「な、ナギさん!」  
彼の名は一樹、三千院家のお嬢様に恋い焦がれているのであ〜る。  
「お、おまえは・・・」  
「ひとりなんでしょ? どっか遊びにいこうよ!」  
目を輝かせる少年に圧倒され、ナギは頬を赤く染め 「あ、遊ぶだけだからな・・・」 とつい、口に出してしまった。  
「本当!? じゃあ何処行こうか?」  
「そんなのどこでもいい。 ただ、ちゃんと楽しませろよ。」  
「了解! じゃあ行こっ!」  
ナギの手をつかみ、一樹は歩いてゆく。   
 
ナギは顔が真っ赤だった。  
まだふたりは手をつないだまま歩いている。  
「あの・・・その・・・」  
「何?ナギさん。」  
満面の笑みで振り返る。  
「いや・・・その・・・なんでもない。」  
「そう? あっお腹すいてない?」  
「あ、ああ。」  
昼食前に、マリアと喧嘩し、何も食べていない。  
「じゃあ僕がおごるよ。」  
そうしてふたりはファミレスに入った。   
 
「あ〜お腹いっぱい。 ナギさんはおいしかった?」  
「まぁな。」  
その後、ふたりは色々な所へ行った。  
ゲーセン、デパート、屋上の遊園地・・・ どれもが楽しかった。  
「あぁ楽しかった。もうこんな時間か〜。それじゃナギさん、僕が送ってくよ。」  
「あ、ああ。」  
ナギは既に一樹の虜になっていた。  
「あの・・・おまえん家いっていいか?」  
正直、一樹は驚いたが 「いいよ。」そういってナギの手をつかみ、引っ張っていった。  
 
「ただいま〜 って、あれ? 誰もいないのかな? まぁいいや。どうぞ。」  
「お、おじゃまします・・・」ナギはとても緊張していた。  
「じゃあ僕の部屋で待っててよ。 お茶いれるから。」  
そして一樹の部屋。 男の子の部屋の割にはとてもきれいだ。  
「おまたせ。 どうぞ。」  
ナギにお茶を差し出す。  
「そういえば、あの話覚えてる? 途中経過が聞きたくてさ。」  
このことはコミックス、またはアニメseason2をご覧ください。  
「そのことなんだが・・・ 私が一番好きなのはおまえだ。それを言いたかっただけだ。」  
「ホント!? ありがとう!」  
嬉しくて、おもわず抱きしめてしまった。  
「ちょっ・・・」  
「あぁごめん。うれしくてつい・・・ 嫌だった?」  
「嫌じゃない。むしろうれしかったぞ。」  
「良かった〜。」  
「お願いがあるのだが・・・」  
「なに? 僕になんでも言ってよ。」  
「あの・・・その・・・ Hしてくれないか?」  
「へ!?」  
一樹はおもわず呆然としてしまった。  
 
「どうしたの急に!?」  
普通の男の子なら驚く爆弾発言である。いや普通じゃなくても驚くはずだ。  
「いや・・・その・・・ マリアとハヤテが・・・」  
マリアとハヤテが夜、二人でやっていたのをみてしまったのだ。  
だがその二人の幸せそうな表情にじゃますることができなかった。  
「そっか。じゃあ、僕がんばってみるよ。」  
そういってナギを抱きしめ、衣服を一枚ずつはがしていく。  
「きれいだ・・・」  
まだ未発達のナギの体。 とはいえ一樹には魅力的過ぎだった。  
「僕がナギさんの、もうひとりの執事になってあげる。」  
「うん・・・」  
ナギは恥ずかしくて顔をあげられられない。  
チュッ 一樹はナギの乳房にしゃぶりついた。  
「ひゃぁぁぁん! はぁ、か、一樹」  
「なに?」  
「き、気持ちいいぞ。 も、もしかしてもう経験したことあるのか?」  
「そんなことないよ。 僕はナギさんの執事であり、恋人なんだよ。 そんなのあたりまえじゃないか。」  
熱い。一樹がいる。 もう芯から溶けそうだった。  
「もう濡れてきたね。 そろそろ・・・」  
一樹はナギのパンツを降ろす。  
 
「じゃあ挿れるよ」  
大きくなった一樹のモノは、ナギの秘部に近づいていく。  
くちゅぅぅ・・・ なんと生々しい音なのだろうか。  
「ひゃぁぁぁん! い、痛い。」  
「我慢してね。」  
奥へドンドン進んでいく。  
「引き締まって気持ちいいよ。 ナギさん・・・」  
メリッ。 膜のあたりまできたようだ。  
「じゃあいくよ。」  
プチッ と音がした。 血が流れ出す。  
「痛くない・・・?」  
「い、痛いだろ・・・バカ者・・・」  
「ごめん。でも、これでナギさんはずっと僕のものだよ。」  
ナギはその言葉が嬉しかった。  
「絶対だな・・・?」  
「うん。」「そういえば中で出すとまずいから・・・」  
一樹はナギから、自分のモノを引き抜いた。  
その瞬間、ナギは反射的に一樹のモノをしゃぶりはじめた。  
「飲んでもいいか?」  
「いいけど、苦いよ?」  
「そんなの私には関係ない。」  
一生懸命、一樹のモノをなめまわした。  
「ぼ、僕逝っちゃうよ。」  
「大丈夫だ。すぐにおこしてやる。」  
「はぁイク!イク!あぁぁ!」  
ドビュッ!ビュッビュッビュー・・・  
精子が大量に放出された。 ナギもすべて飲み込めていないなかった。  
 
「ナギさん・・・ハァハァ・・・」  
「なんだ?」  
「僕が送ってくよ。」  
「あぁ、ありがとう。」  
二人は家を去っていった。   
 
 
そのころ・・・  
「そういえば一樹はいつ来るんだ?」  
「若、あの・・・」  
「なんだ、サキ?」  
「一樹君なら三千院家のお嬢様と歩いておりましたが・・・」  
「なんだって〜〜〜!!!」こうして長い夜は今日も更けていく。  
 
〈完〉   
 
 

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