「眠れないなぁ…」  
本宮までの山道は険しくて昼間の疲れが出たのか  
みんなぐっすり眠っているのに、私はさっきのこと  
が気になってまだ眠れずにいた。  
敦盛さんの笛に誘われて外に出たら、敦盛さんが突然苦しみだして。  
とっさに私の中にある龍神の力を注ぎ込んだら…。  
「敦盛さん、色っぽかったなぁ…」  
さっきから気になるのはそればっかりだ。  
時空を超えて2回目になるそれは、やけに敦盛さんの色っぽさが目についた。  
さすがに1回目は驚いたけどね。  
すでに敦盛さんがどうしてそうした発作を起こすのかも  
分かっているから、もう落ち着いたもんよ。  
だって敦盛さんったら可愛いし。  
そんな可愛い子にあんな声出されたら…ねぇ?  
考えはじめたら止まらなくなって、私は床を出た。  
隣で朔はぐっすり眠ってる。  
そろそろと部屋を出ると、男の人たちが寝ている部屋の前まできた。  
敦盛さんがどうしているか覗きたいけど…さすがにそれは…。  
どうしようか、部屋の前でうろうろしていると。  
「誰だ?」  
突然の声に体が跳ね上がる。  
 
「神子…?どうしてこんなところに?」  
「あ、敦盛さん…」  
まだ胸がどきどきしてる。  
どうしよう…まさか敦盛さんの寝顔を見にきたなんて言えないよ。  
「敦盛さんこそどうしたの?」  
逆に問い返すと、敦盛さんが恥ずかしそうに俯く。  
寝る前だからか、降ろされた髪がさらさらと流れて可愛い。  
「い、いや…私は…ねむれなくて…」  
そんな敦盛さんを見ているとさっきのことが頭に蘇ってきて、  
訳もなく体が熱くなってきた。  
よくよく見ると、敦盛さんも耳が真っ赤になっていて肩が震えている。  
もしかして…。  
「ねぇ敦盛さん。なんで眠れないの?」  
わざと聞くと敦盛さんが目に見えてうろたえる。  
そんな分かりやすいところが、また可愛いんだよなぁ。  
「体が熱いんじゃない?…私もそうだよ」  
「み、み、神子!?」  
さわりと敦盛さんの下半身に触れると、固くなっているのが分かる。  
突然女の子に触られて動揺しきっている敦盛さんを組敷くのは簡単だった。  
「敦盛さん。これじゃつらいでしょ?楽にしてあげるよ」  
 
小袖の袖を割って直に触れると、敦盛さんは声をあげて身を捩った。  
「あっ!…み、み…こ!だめだ!あなたがけがれ…ぅっ」  
「敦盛さん、あんまり声ださないで。みんなに気づかれちゃうよ」  
耳元で囁くと敦盛さんの体が震え、慌てたように  
自分の口を手でふさいでいる。  
じゃらり…と鎖が擦れる音がまたそそる。  
調子に乗って、敦盛さんのものを強く擦ると敦盛さんは  
それまで手のひらの間からくぐもった声を出していたけれど、  
さすがに耐え切れなくなったのか  
「み…み…こ…っやめて…くれ…ああっ!」  
と私の手の中に精を吐き出した。  
余程ショックだったのか、敦盛さんは目から涙をこぼしたまま呆然としている。  
初めてだったのかなぁ?  
でもそんな可愛い顔されたら止まらなくなっちゃうよぉ…。  
「敦盛さん…今度は私のこと気持ち良くしてね…」  
私は自分の濡れたそこを敦盛さんに擦り付けながら、  
自分がとてつもなくイケナイことをしているという背徳感に興奮していた。  
 
敦盛さん、このまま食べちゃっていいよね?  
 

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