夕暮れがさしこむ生徒会室、放課後のひと時。
その教室は、いつもならふさわしい空気が流れている。
例えば図書館のような静かさ、例えば締め切り直前の張り詰めた空気。
しかし、今この瞬間のそこは、まるで別世界かのように空気の色が違っていた。
「・・・あっ、いいぃ・・・ハヤ、テ君が・・・入ってぇ、えぇ!」
「ヒナギク、さん、んん!」
「あぁ!んぁは、あっ!ダメぇ、壊れ・・・ちゃぅよぉ!」
「はぁはぁ、壊れるなんてありま、せんよ・・・くっ、ヒナギクさん・・・なら、はぁ、はっ。」
生徒会室のソファの上で、ハヤテはヒナギクを貪っていた。
そして、ヒナギクはハヤテに溺れていた。
初めて体を交えた時から日はまだそこまで経ってはいない。
それでもお互いがお互いを想う気持ちは日を増すごとに増大していき、そして行為も激しいものへとなっていった。
「ダメ・・・ぇ!もぅ、ひゃぁあ!あぁ、ん〜!!!イっちゃう、イっちゃうよぉ!あはぁ!んあぁ!!」
「はっ、はぁ、ぐぅ・・・ヒナギクさん、いきそうなんですね?いいですよ、僕も・・・もうすぐですから。」
じゅっ、じゅじゅっ、ずぶっ、ぎちゅ!
ハヤテが自らをヒナギクに差し込み、引き抜くたびにヒナギクの中からは愛液が溢れかえってきた。
洪水のように、それはハヤテをさらに快楽の中へと流れ落ちていかせた。
ヒナギクも普段の凛とした態度はなく、ただただ理性が崩れ落ち、ホンノウのまま一人の愛する人を求める女へと変わっていた。
「えぅ、もぅ…ダメぇ、イっちゃう、イっちゃうよぉ!イっちゃう、ハヤテ、君!!!」
「はぁはぁ、はっ、僕も・・・もぅ!」
「ハヤテ君、ハヤテ…んぁ、あふぅ、あっ、ふぁぁ!」
「ヒナギクさん、好き…です!」
「わた、私もぉ!ハヤテ君がぁ、好きで…ぇえ!ハヤ、テ君が…好きで!」
「もっ、イきます。うく、このまま…しがみついていて下さい、ね。」
「あぁ!イくっ!もぅ、イくのっ!ひゃああっ! わた・・・ぁああ! ハヤテくんにっ、もうダメ!もうダメぇえ…!!…うあぁあ!!!」
ヒナギクがハヤテの腰に回していた足にさらに力を込め、さらに背中回していた腕でもしっかりとハヤテを抱きしめた瞬間、彼女は絶頂に達した。
「イっ…く、ぐっ…ヒナギクさん!!!」
そしてハヤテもそれとほぼ同時に達し、ヒナギクの中へと自らを放った。
「っあ!あぁ!!!ハヤテ君が、中にぃ!!!出て、ぇえ!」
今まさに絶頂に達し、そして敏感になりすぎたヒナギクの体にその快感は強烈過ぎた。
体をブリッジのように反らせ、ハヤテの精液が止まるまで何度も絶頂に達し続けたのだから。
寄り添うように、気を失うかのように寝てから数時間後、日はすっかり落ちて回りは闇が占拠していた。
それでも2人はまだ起きない。
疲れを癒すかのように、お互いの温もりを感じるかのように、お互い抱き合いながら眠り続けた。
それはまるでいつまでも一緒にいるという代名詞かのように。