「ハヤテは私のこと嫌いなのか?」  
その日見たお嬢様の涙は…僕の心を苦しく痛めつけます。  
 
『大好きだよ。』  
 
始まりはその日の朝、僕はお嬢様を起こしに寝室へと向かいます。  
「お嬢様、そろそろ起きて下さ…」  
お嬢様はすでに起きていて、自分の自信作の漫画を熱心に描いていました。  
「わっ!ハヤテ…ダメだ見るなっ!」  
「心配しなくても見ませんよ」  
お嬢様はノートを両手で抱えて隠します。  
「お嬢様、今日は天気もいいですし、出掛けません?」  
「ん〜…ハヤテがそう言うなら行ってもいいが…」  
僕の誘いで、お嬢様と僕は街に出掛けることにしました。  
「しかし、人混みの中を歩くのは慣れないな…」  
お嬢様はたくさんの人混みの中、はぐれないように頑張ってついてきます。  
「ハヤテ…」  
「はい? どうしました、お嬢様?」  
僕が振り返ると、お嬢様はもじもじとしながら、小さく呟きます。  
「その…手を…繋いでくれ」  
 
「はい。お嬢様」  
僕はお嬢様に手を差し出します。  
お嬢様は頬を赤くして、手と手を重ねて握りしめます。  
「行きましょうか」  
「あ…ああ」  
照れるお嬢様と一緒に人混みの中を歩いていく。  
街中で僕たちは本屋に立ち寄ります。  
お嬢様が漫画を探している間に、僕は週刊雑誌を読んで過ごしました。  
「お嬢様、買えましたか?」  
「え? ああ」  
僕らはまた街中へ出ます。  
お嬢様が急に立ち止まって、僕を見つめて言います。  
「なんだか…これってデート…みたいだな…」  
自分が言ったことが恥ずかしくなったのか、お嬢様は顔を真っ赤にして俯きます。  
「…………」  
しかし、僕はそれに答えることができませんでした。  
なぜだかわからないけど…素直にそうだと言えなかったんです。  
「ハヤテ…?」  
「いえ、なんでもありません。行きましょう」  
「ん…ああ」  
僕は自分の気持ちに整理がつかなくなって、誤魔化してしまいました。  
 
「ハヤテ…今日は楽しかったな!」  
「はい。とっても」  
僕たちは、夕方になり、三千院家のお屋敷へ戻りました。  
お嬢様はいつも家にいる中、急に外を歩き回ったから疲れたようです。  
「大丈夫ですか?」  
「ああ。マリア、お茶を頼む」  
「はい。どうぞ」  
マリアさんはお嬢様の頼みに答えて、すぐに紅茶を持ってきました。  
「どうぞ。ハヤテ君も」  
そう言って、マリアさんは僕にも紅茶を差し出してくれます。  
「ありがとうございます」  
僕はマリアさんに微笑みます。  
「ハヤテ…」  
僕はお嬢様に呼ばれたのにも気づかずに、マリアさんに今日の出来事を話してました。  
「マリアさん…それで今日は…」  
(私といるときより…楽しそうに…)  
「…ハヤテのバカ…」  
お嬢様が小声で何か言ったような気がした。  
 
「お嬢様…どうしたんですかっ!?」  
僕は突然部屋に戻ってしまったお嬢様のもとへ向かったけれど、中へ入れてもらえません。  
「うるさい!! マリアと仲良く話してればいいだろ!!」  
「え…? 何のことか全くわからないんですけど!」  
僕がお嬢様の言葉の意味に気づくのはもう少し先になります。  
「ハヤテのバーカッ!!」  
「えっ…えぇ!?」  
 
「はぁ…」  
僕はお嬢様に言われて、しょんぼりしながら廊下を歩いていました。  
「あれ…? どうしたんですか、ハヤテ君…」  
「あ…マリアさん。それが…」  
僕はマリアさんに全て話しました。  
マリアさんは優しく話を聞いてくれました。  
「というわけで…理由はわからないんですけど、お嬢様に嫌われて…」  
「はぁ…ナギのことだから、また何か勘違いでもしてるんでしょうけど…。私がどうにかしますから、ハヤテ君は休んでてください」  
「は…はい」  
そう言って、マリアさんはお嬢様の部屋へ行きました。  
 
僕は部屋へ戻っても、お嬢様のことが心配で眠れません。  
「どんな話してるんだろ…?」  
僕は起き上がり、お嬢様の部屋の前へと行きます。  
中から話し声が聞こえてきます。  
「ナギはハヤテ君のこと、どう思ってるんですか…?」  
「…私は…ハヤテのことが好きだ…」  
えっ…お嬢様が…僕のことを…?  
僕はそのまま、驚きで立ち尽くすだけでした。  
「だったら……このままでいいんですか?」  
「わかった! ハヤテと話してくる!」  
部屋の扉が開き、僕の目の前にお嬢様が現れます。  
「あ…ハヤテ…」  
「お嬢様…」  
僕たちはお互いの同意で、僕の部屋に場所を移します。  
「それで、ハヤテに聞きたいことがあるんだ…」  
「はい…」  
お嬢様はどこか悲しげな表情をしている。  
「ハヤテは…」  
僕はゴクリと唾を飲み込む。  
「……私のこと…嫌いなのか…?」  
お嬢様は泣きながら真っ直ぐに僕を見つめて尋ねました。  
 
