借金執事は悶々としていた。昨日のようなヒナギクの誘惑?を我慢する自信がなかった。  
幸い手元には雪路から返してもらった5万円がある。  
放課後、私服に着替えたハヤテの足は自然といかがわしい方面へ向かった。  
 
 制服を着た優秀なメイドさんは通っていたはずの学校に行くのに迷ってしまっていた。  
周囲にはどぎつい看板が立ち並び、危険な雰囲気である。  
「あれ?キミ、調子が悪いから今日は休みじゃなかったの?ま、いいや。  
 今日は人手が足りないから入ってくれない?」  
「え?あのちょっと……」  
 ほとんど有無を言わさずマリアは見たこともないお店の中に引きずり込まれてしまった。  
 
 「では、ごゆっくり〜」  
 ハヤテがその部屋に入るとそこには白皇の制服を着た女性が所在なげに佇んでいた。  
(うわ。本当にマリアさんに似ているなぁ。写真よりも似ているかも。  
 でも、制服には無理があるな。やっぱ)  
 
 マリアはマリアで混乱のきわみにある。  
(え?ハヤテ君が何でここに?一体このお店は何なんですか?)  
「すみません。恥ずかしながら凄く溜まってまして……すぐにはじめてもらえますか?」  
「え?はじめるって……」  
 
(おお、声までマリアさんに似ているよ。まさか本物だったりして。んなわけないか。ははは……  
 しかし、初々しさが売りの人なのかな?ちょっと人選間違えたかも。しかたない。  
 恥ずかしいけど昔この手の店で下働きしていた記憶を活かして、ここは…)  
 
 あの頃は体力を温存するのに精一杯で興味がなかったのに、まさか性欲を持て余すことになるとは、  
と思いながらハヤテはマリアの前のベッドに腰かけ軽く足を開いた。  
「えーと…ではまず手でしていただけますか?」  
「へ?」  
「ですから、僕のペニスをとりだしてあなたの手で気持ちよくしてもらいたいんですよ」  
 ハヤテは微かにイラつきながら言った。マリアはそのあからさまな言葉にショックを受けたが  
同時にどうも断れる雰囲気ではないことに気がついた。  
(チョコをもらったお返しもしていませんし…)と無理やり自分を納得させると震える声で  
「わかりました…」と呟いてハヤテの股間に手を伸ばす。  
 
(うーん。この服従させている感じはハマりそうだなぁ。この人マリアさんに似ているし…)  
 ハヤテのペニスは状況だけで勃起してしまい、マリアがこわごわとチャックを開けると  
跳ね上がるように屹立した。  
「キャッ!」  
(毎日見ているだろうに驚いてみせるなんて凄い演技力だ。もしかして、僕のが特殊なんじゃ…)  
「あの…僕の、何か変ですか?」  
「い、いえ…そんなことはありませんよ!全然!」  
(何か誤魔化すみたいな言い方だなぁ。もしかして僕の小さいのかな?)  
(こ、これが男の人の!でも、何でハヤテ君は落ち込んでいるんでしょう?やっぱりここは  
 お姉さんとして慰めてあげなければいけないのかしら?)  
 マリアは勇気を振り絞ると怖気づきながらもハヤテのペニスにそっと触れた。  
「ひゃっ!」  
(お、女の人の指って、すべすべで柔らかい…)  
(……ハヤテ君のとっても熱い)  
「握って、上下に動かしてもらえますか?」  
「…わかりました」  
 たどたどしい手つきで愛撫するのをみてハヤテは不信感を強めるどころか、  
彼女の名演ぶりに尊敬すら覚えた。  
 しかし、本当につたないやりかただったので、いまいち快感に欠ける。  
「あの…口でしてもらえます?」  
「口って…ええっ!そんな……」  
 驚いてしょげかえるがハヤテは無理にいえば、ちゃんとしてくれる演技だと  
コツをつかんだつもりだったから、遠慮なく  
「お願いします。コレ、苦しくて…」と頼み込んだ。  
 
