一人の奥様が手に持っている何かを見つめつつ言う。  
「ヒナちゃんがあんな可愛い男の子を連れてくるなんて・・・・  
 どうにかしてヒナちゃんのお婿さんにしたいわ・・・・・。  
 それも近道と言えば・・・あれしかないわ。   
 まさかコレを使うチャンスが来るとはね・・・・」  
 
 
学校が終わり、ハヤテが桂家の家に帰宅すると、  
他人の若さを吸い取っているのではないかと思ってしまうほど、  
昨日よりさらに若くなっているヒナママがいた。  
ヒナママは口を開く。今日夜勤があって家に夜いない事、そして晩御飯をよろしくと言われた。  
最後に、  
「後、これ・・・・」  
ハヤテに渡され物は怪しげな瓶だった。  
「ヒナちゃんと気まずい雰囲気になった時にお茶にいれるといいわよ」  
少年はその奥様の深い策略とは何も知らず、笑顔で  
「よく分かりませんがとりあえず、ありがとうございます」  
と、きちんとお礼の言葉をかける。  
ヒナママが家から出る直前、ハヤテの方に振り返り、  
「あっ、そうそう。言い忘れてたけど、これ入れる瞬間をヒナちゃんに見られちゃダメよ。  
 後、この事もしゃべっちゃだめよ」  
ハヤテは言葉の意味は分からなかったが、  
「・・・・はぁ・・?、分かりました」  
と、了承する。  
そしてヒナママは出かけていった。  
「さてと・・・・・・ではさっそく晩御飯の買出しに」  
ハヤテは外に出かけていった。  
 
* この後どうなったかはサンデー24号を読んで下さい。  
 
 
そして・・・・・・・・・  
 
お茶を準備しようとした時にヒナギクと手が重なり合い、気まずい雰囲気が流れていた。  
ハヤテは、ヒナママに渡された怪しげな薬を思い出す。  
(お母様はコレを予想していたのでしょうか?  
 つまりコレはこの状況を突破してくれるお助けアイテムなのかな?)  
ハヤテはこの何とも言えない場の雰囲気をどうにかするためにあの瓶を取り出し、  
ヒナギクがよそ見してる間に、こっそり入れる。  
この時彼はまだクスリの正体を知らなかったが、身を持って知る事になる。  
 
 
・・・・・・・・・・・・・。  
 
 
(体が・・・・・・熱い)  
ハヤテは自分の体の異変に戸惑っていた。  
ヒナギクの方をチラッと見る。  
彼女も自分の体の状況が把握できず、ただ顔を赤くし息を荒くしていた  
(何でだろう?ヒナギクさんがいつもと違って・・・・色っぽい)  
唇を見て、  
(柔らかそうだなぁ・・・・)  
と、自分が思ってるのに気付くと、  
(はっ!?いけない、いけない。僕は何を考えてるんだ!?  
 でも・・・・、もし、何かあったら抑え切れる自身がない・・・)  
一方ヒナギクは  
(体が、頭がボケーとするわ。何なの、この感じ?  
 やっぱり、私ハヤテ君の事が・・・・)  
と、自分が思っている事に気付くと、  
(はっ!?いけない、いけない。私は何を考えてるの!?  
 彼にはあんな可愛い彼女がいるじゃない。  
 でも・・・二人は本当に付き合ってるのかな・・・?  
 もし、付き合ってないのなら・・・・・)  
すると二人の視線が合う。  
「!」  
二人はすぐに視線を外す。  
ピリリリリリ!  
 
その時電話が鳴る。  
ヒナギクは飛びつく様に電話を取る。  
「もしもし、桂ですが・・・・」  
「あっ、ヒナ?」  
その声の持ち主はヒナギクの姉、桂雪路だった。  
「どうしたの?」  
「今日帰る予定だったけど、負けぱなっしは好きじゃないのよ。」  
電話の向こう側からジャラジャラと音が鳴る。  
ヒナギクが何か言おうとする前に、  
「という訳で今日は帰らないから!」  
ガチャ!ツーツー!  
 
ヒナギクは呆然としていた。  
「どうしたんですか?」  
ハヤテは聞く。  
「今日、お姉ちゃん帰って来ないって」  
「えっ?それって、つまり・・・・」  
二人きりと言う言葉は言わなかったが、ヒナギクには十分意味が通じた。  
 
・・・・・・・・・。  
 
またもや沈黙が流れる。  
そんな時  
ガタガタガタガタ!  
「うあっ!」  
「きゃあ!」  
運命なのか、神の悪戯か分からないが、数秒ほど激しい揺れが起きる。  
「痛たた、大丈夫ですか?ヒナギ・・・・・・」  
なぜかその揺れのせいで、ハヤテがヒナギクを押し倒す状態になり、  
顔は限りなく近くなっている。二人は同時にこう思った。  
(急いで離れないと・・・・)  
(急いで離れるように言わないと・・・・)  
二人はそう思ったが、どちらもそれを行動にはしなかった。  
 
