ハヤテと歩  
 
「えへへっ、ケーキ1ホール買っちゃった♪…今日は誰もいないから家でゆっくり食べよーっと♪」  
歩が上機嫌でケーキを買って家に向かっていると、前方に見慣れた薄ろ姿が現れた。  
「うそ…っ!…あれってやっぱり……ハヤテ君?!」  
突然のチャンスに気がはやり、縺れる足をなんとか制してハヤテを追う歩。  
「お…おーい!ハヤテ君!…こっち……後ろ!」  
「……ん?…あれ、西沢さん?どうも、お久しぶりです。」  
ようやく自分の存在に気づいたハヤテを見て、歩は嬉しそうに手を振っている。  
そしてハヤテまで、後ほんの10m程…歩は久々の再開に言葉を発しようとしたその瞬間、  
横からいきなり出てきた大型トラックにハヤテは跳ねられ、そのまま壁に叩きつけられて歩の足元に転がってきた。  
 
「……え?……えぇぇぇぇ?!!……ちょっと、…これってひき逃げ?!警察に行かなきゃ……じゃなくて、  
 ハヤテ君?!大丈夫?…ハヤテ君!!……って大丈夫な訳無…」  
「…テテッ、……今のはいったい…?……あれ?…えっと……」  
ハヤテが起き上がると、そこには何やら自分の姿を見て驚く一人の女の子が目の前にいた。  
そしてその女の子は、驚いたと同時に今度は泣きながらハヤテに抱きついた。  
 
「ハヤテ君…っ!よかった、生きてたんだ………大丈夫?どこか痛くないかな?」  
「えっと…ご親切にしていただいて有り難いんですけど………失礼ですがどちら様でしょうか?」  
「な…何言ってるのかな、私だよ…歩、西沢歩!……ハヤテ君どうしちゃったの…?」  
「…はぁ、それが………どうも以前の事が思い出せなくて……ハヤテと言うのは僕の名前なんでしょうか?」  
 
歩は思った…以前にも記憶喪失になったハヤテは、実は記憶喪失になりやすい体質なんじゃないか…と。  
そしてさらにこうも思った…これは神様がくれたチャンスなんじゃないか……と。  
歩はハヤテの記憶が戻るまでの間だけでも……そう思い、ハヤテに悪いと思いながらも、前回同様の嘘をついてしまう。  
 
「…そ、そう!君の名前は綾埼ハヤテ……私の執事さんなの!」  
「えぇ?!……あっ、…でもそう言われると、執事をしていたような……」  
「と、とにかく!今日は二人でパーティーをするためにケーキを買って帰る所だったの。…ほら、行くよ!」  
「はい、…えっと……歩お嬢様。」  
 
その言葉を聞いて顔を赤くする歩。…正直まんざらでも無かったが、「お嬢様」と言われるとなんだかむずかゆかった。  
 
しばらく歩くと、そこには到底執事など雇えるとは思えない、ごくごく普通の民家があった。  
歩はハヤテを家に入れると、台所の椅子に座るように言って、自分は買ってきたケーキを切り分ける。  
1ホール食べる予定が半分になってしまったが、歩はハヤテと一緒に食べれる方が何倍も嬉しかった。  
 
「…あの、お嬢様。……執事とは一体どう言う事をすれば良いのでしょうか?」  
ケーキを食べていると、不意にハヤテが執事の仕事について聞き始めた。  
「えーっと……家のお手伝いとか、…あとご主人さまの身の回りのお世話……とかかな?」  
その言葉を聞いて頷くハヤテは、何かに気づいたような顔で歩に近づいてくる。  
そしてそのまま手を歩の顔の方へ差し出した。…もちろん歩は突然の事に慌ててしまう。  
 
「どどど…どうしたのかな?!……えっと、…あの……っ」  
「動かないでください、お嬢様。……ジッとして…」  
「はぅぅ…っ、……ん…っ……」  
とっさにキスの準備をしてしまった歩をよそに、ハヤテはほっぺについていたクリームを指で拭き取った。  
「お嬢様、ほっぺにクリームが付いていましたよ。…そんなに慌てて食べなくても僕はとって食べたりしませんから。」  
そう言ってほほ笑みながら、そのクリームの付いた指をくわえるハヤテ。  
歩はまるで、自分のほっぺにキスをされている様な気分になっている。  
 
