「口が小さくても勝てるんだ!」  
 
白凰学院の昼休み  
 
「お嬢様、また残してますよ」  
「そんな事言っても嫌いなものは嫌いなのだ」  
ハヤテとナギはいつも通り人通りが少ない外のベンチでお昼を食べてたのだが、  
ナギがいつも通りセロリを残していたのをハヤテが注意していた。  
「せっかくマリアさんが美味しく作っているのに・・・。  
 こんな綺麗に・・・」  
そう、ナギは嫌いなセロリを欠片でも口に入れたくないのか、  
そこには綺麗に仕分けされたセロリの小山があった。  
「そもそもマリアがこんなの入れるからイケナイのだ」  
そうプンプンするナギを見て、ハヤテは、  
(だから、全体的にちい・・・)  
「今、なんか私が、ムカツク事考えてなかったか?」  
「いえいえ、そんな」  
(心、読まれた?)  
「とにかく食べないと言ったら食べないのだ!」  
そう頑固に言い張るナギに、  
「なら、どうしたら食べてくれますか?」  
ハヤテが言うと、ナギは考えるポーズをとり、  
「そうだな・・・」  
そして恥ずかしさを混ぜた笑みで、  
「口移しなら食べてやらなくてもないぞ?」  
とナギが言うと、  
「分かりました」  
ハヤテがあっさり肯定する。そしてハヤテはセロリを口に入れ、  
ナギに顔を近づける。その行動にナギは  
「えっ!!?、ハ、ハヤ・・・んんっ!?」  
焦り、何かを言おうとするが、言葉に出す前にハヤテに口を塞がれ、  
ハヤテの舌からナギの舌へセロリが渡される。  
ナギはその嫌いな味に顔をしかめるが、ハヤテが口を塞いでいるので、  
吐き出す事もできず、それを飲み込む。  
ナギが飲み込んだのを確認して、ハヤテは口を離す。  
キスの余韻の数秒後に、ナギは意識を取り戻し、  
「ほ、本当にする奴がいるか!も、もし誰かが見てたらどうするんだ!」  
「大丈夫ですよ。ここ、人が通る事滅多にないですし・・・」  
ハヤテはまた、セロリを口に入れ、ナギの口へ移す。  
ナギも抵抗せず素直に受け入れる。  
「口移しなら食べるって言ったのはお嬢様ですよ?」  
「うっ・・・だが・・・あうっ・・」  
反論する言葉が思いつかないナギ、ハヤテはさらに追撃を駆ける様に言う。  
「まだ、お嬢様が残したセロリはたくさんありますよ。  
 後、何回口移ししなきゃならないでしょうね?  
 それとも、自分で食べますか?」  
ハヤテは選択をナギに迫る。  
「うっ・・・わ、分かった。自分で食べる・・・」  
ナギは観念し自分で食べる事にする。  
しかし、手は一向に動かない。  
(ど、どうにか食べなくてすむ方法を・・・・だけど・・・  
 残したら、マリアがすごく悲しそうな顔するし・・・・)  
ここ最近マリアはナギの好き嫌いを失くす為に、嘘泣きをしていた。  
ナギも嘘泣きと分かっているのだが、マリアの本当に泣き出しそうな姿に、良心が痛み  
しぶしぶ嫌いなものを食べさせられていた。  
 
(う〜ん、なんかいい方法・・・・そうだ!)  
ナギはある漫画の幻の必殺技グルメ・デ・フォ○グラという技を思い出していた。  
 
『グルメ・デ・フォ○グラ』とは?  
 
「相手をガチョウに見立てて食わせ倒す攻撃技」  
 
(私に出来るか・・・?いや、出来なかった時の事は考えないとオレンジの髪の死神代行も言っていた・・・  
 やるしかないんだ!)  
ナギは顔を赤らめながら、  
「やっぱり、ハヤテが口移しで食べさせてくれないか?」  
「?、分かりました」  
ハヤテが小皿に顔を近づけ、口を開ける。  
(今だ!)  
ナギは小皿をハヤテの口に放り込むようにする。  
「@¥^!?」  
ハヤテはナギの予測しない攻撃に驚き、思わず口の中に入れられたセロリを全て飲み込んでしまう。  
「ごほっ、ごほっ!お嬢様何するんですか?」  
「これぞ格闘ディナー必殺グルメ・デ・フォ○グラ!」  
ナギは必殺技の成功におもわず、読者に向かって勝利のピースをする。  
そしてハヤテの方向に振り返ると、ハヤテに口を塞がれ、ハヤテの舌に舌を絡め取られる。  
「んっ!?んっ〜〜〜」  
ナギが苦しくなる頃にやっと口を解放される。  
「僕はまだ食い倒れてませんよ?  
 という訳で、いただきます♪」  
 
