『オレは…!!伊澄が好きなんだから─!!』  
 
 
それにしても、驚いてしまいました、  
ワタル君たら、あんな冗談を口にするのですから。  
そうですよね、ワタル君はナギの事がお好きなのですから。  
そういえば先程も仲良くお勉強なさっていましたようですし、  
きっとその現場をハヤテ様に見られてしまい、咄嗟に誤魔化す為に  
あんな冗談を口にしたのですね。  
 
「あの〜どうしましたか伊澄さん、なんだかホッとされてますが…というか微笑んでる?」  
「え…あ、えっと笑っていましたか?」  
「はい、何だかとても可愛い笑顔をしてましたよ」  
「はう…」  
恥ずかしい、思い出し笑いをしていたのをハヤテ様に見られてしまいました。  
帰り道が分からないので屋敷内をさ迷っていたから、  
こうして玄関まで私はハヤテ様に案内をしてもらっていたのです。  
学年末試験のお勉強もあるというのに…ハヤテ様にはご迷惑をかけてしまいましたね。  
そういえば…友達であるワタル君を応援したいけど、  
するとナギのハヤテ様との仲をお邪魔する事になるのですよね、  
はぁ…困りましたね、こういう複雑なのを考えるのは私には少し苦手です。  
「あの〜大丈夫ですか、今度はその…」  
「!あ、あの…また私、考え事を顔に出してましたか?」  
「ええ」  
どうやら今度は思いつめた表情を見られてしまったみたい。  
うぅ…また恥ずかしいとこを見せてしまいました、顔が熱い…  
きっと今度は顔を真っ赤にして、恥らう表情をハヤテ様に見せていると思います。  
「あの…え?」  
 
ポフッ…  
 
「あ、あの…伊澄さん?」  
「すみませんが、少しこのままにさせて下さい…ハヤテ様」  
「は、はぁ…わかりましたけど…」  
その赤らめた私を見て、きっと今度は熱でも出したのかと  
心配の声をかけてくれるハヤテ様の胸元に、私は唐突に顔を埋めました、  
その恥じらいの表情を隠す為に…  
 
でも思わずこうしてしまいましたが、よくよく思えば更に恥ずかしい事を  
私はしているのではないでしょうか?  
執事服の生地越しとはいえ、ハヤテ様の温かい胸板の体温を顔で感じとりながらに、  
聞こえてました…私とハヤテ様のうるさいほどに騒ぐ胸の鼓動音が…  
私はもちろんですが、ハヤテ様も動揺してらっしゃる証拠ですよね。  
 
意識してる…私に…ハヤテ様が  
 
ドックン…  
 
「!?」  
その時、ふと私の中に眠る、ある感情がざわめき始めました。  
いつしかに大胆な行動を私にさせた、あの感情がまた…  
「ハヤテ様、すみません…いいですか?」  
「え?」  
顔を見上げた私に、ハヤテ様は少し驚いたような顔をされていました、  
私…この時にどんな表情をしてたのでしょう。  
ただ自分の呼吸が慌しいものになっているのは、自覚していたのですけども…  
「あの…ハヤテ様に私のざわめきを納めてもらいたいのですが…いいですか?」  
「ざわめきですか?」  
「はい…この胸の騒ぎを静めてもらいたいのですよ」  
「静めるって…えっ!?」  
その感情を認めると、ふいに全身が疼き、そして切なく感じてきました、  
それこそたまらないくらいに…  
その為か、私はハヤテ様の手を掴み、その手の平を自分の胸に押し当てました。  
この感情は、私に大胆な行動を無意識にさせてしまう困った感情だったのです。  
「ん…」  
「伊澄さん!?あの…な、何を…!」  
ムニュッと、僅かにある私の乳房にへと、ハヤテ様の大きな男の手が密着します、  
もちろん服上からだから、感度は低めになるのですが…  
それでも感じました、己の恥部に異性に触れられた時に感じる、あの淫らな触感を。  
そしてハヤテ様も感じてらっしゃるようです、私の胸の感触を…  
その熱いくらいに体温が上昇した温かな手は、細かく震えていましたから。  
「伊澄さん…その…」  
「卑しくてすみませんハヤテ様…こんなのは破廉恥な事だと自覚はしてますが…」  
ムニュっと…また手を押さえ、私の胸の膨らみの感触をハヤテ様にもっと体感させる私、  
きっとこの人も感じてる筈、この触れてる場所の奥深くで激しく高鳴らせている鼓動を…  
心の音を感じさせ、私も緊張している事を伝えたのです。  
「感じますか?私の…鼓動…」  
 