二人がケーキを食べ終わり、歩が片づけを始めるとハヤテが自らその仕事をかってでた。  
「このような仕事は僕にお任せ下さい。…お嬢様はお風呂にでも入ってごゆっくり。」  
「そ…そう?……じゃあここはハヤテ君に任せようかな。」  
「はい。……それと僕は執事なんですから…『ハヤテ』と呼び捨てにしていただいて結構ですよ。」  
ハヤテにそう言われると、歩は瞬きをパチパチして顔を赤くしながら、何故か周りに誰もいないか確かめはじめる。  
そして誰もいないのを確かめ終わると、一度かるく咳ばらいをして、大きく息を吸い込んだ。  
 
「…そ、それじゃあ私はお風呂に入るから……ハ…ハヤテは洗いものお願いね。」  
「はぃ、お嬢様。…ごゆっくり。」  
この夢のような展開に、歩は緩む表情を隠して風呂場に走った。  
 
湯船の中でもハヤテの事を考え、ブクブクと口で泡を立てては顔を赤くしたりニヤケたりしている歩。  
つい不謹慎にも、このままハヤテの記憶が戻らなければいいのに……などとも考えてしまう。  
…すると、突然脱衣所が開く音が聞こえ、そこに人影が現れた。  
 
「お嬢様、よろしければお背中流させていただきますが…」  
ハヤテの申し出に慌てる歩。  
「えっと…えっと……だ、大丈夫だから!ありがとう。」  
「そうですか?…それでは僕はお部屋の掃除をしておきますね。」  
そう言って脱衣所を立ち去ろうとするハヤテ。…しかし断った後で歩は少し考えた。  
…もしかしてこれは、一気に二人の距離を縮めるチャンスなんじゃないかな?…と。  
もうこんなチャンスは二度と来ないかもしれないし、ハヤテになら裸を見られてもいいと思った。  
歩は慌ててお風呂のドアを開けてハヤテを呼びとめる。  
「ハ、ハヤテ!……あの、…やっぱり背中流してもらおうかな…。」  
歩がそう言うと、ハヤテは振り返り笑顔で返事をすると、準備をすると言っていったんお風呂の扉を閉めた。  
 
胸に手を当てて、自分に落ち着けと言い聞かせている歩。…すると不意にハヤテが言った「準備」と言うのが気になった。  
「(…ハヤテ君、準備っていったい何してるんだろう?)」  
そんな事を考えていると、「失礼します」という声ともに風呂場の扉が開いた。  
するとそこには、腰にタオルを一枚巻いただけのハヤテが立っていた。  
 
「ハ…ハヤテ君?!…その……ふ、…服はどうしたのかな?」  
「服は濡れてはいけないので脱ぎましたよ…?……えっと、…お風呂は服を脱いで入る所で合ってますよね…?」  
「そ…そうだよね!あははっ、…そうだよ、普通は服を脱いで入るよね。…うん、それで合ってるよ。」  
歩がそう言うと、ハヤテはホッとした顔をして歩の後ろにしゃがんだ。  
「それではお嬢様、…失礼します。」  
そう言うと同時にハヤテの手は、歩の背中を優しく撫でる様に体を洗い始めた。  
 
「こんな感じでよろしいでしょうか、お嬢様。」  
「…うん、上手だよ!すっごく気持ちいい!」  
ハヤテは手にボディーソープを付けると、そのままタオル等は使わず手で歩の体を洗っていた。  
とにかく沈黙だけは耐えられない歩は、何か話す事を必死に考えている。  
「ハ…ハヤテ君はホントに背中洗うの上手だね!!」  
「そうですか?ありがとうございます。…歩お嬢様の背中……とてもお綺麗ですよ。触ってるこっちがドキドキしちゃいます。」  
 
「(―――さ、ささ…触られてる私の方がドキドキしてるに決まってるよ〜…ッ!)」  
そんな事を考えながら、歩は恥ずかしそうに前屈みになって体を小さくしている。  
しかし、ハヤテの言った「触ってるこっちがドキドキしちゃいます」と言う言葉がどうにも頭から離れない。  
「(ハヤテ君も私の裸見て…触って……エッチな気分になったからドキドキしてるのかな?…かな?)」  
歩はどうにも気になって、チラッとハヤテの方を振り向いた。  
「……?…どかしましたかお嬢様。」  
「…えっと、その……ハ、ハヤテ君は……」  
「あの、…お嬢様?お風呂に入ってからまた僕の事を君付けで呼んでいますよ?」  
「……えっ?…そうかな?」  
 
