少女は悩んでいた。  
今まで生きてきた中でもおそらく無いだろうという位猛烈に悩んでいた。  
そしてその悩み事というのは、ズバリ『恋』の悩みである。  
少女の名は、瀬川泉。  
いつも元気で明るく、天真爛漫な笑顔がトレードマークである。  
更に、本人は知らないが少女の笑顔に魅了されたものは多く、結構な数のファンが存在している。  
そして、そんな学院内でも人気のある美少女を悩ませている相手というのが、  
「おはようございます、瀬川さん」  
この少年、通称ハヤ太くんこと綾崎ハヤテである。  
「あ、ぅん、おはようハヤ太くん・・・///」  
泉は想い人にいきなり声をかけられたことに驚き、赤くなった顔を隠すように伏目がちに挨拶を返す。  
「お顔が赤いようですが、体調でも悪いのですか?」  
しかし、ハヤテにはしっかりと気付かれている。  
「ぅ、ううん、全然大丈夫だよ!!」  
「ですが、本当に真っ赤ですよ」  
「もぉ、大丈夫だから気にしないでって!!」  
恥ずかしくなった泉は必死に否定をする。  
その行為が更に自分の顔を赤くさせているということに気付かずに。  
「・・・泉さん、ちょっと失礼します」  
ますます赤くなっていく泉の顔を見てハヤテは、自分のおでこを泉のおでこへと押し当てる。  
「っっっっっ!!!!!! ハ、ハヤ太くん!?!?」  
「やはり、少し熱があるようですが・・・」  
「そっ、それはっ、ハヤ太くんの顔が近すぎて恥ずかしいからっていうか・・・」  
「へっ・・・? わ、わぁっ、すいません!?」  
自分と泉の顔が少し動かせばキスできるような距離だということに気付きハヤテは慌てて泉から離れる。  
泉の顔は先ほどよりもますます真っ赤になり、ハヤテも顔を赤らめている。  
「も、もぉ、朝からいいんちょさんにこんな辱めをするハヤ太くんにはお仕置きが必要だね!!」  
「お、お仕置き・・・ですか?」  
「ハヤ太くんへのお仕置きは、今日の放課後、私が報告書を書くのを手伝うこと!! わかった?」  
「ぁ、はい、それくらいならお安い御用ですよ」  
「ほ、ほんとに? それじゃぁ、放課後ヨロシクねっ!!」  
泉はそう言うと顔を真っ赤にしたまま走り去っていった。  
走り去っていった泉の後姿をぼーっと眺めていると不意に声をかけられる。  
「そんなところで何を突っ立っているのよ?」  
「ヒナギクさん、おはようございます」  
「おはよう。それで、こんなところで何をしてるの?」  
「ぁ、いえ、別に何も・・・」  
「・・・? まぁ、いいけど早くしないと遅刻するわよ」  
ヒナギクはそれだけ言うとスタスタと歩いていく。  
ハヤテもその後を追うように歩き出す。  
―――早く放課後にならないかな、なんて思いながら。  
 
 
少年は悩んでいた。  
これまでの波乱万丈な人生の中でもおそらく無いだろうという位に以下略。  
いまさら言う必要も無いかもしれないが、少年の悩みとは『恋』についてである。  
少年の名は、綾崎ハヤテ。  
借金の肩代わりに売り飛ばされたが色々あって今は三千院ナギのもとで執事として働いている。  
更に、本人は誰もが認める鈍感野郎なので気付いていないが結構女子生徒からも人気がある。  
そしてこのピュアなハートを持つ少年(笑)を悩ませているのは、  
「おっ、王子様の登場だな泉」  
「もぉ、リサちん!?」  
小声でそんな事を囁かれて顔を真っ赤にしている少女、瀬川泉である。  
「「やぁ、ハヤ太くん。おはよう」」  
「おはようございます、花菱さん、朝風さん」  
挨拶をしてきた二人に挨拶を返し泉のほうに目をやる。  
バッチリ目が合う。しかし泉は猛烈なスピードで目を逸らしてしまう。  
ハヤテはその泉の行動が照れ隠しだとは気付かない。  
なぜなら彼は誰もが認める以下略。  
「あのぉ、僕何か瀬川さんの気に障るようなことをしてしまったのでしょうか・・・?」  
「・・・さすがはハヤ太くんだな」  
「ここまでくると犯罪だな」  
「えぇっ!?!? 僕そんなに大変なことをしたのでしょうか!?」  
「まぁ、そういう所もハヤ太くんらしいけどね。心配しなくても嫌われてなんかいないから安心なさい」  
なぜだか優しい微笑を浮かべている美希の言葉にハヤテはほっと安堵の息を吐く。  
「しかし、ここまで明らかに両想いだって分かっているのにあの二人は・・・」  
呆れた様な溜息を吐きながら理沙はチラリと当事者である二人を見る。  
片方はゆるい笑顔で安堵の息を吐き、もう片方は真っ赤な顔で俯いている。  
そんな二人を見て理沙はもう一つ溜息を落とす。  
「あの二人がくっつくためには何か大きなきっかけが必要ね」  
「全く、見ているこっちがもどかしい」  
「ま、何にしても私たちの出る幕ではないわね」  
「それもそうか」  
話に一旦キリがついた所でちょうど始業のベルが鳴り、この話はここでお開きとなった。  
 
