ヒナギク誕生日当日。  
 
チュン チュン  
外では雀が鳴いている。  
 
 
一睡もできなかったヒナギクがベッドの上でボォーとしていた。  
(ハヤテ君が言ってた本番って…今日なのよね…)  
そんなことを考えるて何度も目が覚めて朝になってしまった。  
ピリリリリリッ   
 
ヒナギクの携帯が鳴った  
「はい?」   「ああヒナ?私今日帰れないからじゃ」  
ブッ  
そう言って携帯を切ったのは雪路だった。  
 
 
(あのバカ姉は人の誕生日に…しかも学校は!?)携帯を投げそうになったが理性でとめた。  
しかしこの雪路が帰らない理由はハヤテから諭吉を5枚も貰っていたからだった。  
 
応用編@~邪魔者は全て消すべし~  
 
時は過ぎて夕方…(なんで今日ハヤテ君学校来なかったんだろう?ナギもいたのに…)  
今日ハヤテは学校に行っていない  
 
応用編A~本番直前まで相手とは極力会ってはいけない~  
 
ピンポーン  
インターホンが鳴った。  
「はーい?」ヒナギクが玄関に向かう。  
 
ガチャ  
 
ドアを開けた先には   
「お待たせしましたヒナギクさん」  
花束を持ったハヤテだった。  
「ちょっとハヤテ君あなた学校は?ナギをほったらかして…どういぅ…」  
ヒナギクの唇はハヤテのキスによって防がれた。  
 
(むーーーーっ…ん…あっ…)  
ヒナギクが舌を出そうとした瞬間ハヤテは唇を離した。  
(ええ!?今のタイミングで止める普通?)  
ヒナギクはずっといじわるされたるような気分になって泣きそうになっていた。  
 
ハグッ   
 
ハヤテがヒナギクに再びキスをした。  
(な、何よ今度は…もう騙されたり!?)  
ハヤテが舌を出してきた   
(なっ…私のを無視したくせに…)  
 
そう思いつつもヒナギクも舌を出し玄関で数十秒お互いをむしゃぶりあった。  
「プハァ…はぁはぁ」  
お互いの唇を離し息をした。  
 
「ハヤテ君…」なぜかヒナギクはもうトロンとしている。  
「大丈夫ですかヒナギクさん?」  
ハヤテがヒナギクを支える。  
「ハヤテ君…その花どうしたの?」  
「ヒナギクさんの誕生日ですし…ちょっと豪華なものを…」  
ていうかその花は三千院家の花瓶から取ってきたものである。  
「うれしい、ありがとうハヤテ君…」  
いつもの洞察力が働かないヒナギク。  
 
 
その様子を見てハヤテは…  
(本当に言われた通りにすればこんな簡単に落ちるんだぁ、ヒナギクさんものにするの大変そうだから冗談半分にやったらここまできちゃった…)  
 
少しうまく行き過ぎて焦るハヤテ。  
「ねぇハヤテ君?」ヒナギクが口を開いた。  
「ハヤテ君が言ってた本番…私すごい楽しみにしてたんだよ?」  
上目遣いで言われるハヤテ。  
 
ピシッ  
 
理性にヒビが入る音がした。  
「ヒナギクさんそれって…」  
ハヤテが本能を抑えつつもヒナギクに聞く。  
「私の部屋に連れてって」  
 
ピシッピシッ  
 
理性崩壊寸前  
 
あらかじめ調査はしてあるので場所はわかっていた。  
 
トスッ  
 
ベッドにヒナギクを置いた  
 
「ハヤテ君よく私の部屋わかったわね?」  
いつものヒナギクに戻ってきてるようだ。  
(ええっとこんなときは…)  
 
B~相手の長所を褒めながら言い訳!!~  
 
(おおざっぱだーーーーーーーーーーーーー)  
 
そう発狂しながらもハヤテは「ヒナギクさんの綺麗な匂いを辿ったんですよ」  
(これじゃ変態だーーーーーーーーーー)  
またしても発狂するハヤテ  
「ハヤテ君にそんな風に思われてたなんて嬉しい」  
ヒナギクは頬を赤らめ言う。  
 
(……奥義書すごいなぁ…)  
正直な感想を述べるハヤテ。  
 
「じゃあヒナギクさん…」  
「んっ…きてハヤテ君…」  
ヒナギクの制服を脱がすハヤテ。  
するとブラジャー?ではないヒナギクを隠すもの(スマンこれなんて言うか知らん)が眼に飛び込んできた。  
「ヒナギクさん…」  
「脱がしていいよ」  
 