「はい、ドックンドックンて…凄く大きな響きが伝わってきます」  
「こんなにざわめいているのです…それに私の身体も…切なくて疼いてしまって…」  
私の目と、ハヤテ様の目が合います…彼も顔を真っ赤にさせていました。  
どうやら伝わっているようですね、私が何を望んでいるのかを…あの時のように。  
その目の動きから戸惑っているのが、よくわかります…きっと私も同じ、  
でも、我慢できない…ナギには悪いと思いつつも、このままでは気が狂ってしまいそうだったから。  
「だから…静めてくださいハヤテ様、この感情を…感覚を…」  
すると胸を触れる手とは逆の手が、私の顎下を掴み上げ、彼の顔が迫ってきます。  
「いいのですね伊澄さん」  
そしてハヤテ様が問うてきます、その愚問を…  
「はい…どうかこの伊澄にハヤテ様ので、ご慈愛を下さいませ」  
そしてさらに迫ってきたハヤテ様のお顔は、鼻先の間近にまでくると触れました…  
私の唇に、ハヤテ様の唇が重なったのです。  
 
そして、心の中で目覚めたあの淫らな感情が、ついに完全に解き放たれました、  
私を意識してくれたという喜びが鍵となって、封じた扉が開いたのです。  
たちまちに封じていたエッチな感情が頭を支配していきます、  
あのいつかのように…この肉体を好意をもった男性に捧げた時のように、  
また同じ男性に捧げるのです、この火照った身体の全てを…心も一緒に任せたのでした。  
 
 
ピチャ…チャプ…  
 
「あぁ…凄い…んふっ!」  
ナギの屋敷の一室に淫らな水音が鳴り響いてました、  
その卑しい音は、私の股間から響かせていたのです。  
そこではハヤテ様の舌先が、剥き出しになった私のアソコを舐めていらっしゃいますので、  
唾液とアソコのワレメから漏れ流れ出してくる蜜が触れ混じりあい弾け、  
とても淫らな響きの音を鳴らしていたのです。  
「あっ…あぁぁ!!ハヤテ様…あ…あぁぁ───!!!」  
私の口からは、絶えず卑しい甘い喘ぎ声が溢れてゆきます。  
アソコのお豆さんを丁重に扱いつつも、包みこむようにして、  
そして硬く大きくさせたとこを吸い付くようにしながらに、  
柔らかく熱い舌先が舐め愛撫をしてくれていましたから、  
この世のものとは思えないほどの、激しい快楽を与えてくれていたのです。  
「んっ…凄い洪水のように溢れてきますよ、伊澄さんの愛液が…」  
私の出した蜜によって、口の周りがぐっしょり濡らしてる口で、  
そこの淫らに変化した現状を語るハヤテ様…  
当然に物凄く恥ずかしかったの、こんなエッチな私を見られているのですから。  
 
だけども…隠すこともなく、その全てを晒し続けてゆきます、  
ハヤテ様に私の全てを見てもらいたかったから…  
 
この時の私は自らの手で衣服を脱ぎ捨てていました、そう下着も全て…  
今は裸身に一枚だけ上着を被っている状態です。  
もちろん前は開けた状態なので、この私の乳房からアソコまでの恥部の全てを、  
ハヤテ様に曝け出しています。  
「は、恥ずかしいです…あっ!!」  
「だけど、可愛いですよ伊澄さん…それに綺麗です」  
何度もワレメを舐めて、そこを弄っていましたが、もう十分だと判断したのか、  
ハヤテ様の顔は、そこから離れていきます…そして今度はハヤテ様の股間が重なっていくのでした。  
あの大きな立派な聳え立つモノが見え、私はまた胸を高鳴らせつつ、緊張していました。  
「入れますよ、伊澄さん…力を抜いてくださいね」  
「はい…んっ」  
そして私は力を抜き、それが入ってくるのを待ったのです…  
 
ズブゥ…  
 
「んっ!あっ!あはぁぁ!!!」  
 
ズブブブゥゥゥ……  
 
入ってくる…入り口を淫らに歪まして拡げながらに、ハヤテ様の立派なのが入ってきます。  
私の中に…ズンズンと入り込んできているのが分ります、  
大きい…あんな小さな穴の中に入ってくる感触は何度感じても凄いものでした。  
「あ…あぁぁ────!!んふ…あぁぁ!!」  
喘ぎもより甲高い声になっていきます、この中の敏感な部分を  
ハヤテ様のが思いっきり擦りながらに入っていましたから。  
「伊澄さんの中…凄く気持ちいいですよ、んはぁ!!」  
「ハヤテ様のも…あんっ…凄すぎます…あぁ────!!」  
互いに卑しく喘ぎ声を出しながらに、私はいつしかハヤテ様の腰の動きに合わせ自分からも動き、  
このアソコへ挿入されたモノを、より奥深くに誘っていきます。  
「んっ!あは…あぁ…ハヤテ様の奥に当たって気持ちいいです…あぁはぁ!!」  
コツコツと奥の壁を叩くように突かれてしまう度に、全身に流れる快感という電流が流れてゆき、  
私の心を狂わせながらに酔わせていくのでした。  
快楽が私をおかしくさせてゆく…でもそれは決して嫌なものではありません、  
むしろ望んでいました、ハヤテ様に変にされる事を…  
 
「もっと…あぁ!ハヤテ様…もっと激しく!」  
「はい、喜んで…んっ!」  
 
ジュブゥゥ!!!  
 
