※京に飛ばされる前ということで  
 
 
「詩紋くん、話って?」  
今日は学校がお休みの日。  
詩紋くんに「話がある」って呼ばれて、私は今、詩紋の自宅のリビングに迎え入れられていた。  
家族の人はみんな留守みたい。  
詩紋くんが入れてくれたホットココアのマグカップを両手で持ちながら、私は聞いてみた。  
「あかねちゃん…」  
詩紋くん、何だか切なそうな顔しちゃってて…  
何て言うかこう、胸がギューッてなるっていうか。母性本能が擽られちゃうんだよね。  
でもいつも笑ってる詩紋くんがこんな顔するなんて、よっぽど悩んでるのかな。  
まさかまたイジメにあってるとか。  
そう思ったら、何だか居たたまれない気持ちになってきた。  
「詩紋くん!」  
私がいきなり大きな声で呼んだから驚かしちゃったかな。  
「悩みがあるんだったら言って。私、詩紋くんのためなら何でもしてあげたい!」  
これは心からの本心。  
そしたら、詩紋くんはみるみる顔を赤くしていっちゃった。  
照れてるみたい、かわいいなぁ。  
だけど、おや?  
何だか様子が…おかしいような…  
ソファに並んで座ってたんだけど、お尻をもじもじさせながらだんだん私との距離を詰めてきて。  
全然いやらしさとかはないんだけどね。  
もう、これが天真くんとかだったら「セクハラ〜!」って叫ぶところだけど。  
 
「あの、あかねちゃん」  
太股の上でぎゅっと拳を握った詩紋くんが、おずおずって感じに声を掛けてきた。  
「なあに?」  
「あ…あ、かね…ちゃん…」  
口ごもって下を向いちゃった。  
たぶん、言いにくいことなんだろうな。  
ここでちゃんと私が受け止めてあげないと、詩紋くんはますます追いつめられちゃう。  
「ね、詩紋くん。私のことなら気にしなくていいから。詩紋くんのほんとの気持ちが聞きたいの」  
そう言いながら、腕を伸ばして詩紋くんの手を握った。  
詩紋くんの緊張を何とか解そうと、手の甲をそっとさすってみる。  
ハッとしたように顔を上げた詩紋くんの、私とは違う薄い色の瞳がこちらを向く。  
「あかねちゃん…」  
詩紋くんの片方の手が、私の手を覆うように当てられ、二人して手を握り合うような格好になっていた。  
そんな中で、詩紋くんは言った。  
「あかねちゃん…。ボクのはじめて…もらってくださいッ!」  
 
……ハイ?  
えーと、何て言ったのかなこの子は。  
よく聞き取れなかったみたい。  
私が少し気をやってしまっていると、途端に詩紋くんの顔は泣きそうに歪んでいく。  
「やっぱり、ボクなんかじゃダメ…?」  
はぅあッ!  
上目遣いに見上げてくる天使みたいな顔。  
そんな顔されたんじゃ…拒否なんてできっこないよ。  
詩紋くんはうるうるした目でじっと私を見つめてる。  
参ったなぁ…  
だけど、詩紋くんなら。  
詩紋くんだったら嫌悪感とかもない。  
大丈夫そうな気がする。  
「痛いって言ったら…すぐやめてね?」  
 
