「それにしても、何故マリアさんも地下鉄の事を知らなかったのだろうか?」  
ハヤテは疑問を抱いていた、世間知らずのお嬢様ならともかくマリアさんまで世間一般的にあたりまえの  
交通手段たる地下鉄を知らないとは…と  
「くははは、何故に地下鉄という物をマリアが知らなかったか、わからぬようだな綾崎ハヤテ!」  
「な、この声は…誰だっけ?」  
すると天井から何かが落ちてきた  
「ぐはぁ…確かに最近は出番が激減してるとはいえ…貴様にまで忘れられるとは…」  
それは屋敷の執事長のクラウスであった  
「あ、クラウスさんでしたか…マリアさんについてわかるのですか?」  
「うむっ…というか私の先の台詞はシカトかね…まぁいい」  
紳士たる彼は、身を整えると話を始めたのです  
「なんといっても私とマリアの付き合いは長いからな…彼女はお嬢様に仕える為に用意されたメイド  
 それゆえに純粋潔白でなければ困る…だから我々はあの危険な狼達が集まる場所を教えなかったのだ」  
「はぁ…危険ですか」  
ハヤテは、そこまで危険な場所でしたっけと思っていた  
「危険だ!もしもマリアを…あの場所に送り込んでみろ…きっと…」  
 
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それはとある地下鉄のラッシュアワー時の事、そのある車両に乗ってるのはサラリーマンや学生ら  
しかも事もあろうか、その車両は乗員全てが男ばっかりだったのでした、男の汗臭さが車両中に  
行き渡り、新たに乗ってくる女性の乗客者は皆、その横の女性専用車両の方へと非難するか、  
次の車両を待つという具合だったのです…今乗ってる男の乗客らも、それにはたまりませんけど  
多くの乗客にとって最悪な事に、降りるべき駅はまだ先だったので我慢しかありません…それまでは  
ただ乗客が追加されていくだけで減るのは少人数くらいでした、どんどん人口密度が上がっていくのです  
(うえぇぇ〜たまらねぇ〜…)  
(くそっ…せめて女…しかも美女でも居れば話は別なのに…)  
 
皆がそう思ってた時でした、またその地下鉄はある駅に到着しドアが開き乗客が入ってくるのです  
(マジかよ…もう人が入るスペースなんてないぞ?)  
(だぁ〜〜!あきらめろあきらめろ…ん?…な!!?)  
皆が揃ってそう思ったが、乗ってきた女性を見て一斉に驚きの声をあげるのです  
そう女性客だったのです、しかも場違いとばかりの美女!しかも格好はメイド服なのです!!  
「はぁ…これが地下鉄ですか」  
それは三千院家の跡取娘のナギに仕えるメイドのマリアでした  
キョトンとした目で初めて見る、地下を走る電車という物に驚きの声をあげます…が  
「でも私の入るスペースは無いようですね、仕方ありませんから次のに…」  
そう呟いて、入ろうと前に踏み出した足を後ろに下げようとしました、その時  
「ウオォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」  
車両の中から凄まじき大声と共に、奥へと続く道ができたのです  
そう中の男性乗客の心が一つとなり、限界までそれぞれが密着し、スペースを空けたのでした  
「あははは、空きましたね」  
その様子を見て思わず苦笑するマリア、彼女はその車両から溢れる黒き波動を感じて入りたくなくなってきました  
「でも…ここまでしてもらっては、乗らないといけませんよね、やっぱり」  
見知らぬ人の謎の好意を無駄に出来るはずもなく、マリアは初の地下鉄乗車をその車両にしたのでした  
 
