「暴れ馬を乗りこなす事が一流の騎手の条件」  
 
「咲夜さんは乗馬が得意なんですか?」  
「そうやけど、何で自分知ってるんや?」  
「いえ、単行本2巻に載ってましたから」  
「はぁー、そうか。で、何でそんな事聞くんや?」  
「乗って欲しい馬があるんですけど・・・」  
「馬がいるんか?」  
「はい・・・。お嬢様もマリアさんも乗りこせなかったんですよ。  
 二人とも最初は調子が良いんですけど、途中からされるがままになるんですよ」  
「・・・・・ナギが馬に乗ったんか?」  
信じられんと言わんばかりの顔をする咲夜。  
「お嬢様は喜んで乗りましたよ」  
咲夜は少し考え込む様子を見せ、  
「まさか、その馬って自分のこれやないやろうな?」  
と言って、手をハヤテの下半身に伸ばす。  
「あっ、やっぱり分かりましたか?」  
「当たり前や!ナギが本物の馬に乗りたがるわけないやないか  
 つまり、今日の・・・ごにょごにょ・・・をウチが上でやって欲しいんか?」  
一部分は蚊の鳴く様な声で顔を赤くしながら言う咲夜。  
「ええ、まぁそう言う事です。咲夜さんなら乗馬で培った物で僕を満足させれるかと思いまして・・・・」  
「そこは喜んでええんか?」  
「咲夜さんの判断に任せますよ。では、さっそく僕の部屋へ・・・」  
「ちょっ・・・・まっ・・・」  
咲夜が待ったと掛けるのを無視して、自分の部屋に強引に連れ込んでいくハヤテだった。  
 
 
ハヤテの部屋  
 
 
ハヤテは自分の部屋に着くと、咲夜をベットに押し倒す。  
そして、服に手を掛けると、  
「まっ、待ってや」  
ハヤテは手の動きを止め、  
「?、どうしました?」  
咲夜はハヤテと目を合わせないようにしながら、  
「キ、キスしてや」  
咲夜が恥ずかしそうに言うと、ハヤテはクスリと笑う。  
「な、なんで笑うんかいな!こっちは・・・」  
「いえいえ、唯こういう所はお嬢様とそっくりですね」  
「?」  
「お嬢様もまず最初に絶対キスを強請るんですよね」  
「今してる時に、他の女の事考えるのはやめてくれへんか?」  
咲夜は少し悲しげに言う。ハヤテはしまったと言う顔を隠さずに、  
「すいません。別に咲夜さんを傷つけるつもりで言ったわけでは・・・」  
「そんなん分かってる。・・・ナギとは男の好みは違うと思ったんやけどな・・・」  
微妙な雰囲気になりかけるのを防ぐため、(もうなりかけだが)  
ハヤテは咲夜のリクエストに答え、咲夜の口を自分の口で塞ぐ。  
「んっ・・・・」  
そして自分の舌を咲夜の口の中に入れる。  
「んっ・・・ちゅ、んんっ・・・」  
咲夜の口内をハヤテの舌が隅々まで這い回る。  
「ぷはっ・・・・」  
酸素を求めて、一度口を離すがすぐにまた口と口を合わせる。  
さっきよりもさらに激しくハヤテの舌が咲夜の口内で暴れまわる。  
ハヤテの舌が咲夜の舌を吸い、歯茎の裏まで舌を這わせ、自分の唾液を咲夜に飲ませる。  
咲夜はこの情熱的なキスだけで、もう頭と体が蕩けそうだった。  
「っはぁっ・・・」  
咲夜はキスの余韻で少し呆けていると、ハヤテの手が胸を飛ばして、一気に下半身に襲ってくる。  
ハヤテの手が下着の上から秘所に触れると、クチュと水音がしそうなくらいそこは湿っていた。  
「キスだけでこんなにも・・・咲夜さんは本当にエッチですね」  
「そ、それは自分があんなエッチなキスをするからや」  
「咲夜さんは可愛いですねぇ。でももっとエッチになってくださいよ」  
ハヤテは指を下着の奥に滑り込ませ、激しく動かす。  
「ああっ!だ、だめやぁ!そんな激しくしたら、ああぁっ!」  
咲夜は体をビクビクと震わせる。  
ハヤテの指が動くたびに下着の奥から響く水音は大きくなる。  
(もういいかな?)  
ハヤテは頃合かと判断し咲夜の下着から指を抜く。  
「あっ・・・」  
「咲夜さん、分かってますよね?」  
 
