のお好きにどうぞ…くすっ」  
「はい…んっ!くぅっ!!あぁ…」  
ドクゥゥッ  
「あぁぁ…熱っ…出てるのね…」  
そしてその膣内に…僕は射精しました、抜くとそこからは白い濁った粘液とそれに混ざった鮮血が零れます。  
「あはっ…こんなに出して…」  
「凄く…気持ち良かったもので…たくさん出しちゃったみたいです」  
「もう…痛っ…でも嬉しい…」  
こうして…本当の本当に全てが終わったのでした。  
それを知らせるように景色が…そして僕の姿が光に包まれていく…  
「また…会えますよね…」  
「そうね、別の世界で…きっとね」  
そして光に彼女の笑顔が消えていきました…  
 
 
「う〜〜〜〜ん…なんか変な夢を見ちゃったな」  
そこは僕の通う白皇学院の敷地内、妙な夢を見てすっかり早起きしちゃったせいか、  
今日は一日中、妙な眠気に襲われてたりします。  
「まだお嬢様と出会ってから一月と十数日なのに、一年経っていたし…」  
出会い方も違ったようだったし…うむ〜  
「それに妖精は出るわ、喋るトラは…普通に居るか」  
ふと妖精というキーワードで、朧げに夢の内容を思い出しました。  
そうだ…あのヒナギクさん似の彼女と僕は…  
「ハ〜ヤ〜テ〜くん!何をしてるの、ボォーッとして」  
「ヒ、ヒナギクさん!?いやその…」  
思わず取り乱す僕、だってこのタイミングで声をかけられたのですから…何か気まずいかも。  
夢であんな事しちゃった子と、こうして出会ってしまったのですからね。  
「なんか眠そうね…」  
「あはは、ちょっと変な夢を見てしまって…ちょっと寝不足なんですよ」  
「夢か…そうね、私も夢を見たわよ…」  
「え゙っ?」  
「誰かさん曰く…似合わない恥ずかしい格好の服を着た夢をね…」  
「そ、それってまさか!?」  
するとヒナギクさんは急に僕の手を握ります、そして引っ張って何処かへ連れてゆくのです。  
「来なさい、生徒会室を貸してあげるから…少し仮眠とったほうがいいわよ」  
「は、はぁ…」  
向かうは時計台、そしてその僕の腕を引っ張る彼女の顔は少し赤かったのです。  
「ほら…会えたじゃないの」  
「えっ…!?」  
それはとても小さな呟き、そして向かう先で僕達はまた…  
 
【 おしまい 】  
 

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