「伊澄、俺はお前のことが…す、すす……」  
「ワタル君また固まっちゃいましたね」  
「何て肝の小さい、そんなことで伊澄が振り向いてくれると思っておるのか?」  
「しょうがないだろ!『好き』て言おうとするとダー〇ラの唾をかけられたみたいに体が固まっちまうんだから!」  
「ダー〇ラって何かな?」  
「あれは石化ですからね〜、どちらかというとテリトリー内で影を踏まれたと言った方が近いのでは?」  
「ハヤテ、恐らくそのネタ分かる奴は少ないと思うぞ」  
 
 
とある学校帰りハヤテとナギはワタルのビデオ屋に来ていた  
 
遡ること二十分前  
「ワタル君こんにちはー」  
「お〜、来たぞ〜」  
「お、おお、よく来たなお前ら」  
「「?」」  
いつもと様子違うワタルにハヤテとナギは少しの違和感を感じた  
しかしナギはそんなワタルを気にも止めなかった  
「で、今日は何を探してるんだ?」  
「ああ、ちょっと『花さか〇使テン〇ンくん』見たくなってな」  
「あー、あれってオーニングテーマが衝撃的ですよねー」  
「そこの右下にあるぜ」  
「ああ!ハヤテ君と三千院ちゃんだ」  
奥にの方にいた歩がハヤテ達を見付けて近付いてくる  
「あ、西沢さんも来ていたんですか」  
「てかお前あんな奥で何を探してたんだ?ビデオ屋の奥といったらAVコーナーの代名詞だぞ、まさかお前…」  
「なぁーッ!そんなワケないでしょ!」  
「いや嘘だな、顔に達筆で書いてある」  
「ななな何を言ってるのかな!!」  
 
そんな二人を遠巻きに見ながらハヤテはワタルに話しかける  
「ワタル君、何か悩みでもあるんですか?」  
「うぇ!?な、何で…わかったんだ…?」  
ハヤテに見事に見抜かれてしまいワタルは驚いた  
「アハハ、なんとなくです」  
「(借金執事になら話してもいいかな…)」  
「僕でよかったら相談にのりますよ」  
「……じ、実はな」  
ワタルはナギ達に聞こえないようにハヤテ耳元でコソッと言う  
「ええ!ワタル君伊澄さんに告白するんですか!?」  
「ってなにバラしてんだ大バカ野郎!!!」  
「あぐッ!」  
ワタルの逆水平チョップがハヤテの心中に叩き込まれる  
「ほほう告白か、やっとその気になったか」  
「一大決心かな、ワタル君」  
いつの間にかワタルの横に立っている少女が二人いた  
 
「ああ、もう終わりだ…」  
ワタルはナギ達に聞かれてしまったショックで頭を抱えてしゃがみこんでしまう  
「ごめんなさい!ワタル君あの、とにかくごめんなさい!」  
床に額を擦り付け土下座して謝るハヤテ  
「うるさいバカ野郎!」  
「あうぅ…」  
「まぁそう怒るなワタルよ、これはチャンスだ、私がお前の恋を成就させてやろうではないか」  
「ほ、本当か?」  
「嘘をついてどうするのだ、よし、では早速告白の練習に入るぞ」  
「告白の練習?」  
「そうだ、備えがあれば憂いはない、何事にも保険はかけとくものだ」  
「なるほど…」  
「んじゃ伊澄役はハムスターな」  
「え?あたし?」  
 
こうしてワタルの告白練習は始まり冒頭に至る  
 
 
 
 
「まったく、練習でこの有り様か、本人を前にしたらどうなってしまうのだ」  
ナギは呆れてため息をついてしまう  
「ワタル君、目の前にいるのが伊澄さんだと思うからいけないんじゃないですか?」  
「そうか…よし、俺の目の前にいるのはカボチャだ!カボチャなら言えるはずだ!」  
「カボチャ!?ワタル君ヒドイかな、せめてじゃが芋くらいにしてほしいかな」  
「じゃあ間を取って里芋にしましょう」  
「いや待てそれ少しじゃが芋寄りじゃないか?」  
「何を頭の悪い会話をしておるのだお前らは」  
「……よ、よし!見てろ!今度こそ言うぞ!」  
「ワタル君頑張って下さい!」  
「伊澄!俺はお前のことが!…す、好きだぁ!!」  
伊澄役の歩に向かってワタルは言い放つ  
「ワタル君やりましたね!」  
「お、おお!」  
「いや駄目だ全然駄目だ駄目駄目だな、まるで話にならん、そんなんじゃ伊澄には響かない、もっと心に染み渡る気のきいた台詞は言えんのか?」  
「そんなの無理に決まってんだろ!?」  
「ハァ、情けない奴だ…ん?」  
その時ナギは固まっている歩に気付く  
「ハムスターお前何真っ赤になっておるのだ?まさかワタルに告白されて欲情したか?」  
「ち違うよ!ちょっと色々想像してただけだよ!」  
「…色々ってなんだよ?」  
ジト目で歩を見つめるナギ  
「色々は……色々…かな…」  
ナギの視線に耐えられないのか歩は明後日の方向を向く  
「………変態」  
「なぁーーッ!!誰が変態かなぁ!!」  
「お前だよ」  
そんな二人を遠巻きに見ながらハヤテは閃いた  
 
