『炎の孕ませ借金執事』  
 その二 〜メイドさんと大きなアレ〜  
 
 
 僕は多くの女の子を妊娠させたい。  
 僕の精子をたっぷりと女の子たちに出して、確実に。  
 何でかって?  
 理由を聞くのなんて、野暮ですよ。  
 あなたは、したくないんですか?  
 少なくとも、僕はしたい。  
 それが僕にとって、最も気持ちいいことですから。  
 
 
 
「あら……?」  
 マリアは何か不思議な空気を感じ取った。  
 いつもと、何かが違う。そんな不思議なもの。  
 いつものように、調理場で昼食の支度をしているだけなのに。  
 それだけなのに、何かを感じ取った。  
 まさに、本能的なものだ。  
 しかし、  
「……気のせいですね」  
 マリアは周囲を見渡した後、昼食の支度に戻った。  
 一瞬、思い当ったナギについては、今頼れるハヤテが傍にいるはずだから。  
 だから、心配すべきことは何一つない。  
 困ったことも何もない。  
 何も変わらない日常があるだけ。  
 そう、マリアは感じた。  
 まさか、その瞬間にはも、ナギが想像もできない行為の対象になってることなど、  
 マリアの知る由ではなかった。  
 
 なぜなら、綾崎ハヤテという少年は、信頼できる人間だったから。  
 ナギもまた、ハヤテを信頼し、好意を抱いていた。  
 その関係は見ていてハラハラする時もあれば、微笑ましい時もあった。  
 でも、それでもハヤテがナギを守る。ナギに対して、執事として最善たる行いをしていると  
 マリアは思ってきていた。それは疑うこともない。  
 そして、これからも、その気持ちは続く――はずだった。  
「マリアさん」  
「はい?」  
 名前を呼ばれて、振り向くと、そこには見慣れた少年が立っていた。  
 けれど、何か違う。  
「ハヤテ君……?」  
 目の前にいるのは綾崎ハヤテ、その人だ。  
 そっくりさん、というわけもなく。まさしく本人。  
 しかし、感じるものが違う。  
 目の前にいる綾崎ハヤテから感じる雰囲気、醸し出される空気が、明らかにいつもとは異なる。  
 具体的に、こう違うということは口に出せない。  
 それでも、感じるものは感じてしまう。  
「マリアさん、好きです」  
「えっ……?」  
 その言葉と同時に、ハヤテが一気に歩み寄ってくる。  
 会話する、といった距離ではない。  
 これはまるで――  
「んっ――」  
 マリアは考える暇もなく、その唇に舌がねじ込まれる。  
 生暖かい感触が口内へとぬるりと這入ってくる。  
 わけもわからず、目を見開いて、ハヤテを突き飛ばそうとするも、がっしりと抱きしめられ、  
 突き飛ばそうと張った腕はむなしく揺れるしかなかった。  
「んっ……ん!」  
 いきなり何をするんですか! とハヤテを叱責したかった。  
 しかし、どうもがいてもハヤテの腕から逃れることはできない。  
 濃厚な接吻が続行される。  
「ぁ……ん……ちゅ……は……」  
 微かな音だけが調理場に響く。  
 貪るようなキスではなく、口内の全てを舐めとっていくような、  
 自分の色に染めていくような深いキス。  
 
