「ドロー! モンスターカード!」  
「フフフ……甘いぞハヤテ。ずっと私のターン!」  
「ぐはぁ」  
 
たとえ混沌○龍−終○の使者−や、八○烏が禁止カードだとしても。  
執事は、主の勝利を褒め称えなくてはならない。  
 
 
「さすがはお嬢様。手も足も出ませんでしたよ」  
「私達のデュ○ルロードは始まったばかり!  
 ハヤテよ、私は自分の未来を自らの手で切り開く!!」  
「はぁ……」  
 
どこぞの社長も真っ青の決闘者ぶりを見せつけ、この屋敷のお嬢様・三千院ナギは今日も絶好調だ。  
機嫌がいいと踏んだナギの執事・綾崎ハヤテが、それとなく提案してみる。  
 
「あの〜お嬢様、デュ○ルもいいですがたまには学k」  
「ハヤテ……今まで隠していたのだが、実は私は肺の病気を持っていて外の空気が――」  
「はいはい、そんなどっかの鬼の村の少女みたいなことを言わないで、学校に行ってください」  
 
 
すかさず現れてナギの戯言を受け流したのは、彼女に仕えるもう一人の従者・マリアだ。  
 
「むっ。マリアまでそんなことを……」  
「そうですよお嬢様、一緒に行きましょう」  
 
ハヤテの裏がない眩しい誘いに思わず引かれるが、それでもやっぱり。  
 
「眠い、寝る」  
「………お嬢様」  
「仕方ありませんね。それではハヤテ君、申し訳ありませんが今日も……」  
「わかりました、一人で行ってきます」  
 
 
いつもと全く変わらない朝が始まる。  
 
でも、今日は何か特別な――いいことが起きそうな気がする。  
自転車をこぎながら、突然吹いた気持ちのいい風を受けて……何の根拠もなくハヤテはそう思った。  
 
 
 
 
 
      『第X話・シルフィードとヒナギク』  
 
 
 
 
 
            ○ ○ ○  
 
 
 
「歩、あのね……」  
「なにかな? ヒナさん」  
 
白い朝日が照りつける通学路。  
いつもよりちょっとだけ早く家を出た桂ヒナギクは、偶然そこで出会った親友にあることを話す決心を固めた。  
 
「えっと、その……」  
 
いつものヒナギクらしからぬ優柔不断な態度。  
どうしても、頭の中に親友・西沢歩の悲しい顔、怒った顔が浮かんできてしまう。  
でも、言わなきゃ……言わなきゃいけないのに……そう思っても、なかなかその言葉が口から出てこない。  
 
「ハヤテ君て」  
 
そんなヒナギクの葛藤を知ってか知らずか。  
歩が発したのは、自らの想い人の名。  
 
「やっぱカッコイイですよね。ヒナさんが惚れちゃうのも無理ありませんよ」  
 
 
――えっ?  
 
 
「っ!?」  
「アハハ、ヒナさんすっごく動揺してる♪」  
 
心臓が飛び出しそうになる。  
え、なに? バレてたの?!  
 
「気づかれてないと思ってたのかな?」  
「……そんなにわかりやすい?」  
「だってヒナさん、ハヤテ君といるときすごく楽しそうなんだもん」  
 
歩の表情は驚愕でもなく。軽蔑でもなく。  
ただただヒナギクの恋を応援する、一人の友達の顔だった。  
 
 
「私、ヒナさんならいいんです」  
「でも歩……」  
 
ヒナギクは痛いほどよく分かっていた。  
歩がハヤテを心から想い、慕っているということを。  
 
「ずっとハヤテ君を見てきた私が言うんだから間違いないですよ。  
 ハヤテ君は、ヒナさんみたいな人が好きなんだってこと」  
 
立ち止まって、ヒナギクの顔をのぞき込んで言う。  
 
「それに、私はハヤテ君が好きだけど―――」  
 
 
 