ハヤテはいきなりスカートの中に手を入れる。  
「あっ・・・」  
そこはビショビショとまではいかなかったが、十分に濡れていた。  
「まだキスしかしてないのに、お嬢様は淫乱ですね」  
「誰のせいだと思って・・・ふあっ」  
「お嬢様が元から淫乱で、誰のせいでもないですよ。  
 それに僕は淫乱なお嬢様好きですよ」  
好きと言う言葉に反応して、ナギの秘部から出る蜜の量が増加する。  
「このままじゃ下着が汚れてしまいますね。(もう汚れてるけど)  
 脱がしますよ」  
ナギの下着を剥ぎ取る。  
「さてと・・・」  
ハヤテはベンチに座り、己のモノを取り出し、ナギに上に座るように言う  
ナギはゆっくりと自分の秘部にハヤテのモノを入れる。  
ズブッ!  
「んあああぁぁ!」  
余りの気持ちよさにナギは嬌声を上げる。  
「お嬢様、そんな大きい声上げてたら、誰か来ちゃいますよ」  
「そんな事言って・・ああっ、ハヤテの・・・気持ちよすぎ・・・んんっ」  
先ほどまではあれほど恥ずかしいと言ってたのはなんだったのだろうかと思うぐらい、  
ナギは乱れ、艶がかかった声を上げていた。  
(流石にこれは・・・)  
ハヤテはナギに声を小さくしてもらうのは無理だと判断して、  
「あっ、ああっ・・・んっ!?」  
自分の指をナギの口に入れて、静かにさせる。  
ナギは故意か無意識かは分からないが、自分の口に入れられたハヤテの指を  
子犬がバターを舐めるかのように舐めたり、吸ったりする。  
自分のモノをナギの上の口や下の口に入れたときに得る快感とまた違う、  
快感がハヤテの体に電流の様に流れる。  
しかし、ナギの体が小柄とは言え、やはり片手で支えるとなると、動きを激しくすることは不可能だった。  
そして、この人気が無いこのベンチに女性の呻き声と、淫らな水音が響き渡る。  
そろそろハヤテは激しくしたいと思い、ナギの口から指を引き抜き、  
ナギの耳元でこう呟く。  
「もっと・・・激しくしますよ」  
ナギは首を微かに縦に振る。  
 
いざ、激しくしようした瞬間、  
 
ボキ!  
 
どこからか小枝を踏みつけた様な音が聞こえた。  
ハヤテは咄嗟に音がする方向を見る。  
しかし、誰もいなかった。  
だが、ハヤテは一瞬だが確かに見えた。ピンクの長い髪が・・・・・。  
ナギは快感に流されていて、気付いていないようだ。  
その一瞬の緊張のせいでハヤテに射精感が急激に高まる。  
ハヤテの動きが遅くなったのことに、ナギは、  
「あっ、ハ、ハヤテ?どうし、んっ、たぁ?」  
ハヤテはすぐナギの方に視線を戻し、  
「いえ、何もありませんよ。で、どこに出して欲しいです?」  
「あぁぁ・・・服にかかると授業でれないから・・・な、中・・・膣内に頼む・・・んぁぁ〜!」 」  
「ふふ、分かりました。出しますよ」  
 
ドクゥ・・・ドクドクドク!!!  
 
「あぁぁ〜〜〜〜〜〜!!」  
 
ナギの中に、いつも通りの白い液体が大量に注ぎこまれる。  
 
・・・・・・・・・・。  
 
「ふぅ、これで僕も満足ですよ、お嬢様♪」  
 
(さて、厄介な人に見られてしまったな・・・・。  
 どうしようか・・・)  
 
                       続く!  
 
次回の予告!  
ピンクの長い髪の女性は誰だったのか?次回『ヒナギクのなく頃に口封じ編!』お楽しみ!  
 
 

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