「ハァッ……あっ、んんっ! ハヤテ君、ダメよ……そんなッ…………ぁっ!」
三千院家のマリアの部屋、中から聞こえる卑猥な声、そして荒い息づかい。
ベッドの上では乱れたメイド服を身につけたマリアが、体を突き上げられる度に胸を揺らし、大きな喘ぎ声をあげていた。
そして笑みを浮かべ、枕元で悶絶するその様子を眺めるもう一人の少女、
「ヒ……ヒナギクさん、あ……んっ……見てないでハヤテ君を止めてください!」
「でも、マリアさんから誘ったんですよね? なのに『止めて』なんておかしくないですか?」
「それは……まさかヒナギクさんが入ってくるなんて、思っていな……ッ、ふ……ぁッ!!」
ヒナギクの言うとおりマリアはハヤテを自分から誘い、そしてこうなる事も望んでいた。
ただ一つ予定外だったのは、ヒナギクが生徒会の事でマリアを訪ねてきた事。
三千院家SPもヒナギクの事は知っていた為マリアの許可無しに屋敷へ通し、
そしてヒナギクがマリアの部屋を開けると、既に二人は行為を行っている真っ最中だったのだ。
「マリアさん一人だけ楽しもうなんてずるいですよ? だから私も混ぜてください♪」
「混ぜてって言われましても……やっぱり止め……んっ……ふ……んんー!」
ヒナギクは話している途中のマリアの口に指を入れ、口を封じると共に指で口内をゆっくりとかき回し始める。
マリアはその指を舌で押し返そうとするが、ヒナギクはそれをかわし
まるでディープキスでもするかのように自分の指とマリアの舌を絡ませ、
その間もハヤテには突かれ続けるマリアは、上下の口をいっぺんに攻められる快感に意識は混沌としていく。
「ハヤテ君……本当にもう…………やめふぇふらはい……」
「そんな事言って……私の指さっきから美味しそうに舐めてるじゃないですか」
口では一応抵抗をするマリア、しかし体はハヤテを求め、心も激しく快感を求めていた。
その証拠に足は大きく開かれ、今では自分からヒナギクの指に舌を絡めている。
上の口からは唾液を、下の口からは愛液を垂れ流し気持ち良さそうに喘ぐマリア。
そんな姿を見て、ヒナギクは少し意地悪をする。
「ハヤテ君、マリアさんがダメって言ってるし、続きは私でしてみない?」
「え……?」
ヒナギクの提案に少し驚いたような声を出すマリア。
するとマリアの穴からハヤテのソレが引き抜かれ、今度はヒナギクの中へ挿入されていく。
「くっ……凄いおっき……ぃ、あんっ、気持ち良……あっ、あっ!!」
自分の隣でお構いなしに気持ち良さそうな声をあげるヒナギクを見て、
マリアは変な気持に襲われ始めた。
「ハヤテ君、ヒナギクさんだけなんて……ずるいですよ…………」
たった今まで「止めて」言っていたマリアの口から出た思いがけない言葉に、ヒナギクが反応する。
「マリアさん、さっきはハヤテ君に『止めて』って言ってませんでしたか?」
「それは……恥ずかしかっただけで、その……嫌では無かったと言うか……と、とにかく、ハヤテ君は私としてたんですよ!」
マリアはそう言うと、恥ずかしそうにしながらも、ハヤテにお尻を突き出す様にして四つん這いになり、
「ハヤテ君……続き、私の中でしてみませんか……?」
と、一言。
思わず反応してしまうハヤテを見てヒナギクも、
「ハヤテ君は私としてる最中なんですよ? いくら白皇の先輩だからって、そう簡単には譲れません!」
と、膣にギュッと力を入れてハヤテのソレを咥えこんだまま離そうとしない。
「ハヤテ君、早く私の中に挿れて下さい!」
「ダメよ! 私の中でイキなさい!!」
二人に攻め立てられながら、ハヤテはずっと考えていた。
――――まいったな、面白いオチ……見つからないや…………
おわり