「ハヤテ君、私、初めてなので・・・」  
「大丈夫ですよ、マリアさん、僕にまかせて下さい」  
 
「マリアさんの、とても柔らかいですね」  
「ハヤテ君・・・触り方が・・・上手ですわ・・・」  
 
「マリアさんの、とてもキレイですよ」  
「や、そんなに見ないで下さい・・・恥ずかしい・・・」  
 
「さあ、お嬢さまもしてあげて下さい」  
「あっ、ナ、ナギ! ああっ、そんなに乱暴にしたら、変になってしまいますっ」  
「ふふ、可愛くなってきたじゃないか、マリア」  
 
「さあマリアさん、それでは、これ、いっておきましょうか」  
「そ、そんなに大きなの!? ハヤテ君! わ、私には無理です!」  
「ほら、マリア。じっとしないとハヤテが出来ないだろう?」  
「じゃあ、マリアさん、いきますよ・・・」  
「・・・あぁっ!!」  
 
 
「うん、いいんじゃないか? な、ハヤテ」  
「ええ、マリアさん。とても可愛いですよ」  
「もう・・・三つ編みにしてもらうのなんて初めてですから、ちょっと恥ずかしいですわ・・・。  
 それに、こんなに大きなリボン、子供っぽくておかしくありません?」  
「そんなことありませんよ。とてもお似合いです」  
「うむ。このくらい可愛くしたほうがマリアにはちょうどいいと思うぞ」  
「そ、そうですか・・・?」  
「そうですよ。これでしたら間違いなく17歳って見えますよね、お嬢さま」  
「だよな。これなら間違いないな、うん」  
「・・・・・・ふーん。・・・ということは、いつもは何歳くらいに見えているのかしら」  
「・・・・・・」  
 
おわり  
 

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