―――昼休み。  
ハヤテは生徒会室へと向かっていた。ヒナギクに「昼休みに生徒会室に来て」と言われているからである。  
(ヒナギクさん、僕に用事って何だろう?)  
結局ヒナギクの用事が何なのか検討もつかないうちにエレベーターは最上階へと到着する。  
ハヤテが生徒会室の扉をノックすると、「どうぞ」というヒナギクの声が返ってくる。  
「あ、ハヤテ君。ごめんねこんな所まで呼び出したりして」  
「いえ、かまいませんよ。それで、用事というのは?」  
「ちょっと仕事を手伝ってほしいんだけど・・・」  
「はい、分かりました。それで何をすればいいんですか?」  
「書類の整理。このハンコが付いてるのをこっちの箱に、それ以外はこっちの箱に入れて」  
「了解しました」  
「ほんとにごめんね、ハヤテ君。手伝わせちゃって・・・」  
「良いんですよ、気にしないでください。いつもヒナギクさんにはお世話になりっぱなしですから」  
 
―――その時ハヤテはまだ、この後に衝撃の展開が待っていることなど知る由も無かったのだった。  
 
 
ハヤテとヒナギクは昼休み一杯を使って書類の整理を行ったが、それでもまだ書類は半分も減っていなかった。  
「それにしても、本当にものすごい量ですね・・・」  
「えぇ、ほんとに見るのも嫌になるわ・・・」  
「やっぱり白皇の生徒会長って大変なんですね」  
「それはもちろん大変よ。でもその分やりがいも合って楽しいわよ」  
「やっぱりヒナギクさんはすごいですね」  
「そんなことないわよ。書類だってまだあんなに残ってるし・・・」  
「あはは・・・」  
ハヤテとヒナギクはまだまだ大量に残っている書類の山を見て深い溜息をつく。  
「そ、それでねハヤテ君。まだ書類一杯残ってるしもし良かったら放課後も手伝ってくれない・・・?」  
「すいません、放課後は瀬川さんと約束があるんです」  
泉と約束があると言うハヤテの顔がなんだか浮かれているように見えてヒナギクは少し切なくなる。  
そんなハヤテの顔を見ていると、ヒナギクはどうしても訊かずにはいられなかった。  
「ハヤテ君って泉のこと、好き、なの・・・?」  
 
―――きっかけとは偶然が重なり合って起こるものであり、そのタイミングはまさに運命といえるだろう。  
そしてその時、まさに運命的なタイミングで泉は生徒会室へと向かっていた。  
(うぅぅ、ヒナちゃんに出さなきゃいけないプリント忘れてたよ〜・・・)  
そして、生徒会室の扉の前まで来たところで中から聞き慣れた声がすることに気付いた。  
(ヒナちゃんと、ハヤ太くん・・・?)  
泉はなぜだか生徒会室に入らず、扉の前でぼーっと立っている。  
ヒナギクの声に真剣な感じが含まれていたからかもしれない。  
泉がドアの前で佇んでいる間にも話は進んでいく。  
『そ、それでねハヤテ君。まだ書類一杯残ってるしもし良かったら放課後も手伝ってくれない・・・?』  
『すいません、放課後は瀬川さんと約束があるんです』  
(ちゃんと、憶えててくれたんだ・・・)  
泉はハヤテが朝の約束をちゃんと憶えていたということに嬉しくなる。  
そろそろ中に入ろうかと思って扉に手をかけたが、ヒナギクの一言で泉は完全に固まってしまった。  
『ハヤテ君って泉のこと、好き、なの・・・?』  
(ふぇぇぇぇっ!?!? い、いきなり何を言い出すのよ、ヒナちゃん!!!)  
『えと、なぜそんなことを聞くのですか?』  
『ハヤテ君のことが・・だから・・・』  
『え?』  
『ハヤテ君のことがっ、好き、だからっっ!!!!』  
『えぇっ!?!? ヒ、ヒナギク、さん・・・?』  
『ハヤテ君は、ハヤテ君は私のことどう思ってるの!?』  
『ぇっと、その、もちろんヒナギクさんのことは好きですよ』  
(っっっっっ!?!?!? ・・・そっか、ハヤ太くんはヒナちゃんが好きなんだ・・・ヒナちゃんのことがっっっ!!!)  
泉はこれ以上この場にいることが出来ずに生徒会室を後にした。  
―――頬に一筋の涙を流しながら。  
 