―― ヒナさんのことも、大好きなんですから! ――  
 
 
 
「歩……」  
「あっ、遅刻しちゃう! 急がなきゃ」  
 
最後にニパッと笑顔を向けて、歩はヒナギクに言った。  
 
「じゃあ、またねヒナさん!」  
「……えぇ、またお話ししましょう」  
 
 
くるりとヒナギクに背を向け、歩が走り出す。  
 
――その目に浮かんだ涙が、見られてしまう前に。  
 
 
 
            ○ ○ ○  
 
 
 
「おはようございます」  
「あら、おはようハヤテ君」  
 
白皇学院校門。  
今日は偶然が重なるな、と思いつつも、偶然会ったハヤテに挨拶を返すヒナギク。  
 
今しがた歩と話していた内容が内容だけに、危うく動揺が現れてしまうところであった。  
だがさすがは完全無敵の生徒会長。  
コンマ一秒のスピードで冷静を装って、全くいつもと同じようにハヤテに接する。  
 
 
「暖かくなってきましたね〜」  
「ホントね、気持ちいい日差し。  
 ナギもこんな日ぐらい学校に来ればいいのに……」  
 
他愛もない会話を続けながら、校舎への並木道を並んで歩く。  
ヒナギクにとってはこれがささやかな幸せなのだが――  
 
 
「(くっ、やはり今日も殺気が……っ!)」  
 
ハヤテは戦々恐々としていた。  
まわりの男子から、人を殺せそうな人を射抜く視線で見られるのはいつものことなのだが。  
その理由に、さすがのハヤテも気づいている。  
 
「(―――やはり僕なんかがヒナギクさんと並んで歩くのは……)」  
 
まずい、と思ったその時。  
それは周囲の殺気を紛らわす救いの手か、はたまたハヤテをさらに窮地に追いやる魔の手か。  
 
「あっ、ハヤ太君とヒナちゃんだ〜」  
「朝から熱いな」  
「ぶっちゃけどこからどう見てもカッp」  
 
理沙のセリフが言い終わらないうちに、ヒナギクの拳が炸裂。  
りさ は しんでしまった !  
 
 
「ハハハ……おはようございます、みなさん」  
 
苦笑いを浮かべて、ハヤテが挨拶をする。  
 
「おはよう。ときにヒナよ」  
「なにかしら?」  
 
顔が赤くなるのをハヤテにばれないように体の向きを調節し、ヒナギクが美希に尋ねた。  
 
「先生から昨日、今年の年間予定についての書類をまとめておいてくれとの指示を受けた」  
「あら、じゃあさっそく今日の放課後から取りかからなくちゃね」  
「うんうん、さすがヒナちゃん。じゃあよろしく――」  
 
ガシッ。  
そう言いながら早足で去っておこうとする泉と美希を両手で捕らえ、尋問を開始するヒナギク。  
 
「もちろん、あなた達も手伝ってくれるわよね♪」  
「フフ、何を言っているヒナよ」  
「そうだよヒナちゃん、私達が」  
 
「「仕事するわけないじゃん」」  
 
「あら、そう♪」  
 
ヒナギクが手を離すと、かわりにそこにに現れる木刀・正宗。  
ほぼ同時に、背中から黒いオーラがわき上がる。  
 
「あなたたち……」  
「ひ、ヒナちゃん待って!」  
「そっそうだぞ、話は最後まで聞け」  
 
死のカウントダウンが開始され、二人はあわててヒナギクに言った。  
 
「これ以上何の話があると?」  
「ハヤ太君だ」  
「へっ?」  
 
ヒナギクのお仕置きタイムをただ傍観していたハヤテだが、突然指名されてビックリする。  
 
「僕ですか?」  
「あぁ、そうだ。ハヤ太君が手伝うんだ」  
「今日は力仕事もあるからね〜」  
「はぁ」  
 
別にあなた達が休んでいい理由にはならないのでは、と言おうとしたハヤテだが  
すかさず美希がヒナギクを引っ張って視界の端に消えてしまった。  
 
「感謝しなさいヒナ。これで放課後ハヤ太君と二人きりの――」  
「あなた達が仕事したくないだけでしょうがっ!」  
「ほぅ……いいのかな? 私はハヤ太君と同じクラスだから  
 思わず『ヒナはハヤ太君のことが――』って口が滑ってしまうかもしれないわね」  
「ぐっ……」  
 