「そんなこと…ありませんよ」  
「じゃあ、好きか?」  
僕の脳裏にさっきのお嬢様の言葉が浮かびます。  
―私はハヤテのことが好きだ―  
僕が今、ここで好きと言えば、愛している≠ニいう意味になってしまいます。  
僕は…何て言っていいかわかりませんでした。  
「………」  
僕はお嬢様から逃げるように走り出してしまいます。  
誰もいない場所で1人、涙を流してしまいます。  
すると、後ろから誰かが現れました。  
「どうしたんだよ? 借金執事」  
後ろにいたのは一匹のしゃべる白い虎でした。  
その白い毛並みが月光に照らされてきれいな輝きを見せます。  
「タマか…それが…僕は…」  
タマに僕は全てを話した。  
自分がどうしていいか。  
その答えが知りたくて。  
「ふぅん。お嬢がなぁ…。でもよ、今はお前の正直な気持ちを伝えればいいんじゃねぇか?」  
「正直な…気持ち」  
「同情で好きって言ったってお嬢は喜ばねぇしな」  
 
僕はお嬢様の部屋へ行きます。  
僕が去ったあと、お嬢様は自室へ戻ってました。  
「お嬢様…」  
「ハヤテか…入れ」  
僕はお嬢様の部屋に入ります。  
「僕は…お嬢様のことが好きとは言えません…」  
「っ! そうか…」  
「でも、お嬢様が僕のことを好きって言ってくれて…嬉しかったです。だから、僕はお嬢様のことを好きになりたい」  
「! ハヤテ…」  
僕は自分に出た答えを述べます。  
これが今の自分の答え。中途半端でも、これが精一杯の自分の気持ちです。  
「いい。私のことをこれから…好きになってくれれば」  
「お嬢様…」  
「1つ…だけ…、言わせて欲しい」  
僕の耳元に手を当てて、お嬢様は囁きます。  
「大好きだよ。」と。  
お嬢様はそう言って、顔を赤らめています。  
僕はお嬢様のことが、本気で愛おしくなってきました。  
「お嬢様…僕…」  
「キス…していいか…?」  
お嬢様からの突然の申し出。  
僕は躊躇ったけど、口から出た言葉は「はい…」  
 
お嬢様は僕の唇に唇を重ねます。  
僕は唇から感じる柔らかい感触の虜になってしまいそうです。  
「んぅ…んん」  
お互いの唇を離すとお嬢様は上目遣いで、もう一回と言いたげな顔をします。  
「はい。わかりました」  
今度は僕からの口付けです。  
僕はお嬢様の口内に舌を侵入させ、舌と舌を絡めます。  
「んぅ!…ぅぅんん…んぅう!」  
お嬢様は苦しそうにしています。  
それに気づいて僕は唇を離します。  
「はぁ…はぁ…」  
「お嬢様…」  
僕はお嬢様の体に後ろから抱きつき、小さな胸の膨らみを撫でます。  
「ハヤテ…!? 何をす…っ」  
僕は手を服の中に入れて、ブラジャーのカップをずらして胸を弄ります。  
「あっ、ゃぁあ…ダメ…ハヤテェ…」  
お嬢様の喘ぎ声を聞いて、僕はさらにやる気を増し、胸を愛撫する手の動きを速めます。  
「あっ、ひぁん!」  
さらに、先端の突起を摘み、指で転がします。  
「ひゃあ…ぁん!」  
僕は体制を変えて、お嬢様の服を胸のあたりまで捲り上げ、尖った先端にしゃぶりつきます。  
「ひっ! あっ! やぁっ! ひぁぁん」  
僕はお嬢様の小さな胸に顔を埋め、先端をちゅぱちゅぱと音をたてて吸い上げます。  
 
お嬢様のスカートの下からショーツに触れると、そこは既に粘液で濡れてました。  
「お嬢様…濡れてます…」  
「…んっ! そんなこと…いうな…」  
僕はスカートごとショーツを脱がし、お嬢様の秘部に手を伸ばします。  
「ひゃあんっ!」  
そこに触れると、お嬢様はビクンと仰け反り、声をあげます。  
「お嬢様…挿入れますよ…」  
お嬢様は何も言わず、ただコクリと頷きます。  
僕はズボンを脱ぎ、自分のそれを出してお嬢様の秘部にあてがい、ゆっくりとそれをお嬢様の中に沈めていきます。  
「ひあっ! あっ! あっんっ!」  
僕が腰を動かすと、お嬢様は激しく喘ぎ声をあげる。  
「どうですか、お嬢様?」  
「ちょっとだけ痛いけど…気持ちいい…」  
お嬢様はそう言ってくれるけど、痛いのを我慢しているのがわかります。僕に気を使ってくれているようです。  
「お嬢様…そろそろっ…!!」  
僕はお嬢様の膣内に自分の精液を放出してしまいました。  
 
「ハヤテのが私の中に…熱いのが!」  
そして、僕は果てて、お嬢様も疲れて、そのまま寝てしまったようです。  
 
再び起きたあとは。  
「すいません、膣内に出してしまって……」  
「いや、いい。ハヤテの熱いのが私の中に溢れるのがわかった…」  
お嬢様は服を着て、立ち上がります。  
そして、自慢の自信作を鍵付きの引き出しの中から取り出します。  
「あ…お嬢様」  
「ん…なんだ…?」  
お嬢様は振り返り、僕に微笑みかけてくれます。  
「その…僕…お嬢様に言いたいことがあるんです」  
僕はお嬢様を見つめて言います。  
「言いたいこと? なんだ?」  
「お嬢様の言った言葉で返させてもらいます」  
「ん? 早くしろ! 気になる!」  
お嬢様は落ち着かないようで、ジタバタとしています。  
「大好きだよ。」  
僕はお嬢様の耳元で囁きます。  
「ば…バカッ!! 照れるじゃないか」  
 
「ふぅ…成功と言うべきですかね。というより、凄い進展ですけど…」  
マリアさんが廊下で言っています。  
僕とお嬢様は見られていたなどと、知るわけもなく、楽しそうに話していました。  
 

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