「はぁ…どうしましょうかねハヤテ君の事…」
その日の朝、玄関前を掃除中にマリアはため息をつきながら悩んでいた、当然にハヤテの事である
そう彼女はハヤテの事が…という事ではなく、悩める問題とは自分の仕えるお嬢様のナギが
ハヤテが自分の事を恋人として好きだと思い込んでる事である
ハヤテ自身はナギを恩人として好きだが、恋愛感情は今のところ無いに等しい、
もしもこの事がナギにバレたらハヤテが追い出される事は必死、まぁそれはどうでもいいがナギが傷つくのは避けたかった、
だからどうしてもハヤテにナギを女として好きになってもらわねばいけなかったのである
「せめて年上好きじゃなくて、年下好きでしたら…」
それはそれで問題あるがと思いつつも、10年後くらい経ったら問題無いかと無理やり了承した、
「アイヤーそれなら私に任せるアルね!」
「なんですか、あなた?」
突然マリアの背後に謎の怪しげな中国人が現れたのだった
「私、旅の薬売りね。貴女の悩みの念波を感じて訪ねたアルよ」
バタンッ
「すみませんが当家は押し売りや訪問販売類はご遠慮させていただいてます」
マリアは中国人の台詞中に素早く屋敷の門を閉じていたのだ
「アイヤー、いきなり本題に入らずに拒否しないでほしいアルよ、
貴女のその悩みこの中国4000年の秘薬アベコベを使えば一発解消アル」
泣きながら哀願する謎の中国人は、懐から丸薬が入った薬瓶を取り出した
「これ使えば人格が逆に変化するアルよ、例えば人妻萌えが幼女萌えになるアルね」
「はぁ…それはどちらも人間失格ですわね」
扉を少し開けてジト目で中国人を見るマリア
「ちなみに私はどっちの属性持ちなので関係ないアルが、今なら九州名物玄海産直ふぐの一夜干しもオマケするアルよ」
なぜ九州名物?とマリアが思ってると当のハヤテが通りかかったのだ
「あれマリアさん、そちらの方はお客様ですか?」
「あ、ハヤテくん…そうだハヤテくん確か年上好きでしたよね」
何か思いついたのかマリアは、顔をハヤテの目と鼻の先にまでに近づけ尋ねた
「ええ…(わっ…マリアさんの顔が目の前に…)」
吐息が感じるくらいに近づいた憧れの女性が自分の顔をじっと見つめているのだから、ハヤテが赤面してしまうのも当然だろう
「あのすいませんが…目をつぶってくれますか?恥ずかしいですので…」
するとマリアも照れた表情でそう呟いた
「えっは、はい…(まさかまさか、キスーーーっ!?)」
いつの間にそんな強引なイベントが発生するフラグを立てたっけと思いつつ目をつぶるハヤテ…すると唇に感触が…
「(嗚呼…キスて苦い…苦い?)んんん〜〜〜〜〜っ!!?」
マリアは先の中国人の薬瓶から丸薬を一つ取り出すと、無理やりハヤテの口の中に押し込んだのだった、
思わずそれを飲み込んでしまうハヤテ…すると彼は意識が急激に失っていく感覚に襲われていく
「うっ……」
意識が朦朧として体の体勢が崩れていく
「えっと…大丈夫ですかハヤテ君?」
それに気づいたマリアはすぐに倒れようとするハヤテを支えた
その瞬間だったハヤテの目がカッと見開いたのは、ハヤテはすぐに体を起こすと
「駄目だ…このような豊満な胸は!行くぞ我が愛しのツインテール貧乳小娘〜〜!!!」
血走った目で何やら吠えると、そのままハヤテは走っていってしまったのだ
「あ、あれ?」
呆然と立ち尽くすマリア、ヤバイ…かな?と思いハヤテの後を追ったのは、ちょっと経った後だった
「ふふふ〜ん♪」
鼻歌を歌いながら鏡の前で寝巻き姿のナギは自慢のツインテールの髪を整えてた
「どうだタマ、決まってるか?」
「ガウ(まぁ、いつもと一緒だがな)」
「ふむ、私的にはもう少し左の方のバランスが気になるのだがな」
「ガウ(変わらん変わらん)」
その時だった、ナギの寝室のドアが勢いよく開いたのは
「な、なんだ!?ってハヤテ?」
そうそこに立って居たのは彼女の執事のハヤテだった、ハヤテはナギの寝室に入るとドアを閉めて内側から鍵を閉める
「いくらハヤテでもノックも無しにレディの部屋に入るのは無礼だぞ…ハヤテ?」
ナギは目の前のハヤテがいつもと違う感じがするのに気付く
するとハヤテは真っ直ぐにナギの元へ歩み寄ってきた、そのままナギの肩に手を置き顔を近づけると
「お嬢様…今ここで一つになりましょう!」
「えっ…えええええぇぇぇ!?」
「ウガッ(なんだって〜〜〜!)」
突然の告白にナギは頭が真っ白になって固まった
「(え〜っと…一つになるというのはつまりアレだな、いやでもまだ私には早いようなでも…)」
今ひとつ思考がまとまらないナギは頭が暴走しそうになっていた、だがその思考が中断される刺激が走った
「!んんん〜〜〜っ!?」
それは突然に唇を塞がれたからである、唇に感じる人肌の温もり
ハヤテにキスされてたちまち顔が真っ赤に火照ってしまう
そばで見ていたタマも突然の展開に固まっていた、だが主人が犯されそうになってるのを見ているわけにはいかなかった
「ガウガウ〜〜〜!!(貴様…人間のクズだと思ってたがこんなチビッ子に欲情する変質者だったとは)」
ハヤテに向かって飛びかかるタマ、しかし!
