今日一日の執事の業務も終わりハヤテは自分の寝室に帰ってきてた  
「ふわぁ…眠い…」  
執事の制服を脱ぎ、そのまま寝床に入りこむ  
「なんや自分、下着姿で寝るタイプなんか」  
「なんか疲れててパジャマ着替えるの面倒なんですよ…ん、まてよ…」  
そういえばこういうのは紳士的にどうなんだろかとハヤテは思った、  
三千院家の執事として常に紳士的行動を心得ていなければいけないと執事長のクラウスにも言われている  
もしもこのような醜態を晒せばクビにもなりかねないのだ…そしてハヤテは考えた、寝るときの紳士の格好とは…  
「こうだ!」  
「うわっ!?」  
全裸…これがハヤテの導き出した答えだったのである  
「そう、映画やドラマの偉そうな金持ち達は大抵全裸で寝ている…これこそ紳士的寝姿なんだ!」  
「むむ…なんと、そうきたんか」  
「ではおやすみなさ─い…スゥスゥ…」  
布団をかぶってそのままハヤテは夢の世界へと旅立っていった…  
 
「て、そうやないやろぉぉぉぉ────!!!突っ込まんかボケェェ!!」  
「ぐはぁぁぁっ!!?」  
しかしその夢への旅立ちはキャンセルし、再び現実世界へ引き戻されたのだった  
寝床から蹴り落とされ壁に激突するハヤテは、頭から血を流しながら自分の寝床を見る  
 
「まったく、人がわざわざ先に布団に忍び込んでスタンバイしてたというのに無視しくさってからに…」  
そこには主人のナギの友人、愛沢 咲夜が居たのだった  
「え゙っ!あ、愛沢さん何時の間に!!?」  
「今ごろ気づいたんか!?何かこれはひょっとして突っ込んだ私が負けなんか─!?」  
ボケにボケで返され、自らボケを放棄して突っ込みをしてしまった咲夜はショックを受ける  
「さすがはウチの嫁の相方だけあるわ…しかし綾崎、まだ私は負けたわけやないで!」  
「いやあの…勝負すらしてませんし…というか何故ここに?」  
すると咲夜は何処からか三択の解答欄を取り出した  
「@ナギに夜這いをかけに、A新しい執事の味見をしに、B犯人はヤス」  
ハヤテは考えた、この間の咲夜の行動を見る限り@が本命だ、とするとウケ狙いのBを外しAが正解か…  
キュピ───ン!  
その時、ハヤテの奥に眠る新人類の力が一時的に目覚める  
「答えはD!『お嬢様におやすみのキスをしに屋敷に忍び込んだが、扉は重く閉ざされて計画は断念する  
 しかしこのまま帰るのは腹たつので僕に八つ当たりをしにココに居た』だ!」  
「!!!?…正解、なんでわかったんや!」  
咲夜は身体を崩してしゃがみ込むが…すぐに立ち上がり復活する  
「まぁ、それは置いといてやな…綾崎、私と勝負や!」  
ビシッと堂々とハヤテに向けて指を刺す  
「何でそんな展開に!」  
「それはや…暇つぶし」  
「え゙っ…理由はたった四文字?」  
咲夜はゴホンと咳払いをして  
「男が細かい事気にすんな!もし勝負に勝ったら私を好きにしてもええんやで」  
「す、好きにって…」  
ウィンクして挑発するように振舞う咲夜に、真っ赤になるハヤテ  
「はっ!もしかしてそっちの趣味なんか…しゃあない巻田と国枝が相手でもええんやで」  
「そっちの趣味はありませんので。仕方ありません、お相手してあげますよ…勝負方法は?」  
「それでこそ男や…勝負は『ジャンケン』や!」  
ハヤテは何故、ジャンケン?と突っ込みたくなったが、どうせ無駄に違いないから、あえて問わない  
 
しかしふと気付くと…何か咲夜の様子がおかしい、急に顔を真っ赤にさせて…  
「えっと…その…せめて下、何か履いてくれへんか?」  
「へ?…ああぁぁ!!」  
そう、今のハヤテは全裸なのであった、咄嗟に脱ぎ捨ててたトランクスを履く  
その時、咲夜の目が光った  
「よっしゃ勝負開始!いくでじゃんけん…ほいっ!」  
「なっ!?くっ…」  
咲夜はグー、ハヤテはパーだった  
「ちっ、奇襲失敗か…運がええな」  
「危ない危ない…て、ええ!?」  
咲夜は着ていた服を一枚脱ぎ捨てる  
「ちなみに脱衣ルールやさかいな、全裸になったら負けやから」  
「き、きいてないよーーー!!」  
一勝したものの、まだ何枚も衣服を着飾ってる咲夜に比べ、ハヤテは下一枚…圧倒的に不利だったのである  
「ちなみに綾崎が負けたら、ウチの相方兼弟子兼奴隷な、そや突っ込みの練習台もええな…最近の若いのは脆くてすぐ壊れよるし」  
咲夜は怪しく微笑む、奴隷にしたらどうやって楽しんでやろうかと様々なヤバイ考えを思い描いていた  
 
