泉はハヤテを見上げた。その小動物的魅力がハヤテの性的興奮をかき立てた。  
「ハヤ太くん…」  
「は、はい!」  
 
『うわぁ、ハヤ太くんのまた大きくなった。それに堅くなってる…?』  
 
「お、大きいね…」  
「!?」  
『気づかれた!?』  
ごまかしようもない。ハヤテは諦めた。  
「まあ、泉さんみたいな女性とこうしてたら必然的に…ね」  
ハヤテは苦笑いをする。  
泉はもじもじとしながらハヤテに囁きかけた  
 
「…する?」  
「え…」  
「する?って聞いたの」  
「でも」  
「私は、いいよ」  
そういうと泉は腰を動かした。ハヤテの勃起したそれは擦られ、切なくさせる。  
「ね?」  
泉はトロンとさた目でハヤテを見つめた。  
「しよ?」  
泉はハヤテから離れ、そして、  
 
するー  
 
「ちょっ、泉さん!?」  
「えへへ〜ほやほやだよ〜♪」  
なんとはいていたスパッツを脱いだのだ。  
泉はスパッツを机の上に置き、  
「二枚目〜♪」  
「うわぁぁぁぁ!」  
ハヤテは制止しようとした。しかし勢い余り、  
「「あ…」」  
机に押さえつけてしまった。  
「ハヤ太くん、大胆♪」  
「そういうわけじゃ…」  
「そういうわけじゃなくてもいいよ、しよ?」  
泉はスカートをめくった。まっさらなショーツが姿を見せる。陰部には染みができている。  
ハヤテはそれに目がいくが、すぐに逸らした。  
「いけません!」  
泉はきょとんとする。  
「こんなこと、いけません…。こんな、付き合ってすぐになんて」  
泉は再び悲しい顔をする  
「そんな顔をなさらないでください。僕は、貴女を愛すると決めました。  
けれど、だからといってすぐにこういうことに走るのは間違ってると思うんです。」  
ハヤテは真剣な眼差しだ。  
 
「…でも、大きいままだよ?」  
「うっ…」  
口ではこう言っても、体は正直だった。  
泉は暫くそれを見つめていた  
「わかったよハヤ太くん!」  
「へ?」  
「ハヤ太の気持ち、よくわかったよ。ハヤ太くんの言う通り、『する』だけが恋人じゃないもんね」  
泉は頷く。  
「だから、ハヤ太くんに従う。私の愛するハヤ太くんにね♪」  
「そうですか」  
ハヤテは肩をなで下ろした。  
「だからフェラしてあげる!」  
ハヤテはすかさず吹いた。  
「な、なっ!?」  
泉は体勢を整えて、逆に押し倒した。  
「うわぁ!」  
「形成逆転〜」  
泉はすかさずジッパーをおろす。  
「だ、ダメですってばぁ〜」  
ハヤテは女々しく抵抗する。しかしむなしくも、無駄に終わった。  
泉は躊躇なくハヤテの勃起したそれを取り出す。脈打つ大き区太いそれに感動を覚える。  
「ぁ、うぁ」  
「はわぁぁ…、これがハヤ太くんのかぁ」  
そう言うと、泉はそのカリの部分を舌先でチロリと嘗めた。  
「きゃっ」  
今度は同じ部分に、すいつきながら舌で攻撃した。  
「ひゃぅっ」  
泉は、ハヤテの反応を楽しんだ。  
舌だけでなく、完全に口に含んだり、睾丸を揉んだり、尿道をいじめたりと、  
定番である技をかけまくった。  
その度にハヤテは可愛く鳴くのであった。  
 
 
フェラチオを始めて数十秒たった頃、舌にぬるっとしたものを感じ取った。  
初めは何なのか理解できなかったが、更に暫く続けていて気づいた  
『これが我慢汁ってやつ?たくさん溢れてきてる…ハヤ太くん、感じてるんだ』  
泉は唾液を使ってしゃぶったり、しごきながらしゃぶったりと、初めてとは思えない神業で尽くした。  
「ふゎぁっ、んっ、んぁぁぁぁあ」  
ハヤテは尚喘ぎ続ける。  
「にょー?ふひょひ?」  
「らめっ、らめぇぇぇぇ!喋っちゃらめぇぇぇぇぇぇぇ!」  
ハヤテのモノは更に硬度を増す。  
それによりしゃぶりやすくなり、その速度が若干あがる  
その若干の差が、ハヤテに大きな快感を与える。  
 