そしてドアが閉じて地下鉄が動きだします、その衝撃に空いてたスペースも一気に元の人に占められた空間に戻り  
比較的に空いてた空間に居たマリアも人の群れの中に埋もれていくのでした  
「うわ〜なんですか…んっ…このおしくらまんじゅうみたいな状態は!?」  
それは初めて体感する満員電車体験でした、車両が揺れるたびにあっちこっちに押され、さらに人の波にさらわれ移動してゆくのです  
「この人達…毎日このような目に合いながら通勤されてるのですか!?」  
そう思うと驚かずにはいられないマリアだったのです、とりあえず頭上の吊り輪が一つ空いたので、すかさず手を伸ばして  
掴みます、こうすれば揺れで体勢を崩さずにすみ、押され移動する事は無いだろうと思ったのです  
「ふぅ…わずか数分で疲れました…」  
 
確かにあいからわず背中から押されるものの、何も捕まってない時のように体勢を崩される事はなくなったようです  
だが、次の試練がまもなく訪れようとは、この時のマリアには予感しませんでした  
 
再びカーブにさしかかったのか、背中が押されてきます  
「ひあっ…またですか…地下鉄って外は真っ暗ですから景色も楽しめませんし…今いち退屈ですよね…!?」  
その時マリアは、ビクッとその身を震わせました、何故ならお尻に誰かの手で触れられた感じがしたからです  
「今…確かに…でもカーブの揺れで体勢を崩された方の手が、偶然にも当たっただけかもしれませんね」  
今の状態でさえ左右と後ろの男性の人達が体を密着させてくる、その現状にマリアは仕方ないものと  
判断したのです、だがそのすぐ後に続けてお尻に手の平の感触がしてきたのです  
「一度や二度なら偶然かもしれませんが…三度や四度なら必然ですよね…つまりこれが痴漢さんだという事ですね」  
マリアはこの地下鉄に乗る前に、駅のホームで読んだ注意書きを読み、その危険な存在を前もって知っていたのでした  
「痴漢に対抗するには周りの乗客に注意を集める様な態度をとる為に伸びてきた手を払いのける!」  
その再び触ってきた痴漢の手をマリアは勢いよく払おうとしました、だけど  
「おっとごめんよ!」  
「きゃっ!?」  
横の男性が体を崩しマリアの方に寄りかかってきました、その為に後ろの方へ手を伸ばせない体勢にされてしまったのです  
「なっ、すいません…何もこんな時に…きゃっ!」  
その状態に痴漢してる男が気付いたのか、さっきまでよりもハッキリとさわりはじめたのです  
パンティーラインをなぞるように触ってくる、その手の感触にゾっと悪寒を走らせるものの、それを払いどけない事に  
マリアは悔しさを感じます  
「こうなったら…すみません、痴漢です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」  
声を高らかに叫びます、こうなったら恥ずかしいなんて言ってられないと思ったのか、周りに気付いてもらえるように  
マリアは叫んだのでした、そうこれは一番良い痴漢の対処の方法なのです…が  
「えっ…なんで?」  
 
あんなに大きく叫んだのに、誰もマリアの方を見ようとしません、いえ実は一瞬は振り返ったのですが、すぐにそれぞれは  
外の真っ暗な景色や、新聞や携帯電話に再び視線を戻し、もしくは目を閉じて立ち寝をしているのです  
「そんな…」  
マリアは絶句しました、その周りの状態に…そしてその状況を利用し痴漢の行為はエスカレートしようとしてたのです  
「ひっ」  
マリアは背後からスカートをめくり上げられようとしてる事に気付きます、後ろのほうからマリアの下着が丸見えになろうと  
してました、なんとかしようにも横や後ろの男性らが押し寄せてるために動くに動けない状況です  
そして後ろの方で歓喜の声が小さく漏らされたのでした、そう…ついに下着が見えてしまったのです  
「そんな…ひっ!」  
そして下着に手が触れます…さらに衝撃的な事に、触れた手は一つじゃありません、なんと三本…いえなんと胸にまで  
背後から手が伸び鷲掴みされてきまして、少なくても5本の手がマリアに触れてきたのです  
「な…な…っ!!?」  
その状況にマリアは驚きます、地下鉄初体験とはいえこの状況は普通じゃないとさすがに理解しました  
だが理解しても状況は悪化する一方でした、下着の上を幾つもの手が触ってくると思うと、その手は股間の方へ  
女性として大事な場所へと移動してきたのですから  
「うそ…はうっ!?」  
痴漢の一人により胸を揉まれて不覚にも反応し声を出してしまったマリア、その色ぽい声がさらに状況を悪化させるのでした  
なんと触れてくる手が一気に増えてきたのです!胸やお尻だけでなく手首や足首に腰等、あらゆる箇所に男の手が  
伸びて掴まれ触れてくるのでした  
「な…誰か助け!」  
助けを呼ぶマリア…しかし誰も助けはしません…そして、そのまま車両の床へとマリアは倒されたのです  
そしてようやくその目で見たのです、痴漢の正体を…それはこの車両に乗る男性達全てだったのです  
男達の欲望がこもった血走った目の視線がマリアに注がれます、そしてついに…  
「きゃぁぁっ!やめ…やめて下さい!!」  
 
