幕間
真っ白なシーツの海で二人きりの夢を見る。
「ずるい・・・」
ふくれっつらをしてる望美もかわいい。
「お互い様じゃん。すっげえ気持ちよかっただろ?」
にやけてるヒノエの額を小突いてしまう。
「断れないの知ってるくせに・・」
散々啼かせたせいでかすれ声の望美。
それがまた色っぽくて、ヒノエの欲を煽る。
「だって望美って抱き心地よくていい体してるじゃん」
「ヒノエがやりたいだけでしょ」
ぷいと横を向く。その首筋にも、肩にも赤い跡。白い肌によく似合う。自分しかできないアクセサリー。
満足げに笑って囁きかける。
「俺、望美以外は起たないから」
直裁な表現に望美が耳まで赤くなった。
「そんなことまで言わなくっていいのっ。おやすみ」
今度は枕が飛んできた。
最高の褒め言葉なんだけど、という言葉を飲み込んで、ヒノエは布団をかぶることにした。
とりあえず今日はゲームオーバー。
また明日がある。明日の夜、なんと言って望美を抱こうか。
まだまだ二人のゲームは終わらない。