ニヤニヤする美希。  
今思えば、ヒナギクもとんだ弱みを握られたものだ。  
歩の時もそうだが、何でこんなにばれちゃうんだろう。  
 
「よし、んじゃよろしくハヤ太君」  
「よろしくね〜♪」  
 
屍のような理沙を引きずりながら、校舎へと消えていく二人。  
その背中に精一杯怨念をこめた視線をぶつけるヒナギクに、おそるおそる声をかけるハヤテ。  
 
「あ、あの〜」  
「………(まったくなんなのよもう!  
 二人して私を……くっ、恋する女の子ってみんなこうも辛いものかしら……  
 でもあの子達だけは許さないんだからっ!)」  
「(あぁ、すごい怒ってらっしゃる! 花菱さん達もひどいなもう……)」  
 
とりあえず、ダーク○イドにとらわれかけたヒナギクを気遣って、精一杯当たり障りのない言葉をかけてみる。  
 
「と……とりあえず放課後、生徒会室に行きますね?」  
「え? あ、あぁ。ありがとハヤテ君。ホントにごめんなさいね」  
「いえいえ……こういう扱いには慣れてますので。それでは」  
 
ハヤテも自分の教室へと向かっていった。  
それを見送ると、思わずヒナギクの口からため息が出る。  
 
「ふぅ……やっぱ、ああいう優しいところに惹かれたのよね、きっと」  
 
 
突然、優しい風が吹いた。  
それはヒナギクのきれいな桃髪を揺らす。  
 
なにか――いいことが起きそうな気がする。  
ちょっとだけ放課後に期待して、ヒナギクも自分の教室へ駆けだしていった。  
 
 
            ○ ○ ○  
 
 
「うちら……出番ないなぁ」  
「咲夜はアニメで結構出てるじゃない」  
「何ゆうとんのや、どう考えてもオチ担当やないかい! ホンマ泣けてくるわぁ。  
 それに引き換え伊澄さんは……お色気シーンが……」  
「わっ、言っちゃダメっ」  
「な〜に赤くなってん。ホンマ羨ましいわボケェ」  
 
以下永遠咲夜愚痴。  
 
 
 
            ○ ○ ○  
 
 
 
「ふぅ……とりあえず全部運び終えました」  
「ありがとハヤテ君。休憩にしましょう」  
 
自分も向かっていた書類から顔を上げて、お茶のセットを持ってくるために立ち上がるヒナギク。  
 
なんだかんだ言っても、やっぱりハヤテとの二人きりの時間は幸せであった。  
あの三人をしかるのもいいけど、少しぐらい感謝してもいいかも……  
そんなことをぽーっと考えながらトレイにのせた紅茶を運んでいると――  
 
「きゃっ!」  
「わっ」  
 
――ずっこけた。  
カップが宙を舞い、ハヤテの服に思いっきり紅茶がこぼれる。  
 
「あっつ!」  
「いったー……って、ハヤテ君大丈夫!?」  
 
起きあがったヒナギクは、すぐにハヤテに熱々の紅茶をかけてしまったことに気づく。  
 
「いや、別に大丈」  
「ごっごめんなさい、今すぐ拭くから!」  
 
大あわてで自分のハンカチを取り出し、座っているハヤテの目の前でひざまずいてズボンのシミを取ろうとする。  
だが――ヒナギクは気づかなかった。  
ハヤテが、なにかに必死で耐えているということを!  
 
