「最新作 蒼川 そら メイドのコスチュームでパコパコ」  
 
 
 新しく入荷したDVDを棚に並べる。  
 『公証人 真上正義』  
 『雨中戦争』  
 『STAR☆WARS Ep3〜シスの復習〜』  
 『夜中の個人授業  浜中ア  
 そこで自然と手の動きは止まった。  
「また、こんな……」  
 パッケージを見る、そこには男女が一つになってる写真が何枚も載せられていて、扇情的な言葉がアオリとして書かれていた。  
 それは置く場所が違うので、一旦ダンボールの中に戻す。  
(一部の人が見るにしては……本当に多い)  
 一般向けDVDの陳列は終わり、奥のコーナーへと移動する。  
 一般的なレンタルビデオショップにしては少し少ない方だったが、サキにとっては十分すぎる量のやらしいDVDが揃っていた。  
 ポスターもあったが流石に恥ずかしすぎて張ることが出来ず、ぱっと見一般コーナーと何も変わりない。  
「よいしょ……、と」  
 持っていたダンボールを置いて、DVDを並べ始める。  
 『18時間巨乳』  
 『ハツセル 棗麻夜』  
 『女子高生に囲まれてみませんか?』  
 『蒼川 そら メイドのコスチュームでパコパコ』  
(若もいつか……、このようなものを……いえ、そんなことは……)  
 ふるふると頭をゆすって、想像してしまったワタルの将来を無理矢理追い払う。  
 手に取ったDVDを並べたときにサキはあることに気付いた――  
「これは……」  
 
 
『……気持ち悪い』  
 タララララ、とそこで画面にスタッフロールが流れ始める。  
「はーっ、いつ見ても難しーな」  
「若ーーーっっっ!!!!」  
 耳を貫くような叫び声。  
 サキが一つのDVDを持って駆け込むように部屋に入ってきた。  
「何だよ?」  
「これは何ですか!? 若!!」  
 そのDVDを手渡される。  
 誰が見てもAVだった。  
「こ、こんなもん持ってきて何だよ?」  
 たいして興味は無かったAVだが、サキの前では話は別なわけで。  
「こ、こここ、これです!!」  
 サキがパッケージの女優を指さす。  
「ん」  
 そこで笑顔の女優はコンセプトのメイド服を着込んでいた。  
「んん?」  
「私のメイド服と同じじゃないですか!」  
「ああ、似てるな」  
「こんな、や、やらしいDVDで私とこのような女性を重ねて、その、その、やらしいことしてたんですか?」  
「するかーっ!!」  
「じゃ、じゃあどうしてこんな――」  
 サキはそこでそのDVDが最新作であることを思い出す。  
 偶然――と受け取るのが普通、けれど彼女の想像はあらぬ方へ進んでいく。  
「じゃ、じゃあこれから――するのですね若はこ、こここのHなモノで――駄目です!! 若には早すぎます!! いえ、早いとかじゃなくて、ええと――」  
「ねーよ、落ち着け」  
 大きく息を吐いて、サキの肩に手を置く。  
「大体俺がそんな――」  
「てことは若は私に――えーっと、え? え?」  
「聞けよ」  
 サキは一つのことを思い出した。  
 (お婆ちゃんが……言ってた)  
 
