「ハ……ヤテ、もっと、優しく……じゃないと、もう……イキ、そう……」
「お嬢さまー?呼びましたかー?」
「うわっ、ばかっ!ノックも無しに入るやつがあるか!」
「でも……裸で何をしてるんですか?」
んー……なんや、もう朝か。
はよ用意して学校いかんと……
えーっと、着替え着替え……
「おーい、ちょっと誰かおらんかー?」
「おはようございます、咲夜お嬢さま」
「ん? あ、そかそか。そういえば自分おったんやな」
まったく……どうせまたしょうもない事してクビになったんやろけど、
しょっちゅう預かるこっちの身にもなってほしいわ……
「あー……ちょっとわるいけど着替えほしいからハルさん呼んできてくれるか?」
「はい、かしこまりました!」
ほんま、ちょっと抜けてる所以外は完璧やのになぁ……
まぁ、あのワガママお嬢さまが相手やったらしゃーないか。
……っと、そんな事よりはよ準備せな!
「ほんま、ハヤテも大変やな」
「はい、今お呼びになりましたか?」
「あ……」
「あ……あの、どうして裸――――」
「着替えとるからに決まっとるやろ!! ってか、ノックも無しに開けるやつがあるか!! このドあほーー!!!!」
クビになりました