(うう…そんなの…でも、ハヤテ君の本当に苦しそう…)  
 マリアは目尻に涙をためながらも手の中のペニスをじっと見つめた。  
「分かりました。特別ですからね…」  
 
 ハヤテ主観では特別も何もあったものではないが、それでもその言葉は甘美に響いた。  
桜色の唇がためらいがちに股間のものに触れ、その部分を湿らせながら少しずつ動いていく。  
「ん…舌も使ってください」  
 マリアは一瞬上目遣いになると目を伏せ、文句をいわずにチロリと舌をさしだす。  
少し粘りのある水分の感触が確実な快感をもたらす。ハヤテは快楽の吐息をもらしながら、  
マリアの頭を撫で、次々と行為を指示する。ハヤテはもともと知っていることだから  
できて当然と思っていたが、マリアは必死に物覚えのよさを発揮して奉仕につとめた。  
 
 熱い水音が室内を満たしていく。マリアは奉仕につとめながら上着を半脱ぎにされ、  
控えめな胸をハヤテに弄ばれていた。もはや状況の異常さに疑問を感じてはいない。  
「…そろそろ、出ます!」  
「んぇ?」  
 意味を理解できなかったマリアの口の中で抑えられていないホースが突然水を噴き出すように  
ハヤテのペニスが爆発した。口蓋を打ち、喉の奥に絡みつく熱く粘つく液体の感触にマリアは、  
思わず射精を続ける肉棒から口を離した。しかし、射精は止むことがなく、ドロドロの白濁が  
次から次へとマリアの顔を上塗りしていく。  
「――!」  
 ハヤテは快感に声にならない声をあげてペニスをしごき、残渣までマリアの上に降りかけた。  
「うえぅ…酷いです」  
「すみません。あまりに気持ちよすぎて、つい…」  
 顔をベタベタにされて嘆くのを慰めながら、ハヤテのペニスは再戦の準備をあっという間に  
整えてしまう。  
(このひと、本当にマリアさんに似ているなぁ。マリアさんならこんなエッチなこと  
 させてくれないだろうけど…)  
 
 メソメソしながらも相手が満足しきっていないことに気づいたマリアは拗ねたように問う。  
「次は…何をすればいいんですか?」  
 ハヤテはちょっと驚いたが、当然のことと解釈しなおした。  
「えっと、次は…胸で挟んでほしかったんですけど、ちょっと無理ですよね?」  
「む、やってみます」  
 何かふっ切れたというよりもヤケクソ気味に胸を手で盛り上げでペニスに押し付けてくる。  
白く絹のように美しい肌に唾液と精液が絡みつき汚していく。包まれるまでの気持ちよさは  
なかったが、精神的な快楽が肉体的な快楽をうわまわっていたので構わなかった。  
「んあぁっ!舌まで使うなんて」  
 肩にかけられたハヤテの手にいっそうの力がこもると再噴火が口腔を満たしていく。  
「うえぇ…けほっけほっ」  
 何とか全て口で受け止めたものの、その食感に耐えられずに精液を吐き出してしまうマリア。  
 ハヤテにとってそれはそれで非常にソソる様子だったが、あえて残念そうに、  
「あーあ…全部飲んで欲しかったですねー」と悪態をついてみせる。  
「…ごめんなさい」  
「お詫びとして、あなたの大事なところをみせてもらいましょうか」  
「ええ?そんなぁ…」  
(楽しいなー。実に楽しい)  
 ハヤテはハマりそうになっている自分に気づきながら、メソメソするマリアをベッドの上に  
ひきあげ、白皇のスカートの中からショーツを引きおろす。  
 抵抗はないに等しく、恥ずかしそうに顔を手で覆っている間に秘所をまじまじと観察する。  
「綺麗ですね。中も見せてもらいますよ」  
「やぁ…触っちゃダメです。あっ!」  
 弱々しい喘ぎを快いBGMにして押し開き、ひだの端々にまで指を走らせる。  
マリアの反応がおもしろくて、おかしな声のあがるところを重点的に攻めていくと、  
奥から愛液が滲み出てくる。  
「濡れてますよ?感じてるんですね」  
「恥ずかしい…」  
 消え入りそうな声で呟く。  
(う〜、入れたい。とっても入れたい、けど本番はNGですよね。素股なら――でも、駄目元で  
 お願いしてみよう)  
 