ハヤテのその言葉を聞いて歩は思いだす。…今、自分がハヤテのご主人さまである事を。  
「(そうだ、執事さんはご主人さまに絶対服従だよね?…だから私の言う事は聞かなくちゃいけない……)」  
そして歩は思った。…もっとハヤテの事をドキドキさせたら、自分の事を意識しだすんじゃないか……と。  
いつまで続くか分からない、この主従の関係……歩には考えている時間など無かった。  
大きく深呼吸をして、歩は話し始める…  
 
「ハ…ハヤテ、……えっと、背中だけじゃなくて全身洗ってくれるかな…。」  
「え…っ?…全身って…その……前もですか?」  
「そ、そうだよ!ご主人さまの命令なんだから聞けるでしょ?」  
「それは…僕は構いませんが……では、失礼します。」  
 
ハヤテは歩の脇の下から手を伸ばし、そのまま胸を掴んだ。  
言われた訳でもないのに、まっ先に胸へ手を伸ばしてしまうのは男の性と言うものか…。  
大きすぎず、かと言って小さいわけでもない大きさの胸を揉む様に洗うハヤテ。  
 
「ん…ッ……もぅ…ハヤテは本当におっぱいが好きなんだから…。」  
「…あっ、…あの……すみません。」  
歩にそう言われて慌てて手を離す……確かにハヤテはさっきから胸ばかりを洗っていた。  
しかし歩はその離した手を掴むと、もう一度自分の胸へとあてがった。  
「いいんだよ。…ハヤテは前から私のおっぱいが大好きだったから……もっといっぱい触ったら何か思いだすかも…。」  
「お嬢様……僕の記憶なんかの身を呈してまで…僕は嬉しいです、お嬢様!」  
 
ハヤテはなんだか感激してしまい、先ほどより強い力で歩の胸を揉んでいる。  
もちろん歩にはこんな経験などあるわけも無く、はじめての快感に思わず出そうになる喘ぎ声を必死に押し殺す。  
「……んっ…はぁ…ッ……ハッ…く…ぅ……」  
「…お嬢様?大丈夫ですか?」  
「…だ、…大丈夫だよ……んんっ…、ハヤテは何か思いだせ……た…かな?……ッ!」  
「いえ…、申し訳ないのですが何も…。」  
 
ハヤテはそう言うとようやく胸から手を離し、腕やお腹辺りを洗い始めた。  
歩はもう少ししてもらいたかった気もするが、逆にこれ以上されては気がおかしくなりそうだったので、  
ガッカリしつつも半分ホッとしていた。  
しかし、ハヤテは体を洗い終わると、今度は足を洗うと言いだした。  
 
「お嬢様。…足元を洗いますので、申し訳ありませんが立っていただけますか?」  
「え?あ…足?…うん、わかったよ。」  
そう言って歩が立ち上がると、ハヤテは前に周り歩の前に膝をついた。  
「(はわわっ…ハヤテ君が私に跪いてる……ど、どうしよう…っ)」  
何やら慌てる歩をよそに、ハヤテは足首…ふくらはぎ…太もも…と、どんどん上に向かって洗っている。  
そして上に来るにつれて歩もどんどん緊張してゆく。  
 
「(…ど、どうしよう、…見られてるってだけでも恥ずかしいのに……このままじゃ大切な所まで触られちゃうよ…っ!  
 …で、でもハヤテ君になら触られてもいいかな……うぅん、ハヤテ君に私の初めてを貰ってほしい!)」  
歩はそう思いながら、目をつむっている。…そしてとうとうハヤテの手は歩の股に到達した。  
更に目を固くつむり、緊張で全身に力が入ってカチコチになる歩。  
…しかしハヤテのその手は股を飛び越え逆の足へ向い、歩の思うような事は何もおこらなかった。  
 
「お嬢様、洗い終わりましたよ。お疲れ様です。」  
「………へぇ?」  
歩は思わず気が抜けた様な声を出してしまう。  
そしてそれに続いて体の力も抜け、よろけて思わずハヤテに寄りかかってしまった。  
「お嬢様?!…いったいどうしたんですか?」  
「え?…何でも無いよ。…ただちょっと気が抜けたって言うか………ん?」  
この時、寄りかかった歩は自分の足に当たる硬いものに気がついた。  
そこにはタオルが巻かれており、その中心部分が大きく膨らんでいる。  
 
