「伊澄、何のつもりや?」  
 
咲夜が私にそう告げてきます。ですが私は無視しました。今まで散々酷い仕打ちを受けてきたのですから。  
 
こんにちは。鷺ノ宮伊澄です。  
今私は、ある状況に置かれている咲夜を目の前に不思議なワクワク感に包まれていました。  
 
「いい加減にせえや! なんなんやこのウネウネしたやつは!」  
 
咲夜の言うとおり、彼女の四肢はウネウネしたある生物……いえ、生きてはいません。ある物に捕らわれていました。  
勘のいいお方ならわかりますでしょうか?  
そう、触手です。正確には触手を持った私の式なんですけど。  
 
式とは簡単に言ってしまえば式神の低い位のものです。厳密には違いますけどね。  
 
とにかく、咲夜は触手に捕らわれていました。もちろんここから続くのは一つ……凌辱です。  
ある殿方のせいで処女ではないので、まあいいでしょう。  
 
「よくないわボケェ!」  
 
聞こえません聞こえません。  
 
「やっちゃってください」  
 
私は触手に命令します。同時に触手は咲夜の体を這い回り始めました。  
行き先は三つ……胸、股間、臀部……まあお決まりですね。  
 
「ちょ、やめえや! 触るな!」  
 
咲夜は体を動かして近付けまいとしますが、無駄でした。  
 
触手は昨夜の服を破りました。  
豊満な胸が露になります。なんて怨め……羨ましい。  
 
「何しとんじゃこのボケェ! いい加減にせんとしばくぞ!」  
 
うるさいですね。  
 
「徹底的に、犯してやってください」  
「ひゃぅぅぅん!?」  
 
胸に絡み付き、臀部を撫で回し、股間を擦りあげます。  
3か所からの快感は強気な咲夜までも虜にしました。  
いや……まだ抵抗してます。しつこいですね。  
 
「ひゃ、くぅ、くっ……まだや……まだやでぇ……」  
 
本当にしつこいです。  
 
「もう手加減はいりませんよ」  
 
私の言葉に、触手は本気を出し始めました  
 
胸は千切れんばかりの強さで絡み付き、膣内、腸内へと勢いよく侵入していきます。  
 
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」  
 
咲夜は甘い声とともに思い切りのけ反りました。イッてしまったようです。  
 
「はぅ……」  
 
今ので理性が半分飛んでしまったようですね。でも……手加減はしません。  
 
「あぐっ!?」  
 
咲夜の中に入っていた触手が激しく動き出します。  
咲夜の秘部からは愛液が溢れてきていました。何だかんだで感じているようです。  
触手の動きは速まります。  
 
「あくっ、ひゃぁ! やめ、んぁぁぁ!」  
 
淫らな水音が聞こえてきます。  
 
咲夜は快感に支配されかけながらも抵抗してきます。  
ですが……やはり無駄です。  
胸の触手の片方が咲夜の乳首を弾き始めました。  
 
「はぅ! そこ、は……くぅっ、だ、めぇ……」  
 
さらにもう片方は先端部を開き、吸い付き始めます。  
 
「あぅうぁぁぁっ! だめ、だみぇ! 吸わんといてぇぇぇっ!」  
 
秘部や肛門の触手もラストスパートです。  
一層激しく動き、咲夜を絶頂に至らせようとします。  
 
「だめ、らめぇ! イク、イクっ! 壊れりゅぅぅぅ!」  
 
ドグッ  
 
咲夜の秘部や肛門に、白い液体が注がれました。疑似精液です。  
 
妊娠はしませんが味や感触は本物と同じです。  
私は果てた咲夜の様子をのぞきこみます。  
 
「どうですか? 観念しました?」  
 
咲夜はボソリと呟きました。  
 
「……っと」  
「え?」  
「もっと、もっと犯して! まだ足りん! もっとめちゃくちゃにしてくれぇぇっ! 」  
 
……どうやら完璧な虜のようですね。  
私は触手に命令し、咲夜を犯させました。  
 
「あぁぁぁ!」  
 
咲夜の歓喜な声が聞こえました。  
……私も、ハヤテ様に犯されにいくことにしましょうか。  
今夜は、眠れなくなりそうです。  
 
【糸冬】  
 

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