「ちゅぅ……」  
 ハヤテ君が、どうして――?  
 マリアの頭の中ではその言葉が響き渡っていた。  
 でも、それと同時に『好き』という言葉が頭の中にしっかりと残っていた。  
 好き。  
 思えば、ハヤテとナギの勘違いはナギの好意と、ハヤテの好意でない気持ちの交錯から生まれたものだった。  
 ナギはハヤテのことを好いている。  
 『それじゃあ、ハヤテ君は一体誰が好きなのでしょう?』  
 自分の中で生まれた問いが、自分自身へと返ってくる。  
 その質問には、答えが詰まった。  
 ナギ? 違う。  
 西沢さん? それも違うみたい。  
 生徒会長のヒナギクさん? それが一番ありえそうな、話。  
 でも――今までのことを振り返ると、私だということも、完全にないとは、言い切れない。  
 なぜなら、思い当ることが、あまりにも多すぎるから。  
「んっ……っ、ちゅ…」  
 ハヤテ君が、私を好き?  
 何度考えても、完全にその疑問を打ち消しきれない。  
 毎日顔を合わして、笑顔を向けあった相手。  
 あの笑顔の中に、そういった気持ちが、なかったのか、あったのか、分からない。  
 でも、ただ間違いなく、先ほどハヤテの口から発せられた言葉は、好きの二文字。  
「ちゅぅ……んん……はむ……」  
 口の中がどろどろになっていく。  
 だんだんと力が入らなくなり、だらしなく舌がハヤテの舌と混ざり合い、零れた唾液が顎を伝って垂れる。  
 なにしろ、ハヤテのキスは濃厚でなおかつ、蕩けてしまうほど気持ちのいいものだった。  
 経験といった経験がないマリアにとっては、未経験の快感。  
 そのうえ、ハヤテのキスは上手なもの。  
 そのために、マリアが感じる快感は、想像以上にマリアを蕩けさせていく。  
「ちゅ……ん…んん……んちゅ」  
 こんなことをしていてはいけない。  
 マリアの心には背徳の気持ちもあった。  
 気持ち良さゆえに。さらには、こういった好き合う者同士が行うものを、してはならないといった気持ちもある。  
 
「ぁ……ん……ちゅ…ちゅ…ちゅ」  
 でも、逆らえない。  
 もたらされる快楽を享受することしかできない。  
「は……ぁん……」  
 マリアはだんだんと力が抜けていくのを感じた。  
 それと同時に逆らえない、のではなく自分自身が逆らっていないことに気付いた。  
 逆らうどころか、喉の奥から意識してないながらも甘い声が漏れている。  
「んんっ……ちゅ…ぅぅん」  
 マリアは再び心の中で自問自答を繰り返す。  
『もし、ハヤテ君が私を好きだったとして、私の気持ちはどうなのでしょう……?』  
 こんなことではなく、普通にハヤテがマリアに告白していたら?  
 その時、マリアはどう思い、どう答えを出すのか。  
 そんなことは、その場合でしか分からない。  
 それでも、その状況を今と比較して考えたとき――  
 心が、少しばかり揺らいだ、  
「……ちゅ…ぅ……んぁ」  
 唇が放され、解放される。即座にマリアはハヤテに、  
「ハヤテ君! いきなりなにを――」  
 言い切ることができなかった。  
 言葉が途切れてしまった。  
 なぜなら、ハヤテが満面の笑みを浮かべていたから。  
 今まで見せたことのない、幸せそうな表情。  
 その表情を見て、叱責の言葉は消え去ってしまった。  
 そんな顔をされたら、許してしまう。  
 しかも、自分も気持ち良くなっていた事実もある。  
「マリアさん、僕はマリアさんが好きです。大好きです。」  
「あ……え……」  
 言葉が出てこない。  
 どう言っていいのか分からない。  
 自分の気持ちも分からないのに、簡単なことを言うわけにはいかない。  
「そんなこと言われても……困りますわ……」  
 なんとか絞り出した台詞は、困惑の類のものだった。  
 考える時間が欲しかった。  
 こんな突然じゃなくて、もっとちゃんとした告白なら、しっかりと返答できたのかもしれない。  
 それでも、それはあくまで希望的観測。  
 