「…ハ、ハヤテ……これって何………かな?」  
歩がその膨らみのある部分を指差しそう聞くと、ハヤテは急に慌てだした。  
もちろんナニがどうなってこんな事になっているかくらいは、歩にだって分かっていた。  
それでもそんな事を聞いてしまったのは、…歩にも少しエッチな気持ちがあったのかもしれない。  
「コレは……えっと…あの、自然の摂理と言うか……」  
「あーっ!ごまかさないでほしいな。……それともハヤテはご主人様に本当の事を言えない、悪い執事君なのかな?」  
下からハヤテの顔を顔を覗き込んでそう言う歩。  
歩にこう言われては、ハヤテには何も言い返すことはできなかった。  
 
「えっと、…歩お嬢様があんまり可愛かったもので……ごめんなさいっ!」  
「…ダメだよハヤテ。…可愛かったもので……だけじゃじゃ分からないよ?…どうしてそうなったかちゃんと言ってくれるかな?」  
顔を真っ赤にするハヤテを見て、歩は悪いと思いながらもそんなハヤテの姿が可愛くて仕方無かった。  
「つまりですね……あの、…歩お嬢様の裸を見たり触れたりして、ドキドキしてしまって……えっと…本当にごめんなさいっ!」  
ハヤテは深々と頭を下げ、ずっと謝り続けている。  
すると歩は頭をあげる様に言って、ハヤテの前にしゃがみこんだ。  
 
「あの……お嬢様?」  
「ハヤテがちゃんと言えたから、これは私からのご褒美だよ。…すぐ楽にしてあげるから、少しジッとしててくれるかな?」  
歩はそう言うと、ハヤテの腰に巻いてあるタオルを取り、目の前に現れたハヤテのソレを一気に咥えこんだ。  
 
「…あぅ…っ!お嬢様、そんな所……汚いです…」  
「ほんなほとはいよ、……んぐ…っ、…ひもひぃ…はな?」  
「ダメです、…お嬢様、……本当に…」  
「……ぷはっ、…もぅ、ハヤテ!本当の事言わないとダメだよ。…気持ちいいんでしょ?」  
歩がそう言うとハヤテは顔を赤くしたまま頷き、  
それを見て歩は満足そうに、再びハヤテのソレを喉の奥まで咥えこんだ。  
 
行為が始まってからどれくらい時間が経っただろうか……ハヤテは必死に我慢して手すりにしがみつき、  
歩は風呂場内にじゅぽじゅぽとイヤラシイ音を立てながら、ハヤテのソレを咥えていた。  
もちろん歩はこんな事するのは初めてだったが、自慢の大食いで鍛えられた大きく開く口は、  
ハヤテのモノなど簡単に咥えこみ、しだいに音がするとハヤテが過敏に反応する事に気づき、  
途中からはわざと大きな音を立ててハヤテのソレをしゃぶっていた。  
 
「…んー…んっ、…ちゅぱ…っ……フフッ、……手すりにしがみ付いちゃって…どうしたのハヤテ?」  
「な…なんでもありません。……本当になんでも…」  
こうして少しでも恥ずかしい事を言うと、ハヤテはその度に顔を真っ赤にして目を閉じていた。  
「ハヤテは可愛い顔してるのにココはすごく大きいよね。…もしかして普通の人より大きいのかな?」  
「そ…そんな事わかりませ……んん…っ!」  
 
ハヤテが話し終わるのを待たずに、続きを始める歩。  
再び風呂場内に響く卑猥な音と、口から出そうになる声を我慢できず、  
ハヤテはたまらず蛇口をひねってシャワーの音でごまかそうとした。  
 
「んー……じゅぷっ…じゅぷっ……ハヤへ…ひもひぃ?……?」  
「……ふぁ…っ、……んっ、…んんー…っ!!」  
歩から見ると、ハヤテは何やら口を開いてはいるが、声は殆ど聞こえない。  
それにさっきから自分が立てている音も聞こえなくなっている。  
歩はそれがシャワーの音によってかき消されている事に気づくと、すぐにシャワーを止めた。  
 
「ハヤテ、どうしてシャワー出したりしたのかな?」  
「それは…あの、音が恥ずかしくてつい……」  
「…ダメだよ、お湯がもったいないでしょ?……そうだ、勝手な事した執事君にはお仕置きがしつようかな。」  
「そんな…、本当に申し訳ありませんでした…っ。」  
「だーめっ。…ハヤテがいっぱい恥ずかしがるお仕置きするからねっ!」  
 