「そうだ!ワタル君、ワタル君が今まで観てきたアニメの中の告白シーンを真似てみるというのはどうですか?」  
「な、なるほど…」  
「名案かな、ハヤテ君」  
「しかしこのうえない程にイタいな」  
「(確かに…)」  
「(言えてるかな…)」  
「(いちいちウルセーよ)」  
言ってても始まらないのでとりあえずやってみることで満場一致した  
 
「ご町内のみなさまーーっ!私こと橘ワタルは伊澄が、好きでありまーーすっ!伊澄!好きじゃああぁぁぁ!」  
ワタルは力いっぱいシャウトした  
「お前何歳だよ…」  
「う、うるさい!そんな目で見るんじゃねぇ!きっと漫画やアニメの台詞は作家さんやアシスタントさんが何日もかけて考えた価値ある言葉に違いないんだぞ!!心に響くどころか魂を揺るがすはずだ!」  
「そうなのかなハヤテ君?」  
「いや…どうでしょう…」  
「まっ、そんな独自の理論を展開したところでお前がイタい奴には変わりないがな」  
 
そんなこんなしてるうちにナギとハヤテが入店してから一時間が経とうとしていた  
 
「もうこんな時間か、そろそろ帰るとするか」  
「おい待てよ!俺はどうなる!」  
「ワタル、もうお前に私から教えられるものは無い、お前は一人前だ、自分の足で前に進んでみろ、じゃあな」  
店を出ていくナギ  
「あの、じゃあ僕も失礼します」  
「また今度かなワタル君」  
「………」  
 
結局ワタルはナギの暇潰しに利用されただけだった  
「ウガーッ!ムカつくイラつく腹立つ頭くるトサカにくる!!アイツ覚えてやがれ!!」  
この後ワタルが告白出来ずに自室でのたうちまわるとこをサキ見られ病院へ連れて行かれたのはまた別の話である  
 
そして夜  
ハヤテは自室でベッドに横になり昼間のことを思い出していた  
「告白か……僕だったらどうやってするかな…」  
そんなことを考えているとハヤテの脳裏に一人の女性の顔が浮かぶ  
「(僕はマリアさんのこと好きなのかな…)」  
マリアの笑顔や怒った顔、スネた顔などを思い浮かべる  
「好きなんだろうなぁ…」  
始めは一目惚れだったが一緒に仕事したり話したりしているうちにハヤテの中でその想いは確かなものとなっていったのだ  
 