ハヤテはヒナギクの顔を見つめる。  
潤んだ目、上気した肌、荒く熱い吐息、そして倒れたときに乱れた服。  
ハヤテも健全な16歳。これで何もするなと言うのは無理だった。  
頭では、  
(離れろ。動け、動け、動くんだ!僕の体!)  
と必死に頭に訴えているが、その意思とは反対に逆方向に、つまりヒナギクの方に自分の顔を近づけ、己の唇にヒナギクの唇を重ねる。  
この時、ハヤテは後で木刀でボコボコにされてもいいと思った。いや誰だろうとそう思うだろう。  
二人が唇を重ねた時間は数秒だったが、二人には数時間の時が流れるように感じた。  
口を離して、お互いの瞳の奥を見る。  
二人に言葉はいらなかった。いや、この後の事など頭になかった。  
もう一度唇を重ねる。どちらかは分からないが、舌を絡め始める。  
「んっ、ちゅ、ちゅっる、んんっ」  
苦しくなって口を離すと二人から唾液の糸が垂れる。  
ハヤテはヒナギクの上着を捲り上げ、白のブラを外す。  
すると先っぽが尖った小さい胸が顔を現す。  
ハヤテはむしゃぶりつく様に、ヒナギクの胸に舌を這わす。  
「あ、んあっ、んんっ」  
媚薬で高まっている感度はハヤテの愛撫に敏感に反応する。  
ハヤテは次に尖った乳首に舌を這わせ、時に歯でコリッと甘噛みする。  
「あんっ、そ、そんな噛んじゃだめぇぇ・・・」  
弱弱しい否定は肯定の意思の表れだった。ハヤテもそれを承知し胸を愛撫を止める事はしない。  
頃合を見て、ハヤテは手を下半身の方に伸ばし、  
スカートを一気に脱がすと、湿った白い下着が現れる。  
その濡れた下着も剥がすと、濡れているのがよく分かる女性器が見える。  
ハヤテはそこに指を入れる。グチュグチュとヒナギクの感じ具合を表す様に水音が響く。  
「ひっ、ああ、あっ、んああ!」  
ハヤテのその男を誘惑する、可愛く艶がかかった声に我慢出来なくなり、  
ハヤテは己のモノを取り出す。それは天を指していた。  
そして、ヒナギクの秘部に照準を合わせ、一気に入れる。  
「ふああああっっ!!」  
入れた瞬間にヒナギクの中が一気にハヤテのモノを締め付け、  
 
ドクゥゥ!!ドクゥドクゥゥゥゥ!  
 
それに耐えられずにハヤテは、ヒナギクの中に、暴発させてしまう。  
しかし、媚薬の性なのかそれとも、それがハヤテの本性なのか。  
ハヤテはそのまま腰を動かす。  
「あっ、あああぁぁぁ!熱い、お腹が、ぅああぁぁぁあぁぁ!!」  
ヒナギクの方も媚薬の性なのか、それとも唯ヒナギクが淫乱なのか。  
初めてなのにも関わらず、快感に翻弄されていた。  
現に中に出されたと言うのに負の感情を顔に出していない。  
いや、頭がそこまでまわらないほど快感に呑まれてしまってるのかもしれない。  
証拠に自分の足をハヤテの腰に巻きつけ、さらにハヤテのモノを自分の奥に求める。  
「ハヤテ君、もっと、あっ、んっ、ああぁぁ!」  
ハヤテはヒナギクの口を自分の口で塞ぎながらギアをさらにあげる。  
「んっ、んん、んむーー、っぷはっ、んんっ、っっっむ」  
口が離れるがそのたびにすぐハヤテは口を塞ぐ。  
そして再び己の欲望を解き放つ。  
 
ドクゥゥ!ドブゥゥゥゥー!!!  
 
その量は先程よりも2割り増しだった。  
 
「んん〜〜〜〜〜っ!!!」  
ヒナギクも絶頂を迎え体をビクビク震わせる。  
ヒナギクは余りの快感と疲労に目を閉じかけるが、  
「!?ひゃああ!ハヤテ君!?」  
欲望の化身ハヤテが再起動する。2発撃ったにも関わらず、彼のモノはまだコンディションレッド状態で、  
正にバーサーカーと言うのに相応しかった。  
イッたばかりのヒナギクにはこの快感は耐えられず、  
「やめ、壊れちゃうから、許し、ふああっ、あああぁぁぁ!」  
ヒナギクの哀願は通じず、彼は動きを緩める事はなかった。  
ヒナギクはされるがままに突かれ、今にも消えそうな声を漏らし続ける。  
ハヤテに射精感が再び訪れかけた時には、もうヒナギクの意識は8割は闇に沈んでいた。  
ハヤテの最後のスターライトブレイカー+が放たれる。  
 
ドクュゥゥゥ!ビュルルルル!!  
 
流石に3発目となると量は・・・・・・・・・・増えていた。  
ヒナママの怪しげなクスリのすごさか、ハヤテが溜まっていたのか・・・・。  
とりあえず、そこには激しい性交に疲れ寝ている男と女がいた。  
二人の笑顔は憑き物が落ちた様なすっきりした顔だった。  
もちろん男のモノは女の中に入ったまま、言い換えれば出したものが外に出ないように蓋をしてる様な感じだった。  
 
こうしてヒナママは議長が失敗した『デスティニープラン』を成功に収めたのだった???  
 
 
 
 
この後どうなったかは読者の想像に委ねたい・・・。  
 
 
 

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