「ほら…
友達以上恋人未満みたいな関係を作ってですね、長く一緒にいれば…」
アウターストーリーin第81話
「とらいあんぐる輪舞 -counterrevolution-」
「そのうち桂さんも気の迷いが生じてくるかなーみたいな?」
「ちょっと待ちなさい!!」
前回のSSのあらすじ
実は… ヒナギクさんは狼だったのです! ガーンッ
かわいい西沢さんをどうしても食べてしまいたいヒナギクさんは
ハヤテ君にチョコをあげたい西沢さんを言葉巧みに時計塔へ誘い込み…
まだまだ未熟な果実に牙を突き立ててしまうのでした〜 ババァン
(C)んでもって
「そんな… そんなカッコ悪い事… 考えたり…」
「いやかっこいいとか悪いとか以前に!!」
「桂さんみたいにカッコよくなれたら… ガラッ
こんなふうに…悩まずにすむんでしょうけど…」ガラララッ
「はだかで躊躇なく入ってきてそれかー!!」
前回のSSのあらすじ
大変です 西沢さんはハムスターだったのです
こうしてたまにヒナギクさんに食べられようとするのです
(C)んでもって
「立派なお風呂ですね〜」ザバーッ
「くつろぐな!! ていうか入ってきちゃって綾崎君に何て言うのよ!?」
「女の子が友達の家に泊まったら一緒にお風呂に入るのが礼儀だと言ったら
信じてましたよ?」
「あの天然がー!!」
「まあいいじゃないですか。そのうちこれが世間のでふぁくとになるかも…」
「ならない!! それなら私は苦労してない!!」
「え?」
「あ いやなんでもないのよ わたしあらったからもうでるわ ごゆっくり」ザバァ
「えー ゆっくりつかったらどうですか?」
「いえもういいのおさきにあがるわね」
「はーい」
……
「♪小粋なねこだぜ、へへいへーい…」
「ちょっとあなた!!」ガララッ
「はーい?」
歩が振り返ると、ヒナギクが何かを握り締めて立っていた。
「これは何かしら?」
「桂さんの着替えですけど?」
「水着じゃない!!」
ヒナギクは持っていた物を広げて歩に突き付ける。紺色のワンピースの水着だ。
「只の水着じゃないです。いわゆる旧スク、しかも名札つき…」
「そんなマニアックな話はいいから!!どこからこんなものを――」
「ハヤテ君が桂さんのお母さんに着せられそうになった服の山の中から…」
「お義母さんー!!」
「私はてっきりパジャマがわりに着るのかと…」
「着ない!!」
「下着で寝る人もいるんですから、スクール水着で寝る人がいても
いいんじゃないかな?」
「よくない!! そう思ったとしても無難な物を持ってきてくれないかしら!?」
「とりあえず持ってきてしまったものは仕方ないですから、あがった後にまた
着替えを取ってきますよ。それを着て湯船に浸かってて下さい。」
「さりげなく着せようとするなー!!」
「まあお風呂に水着を着て入るのは邪道という意見もわかりますけど、
スーパー銭湯に水着で入れる御時世ですし、そんなに不自然では――」
「そういう問題じゃなーい!!」
「ハヤテ君に着替え、持ってきてもらいます?」
「う゛。」
「『ヒ、ヒナギクさん、着替えお持ちしました』
『あ、ありがとうハヤテ君』
『ああこの扉の向こうに一糸纏わぬヒナギクさんが――』」
「あああストップ!! これは着ない!! 湯船入ってるからちゃちゃっとお願い!!」
「ちぇっ…」
「『ちぇっ』ってなに『ちぇっ』って!!」
「いえなんでもないですよ?」
「ふーっ、いいお湯ですねー。」
「それはどうも…」
歩とヒナギクは並んで湯船に浸かっている。
「…?それは何?」
「ん?これですか?」
歩が浮かべている風呂桶の中にビニールの包みがあった。歩はそれを取り出し
包装を破って中身を出して見せる。
「こ、これは…」
「お風呂で浮かべて遊ぶ、亀のおもちゃです。」
「またどこでこんなものを…」
「やきいも屋さんがたくさんやきいも買ったからおまけにくれたんですよ。」
「どういうやきいも屋よ。」
「子供好きなのかな?」
歩は亀の尾の部分に付いている紐を引いて、湯に浮かべる。
ブブブブブ…
手足が動き、ゆっくりと前に進む。
「……桂さん?」
「…は!はい?」