「好きですマリアさん…」  
なんとなく言ってみる  
「もっと全身で気持ちを表した方がいいかな?」  
ベッドから下りてハヤテは試してみることにした  
別に告白するつもりは無い、ただなんとなくだった  
「マリアさん!貴方のことが好きです!最初は一目惚れでした!でも今は違います!心から貴方のことが好きです!!大好きです!!!」  
ハヤテは先日見た恋愛ドラマの俳優の仕草を真似て想いを言葉にする  
「(ちょっとやり過ぎたな、これじゃ春先の危ない人だ)」  
やって少し後悔しているとハヤテはあることに気が付いた  
「あれ?あれれ?」  
いつの間にかドアが開いていて、マリアに似た女性が一人立っていたのだ  
「あの…ハヤテ君……私…その……」  
というかマリアだった  
顔を真っ赤にして身体をふるわせている様子からかなり動揺しているのがわかる  
「マ、マリアさん?……何故ココに…?」  
「ちょ、ちょっと用事があって……」  
「「………」」  
数秒の沈黙が二人を包む  
「さっきの…聞こえちゃいましたか……?」  
先に口を開いたのはハヤテだった  
「……はい…」  
「(これは…ごまかしても意味無いな……)」  
ハヤテは覚悟を決める  
「僕のマリアさんへの気持ちは聞こえた通りです」  
「…私は……」  
あまりにも唐突な出来事にマリアは戸惑っていた  
「この気持ちを押し付けてマリアさんを困らせるつもりはありません」  
「い、いえ!…そんな困るだなんて……私も…ハヤテ君が好きだから……その…うれしいです」  
「え?」  
ハヤテにとって高嶺の花の存在であるマリアが自分を好きだと言ってくれたことにハヤテは耳を疑った  
「マリアさん…本当に…?」  
「う、嘘なんかつきませんッ」  
するとハヤテの顔が一気に明るくなる  
「あの!僕うれしいです!」  
「きゃッ」  
ハヤテは嬉しくて嬉しくてマリアを抱き締めていた  
「ハヤテ君、少し苦しいです…」  
「あわ!すいません!!嬉しくてつい」  
ハヤテは慌ててマリアを放す  
「とりあえず座りましょ?」  
「あ、はい」  
二人は並んでベッドに腰掛ける、何を話していいのか分からずハヤテはソワソワしながら黙ってしまう  
 
今回先に沈黙をやぶったのはマリアだった  
「……あのですね、この前話したように私には親がいないんです…」  
「ーッ!?」  
突然そんなことを言われハヤテは返事すらできなかった  
「せっかくの気分に水をさすような話でごめんなさい」  
「あ、いえ」  
「でもハヤテ君には聞いてもらいたいから…」  
マリアは話を続けた  
「お爺様にひろわれて三千院家の養子となった私は三千院家の名に恥じないよう必死に勉学に取り組み、メイドとして尽しました」  
「………」  
「私に出来る恩返しといえばそれくらいだと考えていましたから、逆にそうしなければ自分の居場所が無くなってしまうのではないかという気持ちもあったんですけどね」  
「(居場所…)」  
ハヤテはその言葉に反応する  
「父親の温かさも母親の温もりもしらない私にとってナギの存在は本当に癒しとなり励みとなりました、そしていつしかナギを幸せに立派な大人になるよう導くことが私の生き甲斐となったんです」  
最後にマリアはみとれてしまう程に微笑んだ  
「何やらただの昔話になってしまいましたね、つまり……ハヤテ君はナギと同じように私の光となってくれたんですよ」  
先程とはまた違うはにかむような幼女を思わせる笑顔である  
マリアの言葉は抽象的だったがハヤテにはマリアの気持ちがしっかりと伝わっていた  
「マリアさん…」  
さっきとは違いハヤテは静かに優しくマリアを抱き締める  
「ハヤテ君…温かい……」  
「マリアさん…これからは二人です……」  
マリアはハヤテの言葉を反芻する  
「これまで…私に優しくしてくれた人は沢山いました……でも、こんな風に優しく包んでくれたのはハヤテだけです…」  
マリアは本当に幸せそうな穏やかな表情になる  
「私…幸せです……こんな気持ち…初めて…」  
存在を確かめるようにマリアはハヤテの胸に頬を寄せる  
 
「……ねぇ…ハヤテ君…?」  
ハヤテの腕の中でマリアの甘えるような声を出す  
「…はい…(な、何かマリアさんスゴくかわいい)」  
「ハヤテ君は私を好きになってくれたんですよね…?」  
「…はい…」  
「じゃあ…どれくらい好きですか…?」  
「もちろん一番です…マリアさんのことが誰よりも、一番好きです」  
「………」  
「マリアさん…?」  
「……証明…してくれますか……?」  
「証明…ですか…?」  
「言葉だけじゃ…心もとないです…」  
ハヤテはマリアの言っていることがいまいち理解出来なかった  
「欲しいんです、ハヤテ君と結ばれたという証が…」  
熱っぽい視線でマリアは耳まで赤くして言う  
マリアの意図するところをハヤテは必死に考えた  
 
「…ハヤテ君はホントに鈍感ですね…」  
「ごめんなさい…」  
「こういうことですよ…」  
「…ッ!」  
マリアはハヤテの首に手をまわし顔を引き寄せキスをした  
突然のことで驚くばかりのハヤテをお構い無しにマリアは口内へと舌を入れハヤテの舌と絡み合わせる  
 