「ちびっ子の魅力も理解できない邪魔な畜生は消えな!」
ドガッ!
一撃!たった一撃で300キロあるタマを絶妙なカウンター攻撃で撃墜する
「ウガァァ!?(ば、馬鹿な…)」
殴り飛ばされたタマは窓を破壊しそのまま外に落ちていく、ついに部屋にはナギとハヤテの二人っきりになったのだった
「あうあう…」
まだナギは上手く思考が働かなくて固まっていた、普段は強気な彼女も慣れないこういう時は弱いのだ
「邪魔者は消えました、さぁナギ…服を脱ぎましょう」
するとハヤテはナギの寝巻きを一枚一枚脱がしていく、
「ハ、ハヤテ…流石に私達はその…なんだ早くないかこういう事は?」
「ナギは、僕の事がお嫌いですか?」
ハヤテの顔が息つかいが判るほどに近い、ナギの鼓動が激しくなっていく
「き、嫌いじゃないし…その…こういう風にされるのも別に…」
頬を赤らめて小さく呟くナギは、ハヤテの胸の中に抱かれながら初めて会って告白された時といい押しに弱いのかなと思ってた
「じゃあ、問題ありませんね」
にっこりと微笑むハヤテ、そしてナギは気づく自分の上半身がもう胸の下着だけになってる事にそして
「あっ!」
胸の下着が脱がされたナギ、すると小さく膨らんだ乳房と鮮やかなピンクの突起があらわれる
「い…やっ、はずかしい…」
手で顔を隠しうつむきながら恥らうナギしかし、突然の刺激に顔を上げる
「はうっ!は、ハヤテ…」
ハヤテがナビの乳首を舐め弄び始めたのだ、舌先がピンクの突起に触れると敏感に反応するナギ
「あ、あんっ…だ、だめぇ…あうぅぅ」
「可愛いよナギ」
ナギの耳元でそう囁くハヤテは小さく膨れた乳房を鷲掴みして愛撫し始める
「や…あぁぁ…んっ」
そのナギの喘ぎ声は扉向こうの廊下にも漏れていた
「あらら、どうしましょう…もう始まってしまいましたね」
マリアは悩む、このまま既成事実を作るのもありかと…
「(とはいえ、まともで無いハヤテ君が相手なのはナギにとっても本意でないはず、やはり止めないと…)ナギ──!」
『ま、マリアか!?は、入ってきちゃ駄目だ…あんっ』
扉ごしにナギに声をかけるマリアに答えるナギ、その声は甘い喘ぎ声がところどころ混ざってる
「内側から鍵がかかてって入れませんよ、あの…もしかして挿入されちゃいましたか?」
「あんたよくストレートに聞くアルな…」
何時の間にかマリアの横に中国人も居た
『メインディッシュはこれからですよ、マリアさん…あと少しで開通式を行います』
それはハヤテの声だった、マリアはそれを聞いて焦る
「ナギ!詳しくは後ほど説明しますが今のハヤテ君はいつもの彼ではありません!
