「ハヤテー手紙だぞー」  
「はい、誰からでしょうか?」  
ハヤテは驚きながら聞いている  
何しろ手紙など送られてくるなんて珍しい為である  
「瀬川と書いているが」  
「(じゃあ泉さんか、)」  
「ここに置いておくぞ、」  
「はい」  
テーブルの上に置いてある手紙を手に取り自分の部屋に持っていった  
「(えっと)」  
封を切り読んでみた  
 
ハヤ太君へ  
生徒会で仕事が増えたから手伝ってくれないかな?  
まあ来てくれたら生徒会室へときてくれない?  
 
「へぇー、生徒会も忙しいでしょうね」  
と、ハヤテは言い、手伝うことにした  
「マリアさーん、自転車を貸してもらっていいですか。」  
「ええ、何処に行くのですか?」  
「白皇学園です、泉さん達が忙しいらしいので」  
ここから、かなりヤバイ事になろうとはハヤテも気が付いてなかった  
 
 
「ふぅ、着いたか」  
溜息をつきながら生徒会室へと、向かう、  
「さっーてと、」  
コポコポと音を鳴らしながら、ティーカップに紅茶を入れている泉  
「あっ、ハヤ太君、お速いお着きだね、飲む?」  
「えっ、あ、はい」  
紅茶を入れる泉、しかしハヤテは泉が紅茶に何かを入れたのに気が付かなかった。  
「はい、ハヤ太君、」  
と、紅茶を渡す泉  
そしてそれを受け取るハヤテ  
「ありがとうございます。」  
「いいよいいよ、手伝ってくれるんでしょ?」  
「ええ」  
紅茶を口にするハヤテ、少し変わった味がするが気にしない  
 
「ううっ、あ・・・・れ」  
いきなり倒れ込むハヤテ、  
(よしっ)と思う泉  
「さすがは、図書館、ハヤテ君にも効く」  
るっるる と、鼻歌を歌いながらどこかに連れていく泉  
 
あれっ  
ハヤテは意識を取り戻した。  
えっと、あれっ 手首が動かない。  
辺りが真っ暗で  
なぜか歩けもしない。  
と言うより寒い  
「ふふっ、やっとお目覚めかな、ハヤテ君」  
聞いた覚えの有る声だ、・・・・瀬川さん?  
光が見える方向に瀬川さんが見える。  
「あの薬、やっぱりハヤテ君にも効いたんだ」  
怖さを感じさせる微笑みでこちらを見てくる  
「ハヤテ君、今22時だよ、帰りたい?」  
「ええ、ってもうそんな時間ですか、  
 ここは何処ですか?」  
「ハヤテ君、帰れないよ」  
「ってドラ○エ7のマチルダみたいな事を言わないでくださいよ。」  
「まあ、有る条件で帰れるけど」  
「じゃあ、早く帰してくださいよ。」  
「まあまあ、三千院家には、ちゃんと、少し遅くなると伝えたから。」  
「でも、早く帰らないと、」  
 
 

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