チュル  チチチチ  サーーーー  
 
機械音が聞こえる 何の音かはわからない。  
「(うぅ…ここは…ベッドの上?…広い部屋…屋敷…ではない)」  
何か大きな物体に飛ばされ意識不明になった後の記憶はもちろん無い。  
 
「あ、気がつきました?」  
女性の声がした、とてもキレイな人だった、いや見覚えのある人だ。  
「ま、牧村先生?」  
「へへ〜、バレちゃった」  
そう笑顔で返す目の前の人。  
 
「いや〜エイトを新しい部品で走らせてたら君が飛び出てきて見たことあるなぁ〜って思ったら君だったの」  
さきほどの事を説明されてる内に意識がしっかりしてきた。  
「(飛ばされたのが8時前後…現在は…11時か…先生一人?…エイトは…)」  
周りの状況把握からはじめるハヤテ。  
「あ、なんかお腹すいたんならエイトで作るからね?ていうか今作ってるから」  
そう言うと牧村さんは台所と思われるほうに歩いていった。  
 
「(やけに僕と距離をとる…顔も赤かった…薬の効果は切れてないな…エイトは動けない可能性高い……)」  
これからのプランを考えるハヤテだったがさっきの傷が気になるので打った所を見てみた、  
「(傷が消えてる…さっき機械かな…)」  
体力も少し眠ったので回復している、1Rぐらいなら軽くできる。  
 
「食べることできる〜?」  
牧村さんの声がした、  
「あ、いただきます…」  
「(食べ終わって…それから…本番…)」  
一応プランは決まった教師とするのは不本意だが今のハヤテには関係無い。  
 
 
「おまたせ〜」  
そう言うと牧村さんが持ってきたのは料理と言うにはあまりにも奇妙な形をしたものだった、  
「あの…これは…?」  
「へへ〜、さっきエイトにインストールしたばっかなんだけどね…おぞうすい!」  
そんな馬鹿な、そう言いたいがせっかく作ってもらった(作ったのはエイトだが)物だから食さなければならない。  
 
「い、いただきます…」  
 
パク  
 
…………………………  
「味が…しない?…なにか殺しあってるようだ…」  
まぁその後なんとか食べきったハヤテ、同時に残る違和感はほっといて計画に移す方に集中した。  
 
「(ポケットに…あった…これをつけて…)」  
 
(+)の薬を再びつける、どうやら寝るとこの薬は弱まってしまうようだ、  
「(あと3回分ぐらいしか…ない…慎重に…使う…期限は一週間…)」  
 
「明日学校どうす………」  
食器を片付けて戻って来た牧村さんは計画通り放心状態になっている。  
「(やるなら今!)」  
そう思ったハヤテはベッドから降り牧村先生に抱きついた。  
 
「いやっ…は、ハヤテくん!?」  
当然の事ながら抵抗する牧村さん、しかし現在ハヤテの思考回路は『事故を起こした責任はとって欲しい』  
というなんとも自己中なものなので止まるわけはない。  
 
「先生、いままで経験は?」  
「ないですけど…私には彼氏がいるし…こんなことは…」  
「失礼ですが、彼氏というのは…」  
「え、エイトです…」  
「じゃあ…機械の方はエイト…人間の方は僕って事でいいじゃないですか」  
そう言うとハヤテは薬の匂いを嗅がすために牧村さんの顔を自分の首元に持ってきた。  
 
そして胸をほぐすように優しくそれでいて強く揉み始めた、  
「やぁぁぁぁ…ダメ…不順異性交遊だからぁぁ…」  
わずかな抵抗は甘い快感と不思議な匂いによって深く深く沈んでいく。  
 