悪徳中国人の薬で我を無くしてるのですよ!!」
「え゙っ…わたしのせいアルか??薬飲ましたのはあな…うぽぉ!」
血痕がついたバットを持ったままさらにマリアは叫ぶ
「そんな状態のハヤテ君と関係を持ってもいいんですかナギ?」
『そ、そうなのか…あんっ』
いつものハヤテでは無い…そうわかっていてもすでにナギは抵抗する事ができなくなっていたのだ
ハヤテは胸の責めをやめてナギの下半身を脱がした
「あ、駄目ぇ…」
まだ毛が生えてない秘所の割れ目はわずかに口を開き、いやらしい涎を垂らしていた…
「うむパイパンのまま、これこそ少女のオマンコだ!」
思わず泣いて感動する暴走ハヤテ、マリアはそれを聞いて焦る
『あのハヤテ君…せめて前だけは…後ろじゃ駄目ですか?』
「それはそれで良いがまずは前からが基本、乙女の純潔の証を破り中で出すのが我がジャスティスなり!」
『あらら…しかも中で出す気なんて、もちろん避妊は?最近の子は発育がいいから、ナギも始まってるかもしれませんよ』
「ゴムなど邪道!孕んだらそれはそれでOK!責任は持ちます!」
借金執事の分際で何を責任とるのやら、だがハヤテの暴走は止まらない
ナギの剥き出しになった秘所をハヤテの舌先にピチャピチャと舐め回されていく
「あ…あぁぁぁ…んあっ」
そして頃合を見て、ハヤテはそのまままだ剥き出てない秘所の豆に亀頭を擦りつけていきだした、
痺れるような快感がナギに流れていく
「んあっ…やぁぁ…」
ハヤテは、そのまま素股でナギを責めていくのだった、ナギはその快楽にのめり込んでいく
普段の強気な態度は今は微塵も無く、すっかりハヤテのなすがままになっていた
ある程度秘所がほぐれると、ハヤテは自分の物を膜を破かないくらいにその先端を秘所に埋没させた
「ひあっ!?」
ナギはその感触にビクッと身体を震わす、ハヤテはそのまま膣口をかきまわした
割れ目は形を歪ましてグチュグチュと淫らな音を立てていく、それがハヤテを欲情させ、ナギは甘い声を漏らさせる。
「はううぅぅ…」
ナギはその責めによってもたされる快感に限界を感じてた…イきそうだったのである
だがハヤテはそれを感じたのか、ナギの限界寸前で責めをやめたのだった
「えっ…どうして…」
あともう少しでイきそうだったナギは不満そうな声を漏らしてしまう
「このままではイかせられないですよ、やはりイクなら膣内に挿入れないと…」
「そ、そんな…お願いだから…このままだと私、変になっちゃう…」
切ない身体をよじらせて潤ませた瞳でハヤテを見つめるナギ
「じゃあ挿入して良いんだね」
口元に笑みを浮かばせたハヤテは意地悪にナギの耳元で囁く
「それは…でも…あぁぁんっ」
悩むナギの秘部を再び絶頂までいかない微妙なタイミングでハヤテは責めていく
指で秘所の潤ませた豆を刺激する
「あう…だめぇ…おかしくなるよぉぉ…ハヤテ…ああぁん」
秘所を蹂躙されてナギが悶えのだった…
「むむ、何という鬼畜な攻めアルか…この者もしや『受け』属性だったアルか!?」
扉の向こう側では中国人が驚愕していた
「はい、ハヤテ君は空前絶後の『受け』なんです!!」
きっぱりマリアは断言する
「ふむ、それが逆になってあそこまでの攻めな性格になったアルな…」
「ああ…処女喪失ばかりかきっとピアスをつけられたり鞭で叩かれるSMプレイにまで発展したらどうしましょう…」
「何気に過激な事を言うアルねあんた…ところで先ほどから思ったのアルが…」
「はい?」
「この扉が開かないなら、外から部屋に侵入して止めたらいいんじゃないアルか?」
そうタマが投げ飛ばされた窓からなら容易に侵入可能だったのである
一時の静寂…その後
ゴキッ
「待ってて下さいナギ!今、窓から助けに入りますから」
新たな血痕がついたバットを持ち急いで外へと走るマリアだった
だがそのナギはすでに限界だった
「もう…お願いハヤテ…私の処女あげるから…いかせてくれ」
ついに陥落してしまったナギ、ハヤテはそれを聞いて笑い叫ぶ
「フハハハハハ───ッ!もう遅いよマリアさん、お嬢様の処女はもらったぁぁ!!」
ハヤテの亀頭が膣口を押し開き、中へと埋まっていこうとする