 
 
昼休みの生徒会室。  
泉が走り去っていった後も話は続いていた。  
「ぇっと、その、もちろんヒナギクさんのことは好きですよ」  
「っっっ!! じゃ、じゃぁ・・・」  
「でも、それは異性としてではありません。ヒナギクさんの気持ちはとても嬉しいです。でも、僕はヒナギクさんの気持ちに応えることは出来ません・・・」  
「・・・そっか。・・・それじゃぁ、やっぱりハヤテ君は泉のことが好きなの?」  
「・・・はい。僕は、瀬川さんのことが異性として、好きです・・・」  
「そう、なんだ。ごめんね急にこんなこと言い出して・・・。先に教室、戻ってて。私は少しすることあるから・・・」  
「・・・はい。それでは失礼しました・・・」  
パタン、と生徒会室の扉を閉める。  
そして、先ほどのことについて考える。  
(僕が、はっきりしないからヒナギクさんのことを追い詰めて傷つけてしまった・・・)  
(いつまでもこんなことじゃ、また大切な人を傷つけてしまう・・・)  
(伝えよう。瀬川さんに好きだって、きちんと伝えよう)  
ハヤテはそう決意をすると、時計塔を後にした。  
―――誰もいなくなった生徒会室からは小さな嗚咽が誰にも聞こえることなく漏れ続けていた。  
 
放課後。  
二人きりの教室は重い沈黙に包まれていた。  
「………………」  
「………………」  
泉は昼休みが終わってから午後の授業中もずっと今と同じように俯いていた。  
そして、この沈黙に先に耐えられなくなったのはハヤテだった。  
心の準備が出来た、というべきだろうか。  
「あの、瀬川さん」  
「ほぇ、何かな?」  
「…伝えたいことがあるんです」  
ハヤテに声をかけられ泉はハッとして顔を上げる。  
目の前に居るハヤテの顔はいつに無く真剣で思わず自分が緊張してしまう。  
「瀬川泉さん。…僕は貴女のことが、好き、です」  
「…嘘だよ」  
「嘘なんかじゃありませんっ!! 僕は本当に…」  
しかし、ハヤテの言葉は泉に遮られる。  
「私聞いちゃったんだよ…。今日の昼休みハヤ太くんとヒナちゃんが生徒会室で話してたこと…」  
あの時泉が扉の外に居たということにハヤテは驚く。  
ハヤテが驚いている間にも泉は話を続ける。  
「…ヒナちゃんがハヤ太くんに告白して、それでハヤ太くんももちろん好きですって言ってたじゃない!!!!」  
泉の目には今にも零れ落ちそうなほどに涙が溜まっている。  
「もちろんヒナギクさんのことは好きです。でもそれは異性としてじゃなくて友達としてです」  
「そんなの、信じられないよ…」  
ハヤテはプイッと横を向いてしまった泉の頬に手を添えそのまま自分のほうを向かせる。  
そしてそのまま泉の唇にキスをする。  
「ん、んんっっっ……!?!?」  
突然のことに泉は驚き目を見開く。その拍子に涙が一筋頬に流れる。  
 