じっと亀のおもちゃを見つめていたヒナギクが我に返った。
「桂さんこういうの好きですか?」
「そ、そんなんじゃないわよ。子供じゃないんだから。ちょっと工作精度を
確認しようと思って…」
「そうですか。じゃ、もう一度、今度はたくさん引いてみようかな。」
歩は止まったおもちゃを手にとって再び紐を引き、また湯に乗せた。
ブーブーブーブー…
「……」
「……」
泳ぐ亀のおもちゃを真剣に見つめるヒナギクを歩が見守っている。
ブン…
「「あ…」」
止まった亀の上で歩とヒナギクの手が触れ合った。
「あ、ごめんなさい桂さん!」
「い、いえこちらこそ!」
「桂さん、やってみますか?」
「だからそんなんじゃないのよ。」
「そうですか。」
歩は拾い上げたおもちゃを胸の前に持ってきて、頭を屈め両手で囲う。そして―
「あ」
顔を上げると覗き込んでいるヒナギクと目が合った。
「…桂さん、やりたいですか?」
「……お願いします。遊ばせてください。」
「桂さん、かわいいですよー。」
「ううっ、恨むわよ…」
ヒナギクはスクール水着を着て湯船に浸かっていた。『かつらぐみ ひなぎく』の
名札が湯の中でゆらめいている。
「これを着たなんて証拠をお義母さんに見つからないようにしないと…」
「まあそんな後のことはおいといて、お約束の亀さんですよ。」
歩は亀のおもちゃをヒナギクに手渡した。
「これはこれとして、その、ありがと…」
「いえいえ。」
ヒナギクは紐を引き、亀を放った。
ブブブブブ…
ヒナギクは紐を引き、亀を放った。
ブブブブブ…
……
ヒナギクは紐を引き、亀を放った。
ブブブブブ…
ヒナギクは
「…飽きませんか桂さん?」
「え?何?」
ヒナギクが顔を上げる。目がキラキラと輝いていた。
「…いえ。不審な人におもちゃをあげると言われてもついていったらだめですよ。」
「だ!大丈夫よ!! 私は白皇学院生徒会長・桂ヒナギク!! 怪しい人におもちゃで
連れて行かれたりなんて断じてしないんだから!!」
「名折れ以前の問題じゃないかな?」
「もう、人をなんだと…」
ヒナギクは紐を引き、亀を放った。
「いえ、そういえば白皇で不審者が出没しているような話をしてたなと。」
「ぐっ、あ、あの不審者はきっとおもちゃを買うようなお金はないから、
そんな甘い話をされても私は騙されないわ。」
「そうなんですか。不審者さんも大変ですねぇ。」
「もっと大変なのは不審者の家族よ…」
「それはそうと、もう少しバリエーションを付けて遊びませんか?」
「バリエーション?」
「湯船の底から発射するとか、裏返してみるとか、相手の魔力も利用するとか…」
「最後のはよくわからないけど、面白そうね。」
ヒナギクはさっそく新境地に挑んだ。まず湯船の底に亀を置いて手を離す。
ふわーっと浮き上がり水面に飛び出た後、逃げるように泳ぎ出した。
「おおお…」
ヒナギクはさらに挑戦を続ける。今度は裏返して浮かべてみる。だが推進器の
位置関係からか、ほとんど進まなかった。
「くっ…」
だがヒナギクは一度くらいの失敗では挫けない。再び亀のおもちゃを手に取り――
「ん?」
「どうしました?」
「いえ、裏にボタンが…何かしら?」
指先くらいの丸いボタンが裏面にあるのに気が付く。挑戦者気分になっていた
ヒナギクは「V」と刻まれたボタンを躊躇いなく押した。
ヴィィィィィィィィン…
「きゃっ!!」
「うわわっ!!」
突然亀の頭が振動してうなり出し、ヒナギクはあわてておもちゃを放り出した。
亀のおもちゃは歩の前に落下する。
「あ、ごめんなさい。びっくりしたから…」
「いえ、平気です。でもこれ…」
歩は亀のおもちゃを拾い上げて、ボタンを確認し、何度か押してみる。
ヴィィ、ヴィィィィ、ヴィィィ…
「…そうか。大人も遊べるおもちゃなんですね。」
「ちょっと意味分かってるの!?」
「…実物は初めて見ましたけど。しかしやきいも屋さんのおまけで手に入るとは、
これは盲点なんじゃないかな。」
「ふつうそんなことはないの!!どういうやきいも屋よ!!」
「大人も好きなのかな?」
「意味が不明よ…」