だが咲夜の狙いは脆くも崩れてきていた、あれからの数度の勝負が行われたのだが  
「な、なんでや…」  
今の状況は、ハヤテはパンツ一丁に対して、咲夜は胸と下の下着のみになっていたのである  
「アホな…連敗なんて…」  
「これでも僕はジャンケンに強いんですよ、何たってこれで生死がかかった局地を何度も潜りぬけてますから」  
生死のかかったジャンケンとは一体…どっかの船上限定ジャンケンでも体験したんかいなと咲夜は思った  
「これでもウチは名誉ある愛沢家の娘、例えジャンケンでもお前なんかに負けてたまるか!いくで」  
萌え…いや燃える咲夜だったが、しかしその結果は…  
「勝ちましたよ」  
あっさり負けていた  
「ううう…仕方ない」  
再び敗北してしまい咲夜は落胆する、すると咲夜はうつむきながらも自分のブラを外す、  
その薄い下着の向こうにあった、少女の小さく膨れた乳房にピンクの突起があらわになる  
「あわわわっ」  
とっさにハヤテは目を背ける、まさかここまでするとはと思わなかったのである  
「何や、見てええで…庶民が私の胸なんてそう見る機会はあらへんよ、でも次こそ!」  
そして咲夜は背水の思いで最後の勝負に出る、そう状況は五分五分なのだから  
「ほいっ」  
だが流れは変わらない、またハヤテは勝ってしまった  
「うそや〜〜〜!!くっ…」  
「あの…もうやめません決着つきましたし」  
「敗者に情けはいらんで!!…えいっ」  
すると半分ヤケになった咲夜は最後の一枚を脱ぎ下ろした…  
純白の布地からピンク色の小さな割れ目がくっきりとあかされる  
咲夜は生まれたままの姿になったのである、それを見つめるハヤテ  
「…きれいですよ愛沢さん」  
突然に洩らした一言に咲夜は目を丸くし頬を赤らめて驚く  
「な、何をいっとるねん!ぼ、ボケはいらんでボケは!」  
「いえいえ、本当に綺麗ですよ…思わず見とれてしまいました」  
(このままで帰したら今後どんな報復をされるかわからないし…ここは褒めて褒めちぎるしかない!)  
心の中で、ハヤテはそんな事を考えていたのだが、予想以上に咲夜に効果を与えていた  
 
咲夜はうつむいて何か深刻に考え込む、そして顔をあげると  
「なぁ…次いくで…」  
ポツリと次の勝負を申したてる  
「えっでも…もう一枚も」  
「ええから!とっておきの一枚が残ってるんや」  
問答無用と無理やりに、そのままの格好のままで勝負を続行させる…結果は  
 
「あ〜あっ、結局全敗かいな、でも逆にすっきりするわ」  
そう再び敗北したのである、だがその表情は爽やかだった  
「それじゃ綾崎…最後の一枚を破ってや」  
「破る?」  
脱ぐでなく破ると言われて、ハヤテはキョトンとしてしまう  
「そうや…最後の一枚は私の…処女膜や」  
「ええええええぇぇぇ!!!?」  
衝撃の一言で驚きの声をあげるハヤテ、すると咲夜はハヤテを押し倒す  
「本当はナギにあげよう思ってたんやけど、綾崎なら別にええよ…約束通りに、私の身体を好きにせいや」  
そう言うなり、咲夜はハヤテにその唇を重ねた…  
「ここまで女の子がするんや…恥かかさんといてや…優しくな」  
耳元で囁かされ、その身体をハヤテに預ける…流石のハヤテも意を決した  
 
「んっ…あうっ」  
ハヤテは咲夜の小さな体を抱きかかえ人差し指で乳首をころがすように触れた、そして優しく舐める  
その感触に無意識に咲夜は甘い喘ぎが溢れ始めた  
ハヤテは胸を舐めながら、もう片方の手を下に下げ優しくその秘所に触れた  
「あぁ!ん…ええよ…あんっ」  
そのままゆっくりと手を動かして愛撫していく…その度に反応するかのように、咲夜は身体を振るわせる  
咲夜は自分の身体が熱がこもってくるのがわかってた…敏感になっていく  
ピッチョピチョッ…  
秘所から淫らな水音がしだした…そこはだいぶ濡れてきだしたのだ  
「ひゃう・・・」  
ハヤテは、そのまま胸から下へと重点に責める箇所を変える  
指で秘所を広げ、舌で舐める…膣内へと舌を潜らせて  
「ひぁっ!そこは…あか…んん〜〜っ…」  
咲夜は身を反らしながら、その湧き出る快感を感じてしまう…そして  
「あかん…もう…あぁぁぁ〜〜〜んんっ!!!」  
イってしまった…秘所から大量に蜜が分泌され舐めてたハヤテの顔にかかる  
 