―――ぼんやりとした意識の中で泉は、このまま時が止まってしまえばいいのになんて思っていた。  
 
 
長いキスをしている間に息苦しくなってきて、どちらからとも無く唇を離す。  
「っはぁ、これで、信じてもらえましたか…?」  
「…ダメ。もっとキスしてくれなきゃ信じてあげない…」  
俯きながら頬を染めていじらしいことを言う泉がとても可愛らしく思えて、ハヤテは思わず笑みを漏らす。  
「はい、せ…泉さんが信じてくれるまで何度でも」  
「っっ!? ハヤ太くん、今私のこと…んっ」  
ハヤテは泉の言葉を遮るようにキスをする。  
「ん、ちゅ…はぁ…ふぁ…んぅ」  
何度も何度も啄ばむようなキスを続ける。  
そしてやがて長いキスの嵐が終わる。  
「今度は信じていただけましたか?」  
「しょ、しょうがないから信じてあげるっ!! …だから、もう一回、して…?」  
ハヤテは泉の問いには答えずに微笑むとゆっくりと泉にキスをする。  
「んんっっ!!! ふぁっ…ちゅ…れろ」  
今度は先ほどのようなキスではなく、ハヤテはいきなり泉の口内に舌を侵入させる。  
「ちゅ…ぅん、ハヤふぁ…くん、好き…好き、だよ…んちゅ」  
「んっ、ぷはぁ…。僕も好きですよ泉さん。大好きです」  
ハヤテが口を離すと二人の間に淫靡な橋が架かる。  
「ねぇ、ハヤ太くん…。私なんだか体が熱くて、切ないの…」  
「ぇっと、その…泉さん?」  
「お願い…して?」  
「でも、ここ教室ですよ」  
「もぉ、我慢出来ないのぉ…」  
泉は頬を赤く染め目をトロンと潤ませて、上目遣いで懇願する。  
それが最後のトドメとなりハヤテの理性は崩壊した。  
ハヤテは取り敢えず教室の鍵をかけ、カーテンを閉める。  
泉はそんな短い時間でさえ惜しいようで、じっとハヤテの動きを目で追っている。  
ハヤテが戻ってくると泉はハヤテに抱きついてキスをする。  
ハヤテはキスをしたまま泉を机に降ろすと、制服の上から泉の胸を弄る。  
「ぁ、ん…やぁっ」  
「泉さん、制服脱がしますよ」  
「ぅ、ぅん…///」  
ハヤテはゆっくりと焦らすように泉の制服を脱がしていき、いよいよ残るは下着のみとなる。  
「可愛らしい下着ですね」  
「ぅぅ…恥ずかしいよぉ///」  
泉の下着は、白にピンクのレースと、同じ色の小さなリボンがあしらわれている。  
ハヤテはそのまま背中に手を回しブラのホックを外す。  
プチっと小気味のいい感覚がして泉の胸が露になる。  
「あは、泉さんもう乳首が起ってますよ」  
「い、言わないでよぅ…」  
「下も脱がせますよ。少し、腰を浮かせてください」  
「…これで、いい?」  
ハヤテはスルスルとブラとお揃いの柄のショーツを泉の足から抜き取る。  
「…泉さん、とても綺麗ですよ」  
「あ、ありがとう…けど、そんなに見ないで、恥ずかしいから///」  
「すいません。けど本当に綺麗ですよ」  
そう言ってハヤテは泉へと愛撫を始める。  
 