「僕は――」  
 ハヤテがマリアにもう一度体を接近させていく。  
 視線を、マリアにがっちりと固定させながら。  
「ハヤテ君。その、ちょっと、待って……」  
「もう、我慢できません」  
 マリアが一歩下がればハヤテは二歩進む。  
 迫りくるハヤテに僅かの恐怖心を抱きながら、マリアは嫌な予感に襲われて逃げようとするも  
 ハヤテからは逃げ切ることはできない。  
 あっという間に壁まで追いやられる。  
「ハ、ハヤテ君……」  
 すっ、と両肩を手で押さえられ、強制的にしゃがまされる。  
 何をされるのか、と思ったら、目の前にあるもので、全てが理解できた。  
 しゃがまされた瞬間、ちょうど目線の先に現れたのは、勃起したペニスだった。  
「あっ……」  
「マリアさんのことを考えていたら、こうなったんです。気持ち良くしてくれませんか?」  
 完全に勃起しているモノを見るのは、マリアにとって初めてのことだった。  
 ペニスが大きくなるということは知っていたし、  
 こういった形をしているということも、いつかの機会に知った。  
 とはいえ、本物を目前としたとき、そのグロテスクさ、圧倒的な異様さに、驚愕する。  
 これは、こんなものだったのか、と。  
 何か、不思議なにおいもする。  
 そのにおいに、一瞬、くらりとしてしまう。  
「あ…あの、ハヤテ君……?」  
 見上げる。そこにあるのは、いつものハヤテの顔。  
 何かが違うとは、感じていた。  
 でも、ハヤテはハヤテなのだ。  
「ハヤテ君は、私のことが、好き、なのですよね……?」  
 ちょっとジゴロな面もあるけれど、  
 綾崎ハヤテという少年は、良い少年。  
 頼れて、強くて、執事としての素質は十分。  
 それでいて、魅力的。  
 そのハヤテの気持ちは、無下にできない。  
「はい、もちろんです」  
 ハヤテは、何の曇りも濁りもなく、頷いた。  
 それを見たマリアは顔を一瞬赤くさせてから、  
「……れる…ん…る……ん」  
 舌を伸ばし、恐る恐る亀頭のあたりに舌を這わせる。  
 熱い。  
 それがマリアが最初に感じたことだった。  
 
「ちゅ……んく」  
 唇を近づけて、先端に軽くキス。そのまま、竿の部分を舌で撫でる。  
 マリアは経験もなければくわしいやり方も分からなかった。  
 でも、こうすると気持ち良くなる、といったことは理解していた。  
 これでも、一応――そういうことに興味のある年頃、とマリアなら語るだろう。  
「ん……ちゅ、ん、ちゅ…んむ、んん」  
 亀頭へのキスの嵐。ただひたすらに唇を先端に押し付ける。  
 それをしばらく続けた後、  
「――ぁむ」  
 ぱくり、と咥えこむ。  
 口の中に唾液を満たして、そのまま唇で扱くように顔を動かす。  
「ん、ん、んむ、ん……」  
 その運動によって、ハヤテのモノはどんどんと硬さを増していく。  
 マリアはそれを感じ取り、搾り取るかのように、吸い始める。  
「じゅ……ん、じゅぶ、んぶ……ちゅ…」  
 ぐぷぐぷ、と生々しい音だけがマリアの耳に届いていた。  
 いやらしく音を立てた方がいいとも聞いていた。  
 でも、そのやり方は分からない。勢いよく吸えばいいのか、どう吸えばいいのか、分からない。  
 ただ、本能の赴くままに、モノに奉仕する。  
「んりゅ……んぢゅ……んぷ、んっ、ん……」  
 ただ、先っぽから漏れている液体を舌で感じ取っていたマリアは、ハヤテが気持ち良くなっていることに安心していた。  
 自分がしていることで感じてもらえていることが、少し嬉しかった。  
 マリアもメイドとしての生活が長く、『尽くしている相手』が満足することに喜びを感じるようになっていた。  
「……んむぅ、ぢゅぷ、ぢゅぢゅっ、んっ」  
 さらに気持ち良くなってもらおうと、舌を動かしつつ、さらに吸い込んで、唇で竿を締め付ける。  
 もちろん、動きも忘れない。  
 一心不乱に、喉を突くギリギリまで咥えこみ、カリの部分まで戻る、その繰り返し。  
「んぷ、ぐぷ、…じゅ、ぢゅっ、ぁん……んぬ、んぶ、ぢゅぢゅ、んゅ」  
 唇で扱きたてる動作は容易なものではなかった。  
 それでも、コツを掴み、どんどん速度を上げていく。  
「ぢゅぷ、ぢゅぷっ、ぁん…んっ、ぐぷ、…れる、ちゅぅ」  
 
