ふと気づくと、俺は見知らぬ部屋に居た。
頭を振って思考を回復させる。俺の記憶が正しければ、いつものように部室で古泉と将棋を指していたはずだ。
その後朝比奈さんのお茶を飲んで……。
そこで俺の記憶は途切れている。ということは、だ……。
俺は部屋を見回した。予想通りの人物達が集結しているのを発見する。まったく勘弁してほしいもんだね。
俺はつかつかとそちらへ向かう。歩いていた途中で気がついたが、ここはラブホテルのようだ。
丸見えのシャワールームや回転ベッドを見れば誰でも気がつくだろうがな。
その回転ベッドの上でたむろっている連中に、俺は声をかける。
「……今回の言いだしっぺは誰だ?」
「何の目的でこんな所へ連れてきた」とは言わない。言わなくとも分かっているからだ。
俺の問いに、全く悪びれた様子も無く元気に手を挙げたのは国木田だった。
「ごめんねキョン。悪いとは思ったんだけど、ボクも我慢出来なくってさ……。」
恥ずかしそうに笑いながら国木田は言った。国木田、その仕草は中々可愛いと思うしグッとくるものもあるが、だったら普通に誘えよ。
何も人をさらってラブホに連れ込むことはないだろう。しかもこんな大勢で。AVか何かの撮影だと思われてるぞ絶対。
「うるさいわよキョン! 大体何! アンタは可憐な女の子に、『これから一発やりたいからアタシとラブホへ行ってくれない?』とかって
言えっていうの!? アンタがそこまで外道だとは知らなかったわ!!」
誰もそんな下品な誘い方をしろとは言ってないだろ。頼むからもう少し優しく喋ってくれ。ベッドの中ではあんなに従順なのに、何で普段は
こんななのかね。
しかし毎回誰かが俺とヤリたくなる度にSOS団全員(古泉除く)で絡みまくるってのはどうなのかね。ソドムやゴモラ並に爛れまくった
生活と言えなくもないな。
「でも仕方ないです……。みんなキョン君のことも、SOS団のみんなも大切なんですし……。どうせなら、やっぱり皆で幸せになった方が
良いじゃないですかぁ。」
そう言って俺を潤んだ瞳で見上げる朝比奈さん。それだけで俺の股間の波動砲にエネルギーが充填され始める。
全く貴女の愛らしさは犯罪級ですね。でもお願いですからお茶に睡眠薬を仕込むのは勘弁して下さい。素直にお茶を楽しむことが出来なく
なってしまいます。
まぁ睡眠薬を飲んだからといって、大の男をここまで運ぶのは容易ではない。お前も色々したんだろ長門?
俺が目で問うと、長門はミリ単位ではあるがしっかりとうなずいた。何故か、何か大きな仕事をやり遂げたかのような、誇らしげな顔を
している。お前の感情表現が増えているのは嬉しいが、こんな所で余計なことを覚えるようなことはしなくて良いんだぞ。
「ところで古泉はどうした?」
俺は国木田に尋ねた。まさかとは思うが途中参戦なんてされたらたまらんからな。
「うん、彼ならキョンをこのホテルへ運ぶのを手伝った後、用があるからって帰ったよ。『僕には僕でやることがありますから』
って言ってけど。」
あいつのやることねぇ。どうせロクでもないことなんだろうが。
さて、ではお邪魔虫が来ないのは分かったことだし、さっさと始めるか。正直、こんな連れ込まれ方をされたのにあっさりと行為を行なおう
とするのは自分でも人としてどうなのかとも思うが、慣れちまったもんは仕方が無い。それに、俺もやっぱり若いしな。
ブレザーを脱ぎながら国木田を抱き寄せる。国木田の瞳は劣情で潤みきっていた。軽くキスをしてやっただけで、腰が砕けてしまう。
「はあぁ……。キョン……もっとぉ……。」
国木田はうわ言のように俺を呼びながら、体、特に股間を俺にこすりつける。
国木田の体は凹凸が少ないが、それでも女の子特有の柔らかさはしっかりと備わっている。胸をもみながら深いキスをしてやると、国木田は
歓喜のあまり、身を震わせた。
俺と国木田が絡んでいる中、ハルヒ・朝比奈さん・長門は制服を脱いで下着だけになっていた。
そしてこれもいつものことだが、俺と国木田の服を脱がせていく。これは暗黙の了解のようなもので、俺と、最初に絡む人の服は他の人が
脱がす、というものだった。ちなみにこのあたりからハルヒは少し大人しくなる。今も、俺の制服を大事そうに抱え、皺にならないように
畳んでくれている。
そのいつもとのギャップに見とれていると、舌を噛まれた。視線を国木田に戻すと、恨めしそうな瞳を向けてくる。
ボクと愛し合っているのに他の女性に気を取られるってどうなの? と目で語っている。
お詫びの意味も込めて、ブラだけになった上半身、その背中をつっと撫で上げてやる。
それだけで国木田の瞳は再び桃色に染まる。膝が笑い出し、立って居られなくなる。本当に感じやすいなお前は。
「だってぇ……キョンなんだもん……。キョンだから、ボクはこんなにエッチになるんだよぅ……ボクがいやらしくなるのは、
キョンの前だけなんだから……!。」
そんなことを言われたらスイッチが入ってしまうじゃないか。俺は国木田をベッドに横たえると、その体にむしゃぶりついた。
「ああっ! キョン! もっと……ボクを貪って! 汚してぇっ!!」
国木田はシーツをつかみながら乱れる。髪を撫でながらキスをし、そのまま首・鎖骨と下がっていく。胸を揉みながら、触るか触らないか
という愛撫を乳首に加える。綺麗な桜色をしたそれは、健気なくらいにいきり立ち、精一杯の自己主張をする。頃合を見計らい、思いっきり
吸い上げると同時に片方の乳首をつねりあげる。
「ひっ! ひぎいいいいいいいいっ!!」
まるで感電したかのように国木田の体が震える。既に露わとなった股間からは、潮が激しい勢いで噴出し、俺の下半身を濡らした。
「あっ? ボ、ボク……またやっちゃった……。」
国木田は震えだす。俺の下半身を自らの潮で汚してしまったという事に対する恥ずかしさと申し訳ない気持ち、そして、それによりこれから
加えられる俺からのお仕置き。それらへの畏れと期待から、国木田の瞳は震えていた。
「そうだな、またやってしまったな国木田……。それじゃあお仕置きだ!」
俺は他の三人にうなずきかける。他の三人もうなずきかえすが、その目は全員情欲の炎に彩られていた。
まず、ハルヒがディープキスを敢行する。舌を深く差し入れ、国木田の口腔内を思う様に蹂躙する。国木田が少し苦しくなって離れようとしても
それを許さずに顎をつかんで離さない。二人の唇の間から幾筋も垂れる唾液がエロい。
次に朝比奈さんが胸に吸い付く。更に、自らの豊満なお胸を国木田に押し付ける。同性同士とはいえ、やはりその巨乳の感触は気持ちよいらしく、
胸を吸われ、いじられる度、また胸を押し付けられる度に、国木田は背中を弓反らせる。
そして俺。俺は国木田の股間に吸い付いている。とめどなく溢れる愛液を飲みながら、国木田の急所を責め立てる。クリトリス・膣を指で、
舌で可愛がる。国木田の反応が良くなるにつれて、更なる責めを加える。クリトリスをそっと口に含み、膣口と菊門にそれぞれ指を添える。
「えっ!? キョン、まさか……! だ、駄目、今そんなことされたら……!」
俺は国木田の懇願を無視し、一気に攻めた。クリトリスを吸い上げ、同時に膣と菊門に指を挿入。Gスポットと直腸を責め立てる。
「ひぎぃぃぃっ!! キョン! キョン! らめぇぇぇぇっ!!!」
獣のような声をあげながら国木田は乱れる。その様を楽しそうに眺めながら、ハルヒは国木田の耳たぶを甘噛みした。
最後は長門。長門は国木田の足の指や、その間を一本一本丁寧に、じっくりと執拗に舐め上げている。
俺は最初、こんなものが効くのか疑問だったが長門にやられてあられもない声を上げて射精してしまってからは、その認識を改めた。
人によるのだろうが、足というのは結構な性感帯のようだ。国木田は長門に、更に足の裏を舐め上げられて切ない声をあげている。
さて、それでは本番に行くとしようか。いつもは皆にこってりとフェラをしてもらうのだが、今日はもう我慢が出来ない。
いきり立った愚息を国木田の秘裂にあてがう。皆で交わるときは、女性陣はきっちり避妊の準備をしている(主に長門によるが)ため、
生で行為を行なう。それは、直接俺を感じたいという女性陣の望みでもあった。もちろん俺の希望もあるが。
国木田と、一瞬視線を合わせる。微かにうなずいたのを確認し、一気に挿入する。
「あ、あああっ! キョン……熱くて固いよぉ……。」
国木田とは何度も交わっているが、相変わらず中がきつい。更に、肉襞が蠢き、油断するとすぐに射精してしまいそうになる。
俺は歯を食いしばり、ゆっくり、馴染ませるように腰を動かす。国木田の秘所からは愛液がとめどなく溢れ、お互いの陰毛をぐしょぐしょ
に濡らしている。
俺は国木田の背に腕を回すと、そのまま抱きしめると同時に自らの体を後ろへ倒す。いわゆる騎上位へと移行する。
「はぁっ! 深い……子宮に当たってるよぅ……。」
国木田は体をわななかせた。そのまま腰を使いはじめる。
俺は他の三人に、国木田を責めるよう指示を出した。
三人は嬉々として国木田を責め始める。
ハルヒは後ろから抱きつき、自らの美乳を押し付けつつ、背中を舐め上げる。
朝比奈さんは俺の顔に跨りつつ、国木田にキスをし、そのまま胸をいじり始める。
長門は俺の脇に陣取り、両手を使ってクリトリスと菊門を責め立てる。
これだけの責めにあった所為か、国木田の膣は容赦無く俺を締め上げる。限界が近づいてきた。
それを察した国木田が髪を振り乱しながら叫ぶ。
「あはっ! キョンのおちんちんピクピクしてる……。イクの? イクんだね? いいよ! ボクの中に出して! 思いっきりぶちまけてぇっ!!」
そう叫ぶと国木田は腰を激しく振ると同時に自らの意志で膣を絞め、俺を責め立てた。
流石に限界を迎えた俺だったが、最後の一責めを繰り出した。
「よし国木田、たっぷり中に出すからな! 俺の射精を受けてイッちまえ!! そんで、そのイき顔をみんなに見てもらえっ!!」
「ふぇぇっ!?」
国木田の膣の締めが更に強くなる。それはそうだろう。自分がイク時の姿を見られることほど恥ずかしいことも無いだろう。
しかし、その羞恥心によって国木田も絶頂への階段を上り始めたようだ。
お互いに相手の名前を叫びながら腰をひたすら振る。やがて。
「くっ! 国木田、もう出すぞっ!!」
「キョン! ボクも……ボクももうだめだようっ!! あっ……ああっー!!!」
そして。自分の欲望の全てを国木田に吐き出す。俺の愚息から精子が注がれるたびに、国木田は体を震わせる。
「あっ……キョン……出しすぎだよう……。」
通常よりも大分長い射精を終えた俺は、愚息を国木田から引き抜く。
ごぽり、という音と共に大量の精子が流れだした。大変エロい。
俺は国木田の髪を撫で、そっと口付けた。国木田は、まるで聖母のような笑みを浮かべた。あんなにいやらしく乱れたのに、そのすぐ後に
こんな清らかな笑みを浮かべられるなんて。女は本当に凄いな。
そのまましばらく抱き合っていた俺たちだったが、ハルヒに頭を蹴られて中断させられた。痛いよお前、何するんだ。
「こらキョン! 気持ちは分かるけど私達の相手がまだなんだからね! そんな終わったような雰囲気を出すんじゃないわよ!!」
む、確かにそれはそうだ。すまんなハルヒ。
俺が素直に謝ると、ハルヒは満足したように笑い、ぺたんと座り込むと俺に向かってM字開脚を展開した。
「ほら、私のここ……もうこんなになっちゃってるんだから、早くあんたのモノを突っ込んで……。そして私を……滅茶苦茶にして……。」
M字開脚をしながら自分の秘裂をくぱぁっと俺に開いてみせるハルヒ。
まったくそんなものを見せられたら俺はケダモノになるしか無いじゃないか。朝比奈さんや長門をどう責めてやるか考えながら、ハルヒ
に覆いかぶさって、そして俺は心の内で呟いた。
やれやれ。
そしてとある一室。壁全体に埋め込まれた大量のモニターを見ながら自分の愚息をしごいている少年がいた。
「あぁ凄い……そんなに大きくして……。それに何という精子の量……。僕にも大量に注いで欲しいものです……。」
機関の息がかかったラブホテル、特に監視カメラが無数に埋め込まれた部屋で絡み合うSOS団員たち……特にその中の一人……を見ながら
その少年───古泉一樹───は、一人恍惚の表情を浮かべながら自慰にふけりつづけた。
「僕もいつかはあの中に混ざれるのでしょうか……。もっとも僕が絡みたいのは彼だけ……。彼さえいれば良いのですが、ね。
……あぁ、またイクのですね!? では僕も……僕も一緒に……うぅっ!!」
彼の望みが叶う時は……果たしてやってくるのであろうか? それはスレの住人次第である……。