世界でも屈指の財力を誇る三千院家。その一員である
三千院ナギの居城となる都内数万平米に広がる三千院屋敷別院。
今その地下数100mに存在する地下監視センタのメインスクリーンの前で
眼前に展開される綾崎ハヤテの生々しい?メイド姿の拡大映像に一同が息を呑んでいた。
「う……あ〜…………、ハヤテ………
舐めてるな……こんなの教えたっけ?マリア。
これでは先週の備え有れば憂いなし編がまるっきり無駄ではないか!?」
「いえ……教えてないですね……でも……
舐めてますね…………
……………………
これは……結構大きいですよ?色も赤黒くて先っぽがかなり膨らんでいて……
ハヤテ君の舌、ちっちゃくて手に負えないかもしれませんけど……」
「けど?」
「まぁ……これもアリかもしれませんね(笑)」
話は少しさかのぼる。
それは先々週あたりの本編の最後あたりの場面であった。
女装の呪いを受けたハヤテにヤラれやすい女の子としての充分な心の準備をさせ
屋敷から送り出した三千院家の二人。その二人は月の光の差す窓から下界を眺め
これからそこで展開される予定のハヤテの運命にそれぞれの思いを馳せていた。
「ではマリア。そろそろ我々も行くか、ヒナ祭り祭り。」
「ですね。」
「じゃあ地下室だな。」
「へ!?
……何故に地下室なんですか?」
「とか言っている内に着いたな。
ふ……引き篭りを嘗めてはいけない。この私が自分から行くか!なんて
普通に言うと思うか?言わないだろ?だっていきなり外になんか出かけたら危ないじゃないか……」
「あー……、はいはい。
で、此処は一体何なんですか?大きな壁以外なんにもないじゃないですか……」
「うむ。これは多機能全面スクリーンモニターだ。もちろんそれだけじゃあない。
カメラを持った目に見えないサイズの微細なからくり人形が世界中の大気中に
既に大量散布されてある。ここのモニターはそれと連動して下界の
ありとあらゆるものを映し出すのだ。」
「はー……、ナギあなたまたこんなものを……」
「ちょっと前に連載終了した長編漫画を見ていて思いついたのだ。
思ったより金は掛かったがそれだけの価値はある。これさえあれば家に居ながらにして
下界の様子を100分割表示することも、特定対象を360度あらゆる方向から
見ることも拡大全面表示して撮影することもなんだって可能だ。これで調査してから
外に出ればもはやこの三千院ナギに怖いものは無くなるに違いないッ!」
「はいはい。究極の盗撮装置って訳ですね……
で、この人たちは……」
「うむ。本家から借りてきたスタッフメイド達だ。さすがにこの規模になると
数十人規模でないと運営できない。それはそうと説明はもういいな?
オペレータ!
綾崎ハヤテの現在位置は?」
「白皇学院校舎1F入り口、12.5m先。
これは……床の上に座って交戦中の様子です。」
「床の上……?まあいい。
メインスクリーンオン!対象を全画面表示!
綾崎ハヤテの勇姿を我らが眼前に明らかにせよっ!!!」
で、話はいきなり冒頭に戻る。
「というか何でいきなりハヤテが校舎の床に座り込んで見知らぬ男の……アレを
鼻が相手の腹に届くような勢いで丹念に舌で舐めてたりするのだ!?」
「舐めるのは舌でだと思いますが……そうですね……
これはアレです……この男の人がこの場所で一人で自分に浸っていて
『どこかに転がってないのか!?運命!!』とか訳の解らない事を叫びつつ
オーバーアクションしたところに後ろから走ってきたメイド服姿のハヤテ君が
出会い頭にぶつかったんですね。」
「まんまじゃないのか!?」
「それでハヤテ君が例のメイド服姿で床に座りこんでしまった所で
目の前のこの男の人にいきなり自分の持ちモノを突き出されてしまったので
ハヤテ君は仕方なくそれを舐め始めたんです。まあそんなところでしょう。
間違いありません。」
「強引すぎやしないか?
