パチッ   
眼が覚める  
 
「(もう朝か…学校行かなきゃ…)」  
大きく背伸びをしてベッドから降りる。  
 
「(昨日ハヤテ君、学校来なかったな…サボりなら注意しなくちゃ…ナギも一緒に)」  
そう出かける前の朝に考える、  
生徒会長だから朝は誰よりも早く登校しなければならない、  
という彼女なりのポリシー。  
 
着替えも済ませ学校を出る、  
いつもと変わりない朝の風景   もうすでに学校に居る人へ近づいていってる事も知らない人。  
 
―――――――――――――――――ヒナギク編  
 
 
学校が見えてきた、  
ふと校門を見ると起きたとき記憶に出てきた人が居た。  
 
「ハヤテくーーーーーーん」  
朝会うとは思わなかったので少し嬉しくなり彼の名を呼ぶ、  
走ってハヤテに近づいて行くに連れて異変に気付く。  
 
「(あれ…なんかドキドキする…体も熱い…)」  
そして同時に起こる現象でもっとも不可解な事といえばハヤテの顔が見れないことだ。  
 
「お…おはようハヤテ君」  
「おはようございますヒナギクさん…朝は早いんですね」  
いつもの声がする、だけど顔が見れない。  
 
「(なにやってるのヒナ!…いつものハヤテ君じゃない見れないわけないでしょ!)」  
そう自分をいきり立たせてバっとハヤテの顔を見る。  
 
いつもと変わらない いやいつもより2倍、いや3倍、いやそれ以上に魅力的な顔、  
ヒナギクは生まれて初めて人を好きになったと実感した、  
いままでハヤテを気にしてはいたが気持ちがハッキリした。  
 
「生徒会室…来る?」  
「え!?…なんですか?…僕は特にようも無いんですけど」  
ハヤテは困惑した表情をするが計算のうち、  
「私が用が…あるの…ハヤテ君に…」  
ヒナギクの顔が真っ赤になって校舎の方に向きを変えて早足で歩いていく。  
 
「(…桂ヒナギク…几帳面…逆にロマンチスト…時代のズレ…古風な表現…)」  
ハヤテの笑顔が一瞬消え堕天使と呼ぶにふさわしい顔になる。  
 
ゴウン ゴウン  
 
エレベーターが上がっていく。  
「ヒナギクさんっていつもこんなに朝早いんですか?」  
わかってることだが知らなかったように質問するハヤテ、  
「…………………」  
返答無し。  
「(もう…落ちた…ハヤイ…僕の事好きだったのか…本人自覚無し…なら僕も好きになる…誰よりも…)」  
 
 
ガラガラガラガラ  
 
ドアが開く、  
ヒナギクが椅子に座り机に顔をうつぶせにして寝る体勢をとる、  
「ヒナギクさん…?具合でも悪いんですか?」  
ハヤテがもっともらしい理由をつけて近寄る。  
 
「近寄らないでっ!!!!」  
まさかの罵倒 ハヤテの脳が人間らしい行動をとるように行動の順序を考える、  
「…ご…ごめんなさい…そんなに嫌われてるって思わなくって…」  
涙も流してみる ここまですれば僕らしい。  
 
「あっ…ダメっ…違うの…泣かないで…私…嫌われたら…」  
今度はヒナギクが泣きそうだ。  
 
気付くとヒナギクはハヤテに抱きつこうとしていた、  
 
バッ  
 
あえて避けるハヤテ。  
「大丈夫です…嫌われるの慣れてますし…これからは馴れ馴れしくしません…から…」  
そう言って帰ろうとするハヤテ。  
 
「ダメッ!!帰っちゃダメェ…えぐっ…ぅぅ」  
ついに泣き出してしまったヒナギク。  
 
「(ここまでくれば…大丈夫…)」  
ハヤテがヒナギクに近づく、  
「…僕は…ヒナギクさんが好きです…お嬢様よりも…」  
ハヤテは返答を煽るように問いかける。  
「私も…ハヤテ君の事が好き…誰よりも…」  
ヒナギクがハヤテに抱きつこうとするよりも、ハヤテがヒナギクを抱きしめた。  
 
「…静かですね…」  
ハヤテが当たり前の事を言う、  
「誰もいない…から…」  
ヒナギクがハヤテを抱きしめる力を強める。  
 
スッ  
 
ヒナギクが抱きしめているにも関わらず離れるハヤテ、  
「えっ…ハヤテ君…」  
おもちゃを取られた子供のような表情になるヒナギク。  
 
「ヒナギクさんの気持ちがわかっただけでも僕は嬉しかったです…教室戻りますね…」  
エレベーターの方に向かう、  
「ここに…居て…お願い」  
ハヤテの薬の匂いにあてられたのか立つ事もできないヒナギク。  
 
「(ここまでの効果…眼がもうすでに虚ろ…でも…ゆっくり…)」  
 
ゆっくりヒナギクに近づいていくハヤテ、  
「ヒナギクさんを傷つけてしまいそうだったので…」  
いつもと違う雰囲気出してみるハヤテ、  
「それでもいいから…こっちに来て」  
ヒナギクは赤ちゃんのように手出す。  
 