 ハヤテが耳元に顔を近づけてきて、  
「あの、すみません。実は僕、童貞なんですけど、ぜひあなたに筆下ろししてもらいたいというか…」  
(ええーっ!ちょ、ちょっと待ってください。ハヤテ君さっきから積極的すぎですよ!いったい、  
 どうしちゃったんですか!)  
「…やっぱり無理ですよね。すみません。いま言ったことは忘れてください」  
 マリアの沈黙を別の意味に受け取ったのかハヤテは早々に前言を撤回する。でも、しょんぼりする  
彼をみてマリアは思わず、  
「…いいですよ」と口走ってしまう。  
「え?」  
「で、ですから!その…筆下ろししてあげます。ほ、本当に特別なんですからね…」  
 真っ赤になって意味もなく腕を振り回しながらそういわれると、ハヤテは顔を輝かせる。  
「ありがとうございま…んっ!」  
 マリアは礼をいう口を口で塞ぐと激しく自分から舌を絡める。フェラした口でするのだから、  
意趣返しの意味が込められていたりするのだが、ハヤテは突き放すでもなくマリアの  
恥ずかしさ余って暴走中の行動を受け止める。  
 ディープキスを交わしながらハヤテの膝の上に乗りかかり、互いの性器をまさぐりあう。  
(私の方がお姉さんなんですからね!ちゃんとリードしてあげるんですから!)  
 手の中の怒張が限界一杯まで張り詰めたことを感じて、その先端をヴァギナの口にもってくる。  
「入れますよ…」  
「あの…避妊はしなくていいんですか?」  
「…ふぇ?」  
 結合の勢いは急には止められず、マリアはそのまま腰をおろしてしまう。  
「ふあぁっ!」  
(つ――痛いです。うぅ〜)  
 ハヤテは衝撃的快感に、マリアは破瓜の痛みに顔をゆがめる。  
「すみません!すぐに出ちゃいます!早く抜いて、抜――ああっ!」  
 あまりの痛みに必死に抱きついていたハヤテの身体が震え、熱くて重いものが膣の中に注ぎ込まれた。  
マリアが理解したのはそれだけだった。  
 
「すみません!すみません!本当にすみません!」  
 なかば呆然とした状態のマリアの前で少年は中出ししたことについて土下座して謝る。気が動転して  
いるせいか、自分のペニスに血がついていることには気がついていないらしい。それに気がついたら  
さらに動転するだろうが。  
 マリアはマリアで何が起きたかいまいち分かっていなかったが、ある意味確信をつく結論に達した。  
「あ、つまり『早い』ってことかしら?」  
「う゛!いや、そうじゃなくてですね…そうですけど。や、ちがっ!」  
 何だかおかしくなってマリアはクスクス笑った。最後の執念がリードすることに向いていたせいか、  
ハヤテの顔を持ち上げると再度口づけ押し倒す。  
「大丈夫ですよ。お姉さんがちゃんとさせてあげますから…」  
 
 延長料金で5万と12円を失ったハヤテが妙にすっきりした、むしろ憑き物が落ちたような顔で  
店を後にした直後、茫然自失状態のマリアは人違いに気づいた店によって、深々と謝罪を受けた上で、  
丁重にタクシーで送られたとか。  
 
 
 後日譚  
 
 翌日、ハヤテは屋敷に帰ったが、今度はマリアとの間が気まずかったとか。  
 その夜、白皇の制服を着た17歳ピチピチの女性がハヤテの部屋を訪れたとか。  
 さらに数週後、ナギが「なぁマリア、このごろ私のじゃないサイズの制服がよく洗濯されている気が  
するんだが…」と質問し、マリアが「えっと…それはハヤテ君に着てもらおうかと思いまして」と答えて  
「名案だな」という返答と(そーいうプレイも良いですね〜)という着想を得たとか。  
 

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