 
服を脱ぐのを恥ずかしがっていたら、詩紋くんが「ボクから脱ぐよ」って言ってくれた。  
詩紋くんがソファの前に立って服を一枚ずつ脱いでいき、私はソファに体育座りでドキドキしながらそれを見ている。  
「そ、そんなに見てちゃ恥ずかしいよ…」  
上半身の最後の一枚を床に落として、詩紋くんは真っ赤な顔で戸惑ったような視線を向けてくる。  
はっきり言って可愛い。  
なんか絶対私より可愛いってば、詩紋くん。  
「ボク、ここまで脱いだから…あかねちゃんも…」  
消え入りそうな声でそんなことを言ってくる詩紋くんにもう胸がキュンキュンです…  
「え、と…じゃあ…」  
詩紋くんのもじもじがうつったみたい。  
ソファの上にぺたりと座り込んで服の裾を指先で丸めたり広げたりしてみたけど。  
詩紋くんの熱い視線に、時間稼ぎも続かない。  
思い切ってセーターを頭の上まで捲り上げた。  
そのまま脱ぎ切ろうとしたんだけど、慌ててたせいか腕が上手く抜けない。  
頭は出せた状態で、後ろ手に絡まってしまった。  
「や、ど、どうしようこれぇ」  
しかも今日はセーターの下に下着しかつけてないから、詩紋くんにブラジャー丸見え…だよねえ、きっと…  
恐る恐る見上げると、やっぱり詩紋くんは真っ赤に俯いていた。  
「あ、あかねちゃんはそのまんまでも…ボク、してあげるから…」  
 
か細くそう言われてギョッとした。  
してあげる、って…なにするの詩紋く〜ん…  
焦ってジタバタもがいてみたけど腕は抜けなかった。  
「先にボク、脱いじゃうね」  
掛けられた声にも大袈裟に反応してしまう。  
そんな私を余所に、詩紋くんはスルスルと下を脱いでいく。  
でも何だかんだ言っても興味はあったから、そのまま詩紋くんを見ていたんだけど。  
そこに現れたのは  
 
ボクサー…  
 
なんか…  
裏切られたような気分になるのは何故かしら…  
いくら女の子みたいに可愛いって言っても、詩紋くんだって男の子だもんね。  
そうだよね、そうなんだよね。  
べつに白ブリーフとか期待してたわけでもないもんね。  
よくわからない混乱の中で、私は必死に自分を納得させようとしていた。  
 
男らしい黒のボクサーパンツを穿いた詩紋くんは、なんかいつもと違って見える。  
しかも気のせいか…、真ん中の部分がもっこりと…  
あれ、やっぱり、そういうことなんだよね…  
セックスというものの生々しさが現実に見えてきて、何度も唾を飲み込んだ。  
「じゃ、じゃあ、脱ぐから…」  
ゴムのところに指を引っ掛けてずり下ろしていくと、例のもっこりな部分で引っかかってしまったみたい。  
何とか悪戦苦闘した末の、ご開帳。  
私の前で詩紋くんがふるふると震えていた。下の方の詩紋くんも震えていた…  
きゃーっ、やっぱ向こうの子って下もキンキンなのね!  
ってそうじゃなくてそうじゃなくて。  
思わず興奮して叫びそうになるのを抑えて、下の詩紋くんを見る。  
なるほど、大きさはまあ並盛りってところかな。  
辛うじて剥けてるみたいだし、ギリギリ及第点…  
ってだからそうじゃなくって!  
ついつい違う方向に飛んでいってしまう思考を心の中で叱咤して、視線を上の詩紋くんの顔に移す。  
「ごめんね、あかねちゃんのこと見てたら…ボク…気持ち悪いよね、こんなの…」  
今にも泣きそうになって言いながら、詩紋くんは股間を両手で隠そうとする。  
いつでも発射OK!と主張しているかのようなそこを恥じてるみたい。  
「あっ、全然! そんなことないよ!」  
慌ててフォローに回る。  
 
「男の子だもん、しょうがないよ! それより、これ…外してくれる?」  
これ、と絡まったままのセーターを動かしてみせる。  
「う、うん…」  
近付いてくる詩紋くんの体を改めて正面から見てみた。  
ほんと、綺麗な体してる。  
肌なんか白くて、手足もすらっと伸びてるし。  
腹筋とかも、鍛えられてるって感じではないんだけど、程よく締まってる。  
それからその下の……はやめておこう…  
どうしたんだろう、私。  
いつもはこんな、男の子の体に興味津々なタイプじゃなかったはずなんだけど。  
詩紋くんだから、エッチな気分になっちゃうのかな。  
悶々と思いを巡らす私を余所に、詩紋くんはソファのすぐ前まで来て、そしてしゃがみ込んだ。  
「え?」  
てっきりセーターを脱がしてくれると思ってた私は拍子抜け。  
ほけーっとした顔で詩紋くんのふわふわの髪を眺めてたんだけど。  
「うぎゃあッ!」  
はしたない声が出てしまったのは決して私のせいではない。  
だって、だって詩紋くんが…  
私の足首を掴んでガバッて…ガバッて…  
 
M字開脚させてきたーッッ!!  
 