「(マリアさんの舌が…)」  
少し落ち着いたハヤテは今度は自分の舌をマリアの口内へと侵入させる  
「(初めてキスがハヤテ君……こんなにイヤらしく…でも気持ちいい…)」  
「(マリアさん…甘い香りがする…)」  
その内に二人の心は溶け合い、気持ちが出来上がっていった  
「マリアさん、僕もう…」  
「…好きに…していいです……」唇に一度キスをしハヤテはマリアをベッドに寝かせ、ドレスの上から胸を揉む  
「ハゥ…アッ……」  
興奮と同時にハヤテはマリアとの関係が今この瞬間から昨日までとは異なるものになっていく境目を感じていた  
「ふあぁ…ハヤテ君…」  
上気したマリアの表情を見ているだけでハヤテは身体が意識せずともどんどん熱くなっていくのがわかった  
「マリアさん、直に触りますよ」  
「ッ!?」  
そしてハヤテが服を脱がせようとするが  
「ハヤテ君ッ」  
マリアの声にハヤテは手を止めた  
「あ…やっぱり嫌でしたか…?」  
マリアの反応にハヤテの表情があから様に曇る  
「嫌とかじゃなくて、その……明かりを消してくれませんか…?あと、服も恥ずかしいから自分で脱ぎます…」  
その言葉からマリアが嫌がっているのではないのがわかりハヤテは安堵し、言われた通りに明かりを消す  
 
部屋は先程よりは暗いにせよ窓から差し込む月明かりで照らされていたがマリアはエプロンドレスを脱ぎ始めた  
「そ、そんなに見ないでください…」  
心底恥ずかしそうにマリアは言う  
「それは…ちょっと無理です…」  
恐らく全男子同意見であろう  
「〜〜〜〜ッ」  
やがてマリアはパンツとニーソックス以外は全て脱ぎ去り体を抱くようにして胸を隠している状態となる  
「(恥ずかしいですぅ…)」  
月明かりに浮かぶマリアの姿はあまりに幻想的で美しく、見る者全てを魅了する色気があった  
言うまでもなくハヤテは完全にマリアから眼を離せなくなっている  
「マリアさん綺麗です、スゴく綺麗です」  
「そ、そんなこと…」  
そんなマリアを見ていてハヤテは、これほどまでに美しい人を自分なんかが好きにしていいのだろうか、ただ欲望のままに貪り汚してしまうだけなのではないか、という気持ちにかられた  
陰るハヤテの表情からマリアは大体何を考えているのか察しがつき笑みをこぼしてしまう  
「私もハヤテ君が大好きなんです、ハヤテ君になら何をされても後悔なんてしません、だから何も心配しなくていいです」  
マリアはまるで母が子を慈しむようにハヤテの頭を胸に抱く、その慈愛に満ちた顔はさながら聖母を思わせるものだった  
深い優しさに触れハヤテは堪らなくうれしくなってしまう  
「きゃッ」  
そのままマリアをベッドへと押し倒す  
「あはぁッ…ハヤテ君……赤ちゃんみたいです…」  
ハヤテは仰向けになったマリアの双丘の先端を揉みながら指でいじり交互に口にふくむ  
「やあぁ…そんなに吸わないでぇ……」  
マリアの胸はハヤテの想像よりも柔らかく、手に吸い付くような肌がさらなる興奮を誘う  
同様にマリアも恥ずかしいにせよビリビリと感じる初めての快感に次第にとらわれていった  
 
「(胸がこんなに気持ちいいなんて…)」  
そんなことを考えていると全身に異なる刺激が走る  
「ひあぁッ…ハ、ハヤテ君ッ……はぅ…」  
見るとその刺激が自分の秘部にのばされたハヤテの片手によるものだとわかった  
「ココがいいんですか…?」  
「アアァァァッ!」  
ハヤテは下着越しにクリトリスを擦りあげる  
 
「下着邪魔ですね」  
「ふぇ…?」  
ハヤテはマリアのパンツを脱がせ指を入れ膣内をかきまわす  
「ヒウゥッ!…待ってッ……そんな…ハゲしくアァッ!…」  
さらに片手で膣内をかきまわしつつ、もう片手の親指でクリトリスを軽く押しつぶしコネくりまわす  
「アハアァッ!…ダメェッ…イッちゃいます!身体が勝手にィッ!ふああぁッ!」  
 