 ハヤテは執事としての素質を持っていた。それも、天才的な。それは彼の過去に起因する。  
 しかし、天才的ならば、ハヤテだけではない。何事も卒にこなす、完璧な女性、それがマリアだった。  
 フェラチオといった、淫猥な行為も、彼女からすれば慣れることで得意となるものだった。  
「ぢゅぷっ、んぢゅっ! ぢゅぶぶぶ、んぶっ、るっ、んんんっ」  
「……っ」  
 ビクン、とハヤテの体が反応する。  
 その反応に喜びを感じながらも、マリアは奉仕を続ける。  
「んぢゅぢゅっ! ず、ぷっ、じゅぶ、ぐぷ、ぢゅるるっ!」  
「くっ……! 射精るっ!」  
 耐えられなくなったのか、ハヤテの体が小さく跳ねさせる。  
途端にハヤテのモノが少し肥大化する。  
 さらに、突如先端から熱い液体が迸る!  
「んぅっ! ぅん、ん、んっ!」  
 喉の奥まで精液が放射される。  
 口の中でビクンビクンと脈動するモノが、精液を出し続ける。  
「んふ……んゆ……ぢゅ…」  
 マリアは初めての口内射精に驚きながらも、盛大な射精にドキドキしてしまった。  
 『男』というものを感じてしまった。  
「マリア、さん……」  
 理解していた。  
 射精してもなお、ハヤテのモノは小さくなる気配を見せない。  
 それはつまり、そういったことなのだ。  
 マリアもまた、少しばかり体が火照り、気分がノっていた。  
「……はい、ハヤテ君。……少し、寝てくれますか?」  
 ハヤテは一瞬考えた後、言葉どおりに仰向けに寝転んだ。  
 そのハヤテの上によいしょ、とマリアが覆いかぶさる。  
 そして、今もなお硬度と大きさを保つモノを握りしめ、  
「ハヤテ君……入れます、ね?」  
「はい、どうぞ」  
 ハヤテはにっこりと微笑んだ。  
 マリアはその笑顔に微かなときめきを感じながら、少しずつ腰を落とす。  
 つぷ――  
 先端だけが柔らかい肉に包まれ、お互いの熱を感じさせる。  
「んっ……」  
 ぬぷぷぷ――  
 
 既に濡れてしまっていたマリアの中はあっさりとハヤテのモノを受け入れていく。  
 ただ、  
「っ――」  
 先端が、僅かな抵抗を受ける。  
 女の子の証明が、進行を柔らかに阻止するのだ。  
「マリアさん……」  
 ハヤテが切なそうな顔をする。  
 そんな顔は卑怯です、とマリアが言いたくなりそうな、そんな表情だった。  
 マリアは、特に言葉を発することもなく、そのまま――  
 ぬぷ……ん。  
「――んっ」  
 処女膜を貫通、最奥に亀頭が到達する。  
 しかも、マリアが上のために、普通に挿入するよりも深いところまで届いてしまっている。  
「は……ぁ……っ」  
 痛みを感じながらも、マリアは必死にそれに耐えた。  
 ハヤテに心配をさせたくなかった。  
 ここまできた以上、年上としてリードしたかったのだ。  
「動きます、ね?」  
「いえ……マリアさん、もう少しこのままじゃ、ダメですか?」  
 え? とマリアは言いたくなった。  
 男の人からすれば、動いた方が気持ちい。そういう情報を得ていた。  
 だから、気持ち良くなってもらおうとしたのに、ハヤテには動かないでほしいといわれる。  
 何でそうなのか、不思議にマリアは感じた。  
「もう少し、マリアさんを感じていたいんです。……それに、きつくて、これだけですぐイッてしまいそうなんです……」  
「あ……」  
 不覚にも、マリアは顔を赤らめそうになる。  
 そして、その顔を隠すためか、マリアは腰を動かし始めた。  
「イって、いいですよ? 私なら、大丈夫ですから」  
 ぎこちないながらも、丁寧な腰の動きが繰り返される。  
 ぬちゅ、くちゅ、という結合部分から漏れる音がとてもいやらしく、お互いの気持ちをさらに昂らせる。  
「ぁ……んっ…」  
 ヌルヌルとした柔らかい肉がきゅうきゅうと締め付ける。  
 処女肉が生み出す快楽は予想以上のもので、ハヤテも声を出してしまいそうだった。  
 けれど、ハヤテはただ必死に腰を動かすマリアを見て、口の端を僅かに上げるだけだった。  
 
