んむ…んちゅくちゅ、ちゅっちゅ  
 (なんか気持ちいい…あそこがあったかくて……溶けそうな…)  
 ハヤテは夢見心地で股間の違和感を感じていた。  
 はぁ…ちゅ、むちゅ。ううん  
 (この声…聞いたことがある。マリアさんだな…マリアさんが僕のを舐めてくれてるんだ…)  
 ハヤテは妙に冷静に理解した。夢か現実か。夢と判断したのだろう。  
 夢から覚めることも出来るであろう感覚、だがハヤテはこの夢を長く見ようと考えた。  
 (マリアさんがしてくれるなんて夢のようだ…)  
 ハヤテはマリアを見ようとした。  
 (あれ?おかしい、な。何も見えない…あ、そうか目を閉じてるからだ)  
 その結論に達しゆっくり瞼を開いき自分の股間に視線を落とす。視線の先には確かにマリアの姿があった。マリアは淫猥な音を立てつつ一所懸命『ハヤテ』に奉仕している。  
 (あぁ、気持ちいいですマリアさん)  
 ハヤテは素直に思った。が、ある違和感に気づいた。  
 「んっ、ふ」  
 時折漏れるこの声、これはまさか…  
 「んあ…はあぁぁ」  
 これは自分の声ではないか。確かにこんな事をされれば誰だってこんな声を出し喘ぐだろう。  
 
 だがこの違和感は…この違和感はまさか。  
 ―――。  
 「―!!」  
 ハヤテは声にならない声をあげ体を起こした。目の前にマリアがいる。マリアは動きを止めハヤテのモノを口に含んだまま顔をあげる。ハヤテとマリアの目があった。  
 しばしの沈黙。  
 マリアは頬に一筋の汗を垂らしにこ〜っと笑って奉仕を再会させた。  
 「ん…マ、マリアさん…はぁ…何を…ふあ…何してるんですかぁ」  
 ハヤテは潤んだ目で快感に震えながら切れ切れに言葉を発した。  
 夢じゃなかった。ハヤテには信じられないことだが、目の前でマリアが彼のモノをくわえこんでいる。  
 マリアは「ちゅぽん」と口に含んでいたそれを解放して、右手をベットについて上半身を起こしハヤテの問いに答える。  
 「んふ。え〜と、ハヤテ君と少々お話ししようと思いまして…ハヤテ君は寝てたんですけど…」  
 マリアは口から解放したそれを左手で弄びながら答える。  
 ハヤテは薄く涙を流し喘ぎ声を漏らしながら話を聞いている。  
 「あの、その〜ハヤテ君はなんていうか元気だったので思わず…」  
 マリアは恥ずかしそうに笑っていた。  
 「それでこうしているわけで…ハヤテ君聞いてますか?」  
 
 ハヤテは右手を口に当て何かに耐えるような顔をしている。先ほどから絶え間無く続く快感にあそこは破裂しそうだった。  
 「マ、マリアさんだめです。手を、手を離して…」 
 「ハヤテ君…かわいい。無理しないで下さい」  
 そう言われて数秒でハヤテに限界が来た。  
 「にゃ〜、射精る〜」  
 そう叫びハヤテは快感を解放した。  
 「きゃっ。すごい…」  
 マリアはおびただしい量の白濁液を顔に浴びていた。ハヤテは耐え続けた反動だろう、肩で息をしている。  
 「大丈夫ですか?」  
 マリアが優しく問いかける。  
 「あわわわわ、す、すみません」 
 ハヤテはあたふたしながらひたすら「すみません、すみません」と連呼した。  
 「あら、いいんですよ」  
 顔に付いた液体を指で取り口に含む。  
 「それより…当然まだ大丈夫ですよね?私もそろそろ欲しいんですけど…」  
 そう言いながらハヤテに抱きつき、ハヤテの股間にまたがる。  
 「私も気持ちよくさして下さいね」  
 マリアは軽く腰を浮かし、ハヤテの固いままのそれを手に取り自分にあてがう。  
 「あの、マリアさんそれはさすがに…」  
 そしてマリアは一気に腰を落とした。  
 
 「ん、ふわあぁ」  
 「ハヤテく…ん、熱い…」  
 マリアは呼吸を置かず腰を上下に動かした。  
 「私、んっ…さっき…ずっと一人で…一人でしてたから…はぁあ、まだ、まだイってないから…ふぅ、うん」  
 そういいながらどんどん動きを激しくしていく。  
 「だ、だめですぅ。マリアさんそんなにしたらまた僕…僕、またイっちゃいますってばぁ」  
 ハヤテの言葉を無視しマリアは一気に上り詰めた。 「はぁ、ハヤテ君…ふ、私…はあぁ、私ぃ…ひん、イっちゃうよ〜」  
 「僕ももう…きちゃいますぅ」  
 そしてマリアが先に絶頂を迎えた。  
 「マ、マリアさんどいて下さい。このままだと、僕膣内に…あぁ!」  
 ハヤテも達しそのまま二人は強く抱き合った。  
 ―。  
 
 
 「膣内射精しちゃいました…」  
 ハヤテはぽつりと言った。二人抱き合ったまま。顔が青ざめている。  
 「そうですね…」  
 マリアも同様だ。  
 「…」  
 「多分今日は大丈夫だと思いますけど…んん!」  
 マリアがふと違和感を感じた。ハヤテがまた元気になっている。  
 「あ、これはえ〜と、そのぉ…」 ハヤテが弱々しく弁明した。  
 「うふ、もう一回しましょうか?今度はゆっくり…」  
 マリアが優しく妖しく微笑ながら言った。ハヤテが顔を赤くしてはにかんだ。  
 
〜FIN〜  
 

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