「アホかーーっ! なにまたすんなり1コマで負けてんねん!」
咲夜がどなる。それもそのハズ、負ければ破れてしまうNASAの特殊技術仕様の
バニースーツを着させられてるのだ。
ビリッ!
「はうーーーー!」
また、バニースーツが破れてしまう。
(このままでは全裸になってしまうやんかー)
顔を紅くさせ、ぷるぷると涙目で羞恥に耐える咲夜。
「大丈夫よ咲夜ちゃん、私もそこまで鬼じゃないわ」
「へっ」
「破れるのは不必要な部分以外だから」
「そ、そうなんか……ひゃうっ!」
咲夜が突然素っ頓狂な声を出して座り込んでしまう。
「大事な部分は逆に食い込むNASAの特殊技術を
使った素材を使用しています」
(だからムダに技術を使うなゆうとるやろぉ……んっ)
突っ込みが声にならない。きゅうきゅうと股間を
締め付けてくる布地に耐えるのが精一杯だった。
「くはっっ」
どんどん縮んでいく布地は秘唇に食い込み、
陰核やアナルを圧迫していく。
その締め付け具合が恥ずかしくも心地よかった。
しかし気持ちよがってる場合ではない。
一人ならいざ知らず、衆目を集め中にはワタルや
サキの目もあるのだ。
「一条、どこが締め付けられてるか皆様にお見せして♪」
「かしこまりました」
「え? やっちょっと!」
ヒールを履いた両の足首を掴まれて拡げさせられる。
Vの字に拡げられた脚の間でバニースーツの布地が秘裂に食い込んでいた。
陰唇にくわえられてるかのように布地は秘部を隠してるとは言えない状況で
まるで商業エロマンガの消しに近い有様だった。
「やぁっ! 見んなぁ! 見んといてぇ!」
とっさに片手で自分の秘所を隠す。片手では心許なかったが、
胸の方は完全に破れてしまってるので隠さないわけにはいかなかった。
なんとか見られまいと必死に隠していたその時。
ヴヴヴヴヴヴヴ
「へっ? あ、あわわわ、ちょ、ちょっと!」
振動音をとなってカフスボタンが振動したかと思うと両手を引っ張り始める。
その力に逆らえずついには大きく開いた格好になる。
「これもNASAの技術で開発されました」
「だからムダに技術つこうなーー! んっ」
たわわとはいわないまでもその形のよい乳房が露わにされる。
そして秘唇ももはや隠れてるとは言い難い。
そんな姿をさらけだしてしまっているのが恥ずかしかった。
恥ずかしいはずであった。
(恥ずかしいのに……からだが……熱い……)
「さーこれで咲夜嬢後がなくなった! 次のゲームの勝敗でどうなってしまうのか」
熱狂うずめくカジノでその格好のまま次のゲームが開始される。
(ちょ……待たんかい……うち、これ以上なにされんねん……)
そこには羞恥だけでなくいつのまにか期待の念が込められはじめてるのを
咲夜は気付いてなかった。
「ちくしょう俺もあっちみてぇなぁ……」
そう思いながらサキの後ろにつくワタルだった。