「はぁはぁ…次はいよいよ…挿入やな…」  
体勢を変えて、ハヤテが入れやすいようにしようとするが  
「あの…やっぱり…」  
「こんなとこでやめたら、逆に失礼やで…それにここは挿入したくてうずいてるようやけど」  
咲夜は目の前で起ってるハヤテのそこを触れる  
「ああぁ…だめですよ、そんなところ触ったら」  
「へぇ…自分、なんか女みたいな反応するんやな…なんや可愛いで、ウチの服を着せたら似合いそうや」  
男のそこを撫でられて真っ赤になりながら反応するハヤテの表情を見るなり、咲夜は意地悪な言葉を囁く  
「うれしくないですよ、あう」  
少女の柔らかい手に触れられて、そこは爆発寸前になっていた  
「なんや、燃えてきたわ…んん〜〜」  
咲夜はハヤテのそれを口に咥えた、手で棒をしごきながら亀頭部分を舌で丁寧に舐めつくす  
「あぁ…そんなにされたら…出しちゃいますよ」  
「むはぁ…ええよ…飲んだるから…」  
すると咲夜は片方の手をハヤテの背後にまわす、そして指をハヤテの後ろの穴に入れた  
「なっ!うわぁぁ…あうっ!!」  
そしてハヤテはその刺激に声を出すなり、そのまま射精した…咲夜の口にハヤテの精液が流れ込む  
「んんん〜〜〜っ、うぇ…男のってこんな味なんか…不味いし生臭い…んんっ」  
そう言いつつも、咲夜はそれをできる限り飲み干した  
 
「じゃ、今度こそ…ここやな」  
咲夜は、自分の指で秘所を広げていく  
「本当にいいんですね…いきますよ…」  
自分のを持って狙いを定めるハヤテ  
「うんっ…ええ…で…はうっ」  
咲夜は秘所に熱い硬いのが触れている感触を感じ、身を震わす  
そしてそのまま包み込むように、咲夜の秘所にハヤテの先が埋まろうとしていた  
「あぁぁ…痛っ」  
未発達の部分に当たったのだろうか、咲夜の身体に痛みが走る  
男のが埋まり肉壁が裂けていきだすと、その途端に油汗をかいて顔が青くなっていく、  
「あかん…やっぱ怖い…うわっ」  
ついに膜寸前まできていた…あと少し突き進めば処女は失われるだろう  
だがハヤテは、その小さな身体が震えてるのがわかるなり…少し考えると再び自分のを離したのだ  
「あぅぅ…あ…なんや、なんでやめるんや?うちなら平気やか…あんっ」  
文句を言いかけた咲夜だったが、再び股間にはしる刺激に止められる…それは痛みではない  
「どうです、これでも結構気持ちいいでしょ?」  
ハヤテは秘所の下、柔かい太腿に自分のモノを挟むようにする…いわゆる素股だ、そして出し入れをはじめる  
「あうぅぅ…すごい…気持ちええ…」  
すると、再び性の快楽で咲夜は体が火照ってくる  
「あぁ…敏感なとこ擦って…すごく気持ちいい…あぁぁ…」  
柔かい太腿と股の感触、そして分泌された蜜で濡れた秘所の感触も合わさりハヤテもまたすごく気持ちよくなっていた…  
「僕も気持ちいいです…あぁぁ…先が愛沢さんのに当たって…」  
腰をもっと速く動かし快感を貪る…そして互いに絶頂を迎える  
「だ、出します!」  
ハヤテはそのまま咲夜の秘所から顔にかけて白い精液を放った  
「はぁはぁ…熱い…はぁ」  
咲夜は肌にかかった、ハヤテの精の熱さを感じながら、その快感の余韻に浸った  
 
 
「別に挿入しても良かったのに…優しすぎるで自分」  
「いいじゃありませんか、気持ちよかったんですし」  
事が済みベットに腰をかけて語る二人、  
「あほっ…ほんまアホや…なおさらあげても良かったかもな…」  
咲夜は思わず微笑んでしまう…その時、誰かがドアをノックした  
 
「ハヤテくん?入りますよ」  
それはマリアの声だった  
 
「え゙っ、マリアさん!?」  
「ま、まずいで!早く服着るんや!!」  
まだ全裸だったのである、咄嗟に服を掴み着替えだす、その間にもマリアはドアを開けて入ってこようとしてた  
「あの…咲夜さん見ませんでしたか?どうも屋敷に侵入して…」  
マリアは硬直した  
そこでマリアが見たのは…ハヤテの執事服を着た咲夜と、咲夜の服を着たハヤテだったのだ  
しばらくの静寂…ハヤテと咲夜はお互いを見合った  
「し、しもた〜〜〜!!!急いで着たから服間違っとる!」  
「な、なんかきついと思ったら〜〜」  
「私の下着までつけて気がつかなかったんかいな!て、ウチもか!?」  
そして再び硬直…首だけマリアの方へ向く  
「えっと…見なかった事にしましょうか?」  
ポツリと出たマリアの一言  
『お願いします!』  
それはそれはピッタリ同じタイミングだったという  
 
 
【おしまい】  
 

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