「ふゎぁん、いく!いく!いっちゃいます〜あっー!」  
ハヤテは鬼畜にも泉の頭を押さえた。  
ハヤテはイった。泉の口内に躊躇なく精液をぶちまける。  
泉は舌を駆使してそれらをすべて舐めとり、飲み込んでいく。  
たまにむせるが、それでも必死に精液を確実に喉に通していく。  
 
やがて、二十秒ほど続いた射精は終わる  
泉の偉業の甲斐あって服や髪などが汚れることはなかった。そして泉はすべて飲み込んだ。  
 
「はぁ、はぁ」  
「すごいね、あんなにでるなんて思っても見なかったよ?」  
ハヤテは苦笑いをする。  
「ありがとう、ハヤ太くん♪」  
「い、いえ」  
泉はご機嫌なようだ。  
「でも、いつか必ずハヤ太くんの童貞を盗んでみせるからね!」  
「は、はあ」  
ハヤテはぐったりとした。漸く帰れる、と安堵する。  
 
も、束の間。  
「それじゃ、日誌書くとしますか!」  
「え゙…」  
「あー、日誌がびじょびじょだー。ビリビリっと」  
泉は唾液だれけのページを切り捨てた  
「ほーらハヤ太くん、さっさと片付けよう!」  
「貴女がそれを言いますか…」  
文句を言いながらも、ハヤテは席に着く。  
「ところで、」  
「十回目ですか?それだけは許しませんよ♪」  
営業スマイルを展開するハヤテであった。  
 
 
 
 
廊下には怪しい影一つ。  
 
 
 
 
それから一時間も経って要約日誌の編集が終わった。  
夕陽は完全には落ちていないものの、だいぶ暗くなってきた。  
 
「さて、後はこれを職員室に持っていけばいいんですね」  
「だね!いやぁ、本当にありがとう、いろんな意味で」  
「いえいえ」  
 
二人は施錠をし、教室内を確認し、退室した。  
廊下にはもう誰もいない。二人は手を繋いで職員室へと向かう。  
 
教室から職員室へ向かうまでの数分、泉はハヤテにべったりだった。  
しっかりと腕をからめ、離さない。泉はこの上なく機嫌が良い。  
 
「えへへ〜♪」  
まさに幸せの「絶頂期」であった。  
ハヤテも何だかんだで今の状況を幸せに感じていた。  
『自分を愛してくれる人がいるなんて、生きてて良かった〜』  
心の中でホロリと泣くのであった。  
 
「ねぇ、ハヤ太くぅん」  
「はい、なんですか?」  
「私のこと、お嬢様って呼んでみて欲しいな♪」  
「お、お嬢様ですか」  
「うん!前々から言われてみたかったんだ!」  
「変態さんが居るじゃありませんか…」すると泉は膨れっ面になる。  
「ハヤ太くんがいいのっ!」  
ハヤテはくすりと笑う。  
「なっ、笑い事じゃないってば!」  
「いえいえ、可愛いなぁって」  
「ふぇ?……ま、まあ当然だよ!」  
「そうですね、泉お嬢様」  
泉は顔から煙を噴いた。  
「どうなさいましたか?泉お嬢様」  
泉は顔を逸らす。  
「い、いざ言われると結構照れるね…」  
と苦笑いする。  
ハヤテは優しく微笑んだ。  
「お嬢様、失礼します…よっと!」  
「え…?はゎゎゎゎ〜!ちょっ、ハヤ太くん!?」  
ハヤテは軽々と泉を持ち上げた。左腕で背中を、右腕で膝の関節をしっかりと抱える。それ即ち  
「あ、あの、これって所謂…」  
「はい、お嬢様抱っこ、ですよ♪」  
言われて顔から今度は火を噴く。  
「このまま職員室まで行きましょう」  
「えぇっ!そ、そんな恥ずかしいよ!」  
「大丈夫ですよ、誰も見てません。それに、お嬢様に歩かせるなんてそんなことできません」  
ハヤテは完全に泉の執事になりきっていた。泉は悪い気はしなかった。  
「わ、わかったよ。ハヤ太く…ハヤ太がそこまで言うなら」  
泉も君付けをやめて呼び捨てにしてみた。  
「はい、お嬢様!」  
ハヤテはそのまま歩きだそうとした。  
「あっ、待って!」  
泉は慌てて制止した。  
「どうしましたか、お嬢様?」  
泉はもじもじしながら答える。  
「ちょっとだけ、目、瞑って?」  
「へ?」  
「いいから黙って瞑って!お嬢様命令だよ!」  
「は、はい!」  
ハヤテはお嬢様の命令に従う。  
「それでよし」  
 
