ガバッ  
ハヤテが目覚めた、  
「(今は4時…ヒナギクさんは…まだ寝てる…帰ろ…)」  
   
ガリ ガリ  
 
ハヤテは書置きを残して生徒会室を去った。  
 
一方ここは潮沢高校、一人の少女が勉強していた。  
 
きゅるるる〜〜〜〜  
 
「(はぁ…お腹すいたよ…もう4時か…自習室で勉強もなんだし帰ろう)」  
カバンに荷物を詰めて歩は学校を出ていった。  
 
―――――――――――――――――――――西沢歩編  
 
 
 
「(どっかに都合よくコックさんとかいないかなぁ…いるわけないか)」  
などと妄想をしているがこの事が現実になるなんて思いもしない歩だった。  
 
「(うう…西沢さんは…学校かな?…何処にいるか捜してみよう…)」  
少し眼を閉じるハヤテ   おもむろに動きだした。  
「右…左…直線…………左…」  
 
歩発見。  
すごいセンサーである話を都合よく展開させるためにつけたものだが、  
「に、西沢さん…」  
「は…ハヤテ君」  
ハヤテは故意だが歩は偶然なので本当に驚いている、今のハヤテの容姿にヒナギクの時と同様に見とれている。  
 
「学校の帰りですか?」  
「う…うん、ハヤテ君も?」  
「はい、そうです…」  
「あ、あの…三千院ちゃんは?」  
「ちょっと風邪で寝込んでて…」  
ヒナギクとは違い話が続いていく、その話に終止符を討ったのは…  
 
きゅるる〜〜  
 
歩の空腹を知らせるお腹の音だった、  
「はぅぅ…あの…これは…その」  
途端に顔が真っ赤になる、好きな人いつも以上に魅力的な人に聞かれたらなおさらだ。  
「あ、あの…屋敷が近いので何か食べていきます?」  
ハヤテが極上の笑顔で歩を誘う、  
「えっ!?いいの…?」  
少し戸惑うが本当は行きたい、でもお見舞いでもないのに行くのは不謹慎ではないだろうか歩の頭の中で色んな物が飛び交う。  
 
「来てくれたら嬉しいんですけど…」  
ハヤテが上目遣いで歩を見る、普通の男がこんな事を言えばすれば間違いなく怪しまれるのだが普段ハヤテでもこれは効く、今のハヤテなら歩が落ちるのも無理はない。  
 
「…じゃ…じゃぁ、行かしていただきます…」  
ハヤテの元へ近づく歩。  
 
キュ  
 
手を握られた、  
「(ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ)」  
一気鼓動が早くなる、  
「(えっ、これはどういうことかな?…どこのラブストーリーかな?)」  
そんな事を考えてる内にハヤテに手を引かれ屋敷の前に着いた。  
 
「西沢さんは何が食べたいですか?」  
「はい!?…ええっと…ハヤ…じゃなくて…洋食かな?」  
自爆しかけた歩だがなんとか持ちこたえた、  
「じゃあ、洋食系のものを作りますね」  
そう言い歩とハヤテは屋敷に入っていった。  
 
「入っていっちゃったな…二人」  
「ハヤ太君も手がはやい」  
「ねぇねぇ、あの二人これからどうなるのかな?」  
生徒会の3人に後をつけられてた事をハヤテは知っている。  
 
テーブルに座りハヤテを待つ歩、  
「(…うぅ…これからハヤテ君と二人きりで食事か…前はなぜか寝ちゃったけど…今度こそは…)」  
そう決心を固める。  
 
サクサク  
台所で料理を進める。  
一通り作業が終わった所でポケットから(+)を取り出す、  
本日二回目の塗りこみ。  
 
「西沢さ〜ん、できましたよ〜」  
ハヤテが陽気な様子で歩の元へ向かう、  
「あ、ありが………」  
開いた口が塞がらない、  
ハヤテを見ているが見ていないような感覚に陥った。  
 
「あの…パスタ…ですけど…置いときますよ?…じゃあちょっとお嬢様の所に…」  
そう言ってハヤテは歩の元を去っていく。  
 
「(…効果あり…このまま…いける…かも…後ろから…抱きしめて…お嬢様のように…)」  
   
モグ モグ  
 
ハヤテの作ったパスタを無心に呆然と食べている、  
「(さっきの人はハヤテ君?いやいやハヤテ君以外ありえないから…)」  
頭の中でさっき見た人の事を整理している。  
 