「大丈夫? あかねちゃん…」  
心配そうに潤んだ詩紋くんの天使のような顔が、その……私の股の間から見上げてる…  
恥ずかしい!  
想像以上に恥ずかしいよこれ!  
なに、みんなこんなことしてるの?  
「あかねちゃん…好き…」  
そう、好き。  
好きだから、あなたねためなら何にでも耐えられるの。  
って、ええーッ!?  
詩紋くんに告白された、私の股間。  
「えーと、あの…」  
「ボクのこと、きらいじゃないよね? いやじゃないよね? おねがい…」  
詩紋くんが喋るたびに、私の内股をそよそよと風が過ぎていく。  
「あかねちゃんのここに…ボクの、入れさせて…」  
その言葉と一緒に、指がピトッと私の大事な所に当てられた。  
「しっ、しっ、詩紋く…っ」  
「ちょっと湿ってるね」  
わざわざご丁寧に報告までしてくれる。  
私のあそこから滲み出てくる液のせいで、ショーツが濡れてぴったり密着していた。  
そこに浮き出た割れ目を詩紋くんの指先がなぞっていく。何度も往復していく。  
くすぐったいような、そうでもないような感触に、いつのまにか奥歯を噛みしめていた。  
詩紋くんの動きは止まらない。  
ショーツの真ん中辺りをうろうろしていた指が、腿の付け根の所から布の内側に潜り込もうとしていた。  
 
邪魔だと判断されたらしいスカートも捲り上げられ、腰の上でまとめられてしまった。  
潜り抜けてきた詩紋くんの指が、私の普段は隠されている場所を遠慮がちに探っていた。  
「すごい、ぬるぬるしてるよ」  
「言わな、いで…よ…」  
からかうって感じじゃなくて、ほんと純粋に見たままを言ってくるから、文句も言えない。  
指は、私の中心を避けるようにしてゆっくり移動している。  
中心のすぐ上の場所、すごくジンジンしているところを軽く引っかかれて、思わず声が漏れる。  
「あぅッ」  
「カワイイ声」  
詩紋くんが笑っているのが、息遣いで伝わってきた。  
そこの部分をなぶるように、指先で何度も押し潰された。  
そのたびに体の中に電流を流し込まれたような感覚が襲う。  
「あっ、やぁ…」  
「感じやすいんだね、あかねちゃん」  
小刻みに指を動かされる。  
むずむずしたものが下腹で疼いていて、何だかそれだけじゃ物足りない気分になってきた。  
 
そして、自由に動かせない両腕がもどかしい。  
「おねが、い…腕とって…」  
縋るように声を出したのに、詩紋くんは聞いてくれなかった。  
「まだ、そこはもうちょっと待ってね」  
そんなことを言いながら、二本の指が私のビラビラの部分を押し分けていった。  
もう一本、加わった指が、溝をなぞっていく。  
指が滑るたびに濡れた音がして、そこがビショビショになっているのがわかった。  
布地が皮膚に張り付いてて気持ち悪いし…。  
私はもう恥ずかしくて恥ずかしくて、たぶん真っ赤になってる顔を横に背けてたけど、詩紋くんが「もういいかな」って言ってる声が聞こえて。  
それからすぐに、下着がスルスルって下がっていくのが感覚でわかった。  
慌ててそっちに目を向けたら、横のところを指先に引っ掛けて脱がしてたみたい。  
足を開かされてたから途中でその動きは止まったんだけど、  
一旦両腿をグイッと引き寄せられたと思ったらアッという間にショーツは剥ぎ取られてしまっていた。  
詩紋くんが私の茂みを指に絡めているのがチラッと視界に入ってきた。  
目をぎゅっと瞑ってみても、そこを襲うさわさわとした感触はそのまま。  
 
