「え…なんでわたしの部屋になるのぉ…っ!!」  
「お前、俺に血で染まったシーツ洗わせる気か?俺は寮監に  
 やたら目つけられてるから女の、しかも転入してきたばっかの  
 由夜のほうがぜってー甘いと思う。」  
「なるほど…渚も馬鹿じゃなかったんだね」  
「あ?つけあがってっとマジで犯すぞ。」  
「やああああッ」  
「てか、だからさっきゴム貰ったの見したろー?大丈夫、大丈夫。」  
「穴あいてるでしょ…それ…」  
「紺がそんなことするヤツにみえるか?」  
「梓くんから貰ったモノかもしれないじゃない!」  
「…それもそっか。じゃあ…つけないでするしかな――」  
「あーーーー!!!!そうだねうんっ!紺くんがきっと好意でくれたんだよねっ」  
(これ以上心配の種増やさないでよーーーーッ(泣))  
 
バタン。  
シャッ・・  
 
「カーテンまで閉めちゃって。」  
「明るいほうがいい?」  
「!っううん!!ありがと」  
「はっ!お前、今からナニするかほんとうに解ってんの?」  
「…ていうか、本番までしないんだよね?」  
「そんなこといったっけ?」  
「!!やだっ!うそだったわけ!?」  
「だって、コレがあるのにンなわけねーだろwそれに、直前まで  
 やっといて挿入しないってそんなヤツいたらきもちわりー。  
 勃たねーオヤジとかだろ?」  
「そんな…っ!よく漫画とかで、ヒーローがヒロインを気遣って  
 直前でやめてくれてるのとかそんなシーンあるよっ」  
「おいおい(笑)夢見がち少女ですね由夜ちゃんは(笑)さすが処女w」  
「酷いよっ・・・!!ひど・・・・っ!んぅ・・・っっ」  
 
チュク・・チュパ・・・  
「もっとちゃんと舌絡めろよ。やる気あんのかよ」  
「んっ・・・うぅ・・・っ」  
(ヤル気なんてないよ…っ!もうっ…いっつも強引なんだから渚は…っ)  
 
互いの透明な唾液が混ざり合う。吸ったり歯がぶつかり合ったり  
激しいキスをベッドに座りながらしている。そのうち、由夜は  
身体がベッドへ倒されていくのを感じた。いっそう激しくふたりの舌は絡み合う。  
 
「はぁ…っああっ…んぁぁ…っ!あっ…ゃん…」  
 
いろいろ弄ばれてるうちに、由夜は着ていたものすべて脱がされていた。  
(渚ってば…っいつのまにパンツだけになってるの?)  
うっすら目をあけたらそうだった。  
どうやら手マンで由夜をイかせている間に自身も脱いでいたらしい。  
 
「!!っいやっ・・・」  
 
瞬間、いままで由夜のクリトリスや割れ目をイジっていた渚の指が  
ヌプっと音を立てながら、由夜の中に再び進入をはじめた。  
 
「じっくり濡らさねーと、痛いらしいから…」  
少々息荒く、慎重に肉壁を二本の指で押し広げる。  
クイッ・・  
「ひゃッ…っ!う・・・っうごかさな…っ」  
由夜の中からトロトロとまた愛液が流れだす。渚はすくって舌先で舐めた。  
「痛い?」  
「ん・・・・そうでもないみたい・・・・」  
「〜はぁっっ!実は…もう…ちょっと、俺のほうが限界きてるんだけど。いい?」  
「え…っ?もう?もうちょっとまって…っんあっ」  
由夜はちょっと気持ちよさに浸っていた。が、指を抜き取り渚は  
挿入の準備に取り掛かっていた。慣れているせいか、素早い。  
「…そーいやオナニー以外でヤレルなんて久しぶりなんだよな…。  
 ケンカ以外に発散できること、久々」  
「そうなの?…って、もっと高校生らしいことしなさいよ;」  
「うるっせー。お前が偉そうにしてるとムカツク」  
「っあ!!!ッやっ!ゆるしてっっんはぅ・・」  
由夜の胸元にキスマークが咲いた。  
 
ヒタ・・・  
 
「ほんとうにもう入るの?っんっ」  
「・・・・・・っは…ぁあっ…ゆっくり…入る(つもりだ)から…っ」  
ズズズ・・・ッ  
「由夜、平気?」  
じんわりと汗をかいている額を撫でてやる。その表情は歪んでいる。  
(初めてじゃないのに、こわい・・・・・・っ)  
「ゆーや、かわいいよ・・・。っうっ・・」  
「んあああっっ」  
 