グッ  
 
ハヤテが優しくヒナギクを引き寄せた、  
「ハヤテ君…」  
ハヤテに収まる形で体の全てを預けてくる。  
ハヤテが後ろに倒れていく、そのままヒナギクも倒れてくる。  
 
バタッ  
 
後ろから抱きしめる形になる、  
「ぁぁ………」  
ヒナギクから甘い声が漏れる。  
 
「(幸せですかね…じゃあ…本番に…慌てず…ゆっくり…)」  
そう考えるとヒナギクの耳元に少し息を吹きかける、  
「ふぁぁぁぁ…やめて…息かけないでぇ…」  
ハヤテが経験した二人の女性とは比べ物にならないくらい色っぽい声を出すヒナギク。  
 
「ヒナギクさんの体ってすごい柔らかいですね…ずっと抱きしめていたいくらい…」  
「ずっと…抱きしめてていいよ…ハヤテ君なら…」  
後ろからでも耳が真っ赤になっているのがわかる、  
「ヒナギクさん、こっちに顔を向けて頂けますか?」  
言われた通りにゆっくり顔をハヤテの方に向ける。  
 
チュ  
 
十分余韻を残しハヤテはキスをした、  
「……………………」  
ヒナギクはまた唇を伸ばしキスを求める。  
 
チュ  
 
キスでは無いヒナギクの唇とハヤテの指が合わさった、  
「ハヤテ君…いじわるしないで…ヒナとキスして…」  
いつものヒナギクではない、子供のようにハヤテにお願いする。  
 
「ここ…床ですから、ちゃんとした場所移りませんか?」  
ヒナギクは口を半開きでハヤテの顔を見ている、  
「(何考えてる?…聞こえてる?…僕が運ぶ…)」  
ハヤテは起き上がってヒナギクを持ち上げた。  
 
「(ベッド…右奥…扉の向こう…)」  
場所を確認 まぁ誰にも聞かずに場所を特定しそこへ運んでいく、  
 
トスッ  
 
ヒナギクと一緒に倒れこむ、というかヒナギクがハヤテを離さなかった。  
 
それと同時にハヤテからヒナギクにキスをする、  
「んっ…んん…んぁ…ん……ちゅる…」  
横から唾液が垂れるのも気にせずに舌を絡ませる。  
 
「ん……んぅぅ…ぷはぁ…」  
ハヤテが口を離した、  
「はぁ…はぁ…」  
ハヤテの方が息が続かない。  
 
ヒナギクが万歳のポーズになってる事に気付く、  
様子からして好きにして欲しい感じだ。  
 
チュ   チュ チュ チュ  
 
ハヤテがヒナギクの首筋から胸の方へキスをしていく、  
「あぁ…はぁ…んぁぁ…」  
ヒナギクは虚ろな感じ。  
 
服に差し掛かった所で上着を上げていく、下着も取ったヒナギクの器物が可愛い物があらわになる。  
ハヤテは突起物を吸ってみた、  
「ひぁぁぁ…あぁぁ…」  
甲高い声を上げ背中を少しピンッとする。  
「(これだけでイった…本番までいったら…どうなる?)」  
ハヤテはヒナギクの状況を無視して胸を愛撫していく。  
 
「あぁぁぁぁぁ…はぁぁぁ…あぁぁん」  
ヒナギクが声をあげる、  
最高潮に上がったと確認したハヤテは一旦作業をやめる。  
 
「はぁはぁ…!!!ふぁぁぁぁぁぁぁ…」  
スパッツ越しに秘所をなぞる、そこはもうお漏らしでもしたように濡れていた。  
「くぁぁ…ハヤテ…君…また…イっちゃうよぉ……」  
そんな言葉も無視してハヤテはヒナギクの秘所をなぞり続ける。  
 
ビクンッ ビクンッ  
 
イったようださっきよりも反応が大きい。  
ハヤテは体勢を変えてヒナギクの秘所に口を近づける、そして下着をずらす。  
何か吸う音が聞こえた、その瞬間。  
「あぁぁぁぁあぁぁ…はぁぁ…ひぁぁぁぁぁ…」  
ヒナギクが再び絶頂を迎える、薬の効果なのか初めてもまだの少女が短い間に3回もイった。  
 
ハヤテはヒナギクの秘所を掃除するかのように舐め続けた、  
その度にヒナギクは体を震わせて声を出している。  
 
――――――――――――――約三十分後  
 
 
ヒナギクが目を覚ます、横に眠っているのはハヤテ。  
…眠っている自分の初めても奪われていない。  
「……優しいなぁ……」  
そう一言、そしてヒナギクもハヤテの腕枕で再び眠りについた。  
 
しかし、この時ハヤテは起きていた。  
「(本番まで…二回連続いけなかった…予想外…貯まってる…)」  
だが、ここでヒナギクを起こして無理矢理するという事はハヤテのプライドが許さない。  
 
「(…あなたとの…続きはまた今度…………次の人は…初めて…僕に…好きと言ってくれた人…)」  
ハヤテが貯まってるプラス今の全体的美化されたハヤテ、その猛攻にハムスターは耐えられるのか?  
 
=to be continued…=  
 

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