声を上げ、ビクビクゥッ!っと痙攣しながらマリアは身体を弓なりに反らし潮をふいた  
「…イヤァ……見ないでぇ……」  
 
乱れたマリアを見ていてハヤテの理性は吹き飛び本能に従うことしか出来なくなっていた  
「(これがマリアさんの…)」  
濡れた指をペロッと舐めハヤテはマリアに目をやる  
シーツをグショグショに濡らしマリアは息を切らしてぐったりとしていた  
その眼は虚ろで何も考えられないといった様子である  
その光景にハヤテのモノはコレまでにない程に膨れ上がる  
「マリアさん入れますよ」  
「…え……はい…」  
ボーっとした頭でマリアはハヤテが何て言ったのかも分からず返事をした  
ハヤテはチャックを開け取り出した自分のモノが普段より二回り程大きいことに驚きつつマリアの秘部に当て亀頭を少し挿入する  
「(あれ…?…ハヤテ君……何を…)」  
「いきますよマリアさん」  
「…へ……アアァァァッ!」  
ハヤテは一気に挿入した  
「…か……はっ…あ…」  
突然の強烈な快感と刺激に驚愕しマリアは口をパクパクさせる  
構わずハヤテは腰の前後運動を開始する  
「マリアさんッ、スゴいヌルヌルで熱くて絡みつきます…」  
「…あッ…はぁッ……イッた…ばかり…なのにィッ!……」  
ハヤテに突かれる度に襲ってくるさっきとは比べ物にならない快感と刺激にマリアは完全に支配されていた  
「奥にッ!…当たってます!……」  
「奥がいいんですか?マリアさん」  
ズチュッ!とハヤテは深く腰を進める  
「ヒアアァ〜〜ッ!」  
「あぁッ、気持ちいい……マリアさんの膣内、気持ち良すぎです…」  
ハヤテは腰の角度を上げピストン運動をより激しくする  
ハヤテの剛直はマリアの膣壁をえぐるように擦り子宮口を突き上げ腰を打ち付ける毎にマリアの愛液が飛び散る  
 
「マリアさんッ、イキますよッ」  
「…は…ひゃい…」  
マリアはもう舌がうまく回らなくなっていた  
そしてハヤテがビリビリと背筋を走るような快感を感じながらマリアの腰をガッシリと掴み固定しさらに激しく腰を打ち付けると、それに合わせてマリアの胸も激しく上下に揺れる  
「ああッ、出ますよ!マリアさんの膣内に出しますよ!」  
「くらさいッ…中に……いっぱい…きてぇッ…ヒアアアァァァッ!!!」  
ハヤテが最後に剛直を根元まで突き込むと先端はマリアの一番奥にまで達した  
そして、ビクンッとマリアの膣内で大きくはねると  
ビュルルルルッ!!ビュクッ!ビュルルッ!!ビュッ!ビュプッ!  
マリアの子宮へハヤテのノリのように粘性の強い精液が大量に放出される  
「(…熱い…熱いのが…膣内に……たくさん溜って…)」  
ハヤテはマリアの顔の両側に手をつき息を荒くしている  
一方マリアは朦朧とした意識の中でハヤテと結ばれた証を実感していた  
すると  
「マリアさん、もう一度いいんですか?」  
「はぇ…?」  
快楽に朦朧とする意識と予想外の言葉にマリアはよくわからなくなってしまう  
しかし、今だマリアの膣内で脈動するハヤテのモノが全てを物語っていた  
「今度はマリアさんが上になってください」  
「…私……うえ…?」  
ハヤテはマリアを抱き、起き上がらせて自分が仰向けになり騎乗位の姿勢にする  
「アァッ、また…奥に……」  
マリアはハヤテをズッポリとくわえ込んでいた、再び襲ってくる刺激にマリアはハヤテの腹部に手をついてしまう  
「マリアさん動いてみてください」  
「は…はい……」  
マリアはゆっくりと腰を前後に動かす  
「(さっきと…違うとこが……擦れ…)」  
そんなマリアをハヤテは少しもどかしく思い一度下からマリアを突き上げる  
「クアァッ!」  
マリアは力が抜けたのかハヤテに被さるように倒れてしまう  
ハヤテはそのまま激しくマリアを突き上げ続ける  
「ダメェッ、そんな…強くゥッ!!ハアァッ!」  
やがて先程のハヤテの精液が逆流しマリアの愛液と混ざりジュプジュプとイヤらしい音をたてながら溢れてきた  
 