ズプ・・ズプッ・・・  
(なぎ・・・・っ渚のが入ってくる・・・・っアツイっ・・・!!)  
「もっと力抜けよ…っ」  
「だって・・・っ」  
「はぁ…。はぁ…。由夜絞まりイイのな・・っ」  
「・・・・・・恥ずかしいッ」  
「動くぞ。。」  
 
もう言葉は聞こえなくなった。ただひたすら・・・・・・―――…  
 
 
ズッズチュッ・・ヌチュッ・・  
「はぁっ・・うぁっ・・んああっ・・・ぁ・・ゃ・・・っ」  
ズンッズンズンズンヌチャッヌチャッ・・・  
「あっ!あッ!うぁッ!んぁッ!!はぁッ!あっ!いいっやッ」  
(どうしよ・・結構キモチイイ・・・ッ!もっと早くっ!)  
「…〜っ!くっ・・・ぅぁッ・・・」  
ズンズンズンッ!  
「あーっいいよぉ・・・っ!!」  
(子宮に当たってるみたいっ!すごい・・っ梓くんのはそーでも  
 なかったハズなのに・・・っ!もう2回目だから慣れたのかなっ?!  
 やだ・・・っわたしっ/////でも・・・・・っ  
 ただ太いだけじゃなくって、渚のは・・っそんなに痛くなくって  
 長いのかも…っ!わたしでも…っもうイけそう…っあああxxxっ)  
「そろそろ・・・・イクぞ・・っ」  
「キテ・・っ・・・あンっ・・・いいのぉ〜っ・・・」  
ズンッズンッヌッチャ・・ヌッチャ・・クッチュグッチュグチュッ・・・  
「んっ・・・うっ・・!あっ」  
「はぁーっ・・・ぁあああああっー!!」  
ドピュっ・・・・・・!  
 
渚が由夜を思いっきり突き上げた瞬間、ふたりは絶頂に達し、ほぼ同時に果てた。  
渚の精液がコンドームの先の溜まりに勢いよく、由夜のなかで出された。  
繋がったまま、そのままでふたりは呼吸を整える。  
 
「っはぁっ・・・っはあ・・・ハァ・・・ぁ・・・ゆーや…っ」  
うわ言のように渚がつぶやくとぐったりと仰向けの由夜に寄りかかってきた。  
正常位のまま、由夜はその渚をやさしく抱きしめる。  
「はぁっ・・・はぁっ・・・・お、重・・・い・・っはぁ・・・っ」  
「はぁ・・・はぁ・・・よかったよ・・・由夜、えっちな女だったんだな・・」  
「やだもうっ!!恥ずかしいよぉ・・・っんふっ・・ぅぅ」  
ふたりはやさしくキスを交わした。  
 
「抜くぞ…っ」  
「んっ・・・うぁあンっあん・・」  
さっきまで結合していた由夜のそこから、渚が自身のモノを抜くと  
たくさん液が流れ出てきた。トロトロとシーツをつたっていく。  
渚のは混ざっていないが、かなり大量の蜜と血が溢れだす。  
「あ…血だ…破れたとき、自分でわかった?」  
「んん・・・わかんない…っしらないよぉっ・・・」  
(生理がきたんだ…。よかった…っ!なんか渚も勘違いしてるみたいだし  
 ちょうどよかった…。バレずに済んで…初日だからそんなに  
 血もドロドロしてないし……)  
「…なんか、ごめんな……ムードなくて…。でも…ありがとう」  
「渚…っ」  
(だいすきだよっ・・・!)  
「何泣いてんだよー(笑)」  
「っふ…だって…っ!なんだかもうだめだと思ったの。。  
 ほんとは…こんなわたしで、渚はいいの?」  
「バーカ。由夜だからいいんだよ。それにちょっと無理矢理だったかも  
 しんねぇけど、できて嬉しいとやっぱり思ったから。」  
「わたし、もっとうまくやるね・・・」  
「ははっ、いいって、充分だよ。」  
 
「また、しような。」  
「…ぅ・・ん」  
「ちょっと眠ろう。」  
「腕枕ね・・ってなんでもう胸さわってんの!!」  
(渚の馬鹿…っ)  
「いいじゃん、やわらかい。安心…する―――」  
「渚?寝ちゃったの?」  
(わたしも、少し寝よう。夕飯までもう少しあるよね…)  
 
*おわり*  
 

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