そして、自由に動かせない両腕がもどかしい。  
「おねが、い…腕とって…」  
縋るように声を出したのに、詩紋くんは聞いてくれなかった。  
「まだ、そこはもうちょっと待ってね」  
そんなことを言いながら、二本の指が私のビラビラの部分を押し分けていった。  
もう一本、加わった指が、溝をなぞっていく。  
指が滑るたびに濡れた音がして、そこがビショビショになっているのがわかった。  
布地が皮膚に張り付いてて気持ち悪いし…。  
私はもう恥ずかしくて恥ずかしくて、たぶん真っ赤になってる顔を横に背けてたけど、詩紋くんが「もういいかな」って言ってる声が聞こえて。  
それからすぐに、下着がスルスルって下がっていくのが感覚でわかった。  
慌ててそっちに目を向けたら、横のところを指先に引っ掛けて脱がしてたみたい。  
足を開かされてたから途中でその動きは止まったんだけど、  
一旦両腿をグイッと引き寄せられたと思ったらアッという間にショーツは剥ぎ取られてしまっていた。  
詩紋くんが私の茂みを指に絡めているのがチラッと視界に入ってきた。  
目をぎゅっと瞑ってみても、そこを襲うさわさわとした感触はそのまま。  
 
唐突に、違和感を感じさせられた。  
指が一本、中に潜り込んでくる。  
たぶん人差し指か中指。  
詩紋くんの指は細くて綺麗なんだけど、それでもやっぱり異物感は拭えない。  
私の体内を探り出すように、指はゆっくりと沈められていく。  
「あ…は、ぁ…」  
体の内側からかき回されるような、こんな感覚は初めて。  
「んっ、く…」  
「ちゃんと呼吸しなくちゃ、あかねちゃん」  
「だ、っ…てぇ…」  
宥める詩紋くんの声も何だか遠く聞こえる。  
目元が重いなって感じてたら、ポロリと涙がこぼれてしまった。  
「泣いてるの…?」  
涙の粒は指先ですかさず拭われて、私の頬には暖かい掌が当てられた。  
「なか、きもちわるいよ…」  
「ほんとに? 気持ち悪いだけ?」  
そう聞かれるとちょっと困ってしまう。  
「ぐにゅぐにゅってされるの…こんなの、初めての感じなの」  
「初めてじゃなかったらボクがショックだもん」  
詩紋くんの言ってることがよくわからなくて首を傾げたら、中に入ったままだった指がググッと奥に突き上げられた。  
「あっ、あ…」  
「ゆっくり息を吐いてみて? 力抜いたら楽になるはずだから」  
詩紋くんが教えてくれるように、息を吐き出していく。  
ヒッ、ヒッ、フー…  
ヒッ、ヒッ、フー…  
「…詩紋くん、これ…保健で習った、ぁッ…んーッ!」  
「そうそう、上手だよ、あかねちゃん。こんなに柔らかくなってきた」  
私の言葉を遮るように、詩紋くんの指がぐるぐるって回された。  
さらに間髪入れずにもう一本指が挿入される。  
私の中の密度が一気に増した。  
 