「待ってぇッ…ハヤテ君ッ……自分で動きますからァッ!…」  
突かれながらハヤテにしがみつき震えるマリアはイッたばかりの身体には強すぎる刺激に耐えかね懇願する  
「あ、はい(マズい、少しいじめ過ぎたな)」  
普段の大人っぽいマリアと今のマリアとのギャップにハヤテは高ぶりを感じていたのだった  
そしてマリアが再び起き上がり腰を振りだす  
「ハァッ…エッチな……お汁が…溢れてます…」  
二人の繋がった部分を見てマリアは呟く  
その時ハヤテは心なしかマリアの締め付けが強くなったようにおもえた  
「気持ちいいですッ……ハヤテが私の中を…アハアァッ!」  
「くぅッ、マリアさんいいですッ」  
慣れたのかだんだんとマリアの動きが激しくなっていく  
ハヤテはマリアの腰使いや締め付けに今にも果ててしまいそうになるが、なんとか我慢しハヤテもマリアに合わせて突き上げる  
「気持ちいいですッ、イキそうですゥッ!またイッちゃいますゥッ!!」  
マリアは一心不乱に腰を振り歓喜の声をあげる  
 
「マリアさんッ、僕もう!」  
「アァッ!もうダメェッ!私気持ち良すぎます!」  
呼吸を荒げ、さらにマリアはメチャクチャに腰を振り、ただ快楽を求める  
イヤらしくうごめくマリアの膣壁はハヤテの剛直をシゴきあげ果てへと導く  
「ウアァッ、出るゥッ!」  
「ンアアァァァ〜〜〜〜ッ!!!」  
 
ビュウッ!ブピュッ!!ビュルルッ!!ビュッ!ビュルルルルッ!!!  
「うあ…絞り取られる……」  
ビュルッ!ビュクッ!ビュルルルッ!!ビュプッ!ビュッ!!  
 
先程よりも濃くて大量の精液が再びマリアの子宮へ叩きつけられる  
「ッハァ!…ハァ…」  
ハヤテの射精と同時に絶頂をむかえたマリアは押し寄せる強烈な快感に身を震わせた後、ハヤテの上に倒れ込む  
「大丈夫ですか…マリアさん…」  
「…はい……もう少し…このままハヤテ君を感じさせてください…」  
「はい…」  
幸せに包まれ二人はしばらくそうしていた  
 
 
数週間後  
 
ハヤテは庭掃除をしながら、現実のことかと思われた月明かりの中マリアと結ばれ激しく愛し合ったあの夜のことを思い出していた  
そんなハヤテの顔は紅潮し、うわのそらで同じところをずっと掃き続けている  
「おーい!、ハヤテー!」  
そこへナギがやってくる  
「ココにいたかハヤテ」  
「はい…」  
「いや〜、この前ワタルのとこで借りたやつ全巻観たんだがな、あれスゴいぞ」  
「はい…」  
「新鮮というか奇抜というか、とにかく衝撃的でな」  
「はい…」  
「ん?ハヤテ顔赤いぞ?大丈夫か?」  
「はい…」  
「そうか、それならいいがな」  
「はい…」  
「?…ハヤテお前何かおかしくないか?さっきから同じ言葉を連呼してるぞ」  
「はい…」  
「私の話聞いてるか?」  
「はい…」  
「……ハヤテ」  
「はい…」  
「さっきお前の部屋で宇宙生命体が発見されたらしいぞ?」  
「はい…」  
ズカンッ!  
「聞いていないではないかッ!バカモノ!!フンッ!」  
ナギはプリプリ怒って立ち去っていく  
ハヤテは表情ひとつ変えずに頭にタンコブを作り地べたに倒れていた、その間にもハヤテの頭の中はマリアでいっぱいだった  
「(マリアさん…)」  
「あの、ハヤテ君?」  
「え?ウヒャア!マリアさん!?何でしょう!?」  
ハヤテは急なマリアの登場に飛び起きる  
「あの…その……」  
ほんのり顔赤らめモジモジすりマリア  
「マリアさん?」  
「えっと……その…き今夜もハヤテ君の部屋に行っても…いいですか…?」  
「え?…あ、もちろんです!はい!」  
返事を聞きマリアはハヤテの頬にキスをして照れくさそうに微笑む  
あの夜以来ナギが寝た後にマリアはコッソリ部屋を脱け出しハヤテの部屋へ通っている  
 
 
毎晩身体を交わらせることのが二人の日常となっていた  
 
「ハヤテ君、私ハヤテ君が大好きです」  
「僕もマリアさんのことが大好きですよ」  
 
こうして二人は幸せの中を一緒に歩んで行くのでした  
 
 
おわり  
 
 
 

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