「泉さんのここ、もうこんなになってますよ」  
「ゃぁ、言わないでぇ…」  
ハヤテはすでに膨らんでいる泉の乳首を口に含む。  
「うにゅっ…あぁ、ダメ…そんなに吸っちゃ…」  
ハヤテは泉の乳首を口に含んだまま空いたほうの胸を手で愛撫する。  
「あっ、ダメッ…そんな両方ともいじっちゃ…ふぁぁぁっ!!!」  
「ふふ、感じてる泉さんの声すごく可愛いですよ。それでは、こっちの方も触りますね」  
ハヤテはそっと泉の『オンナノコ』の部分に触れる。  
「わぁ、こっちももうこんなにグチョグチョですよ」  
「ひぁっ…あぁん、んぅ…にゃぁぁぁっ!!!」  
ハヤテは執拗に泉のソコを弄り続ける。  
そして、一旦手を離すと泉のソコへと顔を近付け舐め始める。  
「ふぇっ、やぁ…ダメ、そんなとこ舐めちゃ…汚いよぉ///」  
「泉さんの体に汚いところなんてありませんよ」  
ハヤテは笑顔で言うと泉のソコへ舌を侵入させる。  
「やぁぁっ…舌っ、入って…ぁん、入ってくるよぉぉぉ!!!」  
「あぁ…ひゃん…だめ…もう、イク…イッちゃう…ぁぁっ…ふにゃぁぁぁぁぁっ!!!!」  
ハヤテがトドメとばかりにクリトリスを刺激すると泉は全身をガクガクと痙攣させて絶頂へと登り詰める。  
「はぁ、はぁ…はぁぁぁ」  
「あの、泉さん、そろそろ…」  
「うん、いいよ。泉の初めて、貰って…///」  
「はい。それでは、行きます」  
ハヤテはズボンから自分の『オトコノコ』の部分を出すと、泉のソコへとあてがう。  
そしてそのままゆっくりと腰を押し進めて行くと先端が泉の処女膜に触れる。  
「泉さん、痛いと思いますが…」  
「うん、でも大丈夫…きて」  
最終確認をしたハヤテは一気に腰を進めていく。  
「っっっっ!!!!!!」  
「奥まで、入りましたよ」  
泉はあまりの痛みに涙を流しながらも嬉しそうに目を細める。  
「ハヤ太くん、もう痛み引いてきたから、動いていいよ」  
「わかりました。痛かったら言ってくださいね」  
ハヤテは始めこそゆっくりとしたペースだったが徐々に腰の動きを速めていく。  
「あっあっあんっ…らめ、ヒャヤふぁ、くん…激し、すぎるよぉぉ!!!!」  
「泉さんのココ、気持ちよすぎて腰の動きが止まらないんですよ」  
「んにゃぁぁぁ!!!らめっ…おかしくなっちゃうよ…やぁっ…あんっ」  
「もぉ、ダメっ、イッちゃう…また、イッちゃう…んあぁぁぁあぁぁ!!!!!!!」  
泉は大きく体をしならせて二回目の絶頂を迎える。しかし、ハヤテは止まることなく腰を打ちつけ続けている。  
「ちょっ、ハヤ太くん…らめっ、そんなにしたら…またっ!!!」  
しかしハヤテは容赦なく腰を打ちつけ泉を快楽地獄に陥れる。  
「やぁっ、はん…あぁぁぁぁっっ!!!!!!」  
「ううっ、もう、出るっっっ!!!!!」  
泉がもう何度目かも分からない絶頂を迎えると同時に、ハヤテは泉の膣内から自分のものを引き抜き泉の肢体に白い欲望を吐き出した。  
 
ハヤテの射精は長く続き、ようやく終わるころには泉の髪から顔や胸までが白く染められていた。  
「これが、ハヤ太くんのせーえき…///」  
泉は顔に付いたハヤテの精液を手で掬い取るとそれを口に含んだ。  
「んっ…なんだか変な味…。でも、美味しいかも…」  
喉をコクンと鳴らして泉は精液を飲み込む。  
「ちょっ、泉さんそれ飲んじゃったんですか!?」  
「ふにゃ? 飲んじゃダメだった?」  
「いえ、そういう訳では…。でも、男の精液なんて…」  
「ハヤ太くんのだから全然平気だよ☆」  
泉はニッコリと笑って言う。  
「それはそうと、ハ〜ヤ〜太〜く〜ん」  
「な、なんでしょうか、泉さん…?」  
「私何回も、もう止めてって言ったよね?」  
「え〜と、それはその…」  
「それなのにハヤ太くんは止めるどころかもっと激しくしてきたよね」  
「ぁぅ…だって、泉さんの中気持ちよすぎて…」  
「それに、泉さんの声を聞いてたら何だかもっといじめたくなってきて…」  
「そっかぁ、ハヤ太くんは止めてって泣き叫ぶ女の子をいじめるのが趣味なんだぁ」  
「ぃえ、決して、そんなことは…」  
「ふっふ〜、これはやっぱりお仕置きが必要だねっ!!」  
「こ、今度は何でしょうか…?」  
「これからは『恋人』として、私のそばにずっと居ること!!!」  
「は、はいっ、もちろん喜んで!! でも、これではお仕置きになりませんよ?」  
「じゃぁ…」  
泉はハヤテの唇にチュッと軽く自分の唇を押し当てる。  
「これでさっきのことは許してあげる」  
「あは、ありがとうございます」  
「だから、これからもずっと、一緒に居てね…?」  
「…はい、もちろんです」  
今度はどちらからとも無く顔を寄せ合いキスをした。  
 
教室内の後片付けをした後、クラス報告書を提出してから学院を出ると外は夕暮れで赤く染まっていた。  
報告書は放課後二人きりになると気まずいと思った泉が昼休みのうちに書き終えていたのだった。  
 
夕暮れの道でハヤテは泉の少し後ろを歩いている。  
すると、前を歩いていた泉がぱっと振り返る。  
そして、  
「ハヤ太くん、だいだいだ〜い好きだよっ///」  
とびっきりの最高の笑顔でハヤテに思いを伝える。  
そんな泉のとびっきりの笑顔を見てハヤテは思うのだった。  
 
―――彼女の笑顔が永遠に途絶えることの無いように、と。  
 
 
 

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