「切ない動画とか、シュールな動画とかじゃなくて、もっと面白い動画はないんですか?」
「あるぞ」
意外な返答に肩透かしを食らった。
「見てみるかハヤ太くん? わずか12才の少女がギネス記録に挑戦し、苦戦しながらも見事
達成する素敵な動画だ」
「おもしろそうですね。是非」
「ふふふ、すごいぞこれは」
たぶん、私はエッチなんだと思う。
「はひぃぃぃぃでりゅぅぅれちゃうぅぅぅ、マリアの淫乱、ケツ穴から、液体うんこれちゃうぅぅぅ」
幼いころからの抑圧のせいで、汚いことが大好きだった。
今も自分の肛門に浣腸をして、よがっている。
「れもぅ、まだだしゃない。おほほほほほほ」
ワイン用のコルクを思いっきり肛門にぶちこんで栓をする。
ぷすぅ、ぷすぅ、ぷすぅと空気の漏れる音がした
「しょろしょろにゃのぅぅぅ。マリアのケツ穴コルク飛ばしギネスぶっくのせちゃうのぅぅぅぅ」
この日のためにケツ穴を鍛えに鍛えた。割り箸に錘をつけて、お尻の穴に入れる。
少しでも力が抜けると、とたんに羞恥プレイになってしまう。背水の陣での特訓。
「しめうちぃぃぃ、しめうちぃぃ、キャノンショットれちゃう。マリアフェニックスちょーしゅごいのぅぅぅ」
ぶひゅ、ぶりゅ、ぶりゅびゅりゅびゅりゅぅぅぅぅぅぅぅぅうううううううううううううううううううう。
轟音がした。隣の部屋まで響いていないか不安になる。
「ギネス確定ぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい。じゅうめぇとりゅう。とりゅじゅうめぇりゅ」
しかし、途方もない達成感だおそらく、ケツ穴コルク飛ばしで10m24cm。これを超える人
は二世紀ぐらいは現れないだろう。
「マリアのまぁは、マゾのマ、マリアのりぃは、リュウマチのりぃぃぃ、マリアのあは、あばずれのあぁ」
できるだけ下品に仕立てた勝利の歌を歌う。
本で読んだことがある。まじめに生きている人間ほど、爆発したときの反動がすごい。
嫌になるほど実感している。こうしてたまに抜いておかないと、正直もたない。
「さて、掃除しますか」
夢の時間は終わりだ。現実に戻る手続きをしなくては
「なぁ、すごいだろう?」
「……なんかすごい知り合いに似ているような」
「気のせいだよ。ハヤ太くん」
「えっ、でも、思いっきり名前を……」
「気のせいだよ。ハヤ太くん。そんなことよりハヤ太くん、チン○がびんびんじゃないか?」
「いや、無理ですよ。流石に」
「その気はないか……あと、ハヤ太くん。いいニュースと悪いニュースがある」
「では、いいニュースから」
「なんと!! 君は、もうすぐこの動画のモデルに会える」
「いや、どんな顔していいかわかりませんから」
「でっ、悪いニュースのほうだが……私のPCが仁義亡きキ○タマにやられた」
end