「若……」  
 サキがワタルの手を握り締める。  
 ワタルのまだ〈男の子〉の手をぎゅっと握る。  
「な、何だよ」  
「大丈夫ですよ、若。大丈夫です……」  
 その手を引いてワタルをしっかりと抱きしめる。  
「っぷ! な――なん」  
 (『主はご結婚を親に取り決められておることはよくあることなのだ。  
その相手との結婚が嫌でメイドと恋に落ち駆け落ちした者も少なくない。  
もし――サキ、おまえがその状況に立たされたのならば、主とメイドという関係なく決めるがいい。  
ただ一人の女として、その男を――愛すや否か』、お婆ちゃんはそう言ってた……)  
「若は私を……、けれど、若、ナギお嬢様との結婚は橘家のためです」  
「(胸に埋まって喋れない)」  
「ですが――若はまだ13歳、程遠い話です。――それまでの間、私は……若の何にでもなります。ですから――御自由に、私を使ってよろしいのですよ」  
「…………」  
 あのドジで頼りないサキが決意した――その事実にワタルの心は揺らいだ。  
「どうぞ、若。え、えええ、Hなことも私になら、どうぞ」  
「サキ……んっ!」  
 柔らかい唇がワタルの唇と重なる。  
「んっ……ン、ちゅ……ぅふ」  
 その暖かい口付けにワタルは応じる術はなく、ただ身を任せるしかなかった。  
「は、ん……ぅちゅ、ン、ちゅ……」  
 サキの甘い香り、生温い吐息がワタルの中へと流れ込んでいく。  
 ワタルが少しでも応えようと口を少し開けるとすかさず舌が進入してくる。  
「ふ……ちゅぅぅ、んぷっ……ふぅっ……ちゅる……」  
 舌と舌がぬめりあい、混ざりあい、淫猥な音が聞こえる。  
 ワタルの目の前では懸命に奉仕するサキの顔があった。  
(……可愛いじゃねーか…)  
「んふっ……ぁ、ふ……ちゅぅぅぅ」  
 舌を吸うサキ、ワタルはその頭を撫でてやる。  
「んんっ……はふ、ン」  
 サキの顔が離れる。  
「若……」  
 今までに見た事のない艶かしい表情で、トロンとした瞳を潤ませワタルを見つめている。  
「サキ……」  
「それでは……少し」  
 
 そう言ってワタルのジッパーを下げるサキ。  
(え、ええええええええええええっっ!?)  
 ワタルには当然経験は皆無。  
 サキは……分からない。  
「……しますね」  
 半勃ち状態のソレを取り出す、――皮が装着されていた。  
「若……、剥いても……良いでしょうか?」  
「あ、ああ……」  
「では……」  
 サキの綺麗な指が慎重に皮を下ろしていく。  
「くっ……」  
「ご、ごめんなさい若っ!」  
「大丈夫、続けろ」  
「はい……」  
 そして完全に亀頭が露出した。  
「わぁ……」  
 年相応とは言い難いサイズではあったが、特別デカイそれではなかった。  
「……ふー、れろ」  
「っっ!!」  
 サキは亀頭を舐め上げた。  
「後は……任せてください」  
「た、頼む」  
「へふっ、……れろ、う、……チュ、……はむっ」  
 全体を舐め終わるとソレを口に含んだ。  
「ん……じゅるっ、ちゅぅ……ぢゅうぅぅ」  
 一気に根元まで咥えられ、その粘膜に腰を振るわせる。  
「わひゃ、かわひい……じゅるる、じゅぷ」  
 カリの部分を舐められ、唇が幹を前後する。  
 13歳の少年には刺激的過ぎる快感だった。  
「じゅぷっ、ずずっ、……んぷ、じゅる、るぷっ!」  
 頭の動きが早くなっていく。さらに吸うような動作も加え、ワタルを責める。  
「んんぅ、ちゅぶ、じゅる……んちゅっ、じゅぷぷっ!」  
 いやらしい音を大きくたてながら、さらにスピードアップする。  
 上目遣いをしてきたサキと目が合う。微笑むサキ。  
 それはとても色っぽかった。  
「サキ……もう、出そう」  
「……じゅぷっ、じゅるるる!!」  
 それを聞いたサキが吸い出すように一気に吸い上げる。  
「うっ――――」  
 