「(ぐっ……これはまずい)」  
 
いくら温厚で紳士的な青少年・ハヤテと言えどやっぱり健康な十六歳。  
目の前でかわいい同年代の女の子が、  
ひざまずいて自分の股間あたりをさすっているという事実が妙な気分を起こさせる。  
 
「(耐えろ、耐えるんだ綾崎ハヤテ……  
 お前はこれ以上の修羅場を人生で何度もくぐり抜けてきたじゃないか!)」  
「んっ、なかなか落ちないわね。もっと強くしないとダメかな?」  
「(ぐはぁ! くっ、こんなベタなエロゲ的展開でヒナギクさんとあんなことやこんなことになるなんて……  
 そんなの、そんなの神様が許してくれるはずがない!)」  
 
ひたすら頭の中でお経やら円周率やらデ○ノートのルールやらを思い出すものの……  
 
「あっ、あら?」  
「(無理です神様……)」  
「なんかふくらんで……っ!!」  
 
そっち方面にはまるっきり知識・耐性がないヒナギクもさすがに気づいた。  
これが漢の性的興奮だということに。  
 
「こ、これって……」  
「え〜とですね、これはその〜……生理現象というか男なら仕方がないというか」  
 
とりあえず言い訳をしつつ、ジリジリと後退を開始するハヤテ。  
だが、すぐさまヒナギクにズボンの裾を捕まれ、もはや死を覚悟するしかない。  
 
「ひぃっ、ごめんなさいごめんなさい」  
「私の……せいなんでしょ?」  
「ふぁい?」  
 
 
正宗がとんでくるとばかり思っていたハヤテは、予想外の反応に困惑した。  
 
「だから、ハヤテ君のがこうなっちゃったのって……私のせいなんでしょ?」  
「へっ? いやまぁ、ヒナギクさんみたいなきれいな人にこんなコトされたら当然というか――あっ」  
 
思わず言ってしまったが、よく考えてみるとこれ口説き文句じゃん!  
死ぬほど恥ずかしくなって目をそらすハヤテ。  
 
「んもうっ、バカっ! 何恥ずかしいこと口走ってんのよ!」  
「すすすすみません」  
 
重ね重ね謝る少年執事。  
本当に天然というか鈍感というかヘタレというか……殴りたくなる。  
 
「………」  
「………」  
「……そのっ…それって、どうやったらしずまるの?」  
 
なんとなく気まずい雰囲気が漂い、とりあえず聞いてみるヒナギク。  
もちろんそんなことを答えられるはずもなく、ハヤテは狼狽した。  
 
「いっいや別に、コレはもう僕が勝手に何とかしますので……」  
「ダメよ!」  
「……はい?」  
 
これ以上この話題を避けたいと思うハヤテとは裏腹に、ヒナギクが恥ずかしそうにしながらも意気込む。  
 
「私は白皇学院生徒会長、桂ヒナギク。生徒が困っているなら力を貸すの!  
 だから素直にやり方を教えなさい、ハヤテ君!」  
「いや〜、だから……」  
「いい? ウソなんか教えたらただじゃすまさないわよ?!」  
 
こんな場面でヒナギク・正義の生徒会長スキルが発動。  
すっかり気圧されたハヤテは、  
 
「(もうこれは言うしか……まだ死にたくないもんな)わかりました、それでは」  
 
 
観念してズボンとパンツをおろした。  
十六歳にしては大きい、すっかり膨張したソレが姿を現す。  
 
「っ!」  
 
さっきまでの勢いはどこへやら、いざ目の前に現物が現れるとヒナギクも真っ赤になって困惑する。  
 
「(これが男の子の……なんか、想像してたのより凶暴そう……)」  
「あの〜……ヒナギクさん?」  
「えっ? えぇ、大丈夫。で、これをどうすればいいの?」  
 
すっかりハヤテのモノに見とれていたヒナギクが我に返る。  
ハヤテも一瞬ためらって、控えめに言った。  
 
「え〜と、非常に言いにくいのですが……これをヒナギクさんの手で擦って頂ければ」  
「こっ、これを?」  
「えぇ……もちろん、嫌ならば結構です(てか、帰りたい……)」  
 