……まあこの作者の場合、良くありそうな話だからそれはいい。
だが聞くがメイドってのはこうやって座ったまま見知らぬ男のその……モノを
舐めたりしなきゃならないモノなのか?」
「ええ。本物のメイドは舐めます(キッパリ)。
というか秋葉原とかでチラシを配ってたりするメイド服を着たニセメイドの女の人とかが
夜、男の人の袖を引いて見通しの悪い横道に入って道の隅っこの方で男の人の持ちモノを
舐めたりできるかどうかは知らないんですが……
三千院家メイドの場合は必須です。お客様はたいてい知らない方ですからね。」
「そうなのか。そういうものなんだな。それはわかった。
だが私は嫌だぞ!なんというかその……グロいじゃないかモノがっ!」
「グロいって……でもさっきも言いましたがこの男の人の持ちモノは私の経験から言っても
標準と比べてかなり立派なモノですよ。どこがって……
そうですね……
普通よりかなり長さがある上に……横から見たとき根元から先端までの間の反りが少なくて
まっすぐじゃないですか。硬そうでしかもその分、間の部分も細いように見えますが実は
表面の肌目が細かくて身が締まっているだけで充分な太さがあります。
先端は充分に膨れていて凶悪そうですし……使ってみないと正確なところは解りませんが
これはたぶん……業物ですね。
猫耳もどきカチューシャと紐リボンを頭に付けて、黒のワンピースのメイド服の上に
ひらひらフリルの白エプロンドレスを着た上で、広がったスカートのせいで直接冷たい床に
おしりが触れる感触で顔を赤くして女の子であることを実感している最中の女の子の顔の前に
あんなまっすぐな棒みたいな男の人の凶悪な持ち物が目の前に突き出されたりしたら……
しかも男の人の匂い付きで……
ハヤテ君でなくても女の子なら怖くなって涙目の上目遣いで舌を使ってその凶悪なモノを
舐め始めてしまうんじゃないでしょうか……」
「ううぅ……なんだか聞きながらハヤテの様子を見ているだけで
匂いと味までしてきそうなんだが……モザイクにしとけば良かったな。
ハヤテは大丈夫なんだろうか……?」
「どうでしょう……先々週教え損ねましたから……
たださすがはハヤテ君です。何と言うか……完璧な御奉仕姿勢ですよね。特に教えなくても。
ハヤテ君のヤラれやすい女の子としての本能がなせる技なんでしょうか。
解説しますと、まず脚を開いた女の子座りが完璧です。開いた脚の間にスカートとエプロンの布地を
落とし込むようにしてその両足の付け根の中心、スカートの下がどうなっているのか相手に想像させるのと
同時にほんの僅かに見える太ももの絶対領域の上をスカートの白フリルが撫でるように曲線を
強調するように見せ付けていますよね。映像は切れていて見えませんが黒ニーソックスを穿いた
開かれて伸ばされた左脚の感じも良い感じにまとまっています。
あとは何と言っても、舐める時に前屈みになったその上体の角度ですね……ハヤテ君、
両腕を微妙にクロスさせた上で両手の指先の微妙な力加減を表現しながら身体の前で
両手を突いていますよね……両肩の緊張と白い肩フリル、首元の襟足とブローチで止めたリボンが
あれで強調されていて……さらにあの微妙な前屈み姿勢が重要なんです。
あの前屈み姿勢だと正面の男の人の持ち物がハヤテ君の顔より上に来ますよね?