 ワタルは本能から快感を得ようと、サキの頭を掴んで自分のソレを口の中にさらに押し込んだ。  
「んぶっ!! じゅる、ぶぶっ!!」  
――ビュルルルルっ!! ビュク、ビュクッ!!  
「んぶぅっ!! ん、む、んっんん、じゅ、……コク、コクン」  
 長い射精、それが終わるとサキはそれを全て呑み込んだ。  
「は、ハ、ァ――――サキ、わりー、大丈夫か?」  
「はい……、ん、若……濃すぎです。喉に……」  
「……わりー」  
「でも、ありがとうございます」  
 口の端からツー、と精液がこぼれ出る。  
「……」  
 ワタルにはよく分からない感情が込みあがってきた。  
(……したい、……サキと……したい)  
「わ、若っ!?」  
 気付いたらサキを押し倒していた。  
「やるからな……」  
 ぐ、と蜜壷の入り口にソレを押し当てる。  
 ワタルもやり方が分からないわけでもなかった。  
 幸い、サキは既に濡れていた。  
「若――してくださぃ……」  
 躊躇うことなくその穴を貫く、刺激的な粘膜がワタルのソレを締め上げる。  
「あふっ、若……私のことは気にしないで――はひっ!」  
 腰を引いて、再び一番奥に叩きつける。速さは無いが、勢いはあった。  
「は――ふっ! 若っ、わかぁっ! もっと、もっと私をっ、愛してくださいっ」  
 突く度にワタルのソレは締め付けられ、何ともいえない快感を生み出していた。  
 ワタルはさらに腰を左右に動かして挿入する。  
 奥へ、奥へ。  
「あんっ、いい、いいですっ! ほんとに若っ初めて――んんんっ!!」  
 ヒダが絡み、ワタルへの締め付けも強くなっていく。  
「サキ、の中も気持ちよすぎ――」  
「んっ、若が私でかんじてっ! くれてるんですねっ。う、嬉しいですっ!」  
「ん――」  
 コツン、と奥にある何かにソレが当たる。  
「あひっ!!」  
 
「ん、アレか。子宮口」  
「ああっ!!」  
 さらに捻じ込むようにそこを攻め立てる。  
 悶えるサキの姿にワタルはさらに息を荒立てる。  
「くっ――」  
 調子に乗って何度も子宮口を突いていたら自分の限界が近づいていた。  
「若っ! ビクビクしてきっ、ましたねっ! 出すのなら、中でっ、お願いしますっ!!」  
「……く」  
「若っ!! 若っ イク―――っ!!」  
 最期に腰を思いっきり打ち付ける。  
――ドクッ!! ドクンッ!! ドプ、ゴプ――――  
 熱い白濁液を流し込む。  
 いつまで射精は続くのか、自分でも恐ろしいくらいの量の精液が出され、中に収まりきらず、膣からごぽ、と溢れる。  
「若…………す……き」  
 痙攣しながらサキはぐったりとその場に倒れた。  
 すー、すーと寝息が聞こえる。  
 
 
「ふー」  
 ワタルは後の処理を終えると、疲れて寝てるサキに毛布を掛けてやる。  
 毛布を掛けるとき顔を見ただけで顔が赤くなったのは秘密だ。  
 ふと落ちてるDVDに目が止まる。  
 サキに似たメイド服の――AV。  
「……」  
 それを手に取り、店のほうへ戻る。  
 客が1人新作のアニメを見ている。  
 俺が戻って来たのを見ると、寄ってきた。  
「コレ、借りたいんですけど――あ、そのAV何か良作っぽい、借りてもいいっすか?  
「あ――」  
 ワタルはパッケージを覗く。  
 サキのメイド服を着た女優――。  
(………………)  
「すいません、これ商品じゃないんで」  
「残念ー。じゃ、これ」   
 その男の貸し出し作業を軽く済ませ、ワタルはそのAVを棚にしまった。  
 すやすや寝るサキを扉を開けて、見る。  
(可愛いじゃねーか)  
 その寝顔を見てワタルは珍しく――微笑した。  
 
 
 
end  
 
 

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