「あっはぁぁ!!あぁ…ハヤテ様ぁ…」  
全身が激しく震えさせながらに、下から上に振動が加わっていく…  
とても激しい快感と一緒に、この小柄の私の身体に響かせてゆきます。  
長い私の黒髪も乱れながらに、なびかせてましたし…  
「んっ…あぁ…凄く締まってきて、まるで絞られてるみたいです…」  
「あぁ…あはぁ…ひゃぁ…」  
どうやら無意識に、この中で私はハヤテ様のを弄っているようでした、  
実感はないのですが、そのハヤテ様の気持ち良さそうな顔を見て声も聞くと、  
私で満足してくれてると分かり、私は凄く幸福な気分になってゆきます。  
だから感じる快感も増してゆき、この中での彼を責める具合も激しくさせていたみたいでした、  
そして訪れるのです、あの時が…達する瞬間が!  
 
「はぁはぁ…いいですか伊澄さん?」  
「ん…はい、どうぞ…解き放って下さい、この私の中で…あぁ!!」  
どうやら互いに同時に限界が訪れたみたい…  
いえ、ハヤテ様の方が早かったようでした。  
だから先にあの衝撃がお腹の中で響くのです、あの…爆発のような衝撃が。  
 
ドックン!ドブゥゥゥ───────!!!  
 
「ああぁぁぁ!!!きた…熱っ!!」  
射精という衝撃が起きました、この私の胎内で大量の精液を放ったのです。  
 
ドクドクゥゥゥ!!!  
 
「ああああああああ───────!!!!」  
そしてその衝撃を感じたのと同時に、この全身が激しく痙攣してゆき、目の前が白くなっていく…  
どうやら私イってしまったようです、この中に熱いハヤテ様の子種を注がれて、  
いつかのように絶頂してしまいました……気持ちいい。  
 
「伊澄さん…」  
「ハヤテ様…んく…」  
 
そしてその熱いのを注がれるのを感じながらに、また…唇を重ねました。  
愛しさをこめて、我も忘れ舌を絡ませながらに…  
 
 
「んっ…んっ…あぁ…」  
その後にも数回も注ぎこまれた後、私は後処理をしていました。  
ようやく力尽き柔らかくなったハヤテ様の股間のを口に銜え、  
私の蜜とハヤテ様の精子で汚れたのを、綺麗に舐め拭いてたの。  
 
「うっ!そこまでしてくれなくても…」  
「残念ながら、私はハヤテ様に勉学を教えることはできませんから…これくらいさせて下さい」  
私の場合は勉強ができるというよりも、答えがわかってしまう力があるという事ですからね。  
でも私と交わる事でハヤテ様に少しでも、その力を分け与える事ができるなら…  
「こういう事ならいつでもできますので…その、ハヤテ様が望まれるならいつでも声をかけて下さい」  
「い、いつでもですか?」  
「はい…」  
微笑みながらに大胆な事を言い放ちます、そう…今日のような本来は避けるような日でも、  
人目のある場所でもいいからと…この時の私は本気でそう思っていました。  
だけど、少し困ったような顔をハヤテ様はされていますね。  
「はっ…もしかして、お気に召しませんでしたか?」  
「いえ、ちょっと…ある子に悪いかなと…」  
確かにナギには悪いかもしれませんよね…でも正妻は狙いませんので安心してね、ナギ…  
「あ…」  
「どうしましたか…あ!?」  
そんな事を思いながらに、舌先でハヤテ様のを舐めてますと、いつしかその萎えていたのがまた…  
元気を取り戻し膨らみ硬くさせていたのです、脈もこんなにうって…もう復活ですか!?  
「さすがはハヤテ様ですか…」  
「あははは…」  
 
だけども復活したのは、ハヤテ様だけでは無かったようです、その元気なのを見ていると、  
ようやく収まった私の中に宿る淫らな感情がまた騒ぎ出したみたいだったから。  
また火照ってくる、もうアソコはハヤテ様に限界まで注がれ、入りきれなくなった白濁液を溢れさせているというのに…  
 
…なら、前から少し興味のあった場所を使ってもらえば…  
 
「ハヤテ様…よろしければ、またお相手いたしますが」  
「伊澄さん…え!?」  
「今度は、こちらで…」  
そして私は彼の手を掴み、望む場所を触らせました…  
それはお尻の方…本来は排泄を目的とする穴でした。  
 
 
 
「遅いですね〜ハヤテ君?」  
私が後ろの初めてをも捧げていた頃、別室ではハヤテ様をお待ちの方が待ちぼうけをくらってましたとさ。  
 
【おしまい】  
 

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