「い、いやぁっ!?」
自分で言ったもののさすがに直前になって怖くなったナギは目をつぶってしまう
「や、やっぱり…こんなハヤテのままで初めては嫌ぁぁ〜!」
体をばたつかせ拒否するナギしかし少女の力は獣となった男にはかなわない
ハヤテは力づくで挿入しようとするが…
「でも、もう遅いあと少しで…ゔっ!?」
その時だった、ハヤテの身に異変が起きたのは…
「ゔっ…ゔぁっ…ぐるじぃぃぃぃっ!!?」
急に苦しみ悶え始めるハヤテ
「はぁはぁ…ハヤテ?」
ナギも突然のハヤテの急変に戸惑う
「ゔぁぁぁぁ───────っ!!!」
喉を押さえそのまま意識を失った…ハヤテの身体が倒れこむ
「ナギ──っ!?これは一体?」
やっとのことで外からまわってきたのか、壊れた窓からマリアが覗きこんだ
「マリア…ハヤテが…」
着衣が半裸の状態にもかまわずにオロオロしているナギ
「えっとこれは…どういう事なんでしょうか?」
事態がよく飲み込めないマリアは立ち尽くしていた
「ふむっ、時間切れアルな。この丸薬の副作用で数十分で効果が切れると、同時に呼吸困難になるアルよ30分くらい」
マリアの横で怪しい中国人は小声で説明した
「…そんな恐ろしい副作用は先に言ってくださいね」
「そ、そうか!私を守ろうとするハヤテの良心が邪悪な心を食い止めたのか!!」
それが聞こえてないナギはポンッと手を叩いて都合の良い発想をしていた
「いやだから薬の効果切…ぐほぉ!」
「まぁ、そういう事にしておきましょうね」
中国人の赤い血で真っ赤に染まったバットを持ちつつ、マリアは当り障りなく事態が収集した事を喜ぶのだった
だが…
「さてお嬢さん…そろそろ清算していただこうアルかね…」
さきの中国人は起き上がると先程とは違う顔を見せた
「この薬は貴重な物アルので…5000万円アルよ!さぁ払ってもらおうかアルね」
人懐こい顔から極道の顔つきに変えて睨むようにマリアを見る
「ご、5000万円ですか!?そんな…」
「さぁ払ってもらおうか姉ちゃんよ!無いならその身体で払ってもらってもかまわないんだぜ!…アルよ」
大きく口を開き凄まじき強気で迫る中国人、マリアは思わずたじろぐが
急に閃いたマリアはそのでかく開いた口に丸薬をほりこんだのだった
「な、んん〜〜っ!?ゴックリ…」
それを飲み込んでしまう中国人…するとまた顔つき…いや服装も変わっていく
「HAHAHAーーーー!オーソーリー、メイワクカケテ、ゴメンナサーイ!」
そいつは黒髪のチャイナ服から金髪のスーツ姿に変化していた
「(え゙っ…偽中国人の反対て偽米人?)あの薬は不良品でしたので、お金は払えませんねわかりましたか?」
「イエース!ベリーソーリーデース!」
強気の反対で激弱気になった彼はマリアの言うままだった
「ではこの書類にサインしてくださいね」
さらに証拠としてサインも書かす、あとで元に戻ってもこれでは文句はつけれない
「オーワカリマシター、コレオワビノ 北海道名物羅臼産特撰開きほっけデース!」
マリアはそこまで反対かと思いつつ事態の収集に成功したのだった
「ごめんなさい!すみませんお嬢様───!!正気を失ってたとはいえ何という事を…」
気づいたハヤテは徐々に思い出したのだった、あの自分の暴走した時の記憶を…
当然に血の気が引いた…確実にクビになると…だがナギはそれをしなかったのだ
「ふん!まぁいい…ハヤテも正気じゃなかったし…」
ハヤテは喜びかけたが、ムッとしているナギを見て再び青くなる
「はぁ…(やっぱり怒ってるなお嬢様…しかたないけど。変態犯罪者だったしな僕…)」
「はぁ…(あうっ…結局イけなかったから、まだ体がムズムズする…)」
互いにため息をつく
「あのお嬢様、この僕でよければ何でも命じて下さい!この失態は必ず償いますので」
「ふむっ…何でもか?じゃあ…一日マリアと同じメイド姿で当然上も下も女性物の下着を着用で尽くしてもらおうかな」
ニヤリと小悪魔な笑みを浮かべてハヤテに命じるナギ、ハヤテは流石にそれは…と青くなる
「もしくは…」
するとナギは胸元をさらけだした
「さっきの…続きかな…」
【おわり】