少しためらうそぶりを見せるものの、負けず嫌いの少女はこれごときでは引き下がらない。  
 
「わ、わかったわよ……やるわ」  
 
 
おそるおそる手を伸ばしていく。  
心臓の音がうるさい。  
 
「(落ち着くのよヒナギク……こんなの、ただの棒と思えば……)」  
 
だが、ただの棒と思うにはその形があまりにもグロテスクだ。  
緊張と恥ずかしさとハヤテへの恋心と性への接触に対する興奮とが、  
ぐるぐると混ざりあってヒナギクの頭の中がとろけそうになる。  
 
「んっ……な、なんかビクビクしてる……」  
 
触れた。  
 
「こ、こうかな……」  
 
ぎこちない手つきで、ゆっくりと優しく上下に右手を動かす。  
 
「(うはぁ、すいませんお嬢様っ! 死ぬほど気持ちいいですっ……)」  
 
初めて他人に触ってもらうという事態に、思わず腰が震えるハヤテ。  
すぐにでも爆発してしまいそうになるのを必死でこらえ、なるべく下を見ないように心がける。  
 
「うっ……はぁ、く………」  
「き、気持ちいいの?」  
「はぁっ、はいっ。なんかもういろいろとマズいです……」  
 
 
そのうち、ハヤテのモノの先っぽから透明な液体があふれてきた。  
 
 
「んっ、ふぅ……ん? なんか出てきたわね……」  
「ぐぅ……は、んっ!」  
「ぬるぬるしてる……」  
 
先端から出てくる我慢汁によって、ハヤテのモノはぬるぬると滑りやすくなっていく。  
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が生徒会室に響き、それがお互いの興奮を高めていく結果となった。  
 
執事であるハヤテは、元々禁欲的な生活を送っていた。  
もちろん男として、溜まるべきモノは溜まる。  
というわけで、もはや限界を迎えていたのだ。  
 
「はぁっ、あっ……ひっヒナギクっ、さん…っ……僕、もう…」  
「えっ、なに?」  
「すっすいません、出ますっ!」  
「ちょっと、な……きゃっ!?」  
 
ぴゅっ、びゅるるっ  
すごい勢いでハヤテの先端から白濁液が噴出する。  
 
「やっ、あっ……すごい、なんか出てる……」  
「はぁっ、ぐっ」  
 
 
ハヤテの精液はヒナギクの制服の胸元や顔にかかり、きれいな体を汚していく。  
やがて放出し尽くしたハヤテは、ぐったりとソファーにもたれかかった。  
 
「はぁはぁ、す、すいませんヒナギクさん……我慢できなくて」  
「これって……ハヤテ君の……」  
「精液です。ふぅ……男の子が気持ちよくなると出るんですよ」  
 
もうどうにでもなれ、と洗いざらい白状するハヤテ。  
 
「でもなんか、変なニオイ……それにちょっと苦いかも」  
「わわっ、舐めちゃダメですよ!」  
 
 
 
            ○ ○ ○  
 
 
 
「……で、ハヤテ君は気持ちよかったの?」  
「え、えぇまあ……」  
「そう……フフ、よかった♪」  
 
シャワーで体を流して着替えたヒナギクは、なんとなく満足そうだった。  
 
「それじゃあ、帰りましょ」  
「はいっ」  
 
 
 
二人が出て行った後―――  
開けっ放しになっていた生徒会室のバルコニーから、風が吹き込んできて……  
 
それは、二人を見守る風の女神の仕業かも知れない。  
 
 
 
〜 Fin 〜  
 

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