ああやって前に両手をそろえて突くと手が使えませんから、上体を相手の足にこすり付けるように
近くに擦り寄った上で顔を上げて相手を見上げるような姿勢のままああして男の人の持ちモノの袋のあたりの
付け根から先っぽの先端までを出したままの舌をずり上げていくような感じで舐め上げていく事に
なります。
舐めるというより口と舌とで唾液を擦りつけて、その唾液の自分の匂いで男の人のモノを自分専用に
マーキングするという感じなんですね。ハヤテ君は猫耳もどきカチューシャを付けていますから
そんないやらしい小動物の雌な感じもばっちりです。いつもどおりあのメイド服姿だと全身からハヤテ君
何か出てますしね……それから……
一生懸命さもポイントが高いです。困り顔で赤面したまま、涙目の目を開けたまま相手を見上げるような
顔を見せたままで舌で懸命に持ちモノを舐め上げるちょっと可哀想な感じの女の子の雰囲気が良く出てます。
というかハヤテ君頑張ってますよ。相手の男の人の持ち物ですが全体的に濡れて赤くなってますよね……
なんか湯気まで上がってるような……あれは袋も含めて先まで相当一生懸命全体的にハヤテ君が舐めたんじゃ
ないでしょうか……男の人のモノの先の方から先走りの液体も出てますよね……
先端から滴る雫が持ちモノを伝わってハヤテ君の涙目の困り顔にも流れて……あれだと
男の人のモノの匂いもずいぶんしてて頭がぼうっとしてくるんじゃないでしょうか。
でも……あれだけじゃあ最終的に……」
「というか上目遣いで一生懸命舐めてるヤラれやすい女の子にしか見えんのだが……
あ……でも、止まったぞ。舐めるのやめて顔を離した。
ていうか……うああ……鼻先にモノを突き出されててまっすぐ水平にモノ突き出されてるとこ
横から見ると……異様だなあ。ハヤテうつむきがちに困り顔で鼻先のそれ見つめてる訳だが……
あ……目を逸らした……。アレはいったい何をしてるのだ?マリア。
先端恐怖症だろうか?」
「また鼻先に持ちモノを水平に突き出されて……あ、また目を逸らしましたね。あれは……
嫌なんでしょう、咥えるのが……。ハヤテ君そんな目をしてます。
むーという表情の目ですね。あれは。」
「って咥えるのか!?アレを?」
「ええ。そうしないと最終的に終わりませんから。
ハヤテ君、顔を赤くしたままあの目は考え込んでる目ですね……
まあさすがにアレでは……無理もないですが……」
「負けるなハヤテ!目を逸らしてる場合じゃない!
戦わなくっちゃ駄目だ!現実と!
あ……!?」
「あ……!?」
「口開けて……舌だした……!?
行くのかハヤテ……そのソレを……
うあ……うあ……うぁぁぁぁぁ…………
………………………………………………」
「…………行きましたね。でも本番はこれから……
あ、でもそのまま行きますね。上向きで困り顔の涙目の目を開けたまま……
先っぽだけ咥えたソレをそのまま……ず〜っと…………
………………………………………………(笑)」
「………………………………………………
うおお……なんか見てるだけで……
……運命が来たな……ぬるりと……
私にはそんな器官は付いて無い訳だが、ハヤテのあの顔と口と舌の感触が画面から伝わってきて……
ぬるりとしていて……」
「ってなんですかナギ、その感想は(笑)。
でも解りますけど……さすがハヤテ君ですね。見ているだけでこの破壊力とは……
かなり一杯一杯な感じですが、男の人の持ち物を根元までほおばったこの表情……
ヤラれやすい女の子の本能はやっぱりあなどれませんね。でも……」
「……でも?」
「これ、そのまま次に進みますね……
射精ってことですけど……」
「え?
……それって普通なのか?それにそんなの見てるだけで解るのか?」
「ええ、普通よりかなり早いですけど……沢山咥えていると自然と解ります。
ハヤテ君ももう気付いてますよ。咥えたままの瞳の色が動いてますよね?