咲夜はコクンと首を縦に振る。ハヤテは仰向けになる。  
咲夜は下着を脱ぎ、ハヤテのモノを自分の秘所に合わせ、  
「ウチの乗馬テクを見せてやる。見て、そして感じや!」  
腰を一気に下ろす。  
「っくぁ、は、入った。よし、動くで」  
そして咲夜は腰を上下に動かし始める。  
最初は始めてのせいでその動作が小さかったが、すぐに腰の振り幅は激しくなる。  
「っああぁ、ど、どや?ウチのテクは?」  
「い、いいですよ咲夜さん!」  
(お嬢様よりは大分上手ですね・・・。マリアさんと同等かそれ以上ってとこですか。  
 しかし、僕を満足させるにはまだまだですね。)  
ハヤテは冷静に反撃(苛める)チャンスを待つ。  
それどころが相手を優勢と思わせるために、  
「す、すごいです。咲夜さんの中・・・動いてくれて、すごく気持ちいいです」  
「ふあっ・・・・お互いが満足するまで止めへんからな。  
 止まってくれ言うても止まらん、あっ、からな。覚悟し」  
いつもはハヤテが攻めになるので、咲夜は今回は自分が攻めてると錯覚する。  
(そろそろかな?)  
ハヤテは咲夜の腰をしっかりと両手で押さえ、  
そして反撃の狼煙を上げんばかりに腰の動きをさっきの2倍にまで引き上げる。  
「なぁ!?ひやああぁ・・・・な、なんや・・・急に・・・・そんな  
 自分、狙ってた・・・・・あああっ!」  
さっきまで優勢だった咲夜はあっという間に受けに回る。  
「ひいやぁ・・・自分せ、せこいで、そんな、お、ああっ、くの手を  
 用、あっ、するなん、んあああっ、て、ああっ!」  
抗議するだけで、反撃が一切出来なくなる咲夜。  
「あっ、ダ、ダメやぁ、もう、イク、イっあああ!」  
咲夜は体に電気を流されたみたいに体を震わせる。  
しかし、  
「っぅあああっ! ウチ、イってるからぁ、と、あああっ!?  
 許してぇ、や、あっ、ひやぃあぁぁ!」  
「お互いが満足するまでやめないって言ったのは咲夜さんじゃないでしたっけ?」  
「やめぇて!ほんと、ウチ、壊れ・・・ああっ!もう、死ぬ」  
「もうすぐ、僕もイキますから・・・それまで・・ね?」  
「『ね?』じゃ、な、ひいぃああぁ・・・・」  
段々声に力が無くなっていく咲夜。そしてハヤテに射精感が訪れる。  
「僕も、いきますよ!」  
 
どぷぷっ! びゅる! びゅくくっ! びゅぷっ・・・!  
 
ガクガクと震える咲夜の腰を押さえつけながら、子宮に膨大な量の精液を注ぎ込む。  
「ぁああっ!でてる、熱いの、あ、中、ふああぁぁ!  
 また、イク、イッちゃう、ひぃああああぁああ!」  
咲夜は体中を痙攣させながら背中を大きく反らせて、ハヤテの胸に倒れこみ、静かな寝息を立て始める。  
「お疲れ様、咲夜さん」  
 
 
 
・・・・・・・・・。  
 
「せこい!せこいで自分、男なら持てる力を最初からぶつけるべきや!  
 ええか!戦いに二度が無い様に、お笑いに二度はないんや!  
 なのに、自分余力を残しとくとは、どういうことや!」  
咲夜はお怒りモードになっていた。  
「でも、最初から僕が全力で行ったら、咲夜さん耐えられますか?」  
「相手の事を思いやる気持ちは大切かもしれへんが、  
 お笑いでは相手のことを思ってはいけへんのや!  
 例え自分の(略)であろうと、ツッコミを緩めてはダメや!  
 大丈夫!今日で自分の強さは把握した。修行してくるから、次を楽しみにしときや!」  
咲夜はハヤテの部屋を勢いよく出て行った。  
 
 

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