ふと、ハヤテは、自分の両頬に手が、泉の手が触れるのがわかった。  
「そのままそのまま…」  
「はい…」  
 
途端、ハヤテは唇に何か柔らかいものが触れたことに気づく。  
「四度目」にもなれば、それが何か考えるまでもなかった。  
 
四度目のそれは、短く、絡み合うこともなく、それでいて濃厚なものだった。  
 
それが終わると、泉は仕草でおねだりをした。  
ハヤテは首を横に振る。  
「続きはまた今度、です♪」  
「もーっ!十倍返しじゃないと許さないんだから!」  
「それなんて故・カm…むぐっ」  
 
「また」口を塞がれる。ハヤテは、やれやれと言った表示で受け入れる。  
 
「主に口答えするなんて躾がなってないね!二十倍返しに変更!」  
逆らうとまた倍になりそうなので素直に頷く。  
「はいはい!」  
「『はい』は一回!」  
「はい!」  
泉はくすっと笑った。  
「ハヤ太くんとこんな風に話せるなんて、さっきまで思ってもみなかった」  
「僕もです。」  
しばらく見つめ合う。  
 
 
スピーカーから、帰宅催促の放送が流れる。  
「そろそろ、行きますか」  
「うん、お願い」  
「おやすいご用です」  
 
ハヤテは歩き出す。愛するものをその手に抱きしめたまま、歩き出す。  
 
 
 
 
 
怪しい影に気づくこともなく…  
 
 
 
 
 
「着いちゃった。」  
「はい、着きましたね」  
ハヤテは丁重に泉を下ろした。  
「ふぅ…」  
「あ、やっぱり重かった?」  
「え?あ、いやそんなことは…」  
「もう、ハヤテくんたら分かりやすいな〜」  
「そんな、重いだなんて一言も」  
「じゃあどっちが重い?」  
「どっち?」  
「うん。ナギちゃんと私、どっちが重い?」  
 
ハヤテは悩んで「しまった」。すぐに泉から発されるオーラに気づきあわてふためく。  
「いいもんいいもん!もっと可愛くなってハヤテくんを完全に虜にしちゃうんだから!」  
「いやもう虜に、っていうか体重と関係ないような…」  
「口答えは、めっ!」  
泉は人差し指をハヤテの唇に当てる。  
ハヤテは首肯した。  
「あとね、暫くは私たちのこと、二人だけの秘密にしておきたいな…」  
「どうしてですか?」  
「どうしてって、そりゃ、恥ずかしいから…」  
「泉さんが恥ずかしがるなんて、珍しいですね。」  
「ぬぁっ!私だって純情な女の子だよ!?」  
「純情な女の子は『あんなこと』しませんよ」  
「ひぇ?」  
「泉さんが『あんなに』淫らだったなんて、驚きましたよ?皆さんが知ったらなんと言うか…」  
「アッー!ダメダメダメダメ!言ったらダメなんだからね!」  
ハヤテはくすりと笑う。  
「ええ分かってますよ。  
今みたいな泉さんも、恥ずかしがってる泉さんも、淫らな泉も、全部僕のものです。  
誰にも渡しません。」  
泉は、ハヤテの怒涛の甘い言葉攻撃に頬を染める。  
「そ、それなら良いよ」  
「ありがとうございます。…さて、大分暗くなってきましたし、これをさっさと片付けて帰りましょうか」  
「あいあいさー」  
 
漸く二人は家路についた。  
 

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