あれは射精される心の準備をしてる目です。
口に出し入れされている男の人の持ちモノの動きがほんの僅かゆっくりになって
その分、ハヤテ君の口の中の舌に押し付けるようにする力が強くなっているのが
見えますよね……そのまま……長いモノがゆっくりと……力強いフルストロークになって……
そしてこのペースを保ってもうすぐ……
それにしても……
……感心しました。
前屈みで身体の前でそろえた両手を突いて、その猫耳もどきカチューシャと
紐リボンを付けた頭を揺らして赤面困り顔涙目の顔を相手の股間に埋めるようにして匂いにむせながら
口にした持ち物を必死に咥えているハヤテ君……その様子、その格好が完璧なことは勿論ですが……
ハヤテ君の目……困り顔なのに……ハヤテ君の目はこれからはじめて男の人に口の中に射精される
女の子の……はじめての口の中への射精を待ち受ける勇敢な女の子の目です……立派です……
こんな目をした女の子の口の中へなら誰でもすぐに……
これなら……そのまま……」
「おお!?これは……」
「射精されてますね。かなり……思いっきり出されてる感じです。
ハヤテ君、やはり実際の初めてはショックみたいですが……でもかなり良い感じです。
こんなに可哀想なそれでいて良い表情で口に射精されるメイドの女の子を私は他に知らないです。
やっぱりハヤテ君はタダの執事にしておくのは勿体ないみたいですね……
あ……でもアレは……マズいですね……」
「今度はいったいどうなったのだ?
口に射精されて終わりじゃないのか?」
「ええ。本当はそれで終わりのハズだったんですが……
あれを見て下さい。ハヤテ君、初めてで口の中に射精された精液をどうしたら良いのか
解らないんですね。男の人のモノを口から離さずそのまま口の中で味わっちゃってる表情をしてます……
あれだと……」
「どうなるのだ?」
「口の中いっぱいに精液の匂いが広がってそれが鼻腔に抜けて頭にまで来ますね……
瞳の色が……完璧に精液を口に出されてその匂いに酔った女の子の顔になっちゃってます……
たぶん相手にも気付かれて……出し終わったままそのまま持ちモノを動かされちゃってますよね……
目があんな目をしてる上……猫耳もどきカチューシャと紐リボンに縁取られた前髪が乱れて……
ほんの少し逆流した精液が唇を濡らして白みがかったそれが濡れた唇をピンク色に見せていて……
その濡れたピンク色の唇の口の奥で……精液の匂いでおかしくなった目をしながら……
たぶん舌を動かして軟らかくなった持ちモノを舐めてますよね、
ハヤテ君……
あんな様子、あんな表情であんな風に見える唇と舌を使ってそんなことをしたら……」
「あ!なんだか……」
「……2回目はじまっちゃいました。
すぐに飲んで口を離すか、そうじゃなかったら顔に掛けてもらうとか、とにかく
一度口から持ちモノを出してしまわないといけなかったんです。
可哀想なハヤテ君……はじめてだったのに……このままだと、3回目とか4回目とかまで
行ってしまうかもしれませんね……」
「まあ起こってしまった事は仕方が無いしな。
それに……ほらアレだ。相手の男もこう言ってはなんだが目つきが悪いなりにそれなりに
紳士的に見えないこともないから3回目位で終わることだってあるわけだろ?
そうすれば、その後二人でヒナ祭り祭り会場の夜店を歩いたりしてだ
カップコーヒーをおごられたりして
『いやしかし……お嬢さんにケガがなくてよかった。』(ケガはな)
『あ…はぁ…。そうですか?』(そうじゃないだろ?)
とか涼しい顔で平気で会話をする仲になったりする事だってあるかもしれんじゃないか?
だろ?」
「えっと……無理があるような気がしますが……」
「いや。そうに決まってる。
どのみちハヤテは伊澄達と呪いを解きに時計台に行かねばならんのだしな。
いつまでもこんなところでハマってる暇はない!」
「そうと決まれば……」
「我々もちゃちゃっと用を済ましにヒナ祭り祭りに出かけて来週の展開を待つ。
これだな。モニターはもう消していいぞ。録画してるから。
それからオペレータはみんな見たものは忘れろ!ハヤテが可哀想だからな。
というか来週は予言するがたぶんパンチラだ。だから私はパンツを穿く。
マリア、出かける前にハヤテに下着を穿かせたか?」
「いえあれは……呪いのオプションだと思うので……
私もハヤテ君が下に何穿いてるのか知りません。何だろうとは思ってますけど……」
「だろう?じゃあ来週だ来週!」
「ということですね(笑)」
「強引だがな(笑)」
(終わり)