初めて…かあ・・・・。わたしの場合・・・・・・
渚に突然襲われそうになって、パニクってしまって、夢中で逃げてたら途中
梓くんに会いました。彼は感がいい。「部屋こない?」って言ってくれました。
正直部屋にひとりこのまま戻っても落ち着いてなんていられないから。
しばらくお笑い番組見てて、深夜2時頃お風呂入ってくることに。
勿論別々でぃすよ〜。こんな時間に男女が一緒ってバレたら終わりだもん!!
生理中でってウソ寮監にいったらあっさり許してくれました。
ベットで寝転んでテレビ見てたんですけど、端と端で真ん中が不自然なくらい
あいてました(笑)。彼は真ん中に猫のミシェル・ラ・フランスを持ってきて
くれて、わたしの上に乗せたりしてました。
ミーちゃんを置くことで、2人じゃないぞ!みたいな?キスもしないんだなって
思ってました。触ってもくれないし。ミーちゃんを触っているとき、手が
触れ合って、握り締められました(手を)・・・顔がすごく近くて、
「ここへ来て会ったら気持ちが変わるかと思ったけど、
全然変わらなかった。全部、好きです」
って正直に言ってみました。渚よりも惹かれたんだって。
渚のことも気になってはいたけど、「怖い」って思っちゃったの。
だから逃げ出したの。…とまでは言えなかったけれど。
一目惚れだっていうのは本当で事実。そしたら、
「もっとこっちおいで」
抱き寄せられ、体は密着。わたし、彼の上に乗ってますがな!!!
あああ梓くん(*゜□゜*)?!「もっとおいで」って手を捕まれ、顔もすぐ隣に。
「チカイチカイ><;」って言ってしまいました。でもイヤじゃなくて、本当に好きな人
なら、男性に触られても違和感ないんだなぁって思いました。触られてもね、
違和感なくて、触ってもらうことが嬉しかったんです。自分も触りたくなったの。
そして脱がせ上手な彼^−^;小学生風に言うと、Bまでしました(⊃д⊂)
離れたくなくて、部屋に帰したくないって言ってくれて・・・。
用意する時間過ぎて、予鈴時間もすぎて、授業さぼっちゃいました。
一回部屋に戻ったけれど、具合悪そうだよって笑佳が気を遣ってくれて休めた。
それから梓くんも寝てるってことにしてくれたみたいで、
またお部屋にもどって・・・・別れたのは、17時18分。
唇が赤くて、紅ささなくてもいいくらい。いっぱいキスすると唇赤くて
はれちゃうのね。初めて知った。帰り道会いたくて会いたくて
まだ一緒にいてほしいとか思っちゃって寮内でぽろぽろ涙が
出ました。泣きながら寝たんですが、起きたらメールがきてました。
「今度は俺がいくから、由夜もいつでもおいで」。また泣いちゃいました。
どうしてこんなに大事にしてくれるんだろう。渚とは大違い。
みんなで食事して、それから梓くんの部屋でみんなで談笑してて…
最後にわたしが出たふりをしたの。自分の部屋に帰ったのは深夜2時。
彼に抱かれました。間違えてわたしが持ってきたお酒を
ジュースと思って飲んじゃったの(><;)酔ってたせいか
ゴム付けなくて、妊娠したらどうしようとか思ったけど、一度の過ち。
生理もまだ安定周期じゃないし・・・。普段の冷静沈着から一転、
あんな必死な彼・・・はじめてみた。汗ばんだお互いの体が照れる。
わたしの上で馬乗りになって、一生懸命尽くしてくれた。
思い出すだけで、顔が赤くなる。シーツをわたしの血で汚してしまった
けれど、なんていって洗濯したんだろう?バレなかったかな?
わたし変じゃなかったかな?梓くんの大きかったし、初めてだし
結構痛かった・・・嬉しくてでもなんかわかんなくって感動して泣いちゃった・・
行為が終わって、携帯をみたら渚からメールが。
「帰っておいで。梓許さねぇ」
「迎えに行ってあげたい」
「ホントに由夜のこと好きなんか!?」
「早く帰っておいで!!俺が慰めてやるから」
違うの大丈夫。なんてお世辞にも返信出来ない。
渚の言うことは正しい。いま渚と付き合ってるのはわたしなんだ。
メールを見ながらベットでポロポロ泣いていたら、彼が入ってきた。
顔を背けるわたし。様子に気がつく彼。
「どしたん?泣いてるの?」
「なんでもない」
「どしたの?何かあったんでしょ?」
抱きしめる彼ー拒絶するわたし。諦めて眠りに付く彼。まだ幼さがある15歳の顔を
見ながら、嗚咽を漏らした夜。写真も何も無いけれど、このときの顔は一生
忘れないと思う。わたしは彼のことがだいすきで、尊敬してて、それはこの先も
ずっと変わらない。すき合ってるだけじゃ乗り越えられない世界があるなんて
考えたことなかった。神さま、ひどいよ。彼に出会わせてくれてありがとう。
彼がわたしのこと好きになってくれてありがとう。
彼のこと愛させてくれてありがとう。
朝、帰る別れ。朝着替えてるときから涙が止まらなくって、何度も何度も
抱きしめて「泣くなよ」って言ってくださいました。見送りしなくていい?
辛くなる・・・・・・部屋を出る間際、「飴玉いらない」小さな声で首を
横にふるわたし。それでもいくらかジャージのポッケに詰め込まれ、自分の部屋へ。
ずっと涙がとまらなくて、これ書きながらも涙が出てくるくらい悲しい。
渚、ごめんね。わたしでも解らないの。許してくださいなんて言わない。言えない。