スッ  
 
脱いであらわになったヒナギクの薄桃色の乳首  
 
ハヤテは食い入るように見つめている。  
「ハヤテ君そんなに見ないで恥ずかしいよぉ」  
ヒナギクがそう漏らす。  
「あ、すいません」  
そう言うとハヤテは…  
チュ  
ヒナギクの乳首にキスをした。  
「くあっ…」  
ヒナギクが声を上げる  
ハヤテは休まずそれを甘噛みし、硬くなった先端を掴み、少し引っ張る。  
「あんっ!ちょ…激しいよぉ…もうちょっと…優しく…」  
そんな言葉もお構いなしに愛撫を続けるハヤテ。  
「あんっ…ひあっ…くあっ…くぅぅぅ…あ」  
早くも絶頂を迎えようとするヒナギクを見てハヤテは愛撫を止めた。  
「あ、へっ…?ハヤテ君?」  
ヒナギクさんここ…いいですか  
ハヤテが言う場所はヒナギクの秘部のある場所だった。  
(寸止めされて…でも、はやく愛して欲しい一つになりたい!)  
もういつものヒナギクではない  
「うん、いいよハヤテ君…」  
 
そうヒナギクが言うのを聞くと  
 
クチュ   
 
指を入れてみた  
「ひああああっ…ん…くあああああ」  
胸を触るときとはまったく別格の快感その快感にヒナギクは飲み込まれかけていた  
「くあぁあぁ…ん、ああ…んんっ」  
二度目の絶頂寸前ハヤテは指を抜きヒナギクの秘部に舌を這わせた。  
「ふあああぁぁぁぁっ」  
絶頂を迎えたヒナギク  体は少し痙攣してビクビクッっとしている  
(ええと…この後は)  
 
C~最初は舌でイかせろ~  
D~絶頂を迎えた直後に挿入~  
 
「ヒナギクさんいれます!」  
ハヤテが朦朧としているヒナギクに言う。  
「え!?ちょっとまだ…心の準備がぁぁぁぁ…」  
全て言い切る前に入れられてしまった。  
「くあぁ、おかしい…痛いのに…ハヤテく…ん」  
イった直後なので絶頂の状態が残ったまま入れられ痛み<快感の状態のヒナギク  
 
「ひぃ…ふぅ…くあぁ…ん…ひど…いよぉ…もっと…ゆっくり…」  
 
ピストンを緩めないハヤテその今出し入れしているハヤテのものにはコンドームがつけられていた。  
(ふぅ…中出しはさすがにまずいからなぁ)  
昨日買っておいたものだった  
 
 
ヒナギクの眼には少し涙が浮かんでいる苦痛の喘ぎではなく快感に支配されてるようだ。  
 
 
(ああ僕も…もう…)  
そう思ったハヤテはあることを思い出した。  
 
E~イく寸前は相手の名前を呼ぶ事!~  
F~それでいて余裕があったら抱きしめろ!~  
 
ハヤテはヒナギクを抱きしめた  
「ヒナ…ギク…さん」  
「ハァ、ハヤ…テ君…」  
 
 
ヒナギクは絶頂に達して少し気を失っている    
一方ハヤテは強い射精感でヒナギクに多いかぶさっている。  
 
 
数分して二人   いやヒナギクが眼を覚まし目の前では…ハヤテが微笑んでいる。  
コツッ  ヒナギクがハヤテをグー殴った。  
「痛いなぁヒナギクさん、何するんですか?」  
「ふふ、私をあんな風にした罰よ初めてなのに乱暴で…人の言う事を本当に聞かない人ね…」  
ヒナギクはそういって笑っている。  
「すいません、ヒナギクさんが玄関で見たときから…もう歯止めがきかなくって」  
落ち込んで言うハヤテ  
「じゃあ許してあげる…でもこれから生徒会室にくるときは一人で後、夕方あたりに来なさい…いつも私一人だから…」  
顔を赤くして言うヒナギク  
「わかりました、仕事の合間を見つけたらヒナギクさんに会いに行きます」  
ハヤテが嬉しそうな顔でヒナギクを見る   その後二人はベッドで裸のままじゃれあっていた。  
 
 
一方ハヤテの部屋では熱で休んでるはずのハヤテがいなくてマリアが大騒ぎしている。  
そこにナギが来てハヤテの部屋の机の上に置かれている本を見つけた。  
(ムッ……なんだこの本は!?私が燃やしたはず…)  
そういって読みかけのページを開くと  
~大切な主人を守る必殺技!~  
と書かれてあった  
(……ハヤテまさか私のために武者修行へ!?…)  
とハヤテの戦略にはまってしまったナギだった。  =True End=  
 

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