「も、むりだよぉ…」  
「平気だよ」  
その安請け合いは一体どちらからいらっしゃるのでしょう。  
「ボクのが入る予定だもん、大丈夫」  
さいですか。  
「さっ、あかねちゃん頑張って!」  
も一つオマケとばかりに指が。  
えっ、えっ、合計4本も入っちゃったの!?  
パニックになるのとは裏腹に、体の芯が一瞬だけスーッと冷えて、どこか冷静になっていくのを感じた。  
「なんか、恐い…」  
頭の中だけ妙にすっきりさせたまま呟いたら、詩紋くんが私の腰を緩く抱きしめてきた。  
「ボクも。あかねちゃんが痛い思いしたら、ってすごく不安。でも、がんばるから」  
おへその上にチュッとキスを落とされて、中の指が引き抜かれた。  
擦れる感触にまた肌が粟立ってしまう。  
「いい?」  
なにが、と問い返す間もなく、いま指が抜かれたばかりの場所に熱いものが押し当てられる。  
ああ、これが詩紋くんの…  
これが私の中に入るんだ。  
そう思ったら、背中にゾクッとしたものが走った。  
それは未知の経験に対する恐怖というよりは、むしろ…  
「あかねちゃん、ごめんね、ボクもう…」  
聞いてるこっちが切なくなるような声で詩紋くんが言って、私のその部分に圧力が掛かった。  
詩紋くんの先っぽが中に潜り込もうとグイグイ迫ってくる。  
あ、熱いし。  
ほんとにこんなの入るのかなって不安になってきたら、詩紋くんがいきなり私を呼んだ。  
「ねえ、あかねちゃん?」  
「な、なにっ」  
「天真センパイってさぁ」  
なんで急に天真くん?  
一瞬気が緩んだ隙を見計らってか、熱い塊が私の奥に突き進んでいった。  
「あっ、あ、あぁ…」  
体の中を抉られるような感じに、口をパクパクさせてしまう。  
 
何だかおかしくなりそうで何かに縋りたかったけど、私の腕はまだ絡まったままだったからそれも叶わない。  
目を力一杯に閉じて、とにかくやり過ごそうとした。  
「あかねちゃん、平気?」  
心配そうな声が降ってきて、私は恐る恐る目を開いた。  
そこには私を覗き込む詩紋くんがいて、わけもなく胸がキュンと鳴る。  
「へ、き…」  
自分の出した声が掠れていて驚いた。  
「ちょっと待ってて」  
そう言った詩紋くんが上体を上げた。  
その様子をぼんやり眺めながら、私の中に詩紋くんが収まっているのを感じていた。  
よかった、ちゃんとできた。  
知らずに張り詰めていた息をゆっくり吐き出す。  
「ボクに掴まってていいからね」  
そんな言葉が耳に入ってくるのと同時に、私の両腕は自由を取り戻していた。  
その腕を詩紋くんの背中に回して、ぎゅっと力を込めた。  
その体勢から見上げると、詩紋くんはすごくつらそうな顔をしてる。  
「詩紋くんこそ、大丈夫…?」  
心配になって問いかけると、ちょっぴり頼りなげに笑った。  
「あかねちゃんの中、すごくあったかくて狭くて…。すぐに出ちゃいそうだよ」  
言われた言葉に顔が赤くなる。  
ついでに無意識の内に力んでいたみたいで、下の入り口がキュッと締まった。  
中を締め付けてしまったせいで、詩紋くんも小さく呻く。  
 
「ご、ごめんねっ」  
慌てて謝ったんだけど、中の詩紋くんがさらに大きく膨らんで感じたと思ったら、  
次の瞬間には何か熱いものが勢い良く私のおなかの中に広がった。  
「えっ、きゃ…、な、なにっ!?」  
詩紋くんが真っ赤になって言った。  
「あかねちゃん…ごめんなさい、ボク…。な、中に出しちゃった…」  
えーと、えーと、それはつまり?  
「で、でもっ、もし赤ちゃんが出来ても、ボクちゃんと認知するから!」  
「にっ、認知!?」  
いきなり飛んでいった話題についていけずに呆然とする私を、詩紋くんが力強く抱き締めてきた。  
「仕事もがんばるから。あかねちゃんとボクと、あとお腹の子で、幸せな家庭を築こうね!」  
それから私は詩紋くんに押し倒された形のまま、  
一姫二太郎が理想だとか、狭いけど庭付き一戸建てだとか、一国一城の主だとか、座敷犬は邪道だとか、  
そんなお話をうっとり延々と聞かされ続ける羽目になるのでした。  
 
 

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