「まあ、これは大人向けでもあるんですから、桂さんは堂々とおもちゃ好きを
名乗れますよね。」
「あらゆる意味で違う!!」
「しかし私としては工作精度の方に興味が…」
「どんな工作精度よ!!」
「何事も挑戦じゃないかな…」
「こんなとこで何に挑戦する気よ!!」
「それは…」
「えと、こう…」
ヴィィィィィィィィン…
歩は振動する亀の頭を自分の乳首に当てた。
「あっ!…んっ!!」
「ちょちょっとやめなさい!!」
ヴィィィィィィィィン…
「んんん…」
今度は乳房に触れてマッサージするように動かす。
「ん、あ、んんっ…」
ゆっくりと再び乳首に当てて、ちょうどいい刺激になるように当て方を調整した。
「んんーっ、ん、んん…」
空いた手がそっと股間に伸びる。揃えた指に秘所を押し付けるように腰が動く。
「ん、あ、ん、ん、うん、ん、んん、ん、んー、ん、ん、ん、んん…」
指が秘裂をこすり、花弁がほころんでいった。
「ふあ、…んっ」
歩は指を止め、おもちゃを持つ手を乳首から股間に移す。
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…
「ふああああっ!!」
「!!」
「あ、あんん、んんっ」
歩は秘裂に当てた亀の先端の振動に思わず叫び、ヒナギクを驚かした。
両手でおもちゃを掴んで、接触を保つ。次第に声に艶が乗っていった。
「あうん、んあ、んっ、あ、ぅん、んんんっ…」
秘裂を振動部分でこすりながら、敏感な突起に指や本体で触れる。
「あんっ、ねぇ、桂さぁん… 私、んぁ、えっちなこと、してるの…」
「……」
「おもちゃで悪戯して、んん、気持ちよく、なってるの… ほら、ああっ、
おっぱいの先、ね、ぴんぴんでしょ…?」
自分の乳首を視線で示す。言葉通りピンクの突起が固く張り詰めていた。
「触りたいけど、あふんっ、えっちな手が、ここから、離せないのっ…
おっぱい、んああっ、切なくなっちゃう… 桂さんっ、私のおっぱい、
んんんっ、いたずらして、くれませんか…?」
歩は熱っぽい視線をヒナギクに投げかけ訴える。
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…
水中の振動音と、歩の喘ぎ声が浴室に響く。
「……ふぁ!!」
ヒナギクの手が歩の乳頭を撫でた。歩は弾けたような声を上げる。
「んぁ、あああ、んあ、ん、い、いいの、んん、あん、桂、さぁんっ」
ヒナギクは歩の乳首をこね、摘み、乳房を揉みしだき、撫であげ、弄んだ。
段々とその愛撫が激しくなり、ヒナギク自身の呼吸も荒くなっていく。
「……んんっ!」
「ふうん!!」
堪えきれずヒナギクは歩の乳首にしゃぶり付いた。舌で転がし、唇で噛み、
歯を立て、口に吸い上げる。もう片方の胸を一方の手で蹂躙する。
「んはっ!!、か、桂さん、ああっ!!」
余った手が歩の滑らかな尻に回され、淫靡な手つきで這い回った。太腿から
内股へ、敏感になっている肌をいやらしく撫で回す。
「んぁ、ひゃうん、ああんっ、あ、あん、あああっ」
「ふーっ…んんんっ…」
「!! あああああ、ああっ!!」
滑ってヒナギクの手が股間の歩の手に当たった。偶然の一撃が歩を弾けさす。
登りつめてしまいそうな歩を察して、ヒナギクは胸を休みなく愛撫し、
高みへと持ち上げていく。
「あっ、あっ、ああ、ああああっ!!」
「大丈夫?」
「あはは、平気です…。気持ちよかったし…」
湯船でぐたっとなった歩を心配してヒナギクが掛けた声に、歩はわりと元気に
答えた。
「桂さんやっぱりえっちが上手ですねー。」
「あなたがえっちなんじゃないかしら?」
「わ、桂さんいじわるだー。」
「人のうちのお風呂で、他人のいる前でおっぱじめるのを、
えっちと言わず何て言うのよ…」
「わわ、とってもいじわるだー。」
歩は腰を上げて湯船の端に腰掛ける。ヒナギクもその横に座った。
「でも桂さんもえっちですよ。ちょっと女の子がいたら食べちゃうんですから…」
「人聞きの悪いこと言わないで!!」
「そんなに違わないと思います。」
「う゛! ち、違わないように見えても違うの!!