歩はそう言うと、あごに人差し指を当てお仕置きを考え始めた。  
はっきり言って、この行為の途中で放置すること自体がお仕置きみたいな物なのだが…  
そしてしばらくすると、何か思いついたのか手を叩いてハヤテにお仕置きの内容を話し始めた。  
 
「ハヤテ、私の前で一人でして見せてくれるかな…。」  
「……一人で…って何をですか?」  
「だから…その、……ひ、…一人でエッチな事してみて。」  
歩のこの言葉を聞いて、ハヤテは大慌てで首を横に振る。  
たとえお金をいくら積まれようとも、ハヤテは恥ずかしくてそんな事出来るわけないと思っていた。…が、  
「…ご主人さまの言う事……ハヤテは聞けないのかな?…かな?」  
歩はこの一言で、今のハヤテはどうにでも操る事が出来た。  
正直ハヤテに『悪い』と言う気持ちもあったが、もう自分の世界を突っ走る歩には、  
悪いという気持ちよりも、もっとハヤテが恥ずかしがる所を見たい……と言う気持ちが遙かに勝っていた。  
 
「ねっ?…ハヤテは私の言う事をちゃんと聞ける、賢い執事君だよね?」  
「そ…それは……」  
「…ほら、私がちゃんと見ててあげるから…早くやって見せて。」  
前にしゃがむ歩にそう言われ、ハヤテはゆっくりと自分のモノに手を伸ばした。  
先程まで歩が咥えていたソコは唾液でヌルヌルしており、握っただけでも過剰に反応してしまう。  
 
「う…ぁ……っ!……んっ…」  
「どうしたのかな…?まだ全然手を動かして無いのに…。」  
「だって…、さっきまで歩お嬢様が咥えてたから……ハァ…ッ、…そ、それにこうして見られてると…緊張して……ん…っ、」  
「そっか……じゃあハヤテは、私にオナニー見られて興奮しちゃうエッチな子なのかな?」  
「そんな事…っ……うぁ…っ」  
 
ハヤテは何か言い返そうとしたが、握っている手を歩に掴まれ強引に上下へと動かされてしまう。  
そしてその行為に少なからず興奮してしまい、ハヤテの射精は急速に早めてゆく…。  
「お嬢様、…ダメです、……んぁ…そんなに動かしたら……はぁ…っ、…止めてください……」  
「…んー、…どうしようかな?…こんなに動かしたら、どうなるか分からないし…じゃあ……  
 『ハヤテは歩お嬢様にオナニー見られて興奮しちゃうエッチな子です』…って言えたら止めてあげる♪」  
 
普段ならそんな事恥ずかしくて言える訳無いのだが、今はそんな事を言っている余裕はハヤテには無かった。  
一刻も早くこの状態から脱出しなければ、この気持ちを抑えきれずに、歩の顔へ射精してしまう…  
そう思ったハヤテは唇をかみしめ腹をくくり、ゆっくりと口を開いた。  
 
「ハ…ハヤテは、…んぁ…っ……歩お嬢様にオナニーを見られて…はぁ…っ……興奮しちゃうエッチな子…です……。」  
 
ハヤテがそう言うと、ようやく歩はその手を解放した。  
ハヤテからすれば間一髪、あと10秒遅かったら大惨事だっただろう。  
ホッと胸を撫で下ろすハヤテ……しかしそんな気を知ってか知らずか、歩は恐ろしい事を言いだした。  
 
「うん、良く言えました。……それじゃあ…ちゃんと言う事聞けたハヤテには、ご褒美あげないといけないかな。」  
そう言って、解放されたばかりのハヤテのソレを再び根元まで飲み込む歩。  
この時、ハヤテからは見えてはいないが、歩の右手は自分の割れ目にあてられている…。  
どうやらハヤテへのご褒美…と言う名目で、実際は歩自信が我慢できないだけだったらしい。  
 
「んー…っ……あん…っ、ハヤテ…おいひぃ……ハヤテのコレ…ふっこく…おいひぃょ…」  
「お…お嬢様?……どうしたんですか?さっきから……んっ、少し様子が……」  
「…ちゅぷ…っ……ひもち…いぃ……ふぁ…ハ、ハヤテのココと…ほなひくらい……私のココも…はつぃよ…ハヤテっ……」  
「…?お嬢様?………ッ!」  
 