ガバッ  
 
後ろから誰かに抱きしめられた、  
「ハ、ハヤテ君!?…何してるのかな???」  
「前に告白を受けてからずっと…西沢さんを思ってました…僕の事を心配してお弁当を作ってきてくれた事も思い出しました…前の高校の時も気になる人ではあったんですよ…?」  
歩が一番喜びそうな言葉を言っていく、  
「覚えてて、覚えててくれたんだ…」  
歩はいままでの努力が報われた気がしてハヤテに抱きついた。  
 
ハヤテは歩を少し離す、  
二人の間にスペースを作った。  
歩はハヤテに飛びついた時に薬を思いっきり嗅いでしまったのでフラフラしている、  
「…んっ…ぁ…」  
そんな歩にハヤテはキスをした。  
「くちゅ……んぁ……んん…ちゅわぁ…」  
いきなり舌を絡ませあう大人のキス、それに元からうまかったのか歩も乗ってくる。  
 
ハヤテが歩の胸を触ってみる、  
「んぁ…んん…」  
嫌がらないので撫で少し揉んでみる。  
 
早く歩としたい、その感情がハヤテを加速させる、  
チャプ  
歩の下着はもうすでに濡れていた、  
「あぁ、ハヤテ君…まだ…初めて…わぁ…」  
そんな言葉も聞かずにハヤテの指は高速で動く。  
 
「あぁ…ひぁぁ…あぁぁぁぁ…」  
ギュっとハヤテを強く抱き締め体を振るわせる。  
 
「…やんっ、ちょっと…待って…」  
歩の下着をずらしていく、  
「いきますよ西沢さん…」  
 
ズッ  
 
「くぁ、痛っ…うぅ…」  
歩の中は思ったよりも狭くその場所からは純潔の証明である血が流れている。  
「ふぅ…あぁぁ…くぅぅ…」  
苦しそうな声が少しずつ甘くなっていく。  
 
「(もうイきそうだ…でも西沢さんが…イくまでは…)」  
そう考え動かすペースを緩めた、  
「ふぅ…ふぁぁ…くぅぅぅ…あぁぁぁ…」  
歩の声から苦痛が消えていく。  
 
「(そして…再び…)」  
「あぁぁぁ……ちょ…ぉぉ…っと…ふぁぁぁ…ゆる…く…ぅ…」  
ラストスパートをかけるハヤテ。  
 
「(あぁぁ…)」  
 
ドピュ ドビュルルル  
 
すごい量の分身を、中にではなく外に出す。  
「えっ…グスンっ…ぅ…」  
歩がイきそびれたので残るのは痛みのみ。  
 
チュル  
 
「あぁ、止め…て…汚い…あぁぁ」  
ハヤテが歩の赤の混じった液体を舐めている。  
 
「あぁぁ…ひぁぁぁ…また…くぁ…ふぁぁぁぁぁ」  
 
 
―――――――――――――――  
 
「私の初めて強引に奪うなんて酷いんじゃないかな?」  
「ご、ごめんなさい…我慢できなくて…」  
「すごい痛かったんだからね…後その後あんな風に舐め、舐める…なんて」  
ハヤテの顔が罰悪くなる、  
「また…できるのかな?」  
歩が顔を赤くして口を開く、  
「はい…また来てください…キスぐらいはできます…」  
ハヤテの顔は赤くならない、言葉だけ恥ずかしそうに言う。  
 
「じゃあ…またねハヤテ君!」  
「ええ、さようなら西沢さん」  
 
事が終わった後に後始末を済ませ歩を家まで送ったハヤテなのだった。  
 
「(ふぁ…眠たい…まだ…したいけど…また明日…三人集の誰か…)」  
そう考える、帰宅まで時間が長く感じる。  
 
「あぁ!!!危なーーーーーーーーいっ!!!!」  
 
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン  
 
警告空しくハヤテに何かがぶつかった、五感は少し弱まっていたのか何かが来ると感じれなかった。  
「(うぅ…僕は…死ぬのか…)」  
ハヤテが最後に見た光景は眼鏡をかけた実験服の可愛い女性だった…     
 
=to be continued…=  
 
 

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