無数の手が欲望のままに動き出したのでした、下着が引き千切られ取られます…それはマリアの大事な秘所が  
男達の前で完全に露出される事になったという事です、さらにメイド服も器用に胸の部分のみを開け裂かれ  
その下のマリアの乳房が丸見えになる形となったのです…ブラも外れピンクの乳首が覗き見られます  
「やっ…やだ見ないで下さい〜きゃっ!!」  
そのマリアの拒む反応が男達の欲望をさらに増大させていく…男らは息を荒げながらマリアを視淫するごとく熱く見つめます  
その男達の心は一つとなろうとしました…そう喰らうと!  
「えぇぇぇ〜〜〜〜!!!!」  
車両の男達全てが、ズボンを下ろしその中から男のモノを取り出したのでした…  
 
 
 
「終点○○駅〜!忘れ物がございませんようにお確かめ…」  
限界まで押し込められてた車両内の乗客が次々と降りていきます…その全ての人の顔はスッキリとし  
晴々な表情でした…いつものストレスまみれの顔とは違います…だけどその車両に残された一人のメイドさんは  
事情が違ってました…その姿は全身に大量の白いドロドロとした粘液がまとわりつき、特に口や  
股間の二つの穴からは溢れるばかりに、その白い粘液がこぼれ流れてきます、特に前の穴から流れてくる白い液体には  
赤い血が混じってました…瞳は虚ろで虚空を眺めています…  
「ナギ…やはり地下鉄とは…恐ろしい所でしたよ…」  
小さくそう呟くと、そのまま白濁の水溜りの中へ身を倒れさせ意識を失うのでした…  
 
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「とまぁ…こういう風になる、その為にあえて、我々はマリアに地下鉄という存在を教えなかったのだ」  
そうクラウスは語ったのでした…  
 
「それ、絶対に警察ざたになりますよ…それにAVじゃあるまいし普通はそこまで犯罪まがいな事をしませんよ」  
「何を言うか!私ならするぞ!!」  
「じゃぁ…その前にその腐った性根を正しくする必要がありますねぇ〜」  
クラウスはビクっと身を震わせた…背後から聞こえてきたその声に…  
「あ、マリアさん…うわっ」  
「はははは…マ…マリア、どこから聞いていたのかな?」  
クラウスが振り向くと、そこに見えたのは微笑むマリアであった…クラウスにとっては、その笑顔が般若にダブって見えたが  
「そうですね…始めからでしょうか?」  
「はははは…」  
「勝手に私を使って、そんなやらしい妄想するなんて…ハヤテくん、ちょっと席を外して下さいませんか?」  
「はい…」  
クラウスが捨てられた子犬のような目でハヤテを見てましたが、彼は無視してその場を離れたとさ  
 
その後…  
「なぁ、最近クラウスの姿が見えないようだが」  
「クラウスさんなら…諸事情でしばらく再教育中ですよナギ」  
ナギはそのマリアの返答に首を傾げるものの、横で聞いてたハヤテがガクガクブルブルと震えてるのを見て  
深く追求するのをやめましたとさ  
 
【おわり】  
 

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