ちゃんと自分なりの分別というものがあるの!!」
「それって――私は食べたい方の女の子ってことかな?」
「うっ…え?」
「ん…」
「!んむ…」
ヒナギクの唇に歩の唇が重なる。そっと目を閉じ、かすかに震えている。
「返事は…いいですから…」
歩はきゅっとヒナギクに抱きつく。
「にし…」
「今は私は…」
ヴィィィィィィィィン…
「桂さんのおもちゃですから。えっちな。」
「ちょっと待ちなさい!!」
「ほら暴れると危ないですよー。」
ヴィィィィィィィィン…
「こら、んあっ!!」
歩は亀のおもちゃをスクール水着の上からヒナギクの股間に押し当てた。
「だからたくさんえっちな悪戯に使ってくださいねー。」
「んんぁっ、やめてってば!!」
「抵抗が弱いですねー。人のえっちを見て自分も悪戯したくなってたのかな?」
「んんっ、そんなんじゃ、ああっ、やっ、強くしないで!!」
「水着の上からだと強くしないと。後で水抜きからとか布ずらしとかで
直接するときは優しくしてあげますよー。できるだけ…」
「やあああー!!」
「ぐーりぐりぐり…」
ヴィィィィィィィィン…
「や、あ、あん、ん、んっ」
ヒナギクは湯船の端に腰掛け、内側に向いて大きく足を開いている。その股の前に
歩がしゃがみこんで、手に持った亀のおもちゃの先を水着の股布の上から押し付け、
好きなように動かしていた。
「おもちゃの悪戯は、たのしいですかー?」
「ん、はうん、んんっ」
「桂さんのおもちゃは、こんな悪戯も出来るんですよ〜」
「ん、はんんっ、やぁっ」
歩は抱えているヒナギクの足の内股に口付けた。吸い付いては離しながら、
だんだんと足の付け根の方へ向かう。
「はふははんほはひほひひひへふほー。」
「んんっ、何言ってるのか、ん、わかんないわよっ」
「んんー。」
ヴィィィィィィィィン…
歩は振動部分をヒナギクのクリトリスの位置に押し当てた。
「んぁっ、ああっ、ああ、はぁあ、あああっ!!」
「ぷはっ。桂さんの足おいしいって言ったんですよ。」
「んんぁっ、お、い、んああぁ、ぃしいなんて、へんな、ぁああっ」
「桂さんも喋りにくそうですねー。」
「んんあ、ああ、はあんっっ!!」
おもちゃの押し付けを休め、歩は亀を持つ手で股布を脇からめくった。
足を抱えている手をヒナギクの腹の前に伸ばし、股布の端を掴ませる。
「え、ちょっと」
「桂さんの女の子、亀さんと御対面ー。」
歩は亀のおもちゃをヒナギクの秘裂の前にかざした。
「やだっ、やめて…」
「はーい、亀さんとキスをしまーす。」
ヴィィィィィィィィン…
「んあああっ、あああっ、あああっっ!!」
亀の頭が振動し、ヒナギクの襞をなぞる。歩はヒナギクの反応を見て、
痛くしないよう、緩過ぎないよう、考えながら当て方をあれこれ変えた。
「ふぁ、ねぇ、ああっ、私、もうっ」
ヒナギクが切なそうな声を出す。
「あ、調節に時間かけすぎちゃったかな?じゃあ桂さん、気持ちいいとこを
言ってくださいね。イクまでそこをしてあげますから…」
歩は反応の良さそうだった場所におもちゃの先を当てていく。
「ここかな?」
「んん、んっ」
「ここは?」
「あ、ん」
「じゃここ…」
「んぁ!あうんっ!!」
「ここでいいんですか?」
ヴィィィィィィィィン…
「あああっ、あ、んぁああん!!」
ヒナギクが何度も頷く。
「後ろに倒れないように気をつけてくださいねー。」
ヴィィィィィィィィン…
「んあああ、ああ、あ、ぁんんあああ、ああっ」
ヒナギクは両手で体を支え、身を仰け反らせながら腰を動かした。
おもちゃに気持ちいいところが当たるようにしたがっている。
そして限界に達し、体が震え始めた。
「んあ、イク、あ、イっちゃう、あ」
「いっていいですよ、いくとこ、見せてくださいっ…!!」
「あ、イク、ああ、あああ、あ、あああああ!!!!」
ヴィィィィィィィィン…
「悩むわよかっこよくないんだからどうあれ応援するって約束したものねだから
私はあなたを応援するわ。」
「ヒナさん途中が飛んでますよ。」
風呂から上がり、二人は服を着終わった。
「し、仕方ないじゃない…」
「後始末とか言ってヒナさんが私に舐めさせている間に、名前で呼び合うことに
なりましたからねー。」
「歩が自分でしたんでしょうが!!」
「まあ応援してもらえるなら、よりえっちなヒナさんのおもちゃを目指して…」
「違う!! 目指すな!! ていうか綾崎君がスキなんじゃなかったの!!」
「ハヤテ君も、ヒナさんも、スキですよ。
本気でスキなら簡単にあきらめたらだめだそうですよ?」
「うっ…」
「だから…あきらめないところを見せますよ。
応援してくれる人が、自分も何かをあきらめない気になるくらい…」
「歩…」
「まずは旧スクの素晴らしさをハヤテ君に啓蒙し…」
「それをリビングに持っていくなー!!」
〜Fin〜