身体が弱い私は2日間学校を休んだ。今日は体調がいいので学校に来たのだけどあいにく創立記念日で休みらしい。
とりあえずせっかく来たんだしヒナギクは居ると思って生徒会室に行った。
「あれ?副会長の霞さんじゃないですか」
エレベーターの前に三千院さんの執事の綾崎君がいた。
「あ…綾崎君おはよう」
「風邪治ったんですか?でも今日創立記念日ですよ?」
「知らなかったの。でもせっかく来たから会長に会って行こうと思って。」
「そうなんですか。でも今日ヒナギクさんも風邪引いて来てませんよ?」
「そうなの……じゃあ綾崎君はなんで来たの?……もしかして会長の縦笛を……」
「ちっ…違いますよ//」
「ホントにぃ〜〜?」
「ナギお嬢様のP○Pを…あっ……」
「学校にゲームを持ってきたんですか?ペナルティですね」
「あ……あの、ペナルティは僕が受けます。只でさえ単位が危ないのにナギお嬢様が可哀想です。」
「お嬢様思いなのね。」
「お嬢様は僕の命の恩人なので。」
確か会長によると綾崎君は1億5千万の借金押し付けられて捨てられたんだっけ……私なんかよりよっぽど悲しい人生ね…
「よほどお嬢様が好きなのね、綾崎君て幼児に性的興奮を覚えるロリコン鬼畜なの?」
「とっ…とんでもない!僕はロリコンじゃないです!」
「そうかもね、前に会長と性交したらしいし…」
この子をからかうの楽しい……もっといたずらしてみようかしら
「……………」
「どうしたの?綾崎君?大丈…「なんで知ってるんですか……まさか瀬川さん達が監視カメラでも仕掛けてたんじゃ……」
予想外だった……まさかでっち上げが図星だなんて……でも引き下がったら副会長の威厳が…
「会長痛がってたでしょ……処女膜破れて…涙ポロポロ流して…あなたは気持ち良かったかもね?」
また適当な事言ってしまった……
「スミマセンホントスミマセン……」
「世も末ね……可愛い顔してて皮を剥いだらも野獣ね。」
「言い返せないです……」
「まぁいいわ。反省してるみたいだし……この事は忘れてあげる」
すると愛歌はノートを取りだし記録しだした。
「(忘れてねーー!、この人まったくこれっぽっちも忘れる気がねー!)」
「あ…あの…愛歌さん……」
「あら?なに?綾崎君」 「できれば僕は変態でいいんでヒナギクさんの事は忘れてくれませんか……」
「綾崎君はいい人ですね。人の為に自分を犠牲に出来る人って中々いないですよ?…やっぱり書くのやめます。」
「え?……あの……ありがとうございます。」
「いえ、どういたしまして。」
酷い人生歩んで来たはずなのに…素直な人……会長や三千院さんがこの人を好きなのがわかる……
フラッ……「あれ?う……うーん…」ドサッ
「あれ?愛歌さん?大丈夫ですか?愛歌さん?」
「あれ…ここは……ベッド?…んむっ?!」
目覚めて突然唇に何かが触れた。よく見ると目の前に綾崎君の顔があった、ていうか私……
綾崎君とキスしてる?「んむぅ……ちゅ…むちゅ……むぐっ!」
いきなり隙間から生温かい水が流れてきた。「ぷちゅ……むふちゅ……ごくっ……ぷはっ」
ようやく綾崎君は唇を離した。
「あ…綾崎君…なんのつもり…」
「あ…風邪薬を飲ませたんです。口移しで…」
「なんで口移しなんですか?」
「熱が下がらないので薬を飲んだほうが楽と思って…すみません…」
「私…ファーストキス…」
「あ…すみません…」
そういえばキスなんてしたこと無かった。病気のせいで一年留年して…みんなより年上なのに遅れてて…
「別に嫌では無かったわよ?綾崎君上手だし。なんだか元気になった気がするわ…」
「すみません…」
「でもそんな理由で唇奪うのは少し抵抗あるわね…」
「本当は薬を飲ませるだけじゃなくて……愛歌さんの火照った顔に興奮して長い間キスしてしまいました。すみません。」
「そう……綾崎君は性欲の化け物ねw」
「はぅ…返す言葉も……」