 心も体も、心地いいのだ。  
「ぁ……。はっ…んっ、あっ…」  
 マリアは処女だったにも関わらず、だんだんと快感を覚えていった。  
 しかも、この腰の動きすら、彼女の物事を何でもうまくこなす彼女の性質から、だんだんと  
 ぎこちない動きから、慣れた動きへと変化していく。  
「ふ……ぁ、んぅっ…ぁ、ぁ」  
 だんだんとテンポを速めていく腰の動き。  
 彼女を先ほどまで処女だったと、誰が思おう。  
 それほどに、上手な腰遣いとなっていた。  
「ぁっ! んっ、はっ、ああっ!」  
 ぬりゅ、ぬちゅ、ちゅぷっ、ぬちゅ、くちゅっ!  
 激しい動きに、愛液の飛沫が跳ねる。  
 ハヤテのモノを呑み込んでいる結合部分はもはやぐちゃぐちゃで、愛液、我慢汁、先ほどの精液、全てが混ざり合っていた。  
「ひあっ! んっ! ふぁっ! んぅっ! んっ!」  
 厨房に響き渡るマリアのあえぎ声。  
 もう、マリアは完全にマリアは周りが見えなくなっていた。  
 ただ、膣で擦れているハヤテの硬いモノから得る、悦楽、それだけがマリアの思考を支配してしまっていた。  
「んっ、あっ! んぅっ! ああっ!」  
 さらに、激しくなる腰の動き。  
 もう、その動きは止まることを知らない。  
 ただ、快楽の高みを目指して、上昇を続けていく。  
「っ……!」  
 ハヤテも、平静を保てなくなり始まる。  
 ハヤテは今日だけでもう、何発も射精しているものの、マリアの締め付け、腰遣いに、射精寸前まで追いやられていた。  
「ぁん! んっ! ふっ! っぁ! んっ!」  
 何度も何度も子宮口にペニスの先端を突きあげさせる!  
 マリアは完全に気持ち良くなる方法を心得てしまっていた。  
 そして、周りの見えなくなってしまっていたマリアはハヤテの変化に気付くことなく、さらに腰の動きを激しくする。  
 腰をうねらせ、回転運動を混ぜ、膣内を抉らせる!  
「ひぁっ! は、あっ! んぅっ! ひゃふぅっ!」  
「だ、めだ……、射精るっ!」  
 ハヤテはもう耐えることができなかった。  
 一向に腰の上下運動の速度は変わらず、快楽は受けっぱなし。  
 ハヤテといえども、我慢の限界があるというものだ。  
「ん! あ! はふっ! んっ! いぅ!」  
 
 ビクビクと膣内が痙攣し始めるのと同時に、ハヤテが軽く仰け反る。  
「ぁっ……!」  
 ドクン! ドクッ! ドクッ!  
 ペニスが痙攣し、大量の精液を膣内へと放射する!  
 その大量の精液が子宮へと流れ込むと、  
「ふぁ、ぁぁあああああああああっ!」  
 マリアが全身を震わせて、あえぎ声を洩らす。  
 快楽の波が一気に襲いかかって来たのだ。しかも、マリアにとって初めての絶頂だった。  
「ぁぁぁっ…」  
 きゅうきゅうと膣が精液を搾り取るようにペニスを締め付け、尿道に残った精液までをも子宮へと流しこまされる。  
「ふ、う……」  
「は……」  
 ハヤテが快楽の波を終えて、軽く起き上がると、マリアがこてん、ともたれかかってきた。  
 よく見ると、失神している。  
「……」  
 あまりの快感に気を失ってしまっているようだった。  
 マリアは、気持ち良くなりすぎたのだ。  
「……はは」  
 ハヤテは軽く笑って、その唇に軽くキスをした。  
「大好きです、マリアさん」  
 
 
 
 
 
「嘘は、吐いてません」  
 好き、と。ハヤテは確かにその言葉を口にした。  
 マリアさんが好き、と。  
 その言葉自体に嘘はない。  
 ハアテのその気持ちは確かなもの。  
 けれど、  
「マリアさん『だけ』が好きというわけじゃないですよね」  
 ハヤテは、多くの女の子を孕ませたい。  
 そうしたいから。  
 すべての女の子が好きだから。  
 好きだから、孕ませたいのか。  
 孕ませたいから、好きなのか。  
 そんなことは分からない。  
 けれど、ハヤテは再び走り出す。  
 次の女の子のもとへ――  
 
 
 
 
炎の孕ませ借金執事 その三 〜さくやシュトッセ〜に続く。  
 
 
 
 

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル