さて、カチンカチンに冷え切ったあの寒い12月に起きた地球を巻き込んだあの事件。  
俺は走ったり胸ぐら捕まれたりナイフで刺されたりしながらも、  
よくわからん内に見事に元の世界に戻れた。  
まぁ目覚めに最初に見たのが古泉だったのはちょっと気分が悪かったが、  
その起床直前まで俺は夢のようなものを見ていた。  
ただあれは、恐らく実際に起きたことなんだろうと思う。  
なんでかっつーとだ、異常なまでに鮮明かつリアルだったんだよ。  
いや、シチュエーション的には有り得ないんだが、キャラ的には有り得るっつーのか…  
って何を言ってるんだ俺は?  
何はともあれ、俺は自分で言ってる事がわかんなくなるぐらい不思議だったんだよ。  
で、どんな夢だったかっつーと、非常に申し上げにくいのだが…  
 
 
長門が朝倉に犯されてる夢だった。  
 
 
 
いや、待て、落ち着け。「戻る」を押すなよ。  
飽くまで夢だからな。実際あったかどうかは知らんが夢だ。  
ただ、あれはあっちの長門ではなく、俺のよく知る  
無口で読者好きのメガネをかけてない宇宙人の方の長門だったと思う。  
視点はは何か部屋の天井の隅に付けられた固定カメラから見たような感じだった。  
気が付くと、長門のこたつだけが置いてあるあの部屋の映像だった。  
相変わらず殺風景だな。まぁそこは置いといて、  
今この部屋には誰もいない。まだ帰ってないの…って帰ってきたよ。  
さて、どうもメガネをかけて北高の制服着てるとこを見ると、この4年間のことなんだろう。。  
どうやらもう一人いるらしい。  
その客が招き入れられたところで俺は背筋に寒気が走った。  
「こんな時間にまたお邪魔してごめんね。」  
そいつは笑顔でこう言いながら部屋に入ってきた。  
 
 
朝倉だった。  
 
 
一体何が起きるんだこれから?心温まるハートフルコメディィだったら見たくもなんともないぞ。  
いや、長門のならちょっと見たいかもな。  
そう思ってる内に長門は冷蔵庫からおでんを取り出して火にかけた。  
なんでもおでんとカレーは煮込んだぶんだけうまくなると  
谷口が3日連続でカレーの弁当を食いながら言ってたな。  
 
ほんとかどうかは知らんが。  
朝倉はこたつに入って待っている。  
「彼と何か話したの?」  
「あまり」  
「長門さんちゃんと食事とらないと駄目よ」  
「わかってる」  
と、まぁいかにもアイツ等らしい会話がしばらく続いて、  
その後しばらくおでんを食ってたが俺はここでいくつかの事に気付いた。  
まず、ひとつ目。この長門は「メガネをかけている」恐らくあの世界での出来事なんだろう。  
そしてふたつ目。恐らくこれは俺があの日おでんをこいつらと食べたあとの事なんだろう。  
それもさっき朝倉が「こんな時間」と「また」と言っていたことから、俺が帰った直後だろう。  
そんなこんなしてるうちに、長門の小鉢が残すところちくわだけとなり、そこで長門は  
なぜか箸をとめた。既に食べ終えていた朝倉が…ってあれ?  
朝倉がいなくなった?と思ったら長門の後ろにいやがる。どうやったんだ?  
で、いきなり長門の薄い胸を直に揉みだした。  
長門が止まる。  
朝倉がうなじを舐める。  
「長門さん。ちゃんと食べなきゃ駄目ってあたし言ったよね?」  
長門はまだ黙っている。  
「どうだったかな?」  
そう言って朝倉は乳首を軽くつまんだ。  
長門は震えながら小さく肯いた。  
「で、どうなの?食べるの?」  
朝倉はやさしい声で言った。まだ胸を揉んでいる。  
「…んあっ…お腹が…いっぱいで…」  
「でも残すのはよくないわよね。」  
そこで朝倉は何かを企んだような目で後ろから長門の胸を揉みながら言った。  
何考えてんだコイツ?  
心なしか長門がビクビクしてる気がする。  
「でも…」  
長門が何か言いかけるが朝倉がすかさず言い放った。  
「じゃあ下のお口で食べようか。」  
そう言い終わるか終わらないかのタイミングで、  
長門の顔を自分の方に向けさせ、朝倉は自分の唇で長門の唇を塞ぎ、舌を入れた。  
カタンッ  
長門は箸を落とす。  
ちゅっ…じゅっじゅっ…ちゅっ…  
「はぁっ…はぁっ…」  
2,30秒程でやっと解放された長門は顔を赤らめ息を荒くし、ぐったりと朝倉に寄りかかってしまった。  
朝倉はチェシャ猫のように笑い、長門のスカートの中に手を入れた。  
もはや長門は抵抗できない。なされるがままに、朝倉によってパンツの中に  
手を入れられた。  
うなじを舐め、左手で胸を揉み、右手で秘部を弄る。そんな器用な事をしながら朝倉はニヤニヤしていた。  
 
長門の秘部を弄る水っぽい音が次第に大きくなってくる。  
「んあっ…あっ…あっ!…はぁっはぁっ…」  
ビクッと体を震わせ、長門はついにイッた。顔は真っ赤。メガネはズレかけ、制服は乱れてる。  
正直たまらん。  
しかし、ドSな朝倉の満足度はそれだけでは得られなかったらしく、  
長門を四つん這いにさせ、パンツを下ろした。  
そしてほとんどヘアのない長門の秘部におでんの残りのまだあったかいちくわを挿入した。  
「んあぁあっ…はぁっ…」  
カシャーン  
長門のメガネが落ちる。  
「どう?気持ちいい?いっつも彼の事を考えながらこうしてるんでしょ?」  
繰り返し繰り返し抜き差しされるちくわ。  
「あっ…あっ…そんな…こ…あっ…とない…あっ…」  
ちくわに長門の愛液が付き、ちくわの真ん中から愛液が出てくる。  
とてつもなく扇情的な絵だ。  
何度も何度も抜き差しされる。  
少し粘る長門にしびれを切らしたのか、朝倉は長門のアナルに人差し指を入れた。  
長門の目が一瞬見開かれる。  
「あっ…あっ…あっ!待って…そっちは…だっ…」  
もう誰にも朝倉は止めれなかった。  
激しく繰り返される両穴責め。  
「あっあっあっもうっあっらっあっ!」  
そしてついに長門は絶頂を迎えた。  
「どう?気持ちよかった?」  
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」  
「じゃあまた明日学校でね。」  
そう言って朝倉は帰っていった。  
長門は秘部にちくわを刺されたまんま部屋に横たわっている。  
そこで俺の夢は終わった。  
 
そして、目覚めた後、みんなのお見舞いが終わり、長門が来たときに俺は  
長門に聞いた。  
「なあ長門。ひとつ聞いていいか?」  
「なに」  
何かコイツの目が今日ははずかしそうに見える。  
「あ〜ずばり聞きたいんだが、お前と朝倉って仲良かったか?」  
「……」  
 
おお キョンよ くだらぬ しつもんで しんで しまうとは なさけない  
 
なんて事にはならなかった事を本気で喜べる今日この頃。  
その質問の長門の答えはこうだった。  
「彼女とは仲が良かった。でも…」  
でも?  
 
 
「今はあなたが御主人様。」  
 
 
やれやれ。口が閉まらなかったね。  
 
終  

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