「はぁ…あぁぁ…んぁぁぁ…」  
ハヤテの手が服をめくっていき下着はがした、  
女性らしいふくよかな胸が姿を現した。  
 
「きれいですね…食べちゃいますよ…」  
「あんっ…待って…まだ…そこぁぁぁぁ…」  
言葉も言えぬまま舌で嘗め回されていく自分の敏感な場所。  
 
「はぁぁぁ…だめぇ…せい…と…と…きょうし…はぁぁぁ」  
最後の抵抗で腕を突き出すが快感で力が入らない状態では無に等しい。  
 
スッ  
 
ハヤテは下の方の下着に手を伸ばした、そこはもう十分湿っていた。  
「すごい溢れてますね…感じやすいんでしょうか?」  
などとハヤテは言ってみる。  
 
「君が…そんな風に…いじめるから…」  
「そうですね…でも…そんな風に思うのも今だけですよ…」  
そう言うとハヤテは下をまさぐる手に力を込めた。  
 
「はぁぁぁぁぁ…そんな…つよく…したらぁぁぁぁ…」  
牧村さんが身をよじる、  
「だめぇ…おかしくなる…からぁ…ひゃめて…」  
 
クチュ ピチャ   
 
牧村さんの秘部からはいやらしい音がしたいる。  
「大丈夫です、おかしくなっても悪い事ではありませんから…」  
ハヤテが豆をギュっと摘む。  
 
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」  
ハヤテの腕の中で精一杯体を張る、ドロドロと暖かい蜜がハヤテの指を包んでいく。  
 
「ねぇ、おかしくなっても大丈夫でしょう?」  
ハヤテが満面の笑みで尋ねる、小さく頷く自分の担任を見て本番までなら大丈夫そうだなと思い自分のいきり立った物を取り出そうとするが、  
 
ドーーーーーーーンッ  
 
背後から何者かの殺気がしたのでとっさに避けた、  
「誰ですか?」  
そう聞いてみたものの誰かぐらいハヤテに検討はつく。  
 
「オレノ大切ナ人ニ手ヲ、ダシタノハオマエカ?」  
お腹にオーブンを内臓したエイトだった、  
「僕にとっても大切な人ですから…」  
「ウルサイ、ヘンナクスリデカチトル愛ナンカ無意味ナンダ!」  
そう言うとハヤテに殴りかかってきたエイト。  
 
「(くっ…ここはもったいないが引いたほうが…いいですね)」  
負傷は避けられないと考えたハヤテは素早く出口に向かって牧村さんの家を後にした。  
 
「フッ、口ホドニモ無イ奴ダゼ」  
エイトはハヤテが帰ったのを確認して一言。  
 
カタ カタカタ ピーーー  カシャ  
 
「エイト〜〜〜」  
PCから何かチップのような物を取り出し牧村さんがフラフラとエイトに近づく、  
「ナンデスカ?マキムラッ……!!!」  
なにかチップのような物を埋め込まれたようだ。  
 
「ウウウッ…ウウウッ…シャアアアアアアア……!!!!!!」  
「あぁぁぁ…やっぱり…人間よりあなたよぉぉぉ…エイト」  
ハヤテのせいで、いや、ハヤテのお陰で新たな世界を知った牧村さんとエイト?なのでした。  
 
そしてこちらはなんとか逃げ切りマンションを出て屋敷に帰る途中のハヤテ。  
「(なぜか…寸止めが…多い…嫌がらせか…陰謀か?…いや…僕の詰めが甘いのか…)」  
今日の出来事を反省しながら明日の学校をどうするか考えるハヤテなのであった。  
「(薬で勝ち取る愛は無意味か…)」  
 
 
「(まぁ…機械の言う事だしどうでもいいか!)」  
その考えをもう少し深く考えてたら事態の悪化は避けられてたのかもしれないが、無理だった…  
 
 
――――――――――――――――――――― 一方ここは飛行機の中  
「(ナギ…私が行くまで無事でいてくださいね…)」  
自分も狙われることを知らずに住み慣れた屋敷に戻るメイドさん、  
ナギがもう手遅れであることも知らずに…       
 
=to be continued…=       
 
 

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