気持ちが高ぶっている為、突然おかしな事を口走り恥ずめた歩を不審に思ったハヤテだったが、  
もうこれ以上そんな事を気にしている余裕はなかった。  
「お嬢様、僕…もう……ダメかもしれません…っ」  
「…んー……ぷはっ、…いいよ、ハヤテの精液いっぱい私に頂戴。  
 ハヤテは私のどこに出したいかな?……お口の中?…顔?……それとも胸がいいかな?」  
 
歩にそう言われると、ハヤテは何も言わずに歩の唇にソレをあてがった。  
 
「…お口が良いのかな?……だーめっ、…ちゃんとおねだりしないと…お口でしてあげないよ?」  
そう言って、その先に唇を当ててキスはするものの、口の中には決して入れない歩。  
ハヤテはとうとう我慢できずに、その恥ずかしい言葉を発してしまった。  
「お嬢様のお口で…僕の事をイカせてください…っ!」  
「…えへへっ、…はぃ、良くできました。………あむっ……じゅぽっ…じゅぽっ…………ん……んんっ!」  
 
歩が2度ほど唇でハヤテのモノを擦ると、ハヤテはあっという間に果ててしまう。  
ハヤテの射精はなかなか終わらず、歩はそれが終わるまで眉をひそめたまま咥えつづていた。  
 
「……う…ぁ……っ………ハァ…ッ……ハァ…ッ。」  
情けない声を出してその場に崩れ落ちるハヤテ。  
歩はそんなハヤテの前で、口から大量の精液を両手に出した。  
 
「もぅ……こんなにいっぱい出して……ハヤテは私の体を見て、そんなに興奮してたのかな?」  
「…それは……そ、そんな事より早くそんな物流さないと…汚いですよ!」  
ハヤテはそう言って慌ててシャワーを手にとった。  
「さぁ、お嬢様手を出して下さい。」  
「…ダ、ダメだよ。これは私のなんだから!……んっ…んっ…………ゴクンッ…。……エヘヘッ、ごちそう様。」  
 
歩は両手にあったすべての精液を飲み干してしまった。  
唖然とするハヤテに対して、歩は「私は好き嫌いないから!」…と胸を張っている。  
 
そして、あまりにも長くいすぎたお風呂を後にする二人。  
しかし、体も拭き終わり、ハヤテが服に手をかけると歩がそれを静止した。  
「ハヤテ、服は着なくていいよ。」  
「…え?……どうしてですか?」  
ハヤテがそう問いかけると、歩は少しムッとした顔をしている。  
 
「ハヤテは自分だけ気持ち良くなって終わるつもりだったのかな?…かなッ!」  
「…でも……いったい僕はどうすれば良いんですか?」  
すると歩はバスタオルを体に巻いて、ハヤテの手を掴み自分の部屋へと向かった。  
そしてベッドに座り電気を消すと、バスタオルを外し二人は再び裸の状態になる。  
 
「…い、今から……ハヤテにはしっかりご奉仕してもらうからね…っ。」  
「えっと…あの、……記憶が戻っていないせいか、そのご奉仕…と言うのが何か思いだせないのですが…。」  
もちろんそんな事をした事のないハヤテ。思いだせなくて当たり前である。  
 
「そ…それじゃあ私が全部教えてあげるから…。」  
「でもそれって…状況から察するにエッチな事…ですよね?……主従の関係でそんな事いいんでしょうか…?」  
「…もー、…いいから早くおいで。……それともハヤテは私とエッチしたくないのかな…?」  
歩が手を差しのべながら心配そうな顔でそう言うと、ハヤテはその手を握り歩をゆっくりと押し倒した。  
 
「あの……まずはどうすればいいんでしょうか?」  
「…最初は……キスから…かな?」  
初めてのエッチで『教える』と豪語した歩は、少しの不安を抱きながらも、  
今は必死にハヤテとの激しいキスを繰り返し、幸せな一時を感じ、そして楽しんでいた。  
 
「んん…ッ……ぷは…っ、…ハァ…ッ……ハヤテ、ちょっと激しすぎるよ…。」  
「……も…申し訳ありません。…つい。」  
激しいキスを終えて息を切らす二人。  
しかし、ハヤテにはこの後どうするかなんて事は分かる訳も無く、再びこの後どうするか歩に訪ねた。  
 
「あの…歩お嬢様、この後はどうすればよろしいのでしょうか?」  
「え…えっと……その前に、久しぶりにお友達ごっこしよっか!」  
「お友達ごっこ……ですか?」  
歩の言うこの『お友達ごっこ』とは、主従の関係ではなくお友達として接する…  
つまり歩は「ハヤテ君」と呼び、ハヤテは歩お嬢様ではなく「西沢さん」と呼ぶ物だった。  
 
歩はこれからするエッチな事の最中に、『歩お嬢様』よりも、いつも通り『西澤さん』と呼ばれた方がいいかな…  
…と言うか、早い話そっちの方が生々しくてドキドキできると思って提案しただけだった。  
「…でもお嬢様にそのような失礼な事は……」  
「良いから、…ほら、呼んでみて。」  
「…歩お嬢様がそうおっしゃるなら………西沢さん…でよろしいですか?」  
「エヘヘッ…うんっ!よろしい!」  
 
そう言って機嫌良く笑う歩は、いよいよ次のステップへ進むことにした。  
「…それじゃあ……ハヤテ君、そろそろ私の事…気持ち良くしてくれるかな…。」  
「えっと…あゆ……西沢さん。…この後はいったいどうすれば…」  
「それは……ハヤテ君が探してみてくれるかな…。……私が触ってほしい所…今すごく熱くなってるからすぐわかると思うし…」  
そう言った歩は、お風呂での自慰と先ほどの激しいキスで、お尻まで愛液が垂れる程に割れ目は熱くなっていた。  
 
ところがそんな事を全然分かっていないハヤテは、歩の体のいろんな所を触ってたしかめている。  
脇腹を触るとくすぐったそうに笑い、胸や太ももを触ると今度は気持ちよさそうに小さい声で喘ぐ歩。  
しかし歩の触ってほしい所にはハヤテの手が行くことはなく、延々とじらされている様な感覚に、  
歩はとうとうしびれを切らし、ハヤテの手を掴んで自分の触ってほしい所へその手を導いた。  
 
「本当にハヤテ君は鈍感なんだから……ここだよ。…ねっ?…すごく熱くなってるでしょ?」  
そう言って当てられたハヤテの手は、何もしていないにもかかわらず、歩の愛液でびしょびしょになってしまっていた。  
 
「西沢さんのココ……すごく熱くて…それになんだか濡れてます。」  
「それは…ハヤテ君が私の体いっぱい触ったからだよ…。…ハヤテ君のせいで私の体…エッチになっちゃったみたい。  
 ……ちゃんと責任とってくれるかな…?」  
歩がそう言うと、ハヤテは言われた訳でも無く、自分の意志で歩の中へゆっくりと中指を滑り込ませた。  
ハヤテの指は歩の指よりも少し長く、普段ハヤテの事を考えながら自慰をする歩の指より、更に深い所を刺激している。  
 
「ん…っ……ぁ…んっ………すごい、…ハヤテ君の指…こんなに奥まで…」  
「どうですか西沢さん?…こう言う事は初めてなんで……上手くできるかわかりませんが…」  
「うぅん、すっごく上手……んっ…ハヤテ君の指……すっごく気持ち良くて……は…んっ……すぐにイッちゃいそう…」  
 
歩の言った事に嘘はなかった。ハヤテに指を入れられただけで歩は体をビクビクさせ、  
もし少しでも気を抜こうものならあっという間に絶頂に達してしまいそうだった。  
するとハヤテは歩のその言葉を聞いて指を引き抜いてしまう。  
「気を使って休憩させてくれてるのかな?」等と思っている歩…しかしすぐに先ほどとは比べ物にならない刺激が全身を襲った。  
 
「…ひぁ…っ!!……ハ…ハヤテ君?!…んぁ…ダメッ……そんな所…ふぁ…ぁ……っ!」  
先程まで指を入れていた所へ今度は舌を入れるハヤテ。  
突然の事に、歩は我慢できず体をよじって大声で喘いでしまう。  
そしてあっという間に我慢の限界を迎え、シーツをギュッと掴んで腰を浮かせて体全身に力が入る歩…  
 
「ハヤテ君、気持ち良すぎるよ…はん…ッ……もうダメ…私……私…ん……んぁぁぁ!!」  
大声を上げて体を3度程大きくビクつかせる歩の割れ目からは、ハヤテに向かっておしっこの様な大量の愛液がふき出していた。  
しかしはじめての潮吹きに、歩は自分がおしっこを漏らしてしまったと勘違いしている。  
 
「…ヤ…ヤダッ、おしっこ止まらないよ……私…こんな事………んんっ…ハヤテ君、…もう良いから離れて…、汚いよ…っ!」  
歩はそう言って恥ずかしそうに、ハヤテの頭を自分の割れ目から離そうとするが、ハヤテは一向に離れてくれない。  
「こらっ…ハヤテ……もうお友達ごっこは終わり…んっ……言う事聞きなさーい…っ!」  
そして、ようやく歩の愛液が止まると、ハヤテはゆっくりと顔を上げた。  
 
「お嬢様も僕のを頑張って飲んでくれたんで……僕も頑張って全部飲んでみました。」  
「…もぅ……なんでそんな意味分からない事を頑張っちゃうのかなぁ……ほら、口のまわりびしょびしょじゃない。」  
そう言いながら、恥ずかしそうにハヤテの口の周りに付いた自分の愛液を歩は手でふき取っていた。  
 
「…お嬢様、さっきのがイッた……と言う物だったんでしょうか?」  
「そうだよ。…ハヤテが激しくするから……私、ハヤテがあんなにエッチな子だったなんて知らなかったよ…。」  
「…でも僕にそうさせたのは歩お嬢様ですよ?」  
ハヤテのこの的を射た答えに、歩は言葉も無く顔を赤くしてしまう。  
 
「…で、でも私は口でしてなんて言ってないでしょ?!…エッチなのはハヤテの方なんだからっ!」  
ほっぺたをふくらませて怒る歩に、ハヤテは困った顔をして頭を掻いている。  
するとハヤテは歩の顔をのぞき込み、歩の髪を撫で始めた。  
「…髪の毛をといたお嬢様…素敵ですよ。」  
「?!ななな…何のつもりかな!……そんな事言ったって…ゆ、許してあげないんだからねっ!」  
 
歩の気持ちがグラグラと揺らいでいるのは一目瞭然だった。  
ハヤテはここぞとばかりに、そのまま歩を抱きしめ耳元で囁き続ける…  
「お嬢様の裸も…すごくお綺麗ですよ。……僕は一生お嬢様にお仕えしたい…  
 仕える者の身分でこんな事言うのはなんですが…僕は歩お嬢様が大好きですよ。」  
この一言で、脳内お花畑を走りまわる歩。…しかしこの時、歩の体に異変が起きていた。  
 
「(あれ…私どうしちゃったんだろ……さっきイッたばかりなのに…体が火照って熱くなってきたような……)」  
ハヤテに抱きしめられ、さらに幸せの呪文を耳元で囁かれた歩の鼓動はどんどん速くなり、  
先程果てたばかりの歩の体は再びハヤテを求め始めていた。  
 
一方、歩の機嫌が直ったと思ったハヤテは、抱き締めていた手を解いて離れようとしている。  
歩は慌ててハヤテの体を抱きとめた。  
「…うわ…っと……あれ?…お嬢様?」  
「…まだ満足できてない……かな。」  
どう言う意味か理解できないハヤテは黙り込んでしまう……すると歩は恥ずかしそうに話し続けた。  
 
「ハ…ハヤテがエッチな事いっぱいしたから……私の体…すっごくエッチになっちゃったじゃない!  
 だから…さっきみたいなのじゃ満足できないの…!もっと…もっと気持ち良くしてくれないと許してあげないんだからっ!」  
そう言った歩に対し、ハヤテは少し考えた後、笑顔で答えた。  
 
「……分かりました。…それではお嬢様が満足できるまで何度でもイカせて差し上げます……」  
ハヤテはそう言って、再び歩の割れ目に手を当てようとした……が、歩はその手を静止してうつぶせに寝転がり、  
四つん這いになって、お尻の方をハヤテに向けた。  
恥ずかしい部分が丸見えになってしまい、後ろにいるハヤテの方を振り返った歩の顔は、煙でも出そうなほど赤くなっている。  
しかし気持ちが高ぶっている歩は、恥ずかしさよりもハヤテに見られている事に感じてしまい、そしてゆっくりと口を開く…。  
 
「ハヤテのおちんちん……